シバケンの単なる雑談NO.9

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単なる雑談NO.1 単なる雑談NO.2 単なる雑談NO.3

題目一覧表

目次

雑談NO.10

180.国道九号線沓掛(3) 中年のオッサン

179.国道九号線沓掛(2) ぶっつけられてしもた

178.国道九号線沓掛(1) 鬼門のハナシ

177.名刺交換のハナシ(3) 一般常識について(2)

176.名刺交換のハナシ(2) 一般常識について(1)

175.名刺交換のハナシ(1) ハナシの発端

174.眼イボのハナシ(4) 眼のイボとメイボ

173.眼イボのハナシ(3) イボとタコのハナシ

172.眼イボのハナシ(2) 大型カップル

171.眼イボのハナシ(1) 未確認飛行物体

170.夏祭りのハナシ(18) たこ焼き屋はんのハナシ(2)

169.夏祭りのハナシ(17) ナーキーさんとるーちんさん(8)

168.夏祭りのハナシ(16) ナーキーさんとるーちんさん(7)

167.オリンピックのハナシ

166.夏祭りのハナシ(15) ナーキーさんとるーちんさん(6)

165.夏祭りのハナシ(14) ナーキーさんとるーちんさん(5)

164.夏祭りのハナシ(13) ナーキーさんとるーちんさん(4)

163.夏祭りのハナシ(12) ナーキーさんとるーちんさん(3)

162.巨人軍、優勝

161.夏祭りのハナシ(11) ナーキーさんとるーちんさん(2)

雑談NO.8


180.国道九号線沓掛(3) 中年のオッサン

当たり前やけど、私にも若造時代は有ったのです。
懐かしき、若かりし頃。若いと云うことは、血気盛ん。
私なんか、モトモトがイラチでセッカチな性分やから、トロトロしたクルマが走ってよったら、煽ったかと云うと、そんなことは記憶にナイ。最低限、クルマ一台分は取ってたで。
そんな私でも、ぶつかったことはアルのです。ホンダのNV時代のことやった。
会社に来た、九州からの実習生を、京都案内してたのや。三条大橋やったか、ソイツが、アソコがドオとか、指さすから、ナンや云うて、そっちを見た途端のドスンです。
ヤッパリ、信号で、私のマエは軽トラック。そのマエが普通車やった。玉突きで、ボンネットが大破したのは私のクルマ。記憶では、私のが5万で、軽トラックが3万円。普通車は、見積もりをしやはって、その代金が三千円。修繕の必要はナシやった。全部、月賦にして頂いて、毎月、支払いに参じましたのです。給料そのものが、4万円もナカッタ時代やからや。その詳細など、都合の悪いことは、記憶には御座いません。
このイラチはイマでも治ってません。我が子が誕生した頃から、マシにはなったツモリやけど、嫁はんに云わせれば、マダマダ、運転は、荒っぽいらしい。
そんな私でも、若カリし頃から、パッシングなど、したことはナイのです。やられてばっかり。
方向指示器も、前照灯も、チャンとやってます。
さて、ぶっつけられた場所やけど、亀岡縦貫道に突入予定やったから、厄介なことに、国道九号線の中央側。こんな場所で、困ったことやがな。左手は、オナジく亀岡方面行きで、右手は対向車線。ホンマに派手がましいことで。
加えて、相手はどんなヤツなんか。ヤーサン系か、学生か、お年寄りなんか、人数もドオやろか。
こっちのカラダはドオもナイけど、ムコウにナニかアルかも知れませんのです。赤ちゃんが同乗の、新婚さんのこともアル。
そやから、こんなこと、イヤなんや。事故みたいなもん、スルのもサレルのも、スキなヒトなど居ませんけど。
サテハテ、ぶっつけよったのは、どのクルマやろ。バック・ミラーで確認したら、ヤッパリ、車間距離を取ってくれてないクルマです。そしたら、オトコと云うのは分かってます。
夜のことやから、バック・ミラー程度では、それ以上の詳しいことまで分からんがな。人数も、おそらくは、一人やろかなあ程度。後続車のホウからは、こっちのことは、スケスケで、分かってるやろ。情報量がチガウから、不利なんやで。
ソレにしても、ぶっつけたホウが、イの一番、クルマから飛び降りて、スンマセンの一言、謝りに来るのが常識やろな。そんな様子がナイのやで。もっとも、ホンの一瞬の私の判断やから、難しいとも云えるけど。
そやったら、こっちから、一発、先制攻撃で、ナンとか、云うたらんとショウガナイやないですか。
クルマから飛び出して、云うたった。
「ナンやな。」
そやから云うて、そのツギの台詞はナンにもナイのやで。
それで、相手から、「ナンやな。」と、云い返されたら、喧嘩にナルかも分からんのです。
一人でも、金属バットが有ったら、エライことやしなあ。拳銃やったら、もっと大変やで。今更、逃げることも出来ませんから、さあ、殺せかなあ。
私のクルマには、金槌一つ、殺人兵器はナンにもナイ。トランクには、工具くらいはアリマスけど、取り出すには、モオ、遅いのや。
二男も居てるけど、クルマのナカ。コレも、喧嘩に、強いか、弱いのか。そんなことに、巻き込ますこともナイからなあ。さあ、ドオ出て来よるのや。
そんなことで、マズは、相手がドンなヤツか、状態か、伺おたのや。
そしたら、クルマの窓から顔だけ出してたのです。
ナンと、若造ではナイで。私より、もしかしたら、若目のオッサンやがな。四捨五入したら、オナジくらいの歳格好で、同乗者ナシ。さりとて、ヤーサンの可能性はアルぞ。
「スンマセン。」
マズは、その一言で、喧嘩にだけはナランと認識出来た。責任も、認めてることは、判明した。そやけど、マダ、ヤーサンの可能性は残ってる。
「それより、脇へ、移動しませんか。」
ナニをエラソオに抜かすのや。そんなことくらい、分かってるわ。一旦は、ソトに出て、頭の一つくらい、下げなさい。
正直云うて、刃傷沙汰は消えたけど、余計に、カリカリして来たのです。
ドッチミチ、事故は起こってしもたのやから、覚悟は決めてる。
ナンの覚悟かと云うと、余所事なら、アホが、ヤリヨッタで、どの程度やろ。ナンや、大したことナイなあ。それでスムけど、私が当事者に、無理矢理、参加させられてるのやで。
しかも、国道の、時間も時間で、場所も場所。このままでは、ハタ迷惑でもアルし、衆目の恥さらし。
兎に角、一旦は、クルマから出て来たらヨイのやで。と、まあ、そんな文句も云いたかったけど、もめてる場合でもナイのです。
時間も時間で、場所も場所。危険が一杯やから、確かに、カタワキには移動するべし。
かと云うて、イツぞやの如く、逃げられてしもたらアカンのや。こんな場所で、逃亡されたら、クルマが多いのやから、追い掛けよおがナイ。そやから、ナンバーだけは、記憶してやったけど、そこから、左のカタワキまで、移動するのが、マタ、大変なこと。
パーキング・ランプを点滅させて、移動するにも、クルマがドンドン通過しやがって、スンナリとは、やらせてくれませんのです。
チョッとくらい、道を空けてくれても、損しやへんのに。
加えて、逃亡されんヨオにも、注意せにゃナラン。
幾らナンバーを記憶したとは云え、逃亡されて、調査して、連絡しても、ヤッタ、ヤッテない、ナンかのマチガイや。とかなって、モメルのはイヤなことです。
余所のにも、ぶつけられんヨオ、ぶつからんよお。ウシロのには、逃亡されんよお。
余計な、神経をつかうがな。
(00/11/17)


179.国道九号線沓掛(2) ぶっつけられてしもた

夜やったら、パッシングが目立つよなあ。
腹の立つことに、亀岡縦貫道ではショッチュウやで。
国道九号線では、流石に、パッシングはナイのです。ナカにはエラソオなんが居てるから、云い切ることは出来ません。
九号線も、二車線の処では、右に左に車線を替えるなど、イト、忙しいのが居ております。
京都から、老いの坂に差し掛かって、二車線から、一車線になったら、真ウシロにくっついて、煽るヤツ。図々しくも、縦貫道側車線から、国道側車線に横入りスルのが多いので、その妨害のためもあるのやろ。
一車線やのに、煽ったところで、ドオショウもナイのやで。免許証を取得した程度の知能は有るから、そんな事くらい、分かってるハズやのに。
それでも、煽るヤツ。ナンで、そんなことシヨルのか。急いだ処で多寡が知れてます。そのマエにも、そのマタ前にもクルマは存在して、何処まで行っても、目の前にはクルマが有って、先頭には飛び出せませんのです。そのサキが、ドンツキなら、ベツやけど。
ハナシがナンやけど、オモシロイ傾向が有る。
マブシイのに、信号待ちでも前照灯を消さんわ。意識的な進路妨害か、方向指示器など、直前まで出さんわ。そのクセ、他人さんがソレしたら、ブーブー、クラクッションを鳴らしてからに。ナニを急いでるのか、ヤタラ、接近して、煽るわ。
早いハナシが、イラチで、非常識で、身勝手で、運転の下手クソなヤツ。教習所でナニを習って来たのやら。ハタ迷惑で、他人さんへの思いやりも、配慮のカケラもナイのバッカリが、目立つのです。
イヤ、十人中、八九人までが、ソレでっせ。思いやりに、配慮等、したら、アリガトウと、感謝までしてくれる。感謝なんか、して欲しいとは露程も思てナイけど、してくれたら、こっちがビックリしてしもて、涙がこぼれソオ。それ程に、マナーもヘッタクレも無くなったのや。
このヘッタクレの常習犯が、何故か、老いの坂を亀岡側に下った最初の信号。ツマリは、王子の交差点から、旧街道に廻る連中に多いのやなあ。
ハッキリ云うて、アソコからサキ、何処かは知りませんけど、余程に柄の悪い地域がアルのやろ。
ナカでも、煽るヤツは、運転も下手クソで、ブレーキばっかり踏むから、そのウシロを走るのがコワイです。イツ、ホンマにブレーキを踏みよるかと、気が気ではナイ。
そこまで接近して、マエのクルマにブツカらん自信が有るのなら、ブレーキなんか踏まんとやってみい。ケタクソ悪い下手クソ野郎め。
ソラ、車間距離がナイのやから、マエのがブレーキをマトモに踏んだら、ぶつけてしまう。ぶっつけたら、前方不注意と云うヤツで、ぶっつけたホウのクルマが問答無用で悪いのや。
こっちまで、そのトバッチリを喰うたらアホみたい。その手のがマエに居るトキは、自己防衛。イツもより、余計に、車間距離を取ることにしてるのです。
このハナシは、国道九号線の洛西ニュータウンのアタリを走行中のことやがな。
ここは二車線で、ウシロのが、車間距離を取ってくれてナイ。かと云うて、天下の国道やないか、ナニも譲ることもナイ。山陽自動車道で有ったみたいに、ブレーキをチョコチョコ踏んで、牽制するなどと、私はそこまでイヤミなヤツではナイのです。下手に、ぶっつけられでもしたらエライことでもアル。
タダタダ、鬱っとおしいなあとは思いつつ、バック・ミラーでチラチラとは観察はしてたのです。
さあ、マエには信号が有る。イツもよりは、手前で、前方車両が停止する構えをしてるのです。それ程に、ヤヤ渋滞気味やったワケですわ。
当然、私もブレーキを踏んで、停車して、サイド・ブレーキを掛けた、その瞬間やがな。
ドスンと来た。
ワア。
私と二男が、同時の叫び声。
その瞬間、アア、アレがやってくれたと確信した。
アレとは、真ウシロの、車間距離を取ってないヤツやがな。イツもより、手前での停車やから、イヤな予感はしてたのです。ウシロのは、大丈夫かいなと。
感じた衝撃からは、クルマはカスリ傷程度ではナサソオで、さりとて、重傷でもナイやろ。モトモトが、こんなクルマの多い状態で、速度を出してるハズがナイやろな。
マチガイなく、ヘコミはアルやろ。修繕には出さんならんやろなあ。イヤやなあ。邪魔くさいなあ。そのマエに、どんな若造がやってくれたのかや。逃がしてしもたらアカンのやで。
実は、当て逃げされたことがアルのです。槇島に棲んでた頃やから、20年以上マエにナル。
国道24号線を、槇島に向かって走ってたトキやがな。丁度、伏見桃山城のアタリを走ってて、信号で停車した、その瞬間です。
ヤッパリ、ウシロから、ドスンと来たのです。私のクルマは中古のボロ・バード時代。ナンと云うても一桁の「5」ナンバーで、値段もタッタの5万円。
そやから云うて、修繕せんとアカンがな。私も若かったけど、もっと若いのが、やってくれたのです。相手の車種は忘れたけど、スポーツ・カー・タイプ。中古かナニかは知りませんけど、マチガイ無く、私のよりは新しい。
私がクルマから、降りた途端です。相手が発進しよったのや。明らかに、逃げる構えやから、私もクルマに飛び乗って、追い掛けた。
ソイツのホウがその界隈に詳しいよおで、何処をドオやったのか忘れたけど、危ないことに、ヤタラ、狭い道を突っ走る。このまま、追い掛けても、ブルー・バードのホウが車体もデカイ。出るに出られんよおになってもコマルやないか。とまあ、そんなことやった。そのマエに、見失のおてたけど。
クルマのナンバー・プレートは、加工しくさって、ウエに上げてやがるから、確認も出来んかった。そやから、逃げよったのや。
私が悪い時には、正直に、対応してるのに、私がやられたトキには、そんな苦い経験もアル。
伏見桃山城では、クルマも少なかった。私は地元でもナイ。京都市内の産まれ育った近辺なら、絶対に逃がすこともナカッタのに。
ここ、沓掛近辺は、タブン、逃げられんやろ。ナンバー・プレートもウエには上げてナイ。
さあて、どんな若造やな。
ぶっつけやがって、コンチクショウめ。
(00/11/16)


178.国道九号線沓掛(1) 鬼門のハナシ

最近、イロイロ有り過ぎて、ナニから順番にと、悩んでます。
悩んでても仕方がナイからトリアエズは鬼門の話から。
鬼門とは、陰陽道で云う、鬼が出入りする処として忌み嫌われる方位。
裏と表があって、家の中心から北東が表で、裏は対角の南西となる。
それでナンやと聞かれたら、鬼門には、玄関、勝手口、窓等、出入りに関係することは避け、水と火を扱わんこと。具体的には、便所、お風呂、台所、給湯器等の配置を避けるべし。
ソレでドオしたと問われたら、その家に棲むヒトにとって、ヨイことがナイのやて。
そしたら、その方位の空間はドオするのか。無難なよおにするには、裏にも表にも、草木でも植えておくことや。イチオウ、当家でもそおします。余程の無知な建築家でもない限り、大抵の住居はそのよおに設計されてます。嵯峨のワン・ルーム・マンションでさえ、北東は、下駄箱で、南西は、壁面になってます。
陰陽道に無関係な、キリスト系の建築家はドオしてるのやろ。
ヨオ知りませんけど、教会の周囲には花壇が配置されてることが多々アルし、入り口は、中央に位置してることから、無意識のウチにでも避けられてるのやろ。
ソレは住処のことで、私にとって、国道九号線沿いの沓掛は鬼門やないかと思うのです。
亀岡から、沓掛は、方角的には東南となるから、鬼門ではナク、凶の方角にでもなってるのやろか。こんなこと、今年だけにしておいてクレ。
マズは、この8月、オービスに引っ掛かった。ナニを隠そお、そのマエには嵐山で、そのマエも、亀岡縦貫道で、ネズミ取りに引っ掛かってる。都合、今年だけで、3回。云うとくけど、それまでは、違反なんか、軽く十年以上はやってナイ。イマはゴールドの免許証やのに、ツギからはタダの免許証になってしまうのや。アア、クヤシイ。
この事件は、先日(10/27)のこと。まずは、二男が腰の調子が悪いと云いだした。
ダイブ前、四月頃から云うてましたけど、イヨイヨ、辛おなって、足にまで、シビレが来て、クルマの運転もツロなったのやて。
ソラ、アカンから、イッペン、接骨院にでも、やって頂いたらドオやと、梅津の石原接骨院に連れてやったのです。
ここは、三年マエ、私の耳鳴りと、長男の腰痛で、通たことが有るのです。私のはナンの効果もナカッタけど、長男は四回で回復した。長男は、ヘンな姿勢での、テレビ・ゲームのヤリ過ぎや。
そんなことで、腰痛なら、ここがヨイと思てたのです。もっと、早くにやってたらヨカッタのに、夏休みはドオもナカッタのやて。ソレを、テニス・クラブの遠征で、ヨセばヨイのに、三重県まで、クルマで行きよった。ソレで、スッカリ、悪うなって、我慢堪らず、整形外科の電気治療に通たけど、ヤッパリ、アカンから、ドオしょおかとなったのです。
接骨院は予約制。デンワで予約を取って、その日の夕方、嵯峨のマンションで待ち合わせして、連れてった。
梅津のナカは、道は狭いは、曲りクネッテルは、神経を使うのです。石原接骨院の、狭い駐車場にナンとかクルマを停めて、待たされること小一時間。
結果、二男は軽いヘルニアで、アト数回の通いでナンとかナルらしい。先生の施術の効もあって、腰はカナリ楽になったのやて。ソラ、ヨカッタなあ。
この時間なら、マダマダ、ダイエーvs巨人の日本シリーズ第五戦のテレビ中継が見られるがな。そしたら、500円出して、亀岡縦貫道で、帰ろおか。
トキは、夜の七時頃。九号線も、イツもの状態やから、まあまあ、走れてるけど、エエやないか。二勝二敗になって、ガップリ四つやから、王手を掛けるのか、掛けられるのか。テレビでジックリ見たいなあ。そんなこと云うてたのです。
そして、何処からかは忘れたけど、私のウシロのクルマに気はついていた。ソラ、週末は金曜日の夕方の、京都市内の国道やがな。ウシロにも、マエにもクルマは有る。ところが、車間距離を取ってくれてナイのです。そこまで接近することもナイのになあ。ヒトにも寄るけど、私は必要以上に接近されると気分が悪い。
お盆休みで、嫁はんの、里からの帰りの山陽自動車道でも有ったのや。
私はソノ当事者ではナイ。走行車線を大人しく、走ってただけやけど、追い越し車線で、激戦が展開されてたのです。
マエを走るライトバンに、後続のトラックが異常接近して、明らかに煽ってる。
ライトバンの運ちゃんも、負けじとブレーキを踏むのです。踏む云うても、マトモに踏んだら、ブッケられてしまうがな。そおなったら、相手はトラックやから、大破してしまう。ブレーキ・ランプが点灯する程度のブレーキで応戦してるのです。
トラックの運ちゃんも若いのか、ブレーキを踏み踏み対抗してる。ソレがハタから分かる程度に走行車線も追越車線も、走ってる速度に差はナイのやで。
こんな光景は、珍しくもナンともナイ。亀岡縦貫道でも、追越車線を走ってるクルマが有ったら、ウシロから急接近して来て、パッシングしよるのが居てるのや。特にワゴン車に、外車に、大型車。希には軽自動車でもヤリヨルけど。
ドケドケ、ドカンかバカ野郎。とでも叫んでよるのやろか。
こんなトキ、私なら、カリカリしながらも、道は譲ってやるのです。譲るからには進路変更せねばナラヌから、指示器を出して。
超がつく程、ジワジワと。しかも、速度も次第に減速して。
ウシロのは、我慢堪らず、走行車線から追い越そとしたがるけど、ナニブン、私は指示器を出してるのや。明らかに、進路を譲る意志表示をしてるから、そんなことしたら、危ないのやで。兄ちゃんや。
実際、譲ってやる気は有るのやし。
そやけど、オナジ料金を支払うのに、ナンでソコまでエラソオに、大きな顔を、サレンナランのや。
私のクルマがボロやからてか。
ケタクソ悪いこと。
(00/11/15)


177.名刺交換のハナシ(3) 一般常識について(2)

長野県企業局の局長さんが一躍有名になってしもた。
この名刺交換のトキのヤリトリが連日の如く、テレビで放映されてるからや。
原因は、私が感じたこと、ホボ、オナジで、余りにも、非常識極まりない言動で有ると、県庁に抗議の電話が殺到したらしい。
結果、我慢堪らず、局長が、陳謝するやて。
云うたらナンやけど、あのお歳で、あの地位で、それでは情けナイのや。
マルッキリ、ワンワンと大勢の犬に吠えられて、これはヤバイと、キャンキャン、泣かんナランよおな臆病な犬同然。
まだまだ、番犬にもなれへんのやから、威勢良く、人間様に噛みつくのは辞めておけ。そもそもが、噛みつきかたがマズイのや。
ヒトによったら、噛みついたけど、ゴメンと、謝る気が有るだけマシと、評価するかも知れません。
私の感じたことは、この局長さんは、自分の気持ちに、正直やから、感情を隠すに隠せないヒト。至って、単純明快、裏も表もナイ、お調子乗りでオッチョコチョイ。
ソオ云う意味では、分かり易い面は有る。私もドッチか云うたら、その部類の人間やし、世のナカにはこんなんが、ケッコウ居てるのです。
加えて、この局長さんは、小さいトキから、ナンの苦労もナク、過保護なまでの温室育ちで、蝶よ花よと、大切に育てられてしもた、ボンボンやから、頭のナカは子犬のまま、躾もされんと、成犬となり、歳だけ喰ってしもた。
更には、人様への思いやり、配慮、公徳心、トキと場、常識が欠落してる犬でも有ると推定する。
些細なことでも、吠えっぱなしの、喰いっぱなしの、糞のやりっ放しで、飼い主は後始末に、テンヤワンヤで、困ることやろ。
そして、企業局とは、電気、ガス、水の供給確保と、別荘等、地域開発を統括する部署らしい。
長野県庁では、県下の会社の社長さんを、顎でこき使て、社長さんも、局長を大名の如くに、つき従おて、何事にも、ご無理、ごもっとも。ではナイかと想像する。
オマケに、ナンでも自分の思いどおりにナランかったら、皮肉を云い、罵倒して、云いたい放題。余計に、私に接近してしまうから、気に喰わん。
そやけど、私とチガウ点もアル。
このヒトは、自分が可愛いだけ。
間違っておろおがナカろおが、ソレで押し通すなら、許せる面も有る。
知事とは、会社で云うたら社長と当の知事に訓辞したけど、自分が社員と自覚してるなら、そこの社長を侮辱し、罵倒するなら、云うマエに、覚悟が要求されてる。ハッキリ云うたら、クビにされる覚悟で、辞職届けを持参してモノ申せ。
そやけど、公務員なるモノは、知事と云えども、クビには出来ませんのです。そんな法律が有るらしいから、ケッコウなモンで、お陰様で、国も、都道府県の官吏も、どれだけの財政赤字でも、自らの意志以外で、職を失うことがナイ。
それで、国が、都道府県、市町村が、どおなろおが、無関係で居てられるのや。局長が、あれだけのことを発言出来る背景がソコに有る。
少なくとも、報道陣が居並ぶマエで、大見栄を切るのやから、対象は、知事一人ではナク、世間を相手に自己主張してるのに、ソレが分かってナイ。
例えて云うたら、相手が、生死与奪の権の有る、閻魔大王なら、ヨオ云わんクセに、眼のマエの、知事なるモノは、単なる、手作り閻魔大王の偶像とでも錯覚してた。
確かに、その一面はある。人事権のナイ社長なら、会社でも、単なるお飾り同然。蹴っても、叩いても、ヤリ放題。そんな取締役社長はナイのやで。
ところが、そのウシロに、世論と云う、閻魔大王の代弁者が居たから、ビックリしてしもた。
ソレで、クビを切られるワケでもナイけど、世間体と云う問題もある。自分一人だけならヨイけど、家族の立場も有る。
知事とは会社で云うたら、社長やて、理屈にもナラン、理屈を吠えて、ホンマに私企業やったら、即刻、クビにされてます。
社員の名刺を渡すよおな会社は倒産すると、ワケの分からんこと云うて。
止めの一発で、名刺を折ってしまうとは。
このオッサンが、巷の長野県民にでも、ソレをされたら、どおするのやろ。
無礼千万と、名誉毀損で訴えるのか。
そのマエに、思考的に、そんな行為に及んでしまうお方さえ、存在しませんのです。
そんなこんなで、この局長さん、辞職願いを提示したけど、慰留されたのやて。
そらそおや。
私みたいなモンが、仮に知事の立場であったとしても、この一件で、辞職願いを提示されたところで、ハイ、ソオですか、頂きますと、アッサリ、受け取るワケにはイカンのやで。
このオッサンも、エエ歳して、ヨイ、社会勉強したモンや。
(00/10/30)


176.名刺交換のハナシ(2) 一般常識について(1)

入社早々、ケースに入れられた名刺が届いたときは嬉しかったなあ。
ナンと云うても、名刺なるものを、持つのが初めてやから。
そやけど、使う間もナク、所属が替わってしもて、マタ、ベツのが届いたから、お初のは、廃棄処分されてしもた。
二回目のは、数年間、その部署やったから、何枚かは使う機会は有ったハズやけど、ダレに渡したのか、どんな具合に名刺交換したか、それも定かではナイ。
新入社員当時のことやから、名刺交換作法なるものが、存在することさえも、知らんかった。そのマエに、世間の一般常識さえ、認識してナカッタよおに思てます。そんなことやから、名刺交換だけではナク、おそらくは、相手さんから、ナンやコイツと、思われたかも知れません。
そやけど、コッチが若造のことやから、大目に見てくれてたのやろと、勝手に思てるけど、長野県企業局の局長は、そおはイカンで。あのお歳で、仮にでも、長がついてるから、若造ではナイ。
それはソレとして、一般常識なるものを、教えてくれるヒトがナイのです。
例えて云うたら、フォーク、ナイフが、どんな具合にと、洋食のマナーには気を遣うけど、これは、ダレもがドオしたらと、意識する。或る意味では、マナーなるものが、アルと分かってるだけマシやし、ナンとか教室で、お食事つきで、教えてくれる。
勿論、社会人としての、ビジネス・マナーと称する、一般常識も、イマや、教室があるらしいけど、自費でとなると、勿体ナイよなあ。
洋食にしても、分からんかったら、隣のヒト、ムカイのを参考に。ナンやったら、開き治ってしもて、ソバのヒトにでも、聞いたらヨイのやで。聞いた相手から、食べられたら、ヨイのと違いますか。とか云われて、ホッとすることも有る。
トアル、結婚式の披露宴でのハナシやけど。その洋食でした。
ご飯が出て来たけど、お茶碗やナシにお皿に盛りやがってからに、イケズやないか。別段、ここだけが特別に、イケズしてるのではナイけど、ご飯を食べるには、日本人の場合、お箸が適するのや。
と、理屈を云うてても仕方がナイ。手元には、フォークとナイフしかナイ。ご飯の仕上がりに寄っては、ポロポロ、こぼれてしまうことが有る。
こんなことに、無理することもナイのやから、勇気を出して、ボーイに命じてやった。お箸を持って来てくれへんか。ダレもが、そんなこと、してもヨイのかと、一斉に、お箸を注文したのやがな。
その結果やけど、こんなご飯の場合、お箸のホウが、シンドイのや。私も、皆さんも、四苦八苦。
シモタなあ、悪いことしてしもたなあ。注文するのやったら、スプーンのホウがヨカッタのや。言い出しっぺは、私やったから、スマンことでと、暫くは、顔を上げることが出来んかった。
この洋食のマナー。私なんか、ご幼少の折りから、レストランなる処さえも、連れて貰たことがナイ。社会人になってから、赤恥をカキカキ、冷や汗を、タラタラ、垂らし乍ら、教わったのや。
そこまで気を遣わんならんよおな、洋食なんか、要りません。蹴ってしまうワケにもイカンことが有るから、厄介なんや。
洋食は、そんなモンやけど、和食では、もっと難しいことが有る。
お箸の使いかたがドオのコオのとか、お汁の吸い方がとか。五月蠅いのやと云うてやりたいけど、みっともないと、家族のホウから冷たい視線が突き刺さる。
和食では、食べるマエの、部屋の何処の位置に座るかも、有るのやて。帰るトキには、タクシーに乗り込む位置が、又、イロイロ有るのやて。仕事関係では、特に、気を遣わんナランのやて。
部屋の着席場所は、先輩諸兄が指示したら良いけど、タクシーなんかは、云う間がナイことが有るのやなあ。やってしまいよったとか。
兎に角、その場、その場で、ダレかが教えてくれたらヨイけど、瞬事で決することもアル。部下なら、アトからでも、教えたらヨイけど、上司がソレしてしもたら、ナンともハヤ、助言も難しい。
長野の局長さんがソレやろ。アノお歳なら、名刺交換の一般常識くらい、分かってるハズ。分かってて、アレでは部下がコマルのや。
新入社員当時の私でさえも、名刺を頂くのを拒否したことはナイ。有りがたく、チョウダイした。
その当時、私なんか、名刺を交換する機会そのものが少ないのやから、持ち歩くことさえ、してナカッタ。相手から渡されて、シモタ、持って来てナイぞ。そんなこともタビタビ有ったよおな気もしてる。
そしたら、その名刺交換とは、どんな具合にするのかやけど、このマナーは、洋食やあるまいに、有ることさえ、知らんヒトが多いのや。職場に寄っては、教わる機会もナイ。
私にしても、先輩諸兄のやってることを、見様見真似で、そんな具合にスルのかと、修正しながらやって来ただけ。
早いハナシが、ナンの考えもナシに、適当に名刺交換してたけど、次第に、そおやナイ、形式が有ると分かった。
営業職の場合なら、重要な社員教育として、先輩諸兄が、顧客訪問への紹介の折りにでも、コオセエ、アアセエと、懇切丁寧に教えてくれることも有るのやろか。
部署に寄っては、名刺交換が希で、先輩諸兄でも、経験が乏しく、ぎこちナイことも有る。
基本的には、地位の低いモンから、目上の相手に、所属と氏名を名乗って、宜しくお願いしますと、名刺を差し出してたら、マチガイはナイらしい。その順番も、コッチも相手も、目上からが順番で、差し出すときは、両手で、片手が塞がるのやったら、仕方がナイ。右手で差し出すのや。ソレも、相手から、名刺の文字が読めるよおにしたらヨイ。
モノの本では、そのウエで、目上のヒトは受け取ってから、目下に出すとなってるけど、目上やからと、そこまでするヒトは珍しいけど、これも基本であると、分かっておけばヨイ。
実際の場では、お互いが、右手で差し出し、左手で受け取ることが多いのや。
ソレよりも、目下のモンは、目上の手法に合わすことが最重要。目下が出しゃばることは目上に恥を掛かすことにナルから厳禁やで。
と云うことで、あの局長が、基本を知ってるなら、新知事を、目上と思てナイことを意味してる。
(00/10/29)


175.名刺交換のハナシ(1)

私は夜には、パソコンで遊んでます。
テレビを点けたまま、やってるから、ナンの番組でも中途半端にしか聞いてナイ。
それでも、イチオウ、聞いてはいるから、興味アル話題のときは注目してます。
ニュース・ステーション(10月26日放送)で、田中康夫新長野県知事が、県庁の各部署に挨拶回りしてる状況を報道してたのです。
長野県と云えば、私はスキーが出来るワケでもナイから、私用では行ったことがナイのです。仕事では、クレームの回答で、訪問してる。仕事の場合、何回行ってても、ナニが何処にあるのやら、景色さえも覚えてナイのです。
更には、長野県民でもナイから、作家知事誕生の経緯もシランし、長野でナニがどおなってるのかも知りません。
作家田中康夫の作品と云うたら、「何となくクリスタル」は聞いたことがアルけど、それさえも、読んだこともナイ。
私の認識はその程度。それはソレで、石原東京都知事に続いて、二人目の作家知事が誕生したことになる。それが、ヨイとかワルイとか、ナンの感想もナイ。
先日は、その田中新知事が、サンデー・プロジェクトに出演して、知事室のレイアウトを見たいと云うたら、職員から、
「アナタは、マダ、知事になっておられナイから、知事室にお入れするワケにはいきません。」
と断られたらしい。
そしたら、夜ならダレも居てナイから、大丈夫かと訊ねたら、鍵を掛けてしまうから、アカンと断られたのやて。
この職員さんの意志で、ソオ云うてるのではナク、モット、ウエからの指示がアルのやろ。とも云うてました。鈍感な私でも、ソオ思う。
そんな背景があったから、ニュース・ステーションの内容は、注目したのです。
知事室のハナシも、どおかとも思うけど、左程、ビックリするよおな出来事でもナイ。正式に知事に任命された日から、そこの主となるから堂々と入室出来るのや。
そやけど、ニュース・ステーションでのハナシはビックリしてしもた。
県庁の企業局に、新知事が訪問して、挨拶がてら、名刺を渡そとしたら、そこの局長さんが、斯く宣おた。
「知事は会社で云うたら、社長です。
その社長が部下に名刺を配るよおな会社は倒産してしまう。」
そこで、新知事が、
「名刺には、メール・アドレスも書いてるので。」と返答したら、
局長さん曰く。そんなことならとひとまず受け取って、ここはイランやろと、名刺を折りよった。
何処の部分を折ったのか。知事の肩書きか、アドレス部分だけが見えるよおにしたのか。ソレでも、尚、不満やったらしく、報道陣に、
「アンタ等、会社の社長から、名刺を貰うこと、有るか。」やて。
報道陣のダレかが、アリマスと答えたら、そんな非常識なことするハズがナイと口を尖らした。
この局長さん、ブラウン管を通して、拝見しましたところ、お顔のおシワの状態、色艶の関係と、オツムの白髪具合から、定年間際かと思われるお年頃。それも過ぎてるけど、ボスとして、居座ってるだけかも知れません。
私の常識からしたら、このエライさんの言動は、非常識極まりないのや。
マズ、勤めサキの社員に名刺を渡す社長さんがあるのかと云う問題。
私は、余所の会社の社長さんから頂いたことは有るけど、勤めサキのは、頂いたことはナイ。初対面のトキにでも、頂けたとしたら、素直に、嬉しいけどなあ。
それよりも、差し出されて、断るやなんて、ソンナ畏れ多いこと、間違おても、シマセンです。
そして、社員に名刺を渡すよおな社長の会社は倒産すると云う、迷信じみたことなんか、イマだかつて、聞いたことはナイ。
もしかして、山一、拓銀、日債銀に、そごうに、千代田生命のことやろか。マダマダ、名も知らん会社の倒産も有るやろけど、それで、名刺とナンの関係が有るのかや。
そこは、長野県の企業局の局長さんやから、長野の情報には詳しい可能性は有る。
有れば、是非とも、教えて頂たいモンや。
(00/10/28)


174.眼イボのハナシ(4) 眼のイボとメイボ

液体窒素でイボを取るハナシです。
ハナシでは聞いたことがアル。患部のイボを、液体窒素で壊死させる。
液体窒素の原料は、そこらの空気で、−196℃。家庭にある製氷器が、セイゼイ、−20℃。
アイスクリーム屋はんで貰う、ドライアイスも、−78℃。日陰になった、お月さんが、−170℃。
絶対零度の、−273℃よりはマシやけど。
いつぞや、テレビで見たことがアル。この液体窒素に生きた金魚を漬けると、金魚はカチカチになり、水に戻すと、泳ぎ出す。金魚も迷惑な、実験をするモンや。
バナナを凍らすと、金槌みたいになって、釘をも打ち付けられる。カーネーションなら、花弁の肉厚が薄いから、ドライ・フラワー状となり、手で握れば、ガラス同然、粉々にナル。よって、これを、ガラス化現象と云う。
ツイでに、手を漬けたらどおなるか。勿論、短時間しかアカンけど、ナンにもナイのやて。
液体窒素が手の温もりで、手の周辺の液体窒素が気化してしもて、ガスとなる。この体積が液体の実に千倍。ガス化の勢いが凄いから、ガスが手と液体窒素の間に充満して、層とナリ、壁とナリ、手を保護してくれる。とは云え、長時間は、責任持てません。手がバナナと同様、金槌になる。やったことナイから知りませんけど。
事程左様に、実験には面白い液体窒素。それをどんな具合にやられるのやら。
ソレが、診療室の一遇の、棚に置いてある。
基本的には、ヤヤ大き目の魔法瓶。見た眼にも、安物ではナイ。おそらくは、ステンレス製の容器。ナカの様子はどおなってるのか、野次馬根性で、興味を持ったけど、覗くワケにもイキマセン。
女医先生は、それをヒョイと持って来て、曰く。
「マブタのイボにつけるのですから、堅くは、眼を閉じないで。堅く閉じられたら、液体窒素が患部に付けられへんからねえ。
かと云って、薄眼を開けてもイケマセン。眼に付いたらアカンのよ。」
難しいことを云う女医先生です。どないしたらヨイのやら。
「付けると、患部がチリチリして、痛いですからね。約二時間、我慢してくださいよ。」
そんなことを云い乍ら、女医先生は、何時の間にやら、ピンセットでつかんだガーゼを私の眼のマエに突きつけてます。
「ハイ、眼を閉じて。」
この先生、ガーゼを液体窒素に、何時、漬けたのやろ。そんなことはドオでもヨイ。ガーゼが眼に接近してるから、反射的に眼を閉じてしもた。相手が液体窒素やから、喧嘩する気はナイ。
そして、マブタに、ガーゼが接触したけど、ナニやら、冷水みたいな感触で、気持ちがヨイのです。
マサシク、水で眼の周辺を濡らされてる感じ。ホンマに液体窒素やろか。この冷水は、もしかして、空気中の水分が、結露してるのやろ。
そんなことまで、考えるくらい、ケッコウ、長い時間、やられてた。眼のホウは、どおしても、カチッと、閉じてしまう。そのタビに、これは、イカンと、緩めるよおに努力はするけど、アカンのです。
眼のナカにも、ドンドン、窒素か水か、冷たい液体が入って来るのです。エエのやろかなあ。
「ハイ、眼を開けても、ケッコウですよ。」
そお云われて、左眼を開いたら、チャンと先生のお姿が見えてます。アア、ヨカッタ。
「二週間程、様子を診てください。
それで、残ってるよおだったら、もお一度、やってみましょう。タブン、大丈夫と思います。
それと、目薬を出しておきますね。目薬はコレですから、ヨク、見ておいてくださいよ。」
目薬の一覧表を見せられて、コレやと説明されて、アア、ソレですか。
見ましたけど、分かったことは、沢山の種類がアルことだけ。
「この目薬は、マブタに塗るヤツです。使用方法は薬についてますから、ヨク見てください。」
それでは、宜しいですよ。」
私は、何回も、赤く腫れ上がるメイボはやってるけど、目医者さんに関わったことがナイのです。この程度やったら、ホッタラカシか、そこらの点眼薬か、メンソレターム。
そやけど、私は皮膚科に来てるハズ。ナンで、目薬がアルのやろ。
女医先生が出すと云う目薬は、そのメイボ用なんやろ。メイボは、目医者さんとチガウのかいな。マブタに付けても、目薬かいな。アホな疑問と理屈をグッと飲み込み、お辞儀して、
「アリガトウ、ゴザイマス。」
診察室から出たけど、女医先生の仰るとおり、マブタがヒリヒリして来た。
イカニモ、世に云うメイボが出来てしもて、腫れ上がってるみたいな感覚。
治療代金を支払おて、明細書を見たら、ナンと、眼科のホウが倍してるのや。もっと、シッカリ、見たら、紹介状が高いのやで。
紹介状に、ナンの効能があったのや。
さて、その後、眼のイボは、ドオなったのか。
朝、顔を洗うトキ、鏡に、眼のイボは、映ってます。ソレ以上に、マブタが真っ赤っ赤。それこそ、メイボが出来たみたい。
病院で頂いた、目薬は一回は使いましたけど、何処かへ行ってしもた。
メイボは、三日で消えたけど、眼のイボは、ホンマに無くなるのかいなとシンパイやった。
そして、現在ですけど、アレから、二週間ではナイ。
実は、早、二ヶ月経ってるのや。
眼のイボは、気がついたら、ナクナッテた。
ホンマは、チッとだけ残ってるけど、邪魔くさい。
(00/10/14)


173.眼イボのハナシ(3) イボとタコのハナシ

予期せぬ、質問があった。
注意深く、読んで頂いて、感謝スル。
質問内容は、眼イボのハナシ(2)のことで、知り合いでもナイ、大型カップルがナンで結婚してナイと分かるのや。
スポンジの座布団の水が、ナンで知り合いのお尻から出た汗と分かったのか。
そのことを、ナンでやと問われたら、マズは、正直云うて、説明を割愛してしもた。
大型カップルは、その会話からで、オンナの子の口から、寮母さんがイケズやから、気に要らん。隣の部屋のダレかさんが、彼氏に騙された。そんなことを云うてたのや。京都弁ではナイから、何処か余所のヒトで、寮に居るのやろ。
オトコのホウは、脛ッカジリのフー太郎。職を探してるけど、何処もカシコも気に要らん。シンドイばっかりで、バイト代も安いとか。それで、座り仕事ではナイと云うのは、モトモト、仕事をしてナイと云うことではないのか。
聞き耳を立ててたワケではナイのやで。処もハバカらんと、お二人が、大声で喋るから、耳でも塞がん限り聞こえます。そお云う意味では、オツムの程度は、白痴に近い。もっとも、周囲が他人さんばっかり。私が聞いたところで、ナンの意味もナイ。私のハナシのネタにされただけ。私以外の余所さんも、ダレかにしてるかも。こんなアホが居た云うて。
座布団にしみ込んだと云う汗の滴りは、ソコに座った奴が気がついたのや。ナンか濡れてるで。可哀想にズボンがビトビト。
そしたら、そのマエに、そこに座ったヒトが原因やろな。ツギの機会に確認したけど、オシッコではナイから、汗とは思てた。それにしても、尋常やナイから、当人も承知してるハズ。それとも、ダレでもが、ソオと思てるのやろか。どっちにしても、タマタマ、ソレが最後で、以来、合ってナイ。
さて、この病院には何回も来てます。
特に、耳鼻咽喉科は、風邪。内科は、胃の調子が悪いトキ。整形外科では、骨折したから、入院までしてました。
泌尿器科、眼科は半日ドックで知ってます。
皮膚科には、用事がナイのやから、これが初めてで、ホカにも神経科、産婦人科がアルけど、ヤッパリ、用事がナイ。
問題の大型カップルが終了して、ハイ、ツギのカタ。看護婦さんに呼ばれて、診察室に。
女医先生は、ホボ、40歳。ナルホド、さばさばした感じのおカタ。
その先生に、左のマブタを示して、コレです。アア、眼イボ。アッサリしたモンです。
「イボは、ほっといたら、いくらでも成長するのよ。ダイブ、マエからねえ。半年くらいかなあ。」
「そおです。気がついたのはソレくらいからで、視界に入って、邪魔なんです。」
「イボやから、突起してるしねえ。液体窒素でやってみます。初めてですか。」
勿論、初めてです。
足に出来る魚の目は経験してる。コレは、市販の薬、「イボコロリ」で、処置してしもた。
それと、筆圧が高いから、ペンダコも大きいのがあった。イマは、パソコンで済ましてるから、鉛筆を握ることがナクナッテしもて、タコも痕跡だけ。以前は、ナイフで削ったくらいや。深お削り過ぎて、鉛筆が握れんよおになったこともアル。
鉛筆と云えば、ナイフで削るもの。それが、鉛筆削り器が出現して、電動鉛筆削り器になり。鉛筆がスグに消耗。ツイで、シャープ・ペンシルが世に出たけど、これは、画期的な進歩やった。
そんな意味からは、イマの子は、大丈夫かと思う。
文字のことです。私も書く機会が無くなったから、漢字も、英語のスペルも忘れてしもたけど、それでも、手が覚えてるから、頭には出て来ませんけど、書き出すと、書けてしまう。
数学でもソオなんやで。最近の大学生は、分数さえ出来んと云うけど、筆算をしてナイからや。
ヨイ、悪いではナク、私の時代には、ナンとか塾に通うことはナカッタし、紙も豊富ではナカッタ。ザラ半紙は勿体ないから、新聞の広告の裏に、包装紙。兎に角、紙なるモノは貴重品。ソレが真っ黒になるくらい書いた。書いて書いて、書きまくった結果、手が覚えてしもた。
息子等のハナシを聞いたら、イマの大学では電卓の持ち込みさえ出来るのやて。
パソコンも電卓も、ケッコウやけど、それは社会人になってからでもヨイのやないか。ナンでも簡単に、要領ヨクとは聞こえはヨイけど、末長くの、記憶が出来ません。勉強は、要領悪く、原始的なホウが、身にはつく。
小学、中学で、ツイには幼稚園。兎に角、早いことパソコンの世界にと、声高く叫ぶヒトが多いけど、こんなモン、MS−DOSの時代やあるまいに、マスマス、便利で簡単になって、OSくらい、ダレにでも扱うことは出来るのや。
問題は、パソコンに異常が発生して、動かんよおになって、どおしたもんか。ここからが、勉強。
これも、そのウチ、パソコンが解決してくれるのやろ。そやから、そんなに早く、パソコンを扱わんならんこともナイで。
そもそも、ガキが、パソコンをナニに使うのや。マサカ、インターネットで、社会勉強の検索かいな。それとも、お絵描きでもするのかいな。
クレヨンで、絵の具で、したらエエやないか。色の合成で、服を汚して、顔を汚して、体感するのが一番です。私は、不器用やから、絵もアカンかったけど。
パソコンはナニを命令するかが問題で、命令するためには、その基礎知識がナイとアカンのや。出た結果が正しいのかどおか、検証する判断が出来んことには意味がナイ。
要領のエエ子になるよりは、マズはペンダコが出来るくらいに、字を書け、数字を書け。
それならと、試験でもされたら、ボロボロ。エラソウなんは、口だけやから、相手にしてくれるな。
マタ、脱線してしもて。
タコのハナシではナイ。
液体窒素で、イボを取るハナシや。
(00/10/13)


172.眼イボのハナシ(2) 大型カップル

眼科の患者さんは、殆どがお年寄り。
白内障の術後の入院患者は、片目に金属製の眼帯をしてるから、ソレと分かります。私の母も手術したのです。
その入院患者がツギツギと車椅子で診察に来て、そっちが最優先みたいで、外来の順番が進みません。ホカの時間帯にやってくれたらヨイのに。
その眼科から、皮膚科に廻されて、マタ、順番待ち。
可哀想に、顔に火傷したヒトも居てました。眼鏡を掛けて、帽子を深お被って、隠してるのです。アンマリ、ジロジロ見るのも気の毒やから、ダレもが余所を見るフリしてるけど、どおしても、気になって、ソッチを見てしまう。
そのヒトも、ジッとしてくれてたら、目立たんのに、ウロウロする。椅子に座ったり、立ったり、落ち着きがナイ。そのタビに、ツイツイ、そっちに眼が向いてしまう。ダレしもヒマやから。
或いは、顔中が真っ赤っ赤。アトピーやろなあ。そおかと思たら、大型カップルが、来てるのです。
見た眼には、ナンにもナイ。果たして、症状はナンやろか。
ヨオヤク、名前を呼ばれたら、そのカップルが一つマエ。大型と云うのは体格のこと。
人相の悪いオトコで、態度も横柄。診察室のナカには長椅子が二つ。その片方のド真ん中にドッカと座って、横になったり、アクビしたり。ここまで来たら、スグやのに、突然、気が振れたみたいに、
「モタモタしくさって。」
ヤクザ口調で、ワメキ出す始末。呼ばれるのが遅いのは、来るのが遅かっただけ。声を張り上げたところで、どおしょおもナイのや。
私なんか、朝一番に眼科の受診届を出したのに、も一度、受付に戻って、皮膚科のを出したら、眼科とチガウかったのやねえ。受付のオバハンが、覚えてくれてただけマシでした。
加えて、相棒のオンナの子に、ナニ持って来い、コレ持てと、命令してる。それくらいのホウがオトコらしいから、ケッコウです。云われてる相方も、ドブスでドデブ。お似合いのカップルや。
順番も、最後のホウ。ここでは、私とカップルだけやから、どんな格好しても、邪魔にはナランけど、お行儀の悪いのが気に要らん。
そのナンとかさんが呼ばれて、ハイと返事をしたのは、オンナの子。そしたら、オトコは付き添いやったのか。来るのがイヤなら、来ることナイのや。五月蠅いだけ、ハタ迷惑。
ところが、診察室の気配では、オトコが患者みたいで、お尻にナニか出来モンが出来たと訴えてる。
先生は、女医さん。
「サッサとパンツを脱いで、お尻をお見せなさいな。アンタも手伝ってチョウダイ。」
あの人相、体格、態度で、パンツも一人でヨオ脱がんのかいな。二十代中場のエエ歳して、付き添い人にまで、手伝わさして、情けナイ奴めが。
云うとくけど、兄弟姉妹の関係ではナイ。マダ、結婚もしてないし、白痴でもナイ。フラフラともしてナイし、見掛けはそこらのデブと云うだけ。
その出来モンを、先生に触られたのか、大オトコの悲鳴が轟いたのです。
「ウワー、イタイ、イタイ。イタイです。触らんといてください。」
殆ど、泣き声出して、嘆願してる。
エライ、キツイことする女医さんやなあ。そしたら、
「ナニ云うてるのん。ナンにも触ってナイわよ。触るのは、これからよ。」
「ギャー。」
イカニモ、漫画みたいやけど、ホンマのハナシです。
私も、吹き出しそおになった。それより、ザマア見ろや。
イカツイ顔の大オトコの、それにも増して、横柄な態度も内弁慶で張り子の虎。声だけではモノ足らんから、その泣きっ面を、是非とも拝見してやりたくらい。キッチリ、女医先生も、申しました。
「アンタ、大きな図体して、ナニを騒いでるの。コレ、汗疹よ。
汗疹が化膿してるだけ。お尻を清潔にししなさいねえ。付き添いサンも、気を付けてあげなさいよ。お風呂に入ってら、チャンと石鹸で、ゴシゴシ洗ってあげること。イマはダメですよ。治ってから。
それと、どんな仕事をしてるの。座り仕事でもしてるのですか。」
「イイエ、普通の仕事で、座ってません。」
「ウソ、オッシャイ。肥えてるのに、座って動かないから、お尻にまで、汗疹が出来たのよ。
ヒトに寄っては、お尻からでも、手の平からでも、発汗するヒトがアルのよねえ。それは、手術でも治せるわよ。アンタ、やってみる。
それは冗談だけど、兎に角、お尻は清潔に。水分もひかえ目で、座るトキは通気性のヨイ、座布団にすることねえ。
それよりも、ジッと座ってナイで、コマメに運動しなさいな。軟膏を出しておきますから、付き添いさんに、チャンと塗ってもらいなさいね。」
そのオトコ、待合室でも、ダラダラ、寝そべってたから、女医先生の見立ては正しいのや。
大声の、「モタモタしやがって。」も聞こえるよおに云うたのやから、その報復もアルのやろ。
先生のハナシでは、汗も、色んな場所から出るのやて。手に汗握ると云うけど、その手の平、顔から、額に、アタマから腋の下、希には、お尻からも、足の裏からの汗もあるのやて。
汗が出るのは、当たり前で、汗が出んかったら、体温調整が出来んから、死に至る。そやけど、運動してないのに、滴り落ちるくらいの量が出るヒトがアルのです。
太ったヒトの場合、脂肪は断熱材になるから、汗っかきが多い。お相撲取りさんは、ジッとしてても、汗が凄いのです。これは、お商売柄で仕方がナイ。
ソオ云うたら、私の知り合いにも居た。ホンダNVの頃やけど、クルマで送って、その帰り、助手席の座布団が濡れてるのや。座布団を触ったら、ベトベトやけど、年齢からしても、オシッコであろおハズがナイ。ニオイもナイし、タダの水同然。座布団はスポンジで、絞ったら水がザッと流れ落ちた。
ナンやコレと、そお思た、ン十年マエの謎が、イマ解けた。ちなみに、このヒトは太ってはナイ。
それは、エエけど、イヨイヨ、私の番です。
付き添いは居てナイぞ。
(00/10/12)


171.眼イボのハナシ(1) 未確認飛行物体

ある日のこと、視界の範囲に、ナニやら見えてるのに気がついた。
クルマを運転してても、歩いてても。
左上前方に、薄ボンヤリと、逆三角形状のモノが、陰みたいに見える。
クルマの運転中は、天空を見上げることが少ないから、単に、目の調子がオカシのかなと思たけど、スグに消えるから、ナンとも思てなかった。
そのことをスッカリ忘れてしもて、クルマから降りて、歩き出したら、マタ、見えた。
真正面には比叡山がそびえてます。その遙か上空に、無色透明の馬鹿デカイ、未確認飛行物体みたいなモンが現れたり、消えたり。
目に、メヤニでもくっついてるのやろか。当たり前やけど、毎朝、顔は洗てるけど。
それとも、白内障とはこんな具合になるのやろか、それにはマダ早いから、目にキズでも出来たのやろか。一度、目医者さんに診て頂いたホウがエエのかなあ。
この時点から、分析が始まった。目玉だけを動かしても、位置は変わりません。顔の位置を変えたら、オナジよおに動く。しかも、左の目のウエにだけ見えて、右目には見えてナイ。
それで、ハタと、思い当たったことがある。メイボです。
メイボ云うても、マブタの周辺が炎症して膨れあがったメイボではナイ。場所は同じマブタやけど、マサシク、イボ。
これは、数ヶ月マエから発見はしてたのです。
私のマブタはカタチンバ。右は一重で、左が二重。
その二重のド真ん中に、黒っぽい突起が出てるのを見つけてました。云うたらナンやけど、お年頃なら、気にもなるし、治療にでも走るかも分からんけど、ナニせ、この歳で、無精モンやから、邪魔くさい。実害もナイから、ホッタラカシやった。
視界に入るよおになったら、そんなこと云うてられん。マサシク、眼のウエのイボで、目障りや。
手で引っ張ってみたけど、痛い。捻ったら、どおかいな。そんな旨いこと、つかめへんのや。ハサミで切ることも考えたけど、そこまでの大きさがナイのと、場所が場所だけに、怖いやないか。
そんな具合に、自分で処置することも検討したけど、辞めた。ナニブン、小さいのや。余所さんやったら、余程、顔をしっかり見んと分からんクライです。場所を聞いたら、分かるやろ。そやから、ホットイタのやけど、専門家にやって頂くことにした。
そこで、朝から八木の南丹病院に。そやけど、眼科か、皮膚科かどっちやろ。
受付の事務員さんにメイボを示して、コレ、ナニ科でしょうかと、訊ねたら、眼のソバやから、眼科のホウやで。
どっちにしても、初診やから、受診届は書いて出さんとアカンのです。
初診は最後のホウにナル。眼科は老人が多いから、これマタ、相当なモンで、ナン時間も待たされて、よおやく、順番が来た。
先生に、メイボを示して、
「コレですけど。」
先生は、眼に光を当てて、アッチを見なさい、コッチを見なさい。私は指示どおり、アッチ見て、コッチ見て。
そして、オモムロに、先生、曰く、
「アンシンしてください。悪性ではナイですねえ。」
メイボにも悪性と、良性があるのかいな。初めて知りました。
「それからですねえ。眼には、特に、ナニもありません。正常ですから、アンシンしてください。」
眼の病気はシンパイしてナイけど、私の眼は老眼気味。これは、正常、異常の範疇ではナイ。
トリアエズ、先生からそお云うて頂いて、眼の病気のナイのは分かったけど、メイボは、どおなった。
「これはですねえ。アッチの先生に診て頂きましょう。」
この先生は、オトコ。も一人、女医さんも居ておられたのです。メイボはこの先生の専門やろか。お手柔らかにお願いします。
マタ、眼に光を当てられて、アッチ見て、コッチ見て。
「ハイ、それで、ケッコウですよ。終わりましたから。
眼のホウは、ナンの疾患もありません。正常ですよ。」
それは、サッキも、聞いたけど、それで、メイボのことです。
「これは、皮膚科で診て頂きましょう。アッチなら、液体窒素で簡単に処置出来ます。
アッチでダメと云うことなら、コッチで、やってあげますよ。コッチの場合、切開することになります。
皮膚科の先生宛に、紹介状を書いておきますからね。お大事に。」
イカニモ、女医さんやから、優しいモノの云いカタやけど、この女医さんに処置して頂けるものやと思い込んでたから、私はガックリした。
紹介状を書いて頂くのに、マタ、待たされて、眼科の看護婦さん曰く、
「皮膚科も初診のよおですねえ。
皮膚科の受診届を提出してから受診してくださいね。それでは、お大事に。」
マタ、一から順番待ちをしなさいと云うことや。
気分は、真っ暗闇。
(00/10/11)


170.夏祭りのハナシ(18) たこ焼き屋はんのハナシ(2)

夏祭りやから、ヤッパリ、カラオケとお酒はつきもの。
時間と共に、そのお酒も廻って、賑やかになって、喚声も沸きあがったり。
舞台のカラオケのど自慢は、液晶大画面に映し出されて、その画像をハタと見たら、オナジ組のオッサンが、ナニか唱てるやないか。
目の前で、やってるのやから、その気になったら、何時でも見えるし、歌声も、拡声器を通して聞こえはしてるけど、その一人しか、まともに見物さえしてナカッタ。
それどころではナイと云う状況もあったし、左程の興味もがナイことも有る。そやから云うて、不愉快にも思てませんし、邪魔する気もナイ。お好きな人は、お好きなよおにやってくれたらヨイのです。
ドッチミチ、両方共にアカンのやから、一緒に騒ぎのナカに入りたいとも思てナイ。
一発、得意ののどを披露とか、そんなことも、夢にも考えてナイ。クレグレも、その範囲でやってクレてたらヨイのです。
私なんか、居てナイと思てくれてるホウが平安無事。そやのに、カラオケも、お好きな人は、ダレでもスキやと、思い込んでるフシがアル。そんなことはナイのやで。
そんな意味からも、お酒を飲んで、騒いだり、下手でも、披露出来る芸のアル人はウラヤマシイもんです。
せめて、こんな具合に、おでんでもやってるホウが、参加してる気分にはなれてるのです。
さて、たこ焼き屋のオバハンに、挨拶などしたいけど、おでんの店番がダレも居てナイのや。
そのトキ、おでんを応援してくれた、オッサンが、夜の巡回から戻って来やはった。丁度ヨイ。このオッサンに、店番でも頼んで、たこ焼き屋はんに挨拶など。
たこ焼き屋はんも、資材を軽トラックに積みオワッテしもて、関係者に挨拶したはるのです。
私は関係者でもナイけど、コロコロのあのオバハンに、
「もお、帰らはるのですか。」
ソバには、ご主人と、息子さん。
そのご主人は、私が云うのもナンやけど、コロコロのオバハンと正反対で、至って小柄なおカタ。私がそお思たのやから、かなりなモンです。
ところが、その息子さんやけど、コレがマタ、お母さんの体形ソックリ、そのまま。あくまでも、体形だけです。
マタ、私が云うのもナンやけど、お母さんは、横幅ダケはあるけど、背丈はナイのです。
「云うたらナンやけど、体形が、お母さんそのままやなあ。」
マタ、正直に、イランこと云うてしもて。
「コレ、中学生なんやで。」
イヤ、とてもやないけど、そおは見えません。マタマタ、私が云うのもナンやけど、私より背丈は大きいし、体重も倍以上はアル。実際、百キロは突破してるのやて。
「相撲取りにでも、なれるのとチガウか。」
調子に乗って、余計に、アホなこと云うてしもて。
そやけど、それくらいの体格やし、顔つきは、ダレに似たのかと思うくらいです。怒らしてしもたら、私みたいなモン、軽く、張り手一発で、すっ飛ばされてしまうやろ。
云うてないけど、その顔つきが怖いのや。逆ろおたら、イカン。見も知らんかったら、触らぬ神に祟りナシの部類で、それだけの貫禄充分。中学校では、大ボスやろ。
ご両親が一緒のことやから、アンシンして相手してるのやけど。
それにしても、オバハンは、コロコロには変わりはナイけど、以前よりは、体重も減って、こじんまりとはなってるのです。
「そやけど、軽い脳梗塞をやってしもてなあ。
右半身が、チョッと、アカンのや。」
チョッとアカンだけで、実生活には問題ナイらしいです。たこ焼きを焼きに来てるくらいやから。
「もお、若くはナイのやから、ムリしたらアカンで。」
「イマでも、病院に、月に二回、通てるのや。」
それは、最初に聞いたけど、
「マタ、病院で会えるかも分からへんなあ。」
これを云うたのは、私ではナイ。
病院とは、余り、エエ場所とチガウけど。嫌われるよりは、ケッコウなことです。
こんな具合に、イロイロあった夏祭りやけど、おでんも、最後のホウは、ヨイ加減になってしもた。
「おまけや。」
とか云うて、品数だけは、余計に渡したり。
ナニがナニやら、グシャグシャになってるからやけど、お客は、
「そおか、オオキニ」
そお云うて、ニコニコして、悦んでくれたのや。
打ち上げ会用の辛いおでんも、充分に、残ってます。
それでも、198枚の券は全部回収出来て、ナンのクレームもナシ。
例年、ナニかあったらしいから、マズ、ソレだけを目標にしてたから、一安心。
夏祭りが終了したのは、10時マエ。
そこから、適当に後始末。それが、ナン時に終わったのかさえ、忘れてしもた。
喰ったのは、おでん一人前だけやのに、胸膨れしてしもて。
家に帰ったら、ナニも喰わんと、バタン、キュー。
(00/10/04)


169.夏祭りのハナシ(17) ナーキーさんとるーちんさん(8)

るーちんさんは、亀岡にも、マダ、ズッとサキの胡麻と云う処にも知り合いがあるらしい。
亀岡の知人はケーキ屋さん。
その場所は、クニッテル通りを真っ直ぐに、亀岡縦貫道路方向に進み、そのソバの道を右に曲がって、左に曲がって、云々で。
正直云うて、曲がるのも、二回までは、私の頭に記憶は出来るけど、三回目以降は、タダでさえ方向音痴のことやから、アトは、チンプンカンプン。聞いてるハナシは、遠い見知らぬ外国の地理みたいなモンで、上の空になってしまうのや。
私の方向感覚は、その程度やから、アテにはなりませんけど、ケーキ屋さんのあるアタリは、我が団地より、アトで、売りに出された一帯やろか。
それで、私が亀岡に引っ越して、十年後。イマから云うたら、バブルの絶頂期。
マダマダ、新築住宅とか、土地だけとか、抽選のための、応募は募ってたから、見学のため、徘徊したことが有る。
見学云うても、多少の色気はあったから、チラシを見ては、探索してたのや。とは云え、半分以上は冷やかしやから、どのアタリを見たのかも覚えてナイ。ケーキ屋さんがあったのか、ナカッタのか、知る由もナイ。
それでも、一回だけ、抽選に応募したことがアル。くじ運がナイから、当たるハズがナイのを見越したウエのことやけど。
普通で、何十倍で、場所によったら、何百倍もの倍率のもあったのや。万が一、当たったところで、資金はナカッタし、引っ越す気もナイのに。当然のこと、ハズレたけど、その応募した場所さえ、覚えてナイ。
当時の応募者は、そんなんが多かったから、余計に倍率が伸びたのや。
敵もさるもの、第一次当選者、第二次当選者とか、五次くらいまであって、交渉の優先順位を決めてたのです。
当たったところで、やっぱり資金がナイ人が多かった。最終段階では、買うのは、不動産屋とか、投機目的のお金持ちが殆どではナカッタのやろか。そのため、バブルが崩壊したら、棲まれることもナク、新築のままの建物が、ヨク、売りにも出されてたのや。
イマでも出てる。ウソではナイ。不動産屋の友人がソオ云うてるのや。当時なら、不動産屋は、右から左に動かすだけで、数百万円の儲けやて。
不動産屋のウハウハの時代やったけど、その当時、安いので、五千万円台。
これは、ヨイと思たら、六千万円台。云うたらナンやけど、私も亀岡やけど、その亀岡程度で、そんな値段ではなあ。借りる金額にもよるけど、だいたいが、年二百万円以上の返済金額が一般的になってたのや。どないして、生活するのやろ。
ナニも、ここだけではナイ。バブルの天辺では、そんなモンやった。
確かに、そこらのサラリーマンの、返済能力は超えるから、出そうにも、手が出ません。結局は、不動産屋と、一部の投機家が煽りよったのや。煽りすぎた不動産屋は破産してしもた。不動産屋の友人は、生き残ってますけど。
そんなこともあるけど、テレビ番組では、「金曜日の妻達」。通称、「金妻」が流行ってた頃で、それに出て来る、メルヘンチックな、家ばっかりやから、ドライブがてら、エエなあとか云うて、嫁はんと、見て廻ったのや。
土地バブル崩壊とは、もっとアトに云われただけ。次第に安うなって来てたのは実感したけど、それでも、安いと思た場所は、雑木林のソバやったり、池があったり、土地がイビツやったり、縦貫道路の真下やったり。現地を見たら、やっぱりなあ。値段の裏には、ナニかがある。
反面、通勤、通学には不便な場所でもアル。山の手になるから、坂道で、冬になり、雪が降ったり、道路が凍結でもしたら、クルマはアカン。自転車も、下りは楽やけど、登りはタイヘン。
交通機関も、バスで、亀岡駅まで行ってからとなる。
それを、覚悟のウエなら、全体的に、綺麗な町並みで、雰囲気もヨイから、最高の気分やろ。
マエの会社でも、評判になってて、何人かが棲んでます。オナジ会社員やのに、どないして、そんなにお金がアルのやろ。親の七光りやでと、愚痴をこぼしたり。
お店をヤルのなら、交通手段のことは無関係やし、資金さえあったら、持って来いで、文句なし。
「金妻」のハナシも、交通のハナシも、してないけど、そのアタリかどおかも分かりません。途中から、ウニャムニャやから。
そやけど、適当に、切り上げて、店番に戻っらんとアカンのです。アカンと云うワケでもナイけど、おでんのホウも気に掛かる。性分やから、仕方がナイがな。
おでんも、アト5人前の券が未回収の頃、お二人さんがサイナラと云いに来た。
そして、ナニやら、るーちんさんから、ナーキーさん。
ナーキーさんから、私に、これをどうぞと、手土産として、手渡されたものがあったのや。マサカ、CD−ROMやナイやろなあ。
丁度、その大きさのものを入れたくらいの包み紙で、それなら、マエに、無生展で頂いた、写真集やけど、そおではナカッタ。
「京風味おじゃこしぐれ」やて。
熱ご飯には持って来いです。
そやのに、シツレイなことを云うてしもて。マサカ、そんな手土産を頂けるとは、夢にも思てなかったのや。
そもそもが、そのCD−ROMを無生展で、頂いたトキの、るーちんさんの表情が、ソレやった。
どんな表情かと云うたら、ナニやら、クスクスと、イタズラっぽい目つきやったのや。
ツイツイ、それとだぶってしもて、アホなことを。
中味を知ったのは、夏祭りも終わって、家に帰ってからのことやけど、知るマエに、たこ焼き屋の売り子をしてる嫁はんに、こんなんを頂いたのやと渡したら、引き続き、たこ焼き屋はんも帰らはるとのことやがな。
それなら、挨拶など、しときましょう。
(00/10/03)


168.夏祭りのハナシ(16) ナーキーさんとるーちんさん(7)

夏祭りのトキは、大釜がソバにアルだけでも、熱苦しかった。
イマでは、スッカリ、肌寒いから、その大釜が懐かしいくらいです。
それでも、ハナシはオワッテないから続行しなアカンのやけど、夏祭りそのものは、舞台設定だけのことで、左程の意味はナイ。
単に、私の云いたいことを舞台を借りて、云うてるだけです。
その舞台である夏祭りで、ナーキーさんとの初対面。とは云え、マッタク、未知のヒトでもナイ。
ナニやら懐かしい感がしたのも、インターネットを介在させて、会話をしてるから。
実際にハナシをしたのは数分やけど、私にしてみたら、顔つき、体つき、ハナシから受けた印象が、髪型とは合ってナイ。
髪型だけを除外したら、至って、好青年。物腰柔らかく、インターネットを通じて受けてるママとしておきます。
これは仕方がナイことで、ここまでの私の人生を通じて、この髪型を眼のアタリにすること自体が初めてのこと。
物心がついたのを振り出しにして、幼稚園、小学校から、大学まで。更には、社会人になって、その先輩、後輩、同僚から、ホウボウの会社にも訪問したり、訪問されたり。
家も三回変わって、その近所から、通勤途中の電車、バス。出張のための新幹線から、駅から、飛行機でも。
四条河原町界隈も、トキドキ、徘徊してるし、大阪の地下街を迷子にもなったこともアル。映画館に、ファミレス、高島屋にもタマには行くのやし。
その全てを通じて、視界まで含めて、延べにしたら、何万人、何十万人には達するやろに、実物を見たことがナイ。
これが、知らんヒトなら、ヘンなヤツが居る。下手に相手になったら、ナニされるか分からんで。
そこまではナイけど、おでんの屋台の暖簾を潜って、ハタと店主を見たら、鶏冠頭のオヤジやったら、スンマセン、店を間違おてしもたとか、適当な言い訳して、踵を返して、逃げてしまうけど、マダ、そんな場にさえ、遭遇したことがナイ。
それほどまでに、私にしてみたら、別世界の髪型で、この髪型をしてたのが、どんな性格やったかの分析するべき資料がナイ。
機会があったら、是非とも聞いてみたいとも、思てるのです。その動機などを、気分などを。下手に聞いたら、るーちんさんから叱られたりして。そんなこと、好きずきやと。
そやからこそ、芸術家と云う人種は、一風変わってるのやとも思うのです。
誤解のナキよおに。るーちんさんは、その背景からして、芸術家で有ると、私が認めてるから、そお表現してるのや。さりとて、私に認められても、ナンの役にも立ちませんけど。
変わってて、ナニか悪いのかと問われたら、ナニも悪いとは云うてないのやで。あくまでも、変わってると云うてるだけ。
それなら、ナンで、屋台のオヤジが鶏冠やったら、逃げるのかと問われたら、理屈はナニもナイ。
そのヒトにとっては、やり慣れて、習慣になってるのやけど、世間の眼を代弁したら、見慣れてナイものには、本能的に警戒する。
敢えて、そんな店に入ることはナイのです。普通のお店でケッコウ。そこの常連さんなら、見慣れてるから、お好きなよおに。
変わってると云う意味は、知ったウエなら、警戒心もナイ。それどころか、どんなんかなあと好奇心を抱くヒトもアル。それは、変わったヒトが造るおでんの味がです。
それこそ、どんな変わった味がスルのか。甘いのか、辛いのか。もっと、ナニか、妙味が有るのか。
そやけど、一般的には、警戒する。どんなんかなあと、思うヒトは少数派で、世間では、得体の知れんヤツとの先入観から、警戒するから、損をすることが有る。
オナジ意味から、茶髪はかなり人権を得てしもた。若い子なら、ソレばっかり。これも、茶髪が限度やろ。黄髪になったら、警戒される。この警戒は、鶏冠とは質がチガウのや。不良のレッテルを貼られてしまうし、当人も、ソレを意識してるやろ。
銀髪になったら、もっと、警戒される。ここまで来たら、人格にまで、影響してると見られてしまう。
鶏冠頭にも、限界は有る。剃り込みを、もっと沢山にしたら、目立ち過ぎて、アカンやろ。アカンとは、人格が、マトモか異常か、ドッチか分からんのです。
その残った髪の毛を、ピンと立てて、スプレーでも掛けたら、どおなるのやろ。
単純に云うたら、滑稽やけど、笑うに笑えません。ヘンに刺激を与えたら、アカンのやないかと。
つまり、人間の中味以前に、外見で、世間は判断すると云うことで、外見には、人相も影響する。
丁度ヨイ見本に、お笑い芸能人のウドが居る。
あれこそ、鶏冠も鶏冠。ピンと立てて、スプレーまで掛けてます。
髪型からは、正体不明の人種やけど、あの人相やから、ワルには見えません。見えへんから、お笑い芸能人としてやってられる。
アレが、無名で、普通の表情で、そこらを歩いてたら、ナニ者かいな。
そやけど、アホみたいやで。単なる、町のチンピラか、遊び人。
ナーキーさんの鶏冠はそこまで極端ではナイ。
人相も、ウドのヨオでもナイ。
ハナシからも、至って、マトモ。
るーちんさんがコワイから、胡麻擦って。
(00/10/01)


167.オリンピックのハナシ

閑話休題的に、シドニー・オリンピックのハナシです。
そのオリンピックも佳境に入って来ました。
基本的には、オリンピックは素晴らしいと評価はしてます。
日本の選手が金メダルでも獲得してくれたら、私が頂くワケでもナイのに興奮してしまう。
そのウエで、最近のは、ツマランのです。
特に、野球競技は、マッタクの中途半端。勿論、日本チームよ、勝ってクレと、応援してました。
アル、背景があってのことやから、余計に注目してたのです。
背景とは、知り合いの関係者の息子さんが出場してたのです。その息子さんとは、どんなヒトか知りませんけど、タマタマ、私の後輩にナル。大元の、知り合いと云うても、それが、一回しか、合おたことがナイと云う、極めて、ヨイ加減な知り合いやけど。
この野球ですけど、アル国では、プロが居てナイから、アマのチーム。
アル国は、プロ・アマ混成チーム。これは、日本チームのことやけど。そして、何処かの国は、プロだけの、ドリーム・チームと称されてます。韓国チームのことやけど。
これは、お国の事情によって、戦力の構成が異なるのやから、仕方がナイとは理解してるけど、釈然としませんのです。
これでは、世界一との判断が出来ませんのです。そのマエに、ナニが基準のオリンピックであるのかが問題。選手を出してくれる、お国に任してるダケ。
そしたら、日本として、ナンとしてでも、メダルを獲りたいのか。出来ることなら、欲しいのか。単に、参加することに意義がアルのかとなる。
その考え一つで、メンバーの選定が決まってしまう。と云うよりも、選考者がどんな方針でオリンピックに臨むのか。プロを参加させるなら、させるで、プロ野球球団首脳が、ドオ決断するかもアル。
何処の国でも、出場する限り、メダルが欲しいに決まってるけど、戦力分析でも、ほぼ、分かる。
例えば、米国が、ホンキで、チームを結成したら、ホカの国は、銀以下のメダルを狙うしかナイ。
今回、米国が、惨敗してしもたら、次回は、大リーガーをメンバーに加えて、獲りに来ることも可能やろ。その戦力、実力は充分にアル。米国が、オリンピックでの野球に関して、どのような判断をしてるかにもヨルけど。
日本にしても、今年なら、可能性はあった。それこそ、オール・スター戦に出場するよおなメンバーを投入したらヨイのです。
或いは、各球団で一名を出すことにしてもヨイ。それでも、12名。そしたら、2名にして、投手と野手と一名づつとか。
そやけど、こんなことで、オモシロイのやろか。アル球団は、エースと4番打者。アル球団は、二軍落ちの選手を出す。ケンケンガクガクの、思惑が交差することにナル。ナニしろ、公式野球の真っ最中です。プロ球団としては、マズ、眼のマエの、優勝争いが本来の使命。
プロとしては、プロと対戦して、公式記録があって、来年度の報酬が決定される。そやけど、私がプロの選手でも、お金みたいなもん、どっちでもヨイから、オリンピックに出場出来るなら、出して欲しいです。球団も、悩むやろ。基準がナイのやから。
そして、アル国では、シーズン・オフなら、ムリすることもナク、オール・スターで結成も可能。
野球に限ったことでもナイのやで。ホカの競技でも、プロとして喰える競技もアルし、プロそのものはナイけど、共産主義国家みたいに、国家の威信のために、養成することもアル。或いは、金メダルでも獲ったら、一生、安泰の報酬がアルとか。
日本の選手は可哀想との声も有るけど、イマや、変わらへんのや。メダルでも獲ったら、一躍有名になって、その気なら、テレビ番組の出演だけでも、充分に喰って行ける。
競技によっては、本当の意味での世界一は難しいことで、審判の判定の問題、規則の問題も存在してる。
最早、世界はそんな時代になってると云うことです。国家の威信のマエに、個人の名誉財産が存在してる。
つまり、オリンピックそのものが、ブランド商品で、ホカの競技の世界大会より、知名度がアル。球団としたら、ナンの利益もナイから、拒否しただけ。
ソレならソレで、日本としては、方針を明確にしたらヨイのです。
サッカーは、全員、プロやった。これは、その方針で臨んだけど、それで、勝てへんかったのやから、仕方がナイ。アマでは、試合にナランかったのやろ。
悪いけど、私はサッカーそのものに興味がナイから見てもいません。特に、サポーターの行儀が悪いのはキライです。
野球は、大いに興味がアル。それだけに、勝っては欲しいけど、選手の構成としては、アマなら、アマで、全員、アマにしてしまい、プロならプロで、全員、プロにしてしまう。そんな選択をして欲しかった。そやから、中途半端と云うてるのです。
イヤ、ムシロ、全敗してもヨイから、アマで押し通して欲しかった。中途半端にプロを入れるから、アホなヤツが、球団に抗議の電話をしたりもするのです。
何処かの国の、オール・スター・チームも、そんな、アマだけのチームやったら、やり難いで。負けたら恥と思わせるだけでも効果がアル。
あるテレビ番組のパーソナリティが、草野と云うヒトやけど、野球は日本の国技であると宣おた。
コレも、ナンかの勘違いをしてる。勝手に野球を日本の国技にしたらアカンのや。
オリンピックでは、ストライク・ゾーンがチガウよおやった。日本でも、審判によって、チガウのやけど、余りに差が有ったら、意味がナイ。たったの数試合で、世界一の判断は難しいと云うことです。
それがオリンピックの怖さで、オリンピックの価値とも云える。
ルーマニアの女子体操選手のアンドレア・ラドウカン選手はドーピング検査で興奮剤が検出されて、金メダルを剥奪されたから、スポーツ仲裁裁判所に提訴しけど、却下された。
ドーピング検査では、イカナル、理由も受付ませんとのこと。
この裁定は、至って、当然。事情を一々、斟酌してたら、キリがナイ。その気やったら、ナンとでも、誤魔化せる。全て、秘書のセイ。イヤ、医者、コーチのマチガイにナル。
その裏に、ヤッパリ、名誉財産がアルからで、オリンピックそのものが、ナンでも有りの世界になり下がってる証拠。
どっちにしても、マラソンは、ナンの制約もナイ。女子では、正々堂々の勝負で金。立派なことやし、文句もナシ。
神技同然の、日本の新体操はヨカッタ。
銀メダル獲得の、シンクロナイズ・スウィミングも素晴らしかった。あの泳法は凄いのや。
私には、ナンの差で金にならんかったのか、分かりませんでした。
嬉しいことに、8名のウチ、京都出身の選手が4名やて。
(00/09/30)


166.夏祭りのハナシ(15) ナーキーさんとるーちんさん(6)

ナーキーさんとは、初対面。
そやのに、顔を見たら、ナニやら懐かしいよおな気にもなって、コンニチハやて、思わず、握手などしたりして。
お二人が現れたからと云うて、お相手も出来ませんのです。
イチオウ、おでんの責任者やから、場所を離れるワケにはイカンから。これは、私が勝手にソオ思い込んでるだけかも知れません。
クドイけど、ダレとは申しませんが、売り子さん一名は、スッカリ、お客さんになってしもて、ハナから持ち場には居てナイし、もお一名は、種々雑多の用事に追われてるので、こっちのホウは、ヤムを得んのやろと、諦めてしもてます。
そんな逃亡者も居ることやから、余計に、離れるワケにはイカンと思い込むのも、性分なんやろ。
この状況で、我、関せずと、アッサリ、逃亡出来るヒトはウラヤマシイとさえ思うこともアル。
イヤ、おでんの売り子さんだけではナイのです。あのヒトは、ナニかの担当が有ったハズ。あのヒトも有ったのやで。役員さんの何名かは、お客さんになってます。
まあ、云うたら、要領ヨク振る舞おて、任せっぱなしのヒトは、そんなことも気にさえしてません。居てなかったら、居てナイでもナンとかなってるモンや。もっとも、ヒマなお店もあるのです。
とは思うけど、私なんかは思うだけで、目に見えん、ナンかのチカラに拘束されてるのです。
おでんの場所から、離れるに離れられんと云うても、ヒマにはなった。
そんなトキ、たこ焼き担当の嫁はんが来て、お二人と、挨拶したと、云うて来た。そのたこ焼きも、準備の材料そのものが少ないモンやから、トックに売り切れてしもて、ソレ屋はんも、ボチボチ、店じまいの準備をやり出したのやて。
ついでに、おでんの券も手渡されたけど、私のやから云うて、ダレも、やってはくれません。自分でやらんとショウガナイ。
特に、おでんの大小もナイ。一品くらい、誤魔化してヨイのやけど、そんなこともヨオやらん。アホやなあとも、思いつつ、喰ったのけど、ヤッパリ、辛い。大釜で味見したトキよりも、もっと辛い。
大釜では、煮込まれ過ぎてアカンのやで。加えて、お店でも、プロパンで、暖めてるのやから、尚更やろ。
我慢出来ん程ではナイけど、四品、全部喰うのもタイヘンな気分。オマケの一品は要りません。ナニか、飲み物でもナイことにはツライくらい。
ソラ、夕方から、お店の準備を開始して、飲まず、喰わずでやってたのや。
夏祭りの出し物で、飲み物として、お茶はナイ。お酒か、チューハイか、生ビールかジュース。
幾らナンでも、ジュースでおでんはナイ。お酒は喉には通りません。チューハイも、アンマリやし、生ビールを注文。
マケテオクデと店主が云うてくれたけど、そんなに気を遣てくれることもナイ。私は弱いから。
そやけど、案外飲めました。朝から、汗のカキッパナシ。喉がエライ乾いてるのです。普段やったら、コップに半分も飲んだら、自分で自覚するくらいに、真っ赤っ赤やけど、そおはなってナイ。
使い捨ての紙コップで、小さいみたいに見えるけど、それで、キッチリ、小ジョッキの分量らしい。斯様に店長さんは強調する。
それを軽く飲み干してしもて、おでんも喰ったけど、マダ、喉が乾いてる。隣の店にはコーヒーもアルのです。
イヤ、店長は、コーヒーしかアリマセンと云うたけど、私はそのホウがヨイ。オレンジ・ジュースみたいなモン、イランわいな。
券の回収も、190枚になってしもた。アト、残りは8枚。取りに来るのか、来んのか。ハッキリして欲しい気分。
売り子のオバハンも、もお、店のマエに陣取ることもナイ。これまた一人は、もおエエなあ云うて、お客さんの仲間入り。もお一人は、やっと、お店のウチ側に来た。
客足も途絶えたことやし、折角やし、会場のウシロの薄暗い場所で、ひっそり仲良く居てる、お二人さんと、チョットは、オハナシなどしましょうか。やっかみもアルから、水でも掛けてやりましょか。
「一発、カラオケとか、どおですか。」
まったくの冗談で、云うたワケでもナイのです。
三役さんが、一組の組長さんから、ナニか唱てクレ云うて、薦めに来たけど、断固、断った。ナーキーさんは飲み助やから、カラオケくらい唱うやろ。万が一、その気になって、やってくれるのやったら、私の代行です。
「余所モンですから、辞めておきます。」
「ダレがダレか、分からへんけどなあ。」
アッサリ、断られたけど、ダレがダレか分からへんのも事実です。こんなヒト、居たかいなあ。普段、顔さえ見たこともナイのが多いのです。
モトモト、私もウロウロしてナイけど、それなりに、町内の草刈り、溝掃除、消防訓練、等々、ナンでも欠席することもナク、マジメに顔だけは出してるから、認知はされてると、思てます。
鶏冠のハナシもしたのです。ホーム・ページの写真のハナシもしたのです。した云うても、ホンの一言二言だけやけど。
ソレよりも、私がマエの写真のホウがヨイと云うたら、
「そおかなあ。」
意外や、意外、これを云うたのは、るーちんさん。
鶏冠が気に入ってるのは、もしかして、当人より、るーちんさんやろか。
頭を、剃り剃りしてるのも、るーちんさんらしいから。
(00/09/29)


165.夏祭りのハナシ(14) ナーキーさんとるーちんさん(5)

それにしても、何事に於いても、諸説紛々。
ピンからキリまであって、本来なら、歴史に残る程の髪型をあみ出したら、私が発案者したのやと、アチコチから手があがってもヨイけど、大きな時代の流れから、ダレと云うこともなく、生活の知恵として、風俗として、出来あがって来たもの。
そやけど、ハナシを、敢えて、脱線してみます。
その謂われ、源流が、ドオたら、コオたらと、私のご先祖様がやったのやから、元祖ナンたら、カンたらと、云い出すヒトが出現してもヨイ。
その元祖も、ホウボウに出没して、元祖の表現がイヤなら、本家、本舗になったりして。
オナジ名称の、元祖、本家、本舗がアチコチに有ると思たら、そんな屋号の、元祖チェーンの床屋さんやったりもして。ムカシなら、これを、暖簾分けと称しますけど。
おまけに、当代なら、カリスマ美容師やけど、それこそ、元祖カリスマ髪結い師が出現する。
これも、カリスマなる外来語は、ナカッタやろし、誇り高き、ご先祖様なら、安易に採用することもナイから、さしずめ、神技鉄人髪結い師。
残念乍ら、歴史に、残るか、残らんかは、歴史になる程の年月が経ってからしか分からんから、手を上げるべき、時期がナイ。
髪の毛ではナイけど、ガングロ、ヤマンバが、歴史に残るかドオかはベツにして、ナニかにつけて、数十年は、引き合いに、出されるやろ。サキのことは不明やけど、その数十年、予想に反して、連綿と存続する可能性もアル。
そんな意味で、元祖ガングロ、ヤマンバは、ダレなんやろ。美容師さんがやったワケではナイやろし、最初にヤッタ娘は大したモンです。その勇気と先見性には敬服する。
このお化粧に、どんなよおな、生活の知恵が含まれてるのか、謂われがアルのか、ネライがアルのかは、ヤッテル当人も分かってナイのやろ。
自己表現の一つでアルことだけは、ナンとなく分かります。その自己表現とは、目立ちたいのか、時代に背を向けてるのか、スネテルのか。或いは、顔を真っ黒にして、塗りつぶしてるのやから、自己否定なんか。
そして、ナンとか研究家が、私みたいに勝手な分析をして、知ったよおなことを云うのです。
本来なら、丁髷等、歴史を代表する風俗には、その時代の背景があるから、それに即した役目があって、時代をも代弁してる。
それが、時代の変遷で、形式だけになって、その背景を、知ってか、知らずか、アトから、色んな解釈が出て来たりして、想像逞しいお方が、ナンでも、カでも、モットもらしく、勝手な風に云うこともアルけど、その説も、生き残るからには、まんざら、ウソ八百でもナイのやろ。
アトの時代のホウが、その当時の背景を、客観的に、冷静に、判断出来る利点もアル。
そして、或る人は、こんな考えで、こんな思想で、縁起を担いだり、ヤムにやまれぬ、諸般の事情があって、仕方ナク。
或る人は、他人さんと一緒では、面白くもナイから、意外性を目指して、目立つよお。
マタ、或る人は、余りに、変わったことしたら、目立ち過ぎるから、無難なよおにと、それこそ、髪型一つにさえも、考え方は、百人百様で、その立場も考慮して、やってることです。
イヤまあ、イロイロ、云うてますけど、ナーキーさんも、るーちんさんも、マダ、到着しませんのです。
遅いブン、どんな髪型かと、想像するだけでも、震えが来る。
おそらくは、イキナリ、鶏冠頭が私の目の当たりに現れたら、卒倒してしまうやろ。正直云うて、髪型が、鶏冠と知ったトキは、ホンマかいなと、唖然としたのや。
運ヨク、ホーム・ページの写真で見てるから、どんなモンかの、予備知識も出来て、心の準備と云うか、覚悟だけはしてるのです。
そして、京都市内なら、ナンとか通りのナントカの角。或いは、ドコソコの駅とか、ビルとか、分かり易いし、分かるけど、ここは亀岡の片田舎。
お二人は、亀岡のヒトでもナイし、亀岡のヒトでも、近所でもナイ限り、細かな場所まで、知ってるハズもナイ。私なんか、スグそこのことでも知りません。
そんなことで、夏祭り会場の、簡単な地図だけは、FAXをして、イチオウ、携帯電話なるモノも、持ってることやし、迷子にでもなられたらアカンと、番号だけは、連絡してるのです。
そのデンワも、マダ、鳴ってナイから、タブン、そのウチ、着くのやろ。
そお云う意味では、ナーキーさんは、特徴のアル髪型。
るーちんさんには、お会いしてるけど、スグにも分かるのやろか。そのホウが、自信がナイけど、お二人一緒やから、ナーキーさんの髪型でも分かるやろ。
こんなトキこそ、特徴のアル人は便利です。何処ソコで、何時とか、初対面のお方でも、その髪型さえ教えといたら、ムコウから、発見してくれる。
私なんか、ナンの特徴もナイ。単なる、そこらのオッサンやから、自分から名乗るとか、ナニかの目印でも持っとかんことには、何処のドイツやら、見当もつかんのです。
イズレにしても、私が、おでんの担当と、先方も、知ってることやから。とか、幾分の余裕が出て来たブン、考えたりもしてました。
ソレにしても、ナニでここに来るのやろ、るーちんさんは、顔に似合わず、オテンバらしい。
暴走族宜しく、バイクやろか。それとも、方向音痴のナーキーさん運転のクルマやろか。ソレやったらシンパイやけど、無難に、JRと云う手もアルのです。
マダマダ続く、お客さんが差し出したおでんの券。四品のおでんをお鍋から探し出して、盛り付けをして、ハイと、手渡して、フと、目の前に、突然のこと、ラシキ二人のお顔が目に飛び込んだ。
まあナンと云うか、ヤッパリ、特徴のアル髪型やけど、印象としては、インディアンの戦士と云うよりも、中国は大陸のカンフー戦士風。
イヤ、ナニも、滑稽とは云うてません。ソレよりも、鶏冠頭を強調した写真より、以前の写真に、ヨリ近いのです。
そらそおや。以前のは、ウエとシタを隠した、顔だけの大写し。
体形が、そんな感でもあるのやけど、ナニやら、柔和な感もした。
ナニブン、天空は真っ暗闇。
周囲は、手元のおでんがナンとか識別出来る程度のランプの明かりだけ。
注目の、髪型がどんなか、細かいことまで分かるハズがナイやろな。
顔にしたかて、インディアンみたいに、絵の具を塗ったり、入れ墨してるワケでもナシ。
ドサクサ紛れでもアルし、コワイもヘッタクレもナイのです。
(00/09/28)


164.夏祭りのハナシ(13) ナーキーさんとるーちんさん(4)

イロイロと、髪の毛のことバッカリを、云うてます。
そやけど、どおしても、ナーキーさんに触れるトキには、このハナシは避けては通れません。
奇怪な、理屈は、ベツにして。
コレマタ、鶏冠ではナイけど、似て、否なるものに、丁髷がアル。
この丁髷に、ナンの意味がアルのやろ。
丁髷にも、俗説、定説、色んなお説が入り乱れて、そのウエ、歴史が有り過ぎて、結いカタも変遷してるし、文明開化で、散切り(ざんぎり)アタマになってしもて、姿も消して、丁髷そのものが、遙か彼方の歴史になってしもた。
私が興味を持つのは、武士の丁髷で、髻(もとどり)を天井に向けて、ピンと立ててるヤツ。
この格好は、お殿様と、称されるお方が、お好みになったのとチガイますやろか。
ソラ、折角の丁髷を結うのやったら、髻は、ダラシなく、アタマのウエで寝てしもてるヨリ、ピンと立ってるホウがヨイに決まってます。武士なら、ソレに固執したハズです。
もともとは、大陸から渡来した習慣で、中国では、冠で身分を示すから、その冠を被りやすくするためのモノ。烏帽子を被るときにも、このホウがヨイのです。
ウソか、ホンマか、それが、イツの間にやら、その髪型だけが残ってしもて、オマエより、ワシのホウが、身分が高いのであるとの、象徴にしたとも云うのです。象徴だけのことやから、丁髷のカタチも、種々あって、それでも、武士階級と、ソレ以外では、丁髷だけでも、分かるのやて。
マタ、叱られるけど、ハゲアタマやったら、どおしょうもナイ。その場合には、カツラみたいに、付け丁髷もあったらしいのや。
マタ、一説では、髻をピンと高くするはヨイけれど、背の高さの問題はドオなるのやろ。この問題は、エライおカタは、一段と高い場所に鎮座まして頂くことで、解決したのやとか。
段がナクとも、上座、下座、無言の段が存在して、五月蠅くしてる。
頭(ず)が高い、土下座セヨも、ここから来てるとのハナシさえアル。更には、挨拶として、お辞儀をスルのも、コレに関係してるとか。
それもアルかも知れませんけど、武士の髻を、ピンと高くして、整えておくことも、儀礼。
お城に上がる、目上のお方に、拝謁する。そして、切腹のトキも、その儀礼に従うのや。
マダ、説がアルのです。
戦国時代、頭にカブトを被ると、夏などは、髪の毛で、アタマが蒸れてしまうから、マエ髪を剃った。これが、月代と云う。更には、カブトを、そのまま頭に被ったてしもたら、ナニブン、相手は、金属製のことやから、脳天が痛い。
行軍、戦闘なら、馬に跨って、カッポ、カッポとスルのやから、そのタビに、カブトが脳天に打ちつけられて、モット、ヒドイ目に合わされることにナル。その緩衝材とするために、丁髷を結ったとか。
そやけど、髪の毛で形成した、丁髷くらいでは、緩衝材に程遠い。
行軍中に、居眠りして、落馬した不届きモノも、居るらしい。コンコンと、カブトがアタマにブツカルのに、居眠りなんか、してられません。そのマエに、気絶してるやろ。
そんなことで、カブトの内側には、ヒモで網を結って、モロには脳天に、当たらんよおに、したはるのです。
マダマダ、丁髷には、こんなハナシもアル。
ソモソモは、日本なる国は、ムカシっから、性にはオオラカで、髪型は、ナニを隠そお、男女両性が、その性の象徴を、頭に飾ってるのでアルとか。
丁髷なんかは、オトコの、ソレそのものでアルと、宣うおカタもアルのです。
そやけど、性の象徴を、ナニも頭のウエに飾らんでも、服装とか、顔つきだけでも、分かるとは思うけど、理屈はドオでもヨイらしいです。兎に角、そんな慣習が在ったのやて。
そお思て、ムカシの髪型をジックリ観察したら、ソオも見えたりもして、合点してしまうのも、アルにはアル。女性の、桃割れは、その名前からしても、ソレと分かるやないか。
ことのツイデに、こんなこと、ダレでも知ってることやけど。
端午の節句の、「ちまき」は、オトコの子で、雛祭りの、「菱餅」は、オンナの子の象徴。ムカシのヒトは好き者が多かったのや。イマでも一緒やけど。
マダあるのです。似たよおな髪型に、モオ、一つアル。
彼の有名な、萬屋錦之助が拝一刀(おがみいっとう)なる刺客で登場した、「子連れ狼」の、大五郎の髪型が、ソレ。
アタマの天辺の、髪を束ねて、ピンと立ててます。お殿様のツモリやろか。幼子のことやから、お咎めナシやろか。そおではナイ。
これは、両耳の前髪部分と、頭の天辺を残して、その天辺の髪の毛を立ててるだけ。両耳の脇を残したのもアル。
これは、幼子やから、可愛らしいけど、ヨイ歳をした、大人が真似したら、滑稽そのもの。
事程左様に、髪型なるものは、時代によって、カタチによって、イロイロ云われもあるらしいけど、私は、丁髷みたいなモン、結ったことはナイのやから、ナンの責任も持たへんで。
そやけど、ナーキーさんのは、写真で見る限り、マエ髪は残してません。幼児ではナイのやから。
頭の両側を剃り落とし、中央だけを残して、髪の毛を、ウシロで束ねてる。
この髪型はナンやろなあ。何処かで見たことはアルけど、日本の歴史上には存在してナイのや。
そやけど、映画では見たことがアル。
ジョン・ウェイン主演の、西部劇に、出演してた。
三つ編みにしたらのことやけど、インディアンの髪型が、最も近いです。
このインディアンは東洋系人種との説もアルけど、日本人ではナイやろ。
イヤ、ナーキーさんが異邦人とは云うてません。
髪型が、異様やから、異種人と云うてるだけ。
(00/09/27)


163.夏祭りのハナシ(12) ナーキーさんとるーちんさん(3)

余り、キツイこと云うたら、叱られてしまうけど、云うてしまえ。
外見で、ヒトを判断したら、アキマセン。
エラソオに、知った風なことを云うヤツが居るのや。そしたら、そのヒトは、他人さんを、ナンで判断してるのやろ。
話せば分かるとでも云うのやろか。そやけど、ハナシもセン相手もアルのやで。
道端で、ムコウから、コッチに歩いて来る、数人の若者が有ったとする。
茶髪、黄髪、銀髪で、ハデハデの服装やったら、避けるやろ。その一団が、オナジ歳格好でも、黒髪で、学生服やったら、数人、数十人、数百人の団体さんでも、ナンの警戒も、しやへんやろな。
丸坊主の一団でも、坊さんの格好やったら、当たり前やし、丸坊主でも、眉毛まで剃って、革ジャンで、オマケにチェーンでも、振り回わしてよってみいな。たったの一人でも、コワイやろ。
こんなモン、茶髪、黄髪、銀髪どころの比やナイで。相手は、血も情けもナイ、異常人格者やで。
そお云うと、反論しよるのや。
外見で、騙されたらアカンのや。詐欺師は、紳士面してるし、殺人鬼も、顔にはナニも書いてナイ。
極、普通の娘さん風でも、言葉使いは無茶苦茶で、ガングロ、ヤマンバでも、シッカリ、挨拶出来る子が居てるのや。
私は、確率のハナシをしてるのです。受ける印象のハナシをしてるのです。
騙されっぱなしのヒトなら、警戒心は、ヒト一倍、アルやろし、腕力、武道の心得が有ったら、仲間と一緒やったら、心強いことやから、警戒心も、左程のこともナイのやろ。避ける基準が甘くナル。
私みたいに、ひ弱で、貧弱で、ナンの心得もナカッタラ、辛くなってしまうのや。
紳士面して、物腰ヤワラかでも、全てが詐欺師であろおハズがナイ。これは、ハナシの内容で判断するべきこと。
詐欺師は、その道のプロやから、警戒されんよお、バレることを畏れて、そおしてるのや。
ヨレヨレの服装で、数千万、数億円のハナシをしよっても、誇大妄想狂やけど、ベンツにでも乗って、一着数十万の背広でも着てよったら、まんざら、ウソでもナイのやないかと、ハナシに聞き入ってしまうのや。ツイデに、高級料亭で、ご馳走にでもなったら、イチコロやろ。喰いモンには弱いから。
お嬢様風で、ブランド物で固めたエエ格好して、道端にベッタリ座ってよったら、意外も意外。
ガングロ、ヤマンバなら、ヨク見掛ける光景。そんな姉ちゃんは、チャラン、ポランやろと思てるのに、丁寧に、挨拶でもしてくれたら、意外やろ。
意外性と云うのは、相手に与える効果も大きいのや。ヨイ処の子女が丁寧な挨拶しても、不思議ではナイ。このことは、経験則に基づいてることやから、確率的には、高いのや。
もっとも、このヤマンバが、沢山居たところで、異様やけど、異様なだけのことで、危害を加えられる、危険性はナイ。
そしたら、鶏冠頭はどおなんやろ。異様と云えば、異様。愛嬌がアルと云えば有る。
この価値判断は難しいのです。ナーキーさんは、染めモンの職人さんとか、経営者とか、よお知らんのやけど、そういう意味では、ドンナ髪型をしても、勝手やろ。会社員ではナイのやから。
但し、私が棲んでた世界とは、別世界の髪型ではアルのです。町の真ん中を歩いてても、そおザラには見掛けんから、ダレにとっても、別世界の髪型やろけど。
それよりも、鶏冠頭に類するモノが、イロイロある。
マズは、長い髪の毛を束ねて、頭のウシロで、括ってるヒトがアル。
ムカシなら、素浪人がやってたやろし、特に、ナンの違和感もナイ。そやけど、やっぱり、現代社会では、チと珍しい。
所謂、芸術家風の髪型とは、こういうのをイメージすることがアル。実際、これをしてるのが、芸術家かドオかは、知りません。
ただ単に、ウシロで束ねた髪型は、ソレ風に見えるだけで、危険人物、悪いヤツやないかとの、疑惑を抱くこともナイ。或いは、アッサリ云うたら、ヘンジンです。
ヘンジンはベツにして、何故、芸術家がこの系統の髪型を好むのかと云うと、長い髪の毛は、天空に在らせられます、神々様の啓示を受け易く、受けることで、斬新な創作が可能となるらしい。
神々の啓示を受け易いのやったら、ナニも芸術家に限ったことではナク、宗教家でもヨイ。
それで、霊験、あらたかなるおカタの髪の毛は、長いホウがソレらしくも見える。
何故、受け易いかと云うと、ラシキ理屈もアルのです。
ムカシから、髪の毛には霊が宿る等、神秘的な概念も存在する。
死者の髪の毛を、形見として残すことも、そこから、らしいけど、カラダの一部を残すのに、ホカの部分より、髪の毛が、最も、無難なだけとは思うけど。ここからサキは、気味の悪いハナシにナルから辞めておく。
霊が宿るとの髪の毛は、この世に生ける人間でも、摩訶不思議な世界に棲息すると云う、霊魂、神々様が発信せられる特殊な電波を受信出来るアンテナ的な作用がアルらしい。
よって、髪の毛が長ければ長い程、アンテナの受信感度が良好とナル。
つまりは、感受性が優れ、第六感が閃き、霊感も授かり易い。女性のホウが、髪の毛が長いことから、その能力に優れてるとのハナシがアル。
いわば、髪の毛なるものは、テレパシーのアンテナ的存在。
そしたら、宗教家であっても、坊様は、丸坊主。髪の毛を剃り落としてるから、霊界からの、テレパシーなるものを拒絶してることにナル。
ソレはソレとして、このことを、逆手に取ったヤツ等が居る。云わずと知れた、オウムの連中。
何処かの、理学部を出て、ヘッド・ギアやて抜かしやがって、もお、アホクサイこと。
そやけど、何回でも、云うてやりたい。ヘッド・ギアで、別次元からの得体の知れん電波も受信出来て、これは、極めて、微弱な電波やて。
どおしても、電波と主張するのやったら、ヘッド・ギア程度ではアカンのや。宇宙からの微弱な電波を受信するための、巨大パラボラ・アンテナでもアタマにつけたらヨイのです。世界一のでも、アカンわいな。
そんなことしてるより、イッソのこと、頭にピンと、アンテナ針をつけたホウが、もっともらしいし、気分的にも、効率的やろし、安価やし、ナニヨリも、滑稽や。
摩訶不思議な世界は、摩訶不思議なママでヨイのです。
この世界に物理学を持ち込むこと自体に、意味がナイ。どんな具合か、想像逞しく、やってるブンには、楽しいけど。
そやけど、概念だけは、連綿として存在する。ソレを知ってか知らずか、意識してるのか、無意識のウチに、感じてるのか、芸術家は長髪を好む。
そんなことで、このハナシですけど、ウソかホンマか、責任なんか、ヨオ持たん。
持たんツイデに、「髪」は、「カミ」やから、「神」に通じるのやろ。
語呂合わせのコジツケやけど、ハゲに聞かれたら、怒られてしまう。
(00/09/26)


162.巨人軍、優勝

イヤまあ、24日の朝は、オリンピックでは、女子マラソンで、高橋尚子選手が堂々の金メダル。
マラソンとは、オリンピックの原点で、一番の単純で、公明正大な競技です。
規則がコロコロ変更されることもナイし、審判員の判定で、ゴチャゴチャにされてしまう余地もナイ。
規則とは、ナンビトと云えども、選手に触れたらアカンだけ。触ったら、その瞬間に失格。
選手は、ただ、ヒタスラに、定められたコースを間違うことなく、走破するのみ。
そして、この夜には、巨人が、東京ドームで初のセントラル・リーグの覇者となったのや。
この試合、東京ドームで、対中日戦。
こんなことが、アルのかと云うよおな優勝決定やった。
ナンと、巨人は8回まで、0対4で、完封されてたました。
それが、9回の裏、江藤の満塁ホームランで、同点やて。
そして、二岡が、サヨナラ・ホームランで優勝を決めたのやで。
振り替えてみたら、最終回は、二番からとは云え、差は、4点。
正直云うて、一点でも、二点でも取って欲しい程度の、敗戦濃厚な試合展開でした。
イチオウ、先頭打者、元木が出塁して、三番、高橋も出塁して、四番、松井も出塁して、アッと云う間の三連打で、無死満塁。
ここまでは、ナンとかなっても、アトがドオなんやろ。過度な期待をしたら、アキマセンのです。
それでも、満塁で、マルチャンやから、一発、同点満塁ホームラン。そんな旨いハナシがあったらなあ。せめて、外野フライで、一点でも取ってクレ。
その期待も裏切られて、キッチリ、三振で、一死となった。
ヤッパリ、満塁ホームランは、甘いのやで。
ツギが、江藤やけど、ここで、間違おても、ダブル・プレーだけは避けてクレ。試合がオワッテしまうやないか。最低限、外野フライの一点でもヨイからな。
勿論、奇跡の、同点満塁ホームラン。頭の片隅では、期待はしてるけど、マサカ、そんな旨いハナシはナイやろな。
これが、あったのやなあ。
ここまでは、あっても、ツギは二岡です。
トキドキ、間違おたみたいに、打つのやけど、ここでのホームランまでは期待したらアカンやろ。
ソレが、あったのやなあ。奇跡と、云うしかナイやろな。
神懸かり的な、最終回でのサヨナラ・ホームラン。
これで、優勝が決まったのや。
アンチ・ジャイアンツの面々は、これだけの選手を補強したら、勝って当たり前と云うてるのです。
そやけど、何処の球団でも補強はしてるのやで。
企業でも、設備投資はアタリ前。その設備投資をセンかったら、競争に破れてしまうのや。
しても、間違おたら、戦力にナラズ、借金だけ残して、破産する。
オナジよおに、何処の球団でも、補強で失敗したら、優勝は出来ません。
巨人がヤルと、目立つだけのこと。
巨人よ、4年振り、37回目の優勝、オメデトーさんです。
バンザイです。
優勝したことやから、云いたいことも、云うたって、スッとした。
(00/09/25)


161.夏祭りのハナシ(11) ナーキーさんとるーちんさん(2)

マエの、「京都府立文化芸術会館」で開催された、無生展。
なるもので、「るーちん」さんとは、お会いしてます。
そのご主人の、「パステル・ナーキー」さんとは、合おてナイ。
果たして、どんな御仁やろ。
ホーム・ページには、写真が掲載されてます。ヒトの良さそうな、おっとりタイプに見えてたのや。
ところが、ホーム・ページの掲示板上では、無生展で、ナーキーさんと合おたヒトが、その髪型を話題にしてたのです。
そのハナシを総合したら、アタマの真ん中の、髪の毛だけを残して、アトは、剃り落として、ウシロで束ねてるのや。いわば、髪の毛を、鶏冠みたいにしてるのやろか。
その写真が、暫くしたら、掲載された。薄々は、そのよおな髪型ではナイカと想像だけはしたのやけど、髪型は髪型として、人相がチガウ。別人やないかと思うくらいにチガウのや。
そもそもが、新しいホウの写真は、髪型が主人公。どんなモンか、見せるタメの写真やから、顔は、うつむいて、陰になって、陰気クサそおに見える。フックラ感も消えてます。
マエの写真では、ナンで、髪型が分からんかったかと云うと、顔だけの写真。額からウエ、顎からシタはナイのです。
そんなことやから、髪型のことまでは、考えてナカッタ。セイゼイ、ナニかあっても、茶髪やろか程度です。
これまた、ホーム・ページの掲示板等に、ナーキーさんが書き込みしてる、文面から、受ける印象と、その髪型とが合わんのです。
どお合わんのかと云うと、私の先入観だけ。
そもそもが、オトコのクセして、髪の毛ばっかり気にしやがって、何処かの総理大臣みたいに、ポマード大王宜しく、ベタベタ、テカテカ、塗りたくるヤツは気に喰わん。
オール・バックにしてみたり、七三、五分刈りが流行った時代もあった。気持ちが悪いくらい、ピシッと決めて、イカニモ、気取った、マジメな人種か、ヤクザです。
そおかと云うて、ビートルズが世に出て来てから、ダレも、彼もが、ソレを真似して、ワザと、長髪にしてしもた時期もあった。
日本でも、スグに猿真似して、グループ・サウンドと云うたら、長髪です。ブルー・コメッツだけが、普通の髪型やから、却って、目立ってしもてた。
アノ、長髪は、ナンでか知ってるか。ビートルズが、貧しかった時代には、散髪代もナカッタのや。その無名時代の苦しさを、忘れんよおにと、その髪型を押し通したのや。このハナシが、ウソかホンマかは、知りません。
私も貧乏で、イマでもオナジク貧乏で、イツまで経っても、無名のままで、ツイには、このまま、浮上することもナイのやろ。さりとて、浮上する気もナイし、その努力もしてナイし、そのマエに、磨き、努力するべき、ナンの才能もナシ。
ソレよりも、ナニよりも、散髪屋はんに、行くこと自体が、邪魔くさいのや。
散髪マエの状態は、前髪が、眼のナカにまで、入って来るのが目安で、鬱っとおしいなるから、散髪に往かんと、仕方がナイのや。
散髪屋はんに、用事があるだけ、マシやないかとのハナシもアル。
そやけど、ナニしに来たのかと、寂しいオツムのおカタも来てるのやで。お金を出して、来たはるのやから、ナニも遠慮することはナイ。先日も、隣のオッサンがそおやった。
イロイロ、注文もつけてます。注文センと、散髪屋はんも困るやろ。どの程度、切ってヨイものやら。
仕上げは、ドライヤーやし、リキッドも、指示したはります。下手したら、脳天がベタベタになるのやないかと、こちらが、シンパイになる。
私もエラソウには云うてられません。マダ、髪の毛はアルけど、散髪屋はんの椅子に座った、その眼のマエの、大鏡に映った我がアタマを見て、ビックリした。イツの間にやら、白いモンが無数に増えてるやないか。
家でも、朝一番、髭も剃るし、歯も磨く。顔も洗うし、髪にはブラシも入れる。
そやから、イチオウ、鏡くらいは見てるのやけど、暗い場所でのことやから、そこまでは、見えてナイし、見てもナイ。いわば、ボサボサ頭に慣れてるから、気にもしてナカッタのや。
イットキ、パーマネントが流行ったこともアル。会社でもやってたヤツが居たし、私でさえも、薦められたことがアル。散髪屋はんでやけど。
散髪屋はんが云うには、
「楽でっせ。無精なおヒトには持って来いです。」
その一言で、ヤンペした。
ソレもあるし、ヘンなモンをくっつけられて、ナン時間も、ジッと、我慢なんか、してられるかいな。
アンナモン、ソレ相当に、お洒落に対する、価値観を持ってナイとアカンやろ。私なんか、ドッチか云うたら、お洒落みたいなモン、クソ喰らえ、あんなモンの何処がヨイと、評価するホウや。無精モンには、無精モンの誇りもアルのやで。理屈はどおでもヨイけど、スルこと自体が、邪魔くさいのや。
会社でもやってるヤツが居たけど、髪の毛が伸びるに従おて、ナサケナイ状態にナルのやで。髪のサキだけが、パーマで、元が真っ直ぐ。ナニよりも、似合うヤツと、似合わんのがアルやないか。猫も杓子も似合うハズがナイ。
パーマも、下火になって、暫くは、平穏無事やったけど、イマ、茶髪と黄髪になってます。
しかも、こっちのホウは、次第にスソ野が広がって、どんどん広がって、世の中、不良ばっかりみたいです。
パーマも、どっちか云うたら、ヤクザっぽいのやけど、茶髪、黄髪には負けてまうのや。
イヤ、黄髪にしたら、不良とまでは云うてません。そやけど、髪の毛が、カラフルにナルに従って、道徳観念も、低下してることは、事実です。
直接の関係はナイとのハナシはアル。勿論、ヒトにも寄るやろけど、暴走族のナカに、染めてナイのが居たら、お目に掛かりたい。
テレビでしか、見てナイけど、ハデハデの、派手なヤツばっかり。何処の国のハナシやろと、勘違いしてしまうがな。
染めると云うことは、私には、アレに接近したがってるとしか思えませんのです。
そこまでは、ソオなんやけど、鶏冠頭は、ナンやろなあ。
ナンやろなあとは、ナンやろなあ。暴走族と云うには、染めてナイ。
黄髪を圧倒する、ワルやろか。それとも、頭のナカだけは、マトモなんやろか。
文面上は、マトモやし、余計に、理解に苦しむモンがある。
一体全体、どう云うヒトなんやろ。
(00/09/24)