みんながパソコン大王
雑談<NO.55>

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表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.56
847 日本人にとって「朝日新聞」とは(BLOGOS) 磯津千由紀 14/08/25
846 東電:横須賀に高効率の石炭火力新設検討 Jパワーと共同(毎日新聞) 磯津千由紀 14/08/24
845 「日本に神のご加護を」と印字された基板を搭載したパソコンを製造した台湾のASUS 磯津千由紀 14/08/24
844 武井壮「アイス・バケット・チャレンジ」で氷水をかぶることを辞退(livedoor News) 磯津千由紀 14/08/24
843 19歳で余命半年を宣告されても明るい山下弘子さんに学ぶ「前向きな生き方」(WOW media) 磯津千由紀 14/08/24
842 天気:東北と関東甲信、今夕から夜にかけ大雨の恐れ(毎日新聞) 磯津千由紀 14/08/24
841 現実味増す「有事」、絵本に 来月に10年ぶり改訂版「戦争のつくりかた」(毎日新聞) 磯津千由紀 14/08/22
840 大雨:西日本と北日本で 土砂災害などに警戒を(毎日新聞) 磯津千由紀 14/08/22
839 今度は九州から中国地方の日本海側沿岸で大雨(NHK) 磯津千由紀 14/08/22
838 黒子のバスケ:威力業務妨害の36歳に懲役4年6月の実刑(毎日新聞) 磯津千由紀 14/08/21)
837 少年犯罪:アルバイト感覚…振り込め詐欺で7割超が受け子(毎日新聞) 磯津千由紀 14/08/21
836 特集ワイド:どれくらい「反日」? この夏、韓国で聞いた本音(毎日新聞) 磯津千由紀 14/08/21
835 WHILL:車椅子ベンチャー 第1号を9月発売 若手技術者が設立(毎日新聞) 磯津千由紀 14/08/21
834 空飛ぶ自動車(Architecture & Design) 磯津千由紀 14/08/20
833 <記者の目>責任能力乏しい知的障害者=長野宏美(外信部)(毎日新聞) 磯津千由紀 14/08/20
雑談NO.54

NO.833 <記者の目>責任能力乏しい知的障害者=長野宏美(外信部)(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/08/20)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/20 (Wed) 19:03

 こんばんは。


 日本は立ち遅れていると言われています。

> ◇死刑の再考が必要

> 現政権下での死刑執行は9人を数える。香川県で3人を殺害したとして、6月に執行された川崎政則死刑囚(当時68歳)は、知的障害などを理由に弁護側が心神耗弱で責任能力が低いと主張していた。国際的には知的障害者は死刑の除外対象とされ、例えば1989年の国連経済社会理事会や2005年の国連人権委員会の決議で加盟国に死刑を適用しないよう求めている。

> ◇厳罰だけでは何も解決しない

> だが、日本では知的障害者の死刑に特別な指針はない。起訴前や公判段階で精神鑑定を行い、責任能力を問えるか判断することもあるが、犯行の態様などを総合的に評価する。知的障害があっても起訴され、結果の重大性から死刑になることもある。川崎死刑囚も1審で「知能の程度が低いため、行動制御能力にある程度の障害を被っていた」と認められたが、完全責任能力があるとして極刑になった。

> 私は知的障害者の犯罪を取材した経験から、個人の問題として厳罰を科すだけでは何も解決しないと感じている。障害に目を向けて刑の減軽理由として考慮し、死刑適用も見直すべきだと思っている。

> この問題を考えるきっかけになったのは、05年に茨城県で女性2人を殺害して死刑判決を受けた藤崎宗司死刑囚(52)の事件だった。中程度の知的障害で小2以下の水準とされる。盗みなどで8度服役し、刑事責任が減軽される心神耗弱と認められたこともあった。

> 殺人事件の公判でも、兄と弟のどちらがいるのか聞かれ、「妹」と答えるなど、かみ合わないやりとりが続いた。弁護人に被害者の脈が動いていたか問われて「はい」と認めたのに、「勘違いでは」と誘導されると「はい」と迎合する。確定前に複数回面会したが、動機となった借金のことばかり気にして、殺人の重大性を認識しているように思えなかった。刑務所で学んだ文字で私に送ってきた手紙には、ほぼ一文ごとに「本当です」と記され、よほど人から信用されない境遇だったのかと想像した。

> 刑務所と社会を行き来した彼の足跡をたどり(東京本社版10年12月30日朝刊)、どこかで福祉につなげられなかったのかと悲しくなった。今も面会を続けるキリスト教のシスター(79)は「死刑確定後も変化はなく、死を正確に理解しているように見えない」と語った。

> 先進民主国で死刑制度があり、執行を続けるのは日本と米国だけだ。その米国では02年に知的障害者への死刑は違憲とされた。「有責性が低く応報刑罰に値せず、犯罪抑止にもならない」し、「立証能力が劣り、誤判のリスクもある」という見解だった。

> 問題は知的障害の定義だが、州ごとに知能指数(IQ)や専門家の診断などを基にしている。フロリダ州はIQ70を境に決めていたが、連邦最高裁は5月、より慎重に取り扱う判断を下した。IQ71の死刑囚の訴えを認め、数字で単純に分けられないという見方を示した。

> そもそも米国では死刑自体が減っている。死刑維持は32州で、執行数はピークの99年に年間98件だったが、昨年は39件で9州に限られる。米世論調査会社ギャラップ社の昨年10月の調査では、死刑賛成は60%で、過去40年で最低だった。一因として誤判の問題が挙げられる。NPO「死刑情報センター」(本部・ワシントン)によると、73年以降に冤罪(えんざい)で釈放された死刑囚は144人。中でも知的障害者は取調官に迎合しやすいため誤判のリスクが高い。バージニア州の黒人男性は82年に起きた白人女性への性的暴行と殺人で死刑判決を受けた。軽度の知的障害があり、警察の誘導で自白してしまい、刺し傷や被害者の身長と供述内容との矛盾は見過ごされた。00年のDNA鑑定で真犯人が見つかり、ようやく釈放になった。

> ◇福祉につなぐ取り組み進む

> 私は犯罪を重ねる知的障害者を取材してきたが、重度でなければ結婚や仕事をしている人も多い。一方、空腹だから万引きをし、疲れたから自転車を盗むなど、欲望を抑えきれない人もいる。「悪いことか」と聞けば「悪い」と答えるが、「なぜ」と問うと「悪いから」と言い、本当に罪を理解しているのか疑問だった。犯罪組織に覚醒剤の運び屋や偽造通帳の名義人にされた人もいた。誇らしげに「成果」を語る姿には、障害を理解していないと憤りが増す。

> 軽微な罪を繰り返す知的障害者に対しては、起訴や実刑ではなく福祉施設につなぐことで再犯を防ぐ取り組みも進んでいる。障害に目を向けることで問題の早期発見も期待できる。重大犯罪でももっと障害を考慮して刑罰や処遇に向き合うべきではないか。責任能力や自白の信用性が乏しいと思われる知的障害者への極刑適用は再考が必要だ。

<参考=「Listening:<記者の目>責任能力乏しい知的障害者=長野宏美(外信部)」(毎日新聞)>
<消滅・削除・14/11/20>


NO.834 空飛ぶ自動車(Architecture & Design)<起稿 磯津千由紀>(14/08/20)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/20 (Wed) 23:46

 こんばんは。


 空飛ぶ自動車が来年にも実用化されるらしいです。
 オスプレイ同様のチルト・ローターです。

<参考=「Architecture & Design」(FaceBook)>
<https://www.facebook.com/ArchiDesiign>
<表示出来ず・18/04/11>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/21 (Thu) 00:01

 続き。


NO.835 WHILL:車椅子ベンチャー 第1号を9月発売 若手技術者が設立(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/08/21)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/21 (Thu) 10:24

 こんにちは。


 車椅子といえば数時間で尻が痛くなるものが普通でしたが、最近になって次々と新型が出ていますね。

> 日産自動車やソニーなど大手メーカー出身の若手技術者らが、デザインを一から手がけた電動車椅子を製造するベンチャー企業、WHILL(ウィル、東京都町田市)を設立し、製品第1号の「WHILL Type−A」を9月に発売する。先行予約の限定50台はすでに売約済みで、生産を委託している台湾メーカーに増産を依頼し、来年2月には安定供給する。

> 新商品の「Type−A」は、座った右手を置く部分にあるつまみを前後させ操作する。車椅子の内部構造を極力覆ってパッケージ内に収め、デザイン性と耐久性を高めた。前輪にはロボット工学の分野で取り入れられているオムニホイールを採用し、車輪を構成する24個のローラーが、真後ろへの動きや細やかな方向転換を可能にした。四輪駆動で連続20キロ走行できる。価格は95万円。2015年度までに300台の生産を予定している。

> 発売に合わせ、東京都中央区の日本橋三越で9月3日に試乗会が予定されている。WHILLホームページはhttps://whill.jp/ja/。問い合わせは、03・5843・8652。

> ◇100m先のコンビニをあきらめない車椅子を

> WHILLは、日産の開発本部出身のデザイナー、杉江理さん(32)=米国シリコンバレー在住=が、知人のエンジニアでソニー勤務の内藤淳平さん(30)、オリンパス勤務の福岡宗明さん(31)に声をかけ、2012年5月に株式会社化した。内藤さんらは名古屋大工学部出身で、同窓の仲間とアパートの一室で仕事後や週末に集まりものづくりをするサークルを開いており、そのメンバーも加わった。

> 日産を退職後、杉江さんは途上国でのボランティアを通して福祉機器のデザインに関心を持っていた。知人で神奈川県総合リハビリテーションセンター研究部主任研究員の沖川悦三さん(55)の紹介で出会った車椅子ユーザーの20代男性に「100メートル先のコンビニを行くのも諦めてしまう」と言われた。このことが、11年から新しいタイプの車椅子開発に取り組むきっかけになった。

> 男性は、段差など物理的な要因のバリアーだけでなく、車椅子ユーザーとして周囲の関心を集めてしまう心理的な要因を負担に感じて外出を控えてしまうと話した。杉江さんらは「イメージを払拭(ふっしょく)するようなものが作れないか」と考えた。

> メンバーの中に、車椅子ユーザーはいない。福岡さんは「『車椅子をかっこよくしたい』というのは裏を返せば、かっこ悪いといっているようなもの。反感を買うんじゃないかと、すごくおびえていた」と話す。内藤さんも「備えていない機能があれば、何をやっているんだと批判を受けると相当びびっていた」と開発当初を振り返る。沖川さんの元に何度も足を運んで意見を聞いたり、車椅子ユーザーから聞き取りをしたりした。

> 広く賛同が得られるかを探ろうと、インターネット経由で資金調達するクラウドファンディングを11年秋に実施し、目標の50万円を大きく上回る103万円の支援を156人から受けた。「今までの車椅子は、機能優先でデザイン的にいまひとつのものが多かったが、WHILLにはとても共感した」「先天的な疾病で車椅子生活を余儀なくされているいとこと一緒に試乗会に参加したい」といった、支援金とともに寄せられた期待の声に力づけられた。

> 「下手なものは出せない。期待してくれている人たちのためにもすごくいいものを送り出したい」(内藤さん)。内藤さんと福岡さんは、それまで勤めていたメーカーを12年に辞め、以後WHILLに専念している。現在は日米合わせ16人の社員で、慌ただしく発売の準備に追われる。

> 福岡さんは「開発は苦労だらけ。普通ならむき出しでいいところもデザイン性を重視するもどかしさもあった」と苦笑する。内藤さんは「もうけたいなら別の業界に入っていたが、僕らは人の役に立つものを作りたかった」と話している。【垂水友里香】

<参考=「WHILL:車椅子ベンチャー 第1号を9月発売 若手技術者が設立」(毎日新聞)>
<消滅・21/02/22>


NO.836 特集ワイド:どれくらい「反日」? この夏、韓国で聞いた本音(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/08/21)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/21 (Thu) 16:57

 こんにちは。


 韓国国民の本音をもっと知りたいところですが、短期間の旅行では無理か。
 只、中国人観光客が非常に多いが故に、日本人観光客に頼る必要がなくなっているようです。

> この夏、韓国を旅した。「なんでこんな時期に」「あんたもモノ好きやね」。口さがない連中にそう見送られて。なるほど、日韓関係は最悪だろう。でも行かなきゃわからない。普段着の隣国、その空気を吸いたかった。【鈴木琢磨】

> ◇新幹線で、のど自慢会場で「独島はわが領土」/酒場で「行きすぎだよ」

> 日本人がいない。いや、ちゃんといるが、ソウルは中国人であふれ返っている。繁華街、明洞を歩いていても、すれ違うのは中国人観光客ばかり、百貨店の免税ショップはブランド化粧品を買いあさる中国語が飛び交う。日本の韓流おばさんは縮こまるしかない。7月3日には北京から習近平国家主席がソウルに飛んできて、中韓蜜月を印象づけた。朝鮮戦争で敵国だったはずが、この変わりよう!

> ソウル中心街のホテルのコーヒーショップで休んでいたら、突然、大音響。何事かと思いきや、そろいの赤シャツを着た労働組合系のデモである。「朴槿恵(パククネ)大統領は退陣しろ!」と叫んでいる。延々と続くデモ隊、道路の両サイドは警察車両でびっしり、路地まで汗だくの警官で埋まっている。そして光化門広場は、客船セウォル号沈没事故の犠牲者への祈りと、政府への抗議の劇場と化している。

> だが、ひと月もソウルにいるとまひしてくる。いつもの光景なのだ。デモのすぐそばで、中年カップルがエレキギターを抱え、にわか路上歌謡ショーをやっている。2人の訴えは、独居老人に愛の手を、らしい。観客のおじさんは焼酎をあおり、飛び入りで歌いだす。私が初めてソウルを旅したのは1979年の夏、まだ朴正熙(パクチョンヒ)時代で、建設ラッシュのほこりっぽい町を満員バスが走っていた。深夜0時を過ぎると外出禁止だった。あれから35年、韓国は民主化を経て、確かに成熟するにはした。でも、ストレートな自己主張体質は変わらないなあ。

> さて、どれくらい「反日」なのか? 金大中(キムデジュン)元大統領も愛したこの季節ならではの高級魚ミノを味わおうと、南西部・全羅南道の港町、木浦市へ向かった。韓国版新幹線KTXでまどろんでいると、車内のテレビから「独島(竹島)はわが領土」との宣伝番組が流れてくるではないか。それも繰り返し。資料は外務省提供とある。ナレーションは「歴史は知っている。日本も知っている。世界も知っている」。世界中の観光客が乗る鉄道で声高に領土の主張か、ああ、やれやれ。

> 韓国人はよく歌い、よく踊る。彼らの心のひだを知るのに公営放送KBSの「全国のど自慢」が面白い。NHKのそれとほぼ同じで、各地を回る。韓国東端の町、慶尚北道の浦項市で収録があるというので、出かけた。名物司会者の宋海(ソンへ)さんと出場者の魚市場の兄さんたちの漫才のごときかけあいに笑い、おまけに市長の歌声まで聞かせてもらった。韓国歌謡ファンの私は大いに楽しんだのだが、ここでも「独島」だ。最前列で踊るおじさんのシャツの背に「独島はわが領土」とプリントしてある。

> ウルトラナショナリストおじさんはソウルでも見かける。むろんごく少数ではあるが、もはやかの国の風景になってしまっている。メディアがフォーカスすれば、「反日の絵」のできあがり。ただ、ここにきて、とんでもないシロモノまで現れた。ソウルの大型書店「教保文庫」をのぞいたときだった。新刊コーナーに平積みになった小説のタイトルは「安重根、安倍を撃つ」。伊藤博文を暗殺した安重根が現代によみがえり、安倍晋三首相を狙撃するのである。安倍首相は一命をとりとめ、歴史を歪曲(わいきょく)した過ちを反省、政界を退くというストーリー。

> マスコミ人間が集うソウルの酒場で、この本が話題に上った。たとえ安倍首相の政策に異議はあっても、ひどすぎやしないか、と私が口にしたら、そう思うよ、と年配の現地テレビ局の元報道局長。でも日本だって嫌韓本が並んでいるじゃない、とママが言う。大ヒット中の映画「鳴梁(ミョンリャン)」も話題になった。文禄・慶長の役(韓国では壬辰倭乱)のときの朝鮮水軍率いる李舜臣(イスンシン)がわずか12隻で330隻の日本水軍を打ち破る。私も封切り日にみた。リーダーシップ論が好まれる国がらもあるとはいえ、日本をやっつけて留飲を下げているんじゃないか、と感想を述べたら、気まずくなった。

> これはいかん、とすし屋のエピソードを披露した。映画を見終わった私はなぜか日本の味が恋しくなり、とあるすし屋に入った。主人はペさんという。冷蔵ケースにはいろいろうまそうなネタが並んでいる。メニューに「ソンテクスシ(選択ずし)」とハングルで書いてある。お好みという意味である。初めのマグロまではよかったが、主人は次から次へ握っては出してくる。「これを食べなさい!」。半ば強引である。でも主人の顔が先ほどの怖い李舜臣に見えてきて断れず、結局、ずるずるおまかせコースになって−−。

> 旧知のドキュメンタリー映画監督はニヤリとした。「主人の選択だったんだ。韓国人は我を通すんだ。悪気はないよ。その主人の名は李舜臣ならぬペ・スンシンっていうんじゃないか」。酒場はどっときた。行き過ぎた反日、日本憎しのステレオタイプの発想をインテリたちは恥じている。ただそれを小声でしか語らない。メディアは沈黙する。日本も自らを省みず、韓国を口汚くののしる。言論も萎縮する。年が明ければ日韓国交正常化50年だというのに。

> くだんの「のど自慢」まで時間があったので、浦項市の九竜浦(クリョンポ)へ足を延ばした。大阪・道頓堀よろしく大きなカニの看板を掲げたカニ料理屋が軒を連ね、その裏に日本人町が広がる。100年以上昔、サバを求め、瀬戸内の漁師が定住したのだ。市は荒れていた日本家屋を復元し、近代文化歴史通りとして公開した。路地を歩くと、いかにも日本のたたずまい。植民地支配の遺物だが、歴史を直視し、市は韓国人作家に依頼して2009年に「韓国内の日本人村」と題する本まで刊行。東京で開いた日本語版の出版記念パーティーには野党時代の安倍首相も顔を見せ、こうあいさつしたという。「多くの人々に読んでもらえるよう広報したい」。安倍首相は覚えているだろうか?

> 帰国したら、その本が届いていた。市の担当者はメールで言い添えた。<最近、両国の関係が少しよくありませんが、自治体、市民レベルでの交流を続けていけば、またいい関係になるのではないでしょうか。こんど冬に来られたら、ぜひ浦項名物のクァメギ(サンマの生干し)も味見してください>。絶望したくなるほどいがみあう日本と韓国だが、希望はあるのではないか、九竜浦の潮のにおいを思い出し、そう感じている。

<参考=「特集ワイド:どれくらい「反日」? この夏、韓国で聞いた本音」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/08/26>


NO.837 少年犯罪:アルバイト感覚…振り込め詐欺で7割超が受け子(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/08/21)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/21 (Thu) 20:18

 こんばんは。


 振り込め詐欺で捕まるのは、末端の「受け子」ばかりです。

> ◇警察庁の今年上半期まとめ

> 警察庁は21日、今年上半期(1〜6月)の少年(20歳未満の男女)犯罪の状況をまとめた。それによると、振り込め詐欺事件で摘発された人数は137人で、前年同期より26人(23.4%)増加したと発表した。年齢別では、15歳4人▽16歳23人▽17歳32人▽18歳36人▽19歳42人。7割以上の101人が「受け子」と呼ばれる現金受け取り役だった。統計を取り始めた2009年上半期(22人)に比べると約6倍で、同庁の担当者は「アルバイトのような感覚で安易に関わっているのでは」とみている。

> 刑法犯で摘発されたのは2万3103人で12年連続の減少。いじめに起因する事件は149件(前年同期比7件増)で、このうち暴行や傷害容疑などで摘発・補導されたのは259人(同10人減)だった。

> 一方、性犯罪(強姦(ごうかん)と強制わいせつ)被害の認知件数は2003件(同84件減)。小学生に限ると、449件(同14件減)だった。【長谷川豊】

<参考=「少年犯罪:アルバイト感覚…振り込め詐欺で7割超が受け子」(毎日新聞)>
<消滅・削除・14/10/19>


NO.838 黒子のバスケ:威力業務妨害の36歳に懲役4年6月の実刑(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/08/21)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/21 (Thu) 20:24

 こんばんは。


 捕まっても報道陣に向かって笑っていた犯人、罪の意識というものがないようです。

> ◇東京地裁判決「他に類例を見ないほど重大」

> 人気漫画「黒子のバスケ」を巡る連続脅迫事件で、威力業務妨害罪に問われた元派遣社員、渡辺博史被告(36)に対し、東京地裁は21日、求刑通り懲役4年6月の実刑判決を言い渡した。前田巌裁判長は「同種の事件でも他に類例を見ないほど重大と言わざるを得ない」と述べた。

> 判決によると、渡辺被告は2012年10月〜13年11月、作者の藤巻忠俊さんの出身校である上智大(東京都千代田区)の体育館に硫化水素を発生させたプラスチック容器を置いたり、大手コンビニチェーンに脅迫文を送って関連商品を回収させたりした。【山本将克】

<参考=「黒子のバスケ:威力業務妨害の36歳に懲役4年6月の実刑」(毎日新聞)>
<消滅・削除・14/10/19>


NO.839 今度は九州から中国地方の日本海側沿岸で大雨(NHK)<起稿 磯津千由紀>(14/08/22)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/22 (Fri) 09:11

 おはようございます。


 今度は、九州から中国地方の日本海側沿岸です。

> 22日朝は九州から中国地方の日本海側沿岸に非常に発達した雨雲がかかり、福岡県内は筑紫野市付近などで1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。このあとも前線のかかる九州北部や東北は局地的に非常に激しい雨に注意が必要です。九州南部や四国、日ざしのある近畿から関東、また北海道も含め大気の状態が不安定で、午後を中心にところどころで雨や雷雨になるでしょう。(22日 6:07 更新)

<参考=「気象・災害情報」(NHK NEWS WEB)>


NO.840 大雨:西日本と北日本で 土砂災害などに警戒を(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/08/22)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/22 (Fri) 20:05

 こんばんは。


 重大事につき、新スレッドにします。

> 日本海に延びた前線の影響で22日午前、西日本や北日本の各地で大雨が降った。福岡県太宰府市では1時間に98.5ミリの猛烈な雨を観測。大規模な土砂災害が起きた広島市安佐北区周辺でも1時間に10ミリ前後の雨が降った。23日にかけて西日本から北日本の広い範囲で雷を伴って激しい雨が降る所がある見込みで、気象庁は土砂災害などに警戒するよう呼びかけている。

> 気象庁によると、九州北部から日本海を経て東北北部に延び、ゆっくりと東進する前線に向かって、南から湿った暖気が流れ込んでいる。さらに、上空約6000メートルには氷点下6度以下の寒気が入っているため、広い範囲で大気の状態が不安定になっている。

> レーダー解析では、22日午前4時半までの1時間に福岡県太宰府、筑紫野両市と那珂川町で110ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。各地の主な1時間雨量は、長崎県佐世保市74.5ミリ▽佐賀県唐津市62ミリ▽愛媛県今治市大三島町59ミリ▽北海道松前町41.5ミリ。

> 23日午前6時までの24時間予想雨量は、九州北部と北海道150ミリ、東北100ミリ。これまでの雨で地盤が緩んでいる場所では、少しの雨でも土砂災害の危険があり、気象庁は早めの避難など安全確保に努めるよう呼びかけている。【狩野智彦】

<参考=「大雨:西日本と北日本で 土砂災害などに警戒を」(毎日新聞)>
<消滅・削除・14/10/19>


NO.841 現実味増す「有事」、絵本に 来月に10年ぶり改訂版「戦争のつくりかた」(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/08/22)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/22 (Fri) 20:18

 こんばんは。


 きな臭い法律が次々と成立してる今、改訂版が待ち望まれます。

> ◇平易に淡々と警鐘

> 10年前に出版された絵本「戦争のつくりかた」(マガジンハウス社)が、フェイスブックやツイッターなどを通じて注目を集めている。絵本は、日本が知らず知らずのうちに戦争に向かっていく様子を、実際の法律を根拠に、やさしい言葉とシンプルな絵で淡々と描いている。これを読めば、戦争は遠い過去や未来の話ではなく、現在の問題であるとわかる。10年間に成立した法律の多さから、9月初旬、改訂版が同社から出版される。絵本を製作した「りぼんぷろじぇくと」の方に話を聞いた。【「戦争を考える」キャンパる取材班】

> 絵本が作られたきっかけは、2003年から04年にかけ、武力攻撃事態対処法など、戦争の準備ともとれる法律が次々と成立したこと。緊急時に国民の生命や財産を守るという国民保護法を含む有事7法案・関連3条約が国会で審議されていたのもこの時期だ。これらが多くの人の関心を引かずに進行していくことに、絵本の発案者のりぼん山本さんは「なんとなく嫌な世の中になってきている」と不安を抱いた。04年の5月3日、「まさに憲法記念日に、ふと、頭の中に絵本の原案となるものが浮かんだ」と話す。

> 「こんな絵本が作ってみたい」と、すぐに友人に連絡し、賛同してくれた20人程度で絵本の製作に取りかかった。原案を思いついた次の日から、昼夜問わず1日に100通を超えるメールでのやりとりが始まり、約2週間後には文章が固まった。出版するにあたりプロジェクト名が必要になり、発案者のりぼんさんの名前から、「りぼんぷろじぇくと」と名付けられた。出てくる題材は、安全保障、地方自治、経済、教育など多彩だが、向かう方向はひとつだ。

> ◇細部までこだわり

> 絵本の内容には一字一句細部にまでこだわりが見られる。絵は、画家の井上ヤスミチさんに描いてもらった。小学校高学年の子どもでも読めるように、難しい漢字にはルビを振っている。また、絵本の絵の部分では、文章の内容を想像しやすいように、人の顔の向きや表情などの細かい部分まで工夫されている。

> 文中の言葉には断定的な表現が多い。その理由を尋ねると「法律に根拠があるからこそ」だと、製作に携わった伊藤美好さん(57)は教えてくれた。法律の解釈や資料の内容に誤りがないかを、絵本の製作に関わった弁護士の友人に頼み確認した。また読者が絵本の内容と照らし合わせて確認できるように、巻末にページと根拠となる法律の一覧を載せた。

> でき上がった白黒でA5サイズ30ページほどの小冊子を、04年5月に配布し始めたところ「こんな本が読みたかった」「日ごろ感じていたことが書かれている」など、反響は大きかった。多くのメディアで取り上げられ話題となり、わずか3カ月で3万3000部の在庫が底をついた。自主出版としては異例だ。りぼんさんは「思っている以上に多くの人が、今の日本に何らかの不安を持っていることを感じた」と語る。

> 同年7月、マガジンハウス社からの出版が決まり、合計12万部以上が完売した。サイズは四六判、絵がカラーになったことで、戦争の怖さをリアルに感じさせる。また、「この絵本の内容は日本人だけの問題ではない」という思いから、書籍版には11歳のネーティブがわかる単語で英字訳が載せられた。完売していたためウェブでのみ公開となっていたが、10年の間に多くの法律が新たに成立したり改正されたりしたことを受け、同社から9月初旬、巻末の法律の資料を充実させた改訂版の出版が決定した。

> ◇整備進む関連法制

> 出版から10年。有事関連の法律はますます整備され、絵本の中の出来事がどんどん現実味を帯びてきた。10年前に絵本を読んだ主婦から最近になり、「未来のことではなく、今の話なのですね」という感想が寄せられ、やっと世に伝わってきたと、りぼんぷろじぇくとの人たちは感じている。「ここ1年くらいの間に、“この絵本の通りになってきているのが怖い”という声がさらに多く聞かれるようになった」とりぼんさんは言う。

> 声を上げ行動することで、未来は変えることができるということから、絵本の最後のメッセージにはこう書かれている。「私たちは未来をつくりだすことができます。戦争をしない方法を、えらびとることも」

> 将来を担う私たち若者こそ、日本の今と未来を考えるべきだと思う。

<参考=「現実味増す「有事」、絵本に 来月に10年ぶり改訂版「戦争のつくりかた」」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/08/26>


NO.842 天気:東北と関東甲信、今夕から夜にかけ大雨の恐れ(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/08/24)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/24 (Sun) 15:31

 こんにちは。


 立て続けです。

> 気象庁は23日午前、北日本から西日本の広い範囲で大気が不安定となり、非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や浸水などへの警戒が必要とする気象情報を発表した。地域によっては、竜巻や突風、ひょうにも注意が必要という。

> 気象庁によると、東北と関東甲信地方では、23日夕方から夜にかけ、局所的に1時間当たり50〜60ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。24日午前6時までの24時間雨量では、いずれも多いところで東北、関東甲信、四国の各地方で100ミリと予想している。

> 土砂災害からの救出活動が続く広島県では23日に1時間当たり30ミリの雨が降る恐れがあり、24日午前6時までの24時間では多い所で60ミリと予想している。広島地方気象台は「災害があった場所では注意が必要なレベルだ」としている。

> 日本上空では、北海道から西日本にかけて延びている前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいる。加えて、約6000メートルには氷点下9度の寒気があり、積乱雲が発達しやすい状況となっているという。

> 気象庁は「北日本から西日本では、これまでの雨で地盤が緩んでいる場所がある」と注意を呼び掛けている。【渡辺諒】

<参考=「天気:東北と関東甲信、今夕から夜にかけ大雨の恐れ」(毎日新聞)>
<消滅・削除・14/10/19>


NO.843 19歳で余命半年を宣告されても明るい山下弘子さんに学ぶ「前向きな生き方」(WOW media)<起稿 磯津千由紀>(14/08/24)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/24 (Sun) 18:08

 こんにちは。


 凄い精神力の方もいらっしゃるんですね。

> 19歳にして2キロもの巨大肝腫瘍になり、余命半年宣告をされながらも、なお今生きている。

> 転移と再発と戦いながらも、生きる希望を失うことなく、

> 皆に支えられながら日々を全力で生きる!働く、遊ぶ、旅行する!

> そんな山下弘子さんに学ぶ「前向きな生き方」

> 山下弘子さんはこのような前向きな言葉をお話ししています。

> ・悲しい時はとことん落ち込むことにしています。とことん落ち込めば、

> これ以上ないほど落ち込めば、あとは上向きにしかならないのです。

> ・「ありがとう」の反対は「あたりまえ」

> ・先生は私のために、ここまでしてくださいました! 落ち込む場合じゃない!

> ・今、楽しまなきゃ勿体無い! 今、笑わなきゃ、勿体無い! 

> 今、思いっきり泣かなきゃ、勿体無い!

> ・もし、あと100日だとしたら、その100日を死に怯えて、泣き悲しんで過ごすよりも、

> 死はいつかは必ず向かいに来るお友達として、毎日を笑顔でバカ笑いしながら過ごしたい。

> ・重要なのは、不安が現れた時や100%信じることができない時に、

> 心乱れて2%の不安を20%に増やさないようにすることだと思います。

> 今もしかしたら人生で最後にその人に会うのかもしれないって思いながら、

> 人1人1人との出会いを大切にするようにしています。

> 「生きる!」と決めた力強い言葉ですね。

> 現在山下弘子さんは「生きること」を訴え講演活動を行っています。

> 是非この「生きる力」をシェアして頂きたいと思います。

<参考=「19歳で余命半年を宣告されても明るい山下弘子さんに学ぶ「前向きな生き方」」(WOW media)>
<消滅・17/08/27>


NO.844 武井壮「アイス・バケット・チャレンジ」で氷水をかぶることを辞退(livedoor News)<起稿 磯津千由紀>(14/08/24)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/24 (Sun) 18:26

 こんにちは。


 私も、ALS支援には賛同しますが、流行りのアイス・バケット・チャレンジは如何なものかと思います。

> ロンブー亮さんからご指名ありましたが思うところあって氷水はかぶりません!その代わりにALSに限らない難病支援に、水不足や衛生に関する支援に、飢饉に関する支援に、さらに東北で被災された方々への寄付などにその思いを回します!!これを機会にご指名で、ではなく学んで寄付をさせて頂きます!

<参考=「武井壮「アイス・バケット・チャレンジ」で氷水をかぶることを辞退「思うところがあって」」(livedoor News)>


NO.845 「日本に神のご加護を」と印字された基板を搭載したパソコンを製造した台湾のASUS<起稿 磯津千由紀>(14/08/24)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/24 (Sun) 18:47

 こんばんは。


 3.11直後の話。
 日本の一日も早い復興を祈ってるそうです。

 でも、電子立国として復興して欲しいわけではなさそうだ(笑)。


NO.846 東電:横須賀に高効率の石炭火力新設検討 Jパワーと共同(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/08/24)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/24 (Sun) 21:59

 こんばんは。


 化石燃料を消費し、二酸化炭素を排出しますが、やむを得ぬのでしょうか。

> ◇投資額は2000億円規模、20年代の稼働目指す

> 東京電力は、Jパワー(電源開発)と共同で神奈川県横須賀市に高効率の石炭火力発電所を新設する検討に入った。老朽化のため運転停止中の横須賀火力発電所の敷地内に建設し、2020年代の稼働を目指す。投資額は2000億円規模を想定。東電が中部電力などと交渉中の燃料・火力発電事業での包括提携の内容を踏まえ、最終判断する。

> 新設を検討しているのは、石炭をガス化して発電する「石炭ガス化複合発電(IGCC)」で、従来より発電効率が15%程度向上する。温室効果ガスの排出削減や電気料金の引き下げが可能になる。東電とJパワーは、東電が今年度に実施する計600万キロワットの火力電源入札に共同で応札することを検討する。

> 東電の13年度の発電電力量に占める石炭火力の割合は16%。一方、石炭火力より割高な液化天然ガス(LNG)火力の割合が63%に達し、電力10社平均の44%を大幅に上回っている。柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働が地元の反対で見通せないなか、16年の電力販売自由化後の価格競争を見据え、割安な石炭火力の増強が必要と判断した。【中井正裕】

<参考=「東電:横須賀に高効率の石炭火力新設検討 Jパワーと共同」(毎日新聞)>
<消滅・削除・14/10/21>


NO.847 日本人にとって「朝日新聞」とは(BLOGOS)<起稿 磯津千由紀>(14/08/25)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/25 (Mon) 00:58

 こんばんは。


 吉田調書報道と慰安婦報道で、朝日新聞の姿勢が問われています。

> もうここまで来ると「日本人にとって朝日新聞とは?」ということを真剣に考えなければならないのではないだろうか、と思う。一昨日から産経新聞が報じている「吉田調書」(聴取結果書)の真実は、多くの国民に衝撃を与えたのではないだろうか。

> 私は、産経新聞にコメントを求められ、吉田調書の全文を読んだ。そして、「朝日はなぜ事実を曲げてまで日本人を貶めたいのか」という文章を産経新聞に寄稿した。すると、朝日新聞から「名誉と信用を傷つけられた」として、抗議を受けている。

> 私は正直、そのことにも、呆れている。朝日新聞は5月20日付紙面で、「吉田調書入手」と銘打ち、「福島第一原発から職員の9割が所長命令に違反して撤退した」と、大キャンペーンを始めた。

> その記事によって、世界のメディアが「日本人も原発の現場から所長命令に背いて逃げていた」「これは“第二のセウォル号事件”だ」と報じ、現場で命をかけて事故と闘った人々の名誉と信用は傷つけられた。

> 朝日新聞が報道機関として本当に「名誉と信用を傷つけられた」というのなら、紙面で堂々と反論すればいい。そして、命をかけた現場の人々の名誉と信用を自分たちが「傷つけていないこと」を、きちんと論評すればいいのである。

> これまで何度も書いているので詳細は省くが、朝日が報じる2011年3月15日の朝、福島第一原発(1F)の免震重要棟には、総務、人事、広報など、事故に対応する「現場の人間」ではない“非戦闘員”も含む700名ほどの職員がいた。その中には、女性職員も少なくなかった。事態が悪化する中で、彼ら彼女らをどう1Fから退避させるか――吉田昌郎所長はそのことに頭を悩ませた。

> 700名もの人間がとる食事の量や、水も流れない中での排泄物の処理……等々、1Fで最も安全な免震重要棟はその時、とても多数の人間が居つづけられる状態ではなくなっていた。1Fのトップである吉田所長は、2F(福島第二原発)への退避について、2Fの増田尚宏所長と協議をおこない、その結果、2Fは、「体育館で受け入れること」を決めている。

> そんな交渉を前日からおこない、その末に3月15日朝6時過ぎに、大きな衝撃音が響き、2号機の圧力抑制室(サプチャン)の圧力が「ゼロになった」のである。それは放射性物質大量放出の危機にほかならなかった。もはや、彼ら彼女らを免震重要棟に留まらせていることはできなかった。

> 「各班は、最少人数を残して退避!」と吉田所長は叫び、のちに“フクシマ・フィフティ”と呼ばれる人々(実際には69名)を除いて、吉田所長の“命令通り”職員は2Fに退避したのである。

> こうして女性職員を含む多くの職員が、バスと自家用車を連ねて2Fへと一斉に移動した。しかし、これを朝日新聞は“所長命令に違反して撤退した”と書いたのである。

> この場面は、私が吉田所長以下、90名近い現場の人たちに取材して書いた拙著『死の淵を見た男』のヤマ場でもある。私は、この事態になる直前、「一緒に死んでくれる人間の顔を思い浮かべていた」と、1Fに残ってもらう人間を“選別”する吉田所長の思いと姿を、当の吉田さん自身から詳細に聞いている。

> 私は、吉田さんの証言を聞きながら、「今の世にこれほど“生と死”をかけた壮絶な場面があるのか」と思い、そのシーンを忠実に描写させてもらった。

> しかし、朝日新聞は、あの壮絶な場面を世界中のメディアが「所長命令に違反して現場から逃げ出した」と報じるようなシーンにしてしまったのである。

> 吉田調書には、吉田さんが「関係ない人間(門田注=その時、1Fに残っていた現場以外の多くの職員たち)は退避させますからということを言っただけです」「2Fまで退避させようとバスを手配したんです」「バスで退避させました。2Fの方に」とくり返し述べている場面が出てくる。

> そして、「本当に感動したのは、みんな現場に行こうとするわけです」と、危機的な状況で現場に向かっていく職員たちを吉田氏が何度も褒めたたえる場面が出てくる。そこには、「自分の命令に違反して、部下たちは2Fに撤退した」などという証言は出てこない。

> 吉田調書とは、いかに事態を収束させようと、現場で働く浜通りの人々、すなわち故郷、ひいては日本を救おうと頑張った人たちのようすが「よくわかる内容」だったのである。それは、私が予想した通りのものだった。

> 私は、「日本人にとって“朝日新聞”とは何だろう?」と、しみじみ考えている。従軍慰安婦の強制連行問題でも、朝日新聞は「私は済州島で慰安婦狩りをした」と言う自称・山口県労務報国会下関支部動員部長の吉田清治氏の話を流布しつづけた。


> 32年間もその報道を訂正しなかった朝日新聞が、さる8月5日、この一連の記事を突然、撤回したのは周知の通りだ。しかし、世界中で「性奴隷(sex slaves)を弄んだ日本人」と喧伝され、日韓関係も完全に「破壊」された今となっては、その撤回も虚しい。

> 朝日新聞とは、日本人にとって何なのだろうか。今、そのことを多くの国民が「わがこと」として考える必要があると、日本人の一人として心から思う。

<参考=「日本人にとって「朝日新聞」とは」(BLOGOS)>