シバケンの天国

政治経済云いたい放題NO.4

政治、経済NO.1 政治、経済NO.2 政治、経済NO.3

トキの話題
表題一覧表

目次

憂国NO.1

63.小泉内閣閣僚適材適所

62.踏み倒し制度解禁迫る

61.青木建設倒産

政治、経済NO.3


63.小泉内閣閣僚適材適所

此処数年で日本企業の雇用形態もすっかり変貌。
正社員が減少して、契約社員、派遣社員が増加。雇用期間も一年、或いは二年だけ。表現を替えれば企業側からは便利で、解雇も簡単。私の年代ならどんな立場でも結構ですが、若い連中が其れでは困るがな。おちおちと腰を落ち着け仕事も出来ません。
その替わり、勤務先は派遣業者が紹介してクレますが、お給料は幾ばくかのピンハネされて目減りする。
特に、途中入社組と女性が対象で、雇われるホウにしてみれば、雇用関係不安定で先行きも心配。ロームでも、アシスタント業務と工程作業者は派遣社員が主流のため、此れでは個人消費が上向くハズがナイし、経験も希薄で愛社精神も培われず。もしかして、愛社精神も、経験も用なしの世となって往くのか。
世界が米国がどおであれ、日本では日本独自の道が有っても佳いのになあ。其れで経済大国日本は世界一となったのに、あっさり捨て去り、余所の国の何処が佳いのか真似ばかりして、日本の優秀なる特性も忘れ去り、失い、埋没するぞ。
さて、小泉内閣では改造はやりません。与えられた業務を落ち着いて行うため、一内閣、一閣僚である。
ではありますが、議員さんは大臣になりたい症候群の病気持ちばかり。順番待ちしてますし、やむを得ず、心太突き方式で何名かの副大臣をすげ替えたのですが、元々、閣僚を減らすための省庁再編成も副大臣が新設されたため、閣僚の人数だけは増えてます。
いずれにセヨ、小泉首相がそお決心され、公約されたのですから、お好きにやってクレ。イヤ、一内閣、一閣僚のことですが、適材適所なる言葉も有るぞ。
「構造改革なくして、景気の回復ナシ。」
大号令の構造改革も民間企業ではイヤオウなしで進行してますが、発信元での改革断行は抵抗勢力の頑張りのため、ヤヤもすれば骨抜き腰砕け。
民間では景気悪化のためのリストラ進行、競争力低下死守のため、海外工場移転と雇用形態変貌で税収は減る一方で、円も下落の一途。円安の名目はデフレ阻止で輸出競争力確保ですが、国力低下、資産目減りも同時進行やで。
対策としてなら、経費削減がありますが、改革が進まんかったら国民からその分巻き上げるのが手っ取り早いと増税有るのみ。其処で浮上してるのが、所得税の課税最低限を引き下げるの妙案。
親分の米国は景気浮揚策は減税が効果抜群としてますが、日本政府は逆行ばっかりしてるのです。国家財政火の車では、減税するにも懐具合がママなりません。よって、彼の手此の手の増税案噴出。国民側の負担増だけで、議員歳費削減の如く期間限定ではありません。
さて、閣僚を刷新することもナイのですが、現有勢力で配置転換は如何かなあ。
一番の問題は景気ですが、残念乍ら首相を筆頭に適材は居てませんから、保留にして、小泉首相の構造改革を強力に推進するための適任はダレが佳い。
抵抗勢力の口から出任せ、揚げ足取りで、石原大臣も苦労して、見るからに可哀想。頬は痩け、白髪は増えて、見るも無惨な面貌と相成った。
真紀子大臣は一時の外務省との丁々発止の喧嘩口論の馬力も何処かに消えて、単なる大臣に成り下がってます。
よって、口八丁手八丁の百戦錬磨の圧力団体、利権からの廻し者には真紀子大臣に相手させるのが一番宜しいと思うのは私だけやろか。
一言云われたら、口では負けんぞと、返す言葉は十言、百言、千言にして、オマケにマスコミでは彼奴が、此奴がこんな事抜かしやがってなあと、洗いざらい公開してやれ。
様子を伺うに、石原伸晃さんが行革大臣では、チと荷が重かろおと案ずる次第。口達者で弁の立つ、連中を相手にしてるより、清廉潔白なまま、汚染の温床、外務省一省だけでも綺麗に改革してクレ。
つまり、我が妙手の適材適所人事異動で、真紀子行革大臣、伸晃外務大臣なら独自特性が生きかされ、丁度ヨイ。
(02/01/19)


62.踏み倒し制度解禁迫る

此の一月十七日で阪神大地震から丸七年が経過した。
その直後、地震の倒壊防止対策が大いに話題になって、会社では積み上げたラックを固定したり、棚から物が落ちぬよお、チェーンを張ったり、滑り止めのゴムを敷いたりで、其れは其れは大騒動。
我が家でも、家財、主としてタンスですが、倒壊防止のためホーム・センターで材料を求め、金具で固定したり、タンスのウエには重いものを載せぬよお。
其れから年月が経ちまして、家財もあっちに移動、こっちも移動で、気が付けば固定金具は外してしもて、一つもついてません。流石に高い処に重いものは置いてませんが、ホーム・センターにも倒壊防止器具が消えてるで。
喉元過ぎれば、遠い過去の話となったのですが、大地震の中心地、被害甚大の神戸長田区ではイマでも就職難で失業率は高く、老人の孤独死が多いのやて。
想えば、当時は自民党と社会党が握手して、村山富市爺さんが首相に担がれてまして、危機管理が重要課題とされたけど、どれ程改善されたのか。事有る度に危機管理は大丈夫かと、イマだにつつかれてます。
ダレが首相をしても同じことですが、バブルは悪であるの大合唱で、寄って集って潰しにかかり、遂に一廻りの十二年。
其れでも出口は未だ見えず、出口どころか、益々悪化の一途ではなかろうかと。イヤ、佳くなる要素がないから将来への確固たる不安が漂おて、年金は、医療費は、雇用は、消費税はどおなるのか。
小泉首相の口癖の、「構造改革なくして、景気の回復なし。」も、反対勢力と妥協に妥協を重ねてるだけ。
こんな時期ですからと、議員歳費を一割削減致しましょう。但し、この一年間に限ります。身内の構造改革には、ダダ甘ですが、云うだけマシかも分かりませんし、一年で景気も良くなることを願うのみ。ならねば、延期して、削減幅も倍々ゲームにしてやれ。五年も続けば持ち出しになるぞ。そおならぬよお必死で施策セヨ。
そして、ペイ・オフは断固実施致します。此れは決心だけで済む話で、ペイ・オフが国民あまねく周知徹底されてナイらしいのですが、或る人曰く、下手に徹底認識されたら国民に不安心理を煽るだけとの話もあります。よって、表現も、現政権で決めたことではナイぞ。既に決まってることを凍結してたため、四月から解禁するだけです。
さて、ペイ・オフはナンのためにやるかと云えば、銀行の体質改善と、他国の信用を得るためですて。
つまり、放漫経営の銀行が高金利の餌で預金者を釣り、資金を集めるだけ集め破綻等させぬためと、何処の国でもやってるからやて。
ペイ・オフ、グローバル・スタンダード等々、やたら、カタカナ、横文字を連発してますが、ペイ・オフとは、日本語に翻訳すれば、不払い、踏み倒しの意味ですから、国家が詐欺行為を断固決心したことになる。
そして、他国の制度に有るのですから、その国での実施事例が有れば詳細に教えてクレ。
イヤ、私に定期貯金の一千万円も有りませんけど、一千万円以下は保証されても出せるまでには、負債総額が確定するまでアカンぞやて。そしたら、不良債権さえ処理も確定も、ン年掛けて、マダ目処さえ立たず、号令掛けても、立てさせられませんのにナニをエラソオな。
普通預金口座なら私も一人前に持ってますが、イザ、破綻されたら、僅かな普通預金でも自由には出せぬのです。
そのクセ、銀行で借りた住宅ローンはホカの銀行に引き継ぎされ、しっかり取り立てられますから、庶民を小馬鹿にした制度ですがな。
そして、銀行にとっては、普通預金よりも、定期預金のホウが安定的な預かり資金で落ち着いて運用出来ますから、有り難いに決まってる。但し、普通預金も来年度からアカンのや。
普通でも定期でも、私等では一千万円は夢の金額ですが、チョッとした個人商店、企業はどおするのやろ。
余所様のことはどおでも佳いとは云うものの、銀行経営を不安定にさせ、個人資産はタンス預金を奨励し、結果、物騒な世間、盗難の危機に晒させるペイ・オフを何故断固決意かヨオ分からんのや。
イヤ、小泉首相だけが意地張ってるのではナイ。経済学者も、ヤレヤレ、日本の信用問題に関わるぞと扇動してますが、経済学者の学説が当たった試しはナイのです。当たっておれば、イマの日本は極楽世界になってます。
そんなこと、今更ですから、ペイ・オフ、不払い、踏み倒し金融政策実施で貴方様はどおするかを教えてクレ。
タンス預金か、分散預金か、金の延べ棒か。ハタマタ、銀行の貸金庫。其処なら泥棒も取れませんけど、金庫代金が要りますぞ。
どっちみち、この低金利です。預けてるより、自分で管理したホウが安全ですが、保管場所は安全地帯が宜しいので、ヤッパリ、貸金庫が一番です。
銀行屋はんも経営の安定化策で、貸金庫屋を拡大し、私を見張り番にでも雇てクレ。
(02/01/18)


61.青木建設倒産

最近は、話題が多過ぎて、困ります。
またもや、小泉首相のことですが、支持率も八十%前後の高水準を維持してまして、ナニを隠そお、私めも支持した一人でありますが、半年を経過すれば、見誤ったかなと、チと反省してます。
かと云うて、消去法で考えれば、小泉さんしか残りませんから、高支持率と思うのですが、強力な対抗馬が出て来て欲しいなあ。其れなら、石原都知事がヨイのですが、イマの制度では、マズは国会議員に返り咲いて戴く必要がある。
小泉人気の背景は、ドロドロとした政治家特有の利権との癒着が無いと思われてるからではないのか。イヤ、専門外故、真相は知りませんです。
さて、何度も申します。
「構造改革ナクして、景気の回復ナシ。」
なる、スローガンを掲げられてますが、その展望未だ見えず、視界暗し。
見えてるのは、景気下落の加速だけ。構造改革なるものも、親方日の丸の震源地である政府機関だけは、経費節減もセズ、チンタラ、やってられますが、巷の企業ではイザとなっても、税金投入無いがため、待ったナシの淘汰進行で、リストラか倒産かであります。
にも関わらず、十二月六日の青木建設倒産を受け、小泉首相はニコリと笑い、「構造改革が進んでる証拠である。」と、宣おた。
私は青木建設にナンのご恩も有りませんし、知ってることは、竹下登元首相とご縁が深かったのと、数年前より、イツ何時倒れるかと、噂されてましたから、遂にの感も有りますが、京都駅の伊勢丹を施工したのですぞ。その竹下さんは故人となり、伊勢丹は繁盛してます。
そんなことはヨイのですが、改革に伴う痛みを一般企業とそこに従事する、庶民にだけ負わせるとは、何事かいな。
国会議員さんの報酬も、減額したらドオですかと、見直し案も出たけれど、審議もクソも、アッサリ、蹴られてしもたなあ。
政治家自身はナンら改革セズ、リストラせず、痛みは、無関係と排除してしもて、ナンで、省庁の構造改革など出来ますかいな。公金横領の外務省官僚からも、冗談も程々にセヨ、馬鹿タレめがと、笑われますぞ。
塩爺の、株式市場活性化のため、閣僚の株には手を出さずの申し合わせ事項見直し提案でさえ、案の定の立ち消えです。イヤ、闇将軍の野中さんが、政治家と株との問題の原点は、リクルート事件にあることを思い出せ。
などと、分かったよおな、屁理屈云うて五月蠅いけど、ハッキリと全国民に公開すればヨイことやで。
政治家は、ダボハゼ宜しく、美味い話に食い付いて、私は知らぬ存ぜぬ、秘書がなあと、責任転嫁するから問題になる。
私でさえも、名案なら提案出来ますぞ。何度も申してます。個別銘柄では問題有りですが、日本版401Kでお勧めの投資信託にしなさいな。こんな程度のこと、ヤル気なら、即刻のご決心だけでスム話です。チンタラ内閣めが。
事程左様に、イマの日本では、政治家と官僚が、国家国民の財産資産の只喰いと、喰い潰してるだけのもの。
背景がナンであろおとも、青木建設倒産を、構造改革が進んでる証拠とはナンじゃいな。
此処だけでは無いですぞ。大企業が倒産すれば、倒産は連鎖して、失業者も増えて、それだけ税収も、消費も落ち込んで、日本そのものが沈没する。
イヤ、其のために、税収不足が予測され、確保として、発泡酒の増税に、煙草の増税はドオやろか。支出抑制には、雇用保険の増額と健康保険の個人負担増額と、提案されることは、全部、国民の負担増ばかりやで。
それで、消費が落ち込んで、デフレ・スパイラルが怖いとは、ナニを寝ぼけたことを云うてるのか。そおさせてるのは貴方様である。庶民にしてみたら、親方、火の車故、収入は増えず、目減りして、そっちに負担が掛かれば、消費を抑制しなショウガナイわいな。
そしたら、またもや、税収減となり、ナンの税率を上げたろかいなと、彼方さんは考えるだけの能しか無い。
そんなことより、国家国民のためである。
穀潰しの国会議員を半減させ、官僚も半減、給料は減額して、一般企業並の痛みを率先垂範、享受セヨ。
そのウエで、国民よ、痛みを我慢セヨと云うのが一般常識である。
(01/12/09)