シバケンの単なる雑談NO.1


題目一覧表

目次

雑談NO.2

20.どおでも佳い話(3) 酒飲みの話

19.とんでもナイ話(2) 北朝鮮のミサイル問題

18.とんでもナイ話(1) 毒物混入事件続発

17.どおでもヨイ話(2) 人間、全て変人

16.どおでもヨイ話(1) 変人について

15.嫁はんの里(4) 私の姪

14.格好佳いことか

13.半日人間ドック

12.嫁はんの里(3) 浦島太郎伝説

11.嫁はんの里(2) 風光明媚

10.嫁はんの里(1) お盆の里帰り

9.バッタリ、すれ違いの人

8.MODchipとは

7.犬と猫の話(2) 愛犬「フク」

6.犬と猫の話(1) 居候猫

5.ダイオキシン問題(5) 自然の摂理

4.ダイオキシン問題(4) 自然との共存

3.ダイオキシン問題(3) 淘汰のお神籤

2.ダイオキシン問題(2) 生存競争

1.ダイオキシン問題(1) 人類の遠望


1.ダイオキシン問題(1) 人類の遠望         

ダイオキシンの話をしたいのです。
その前に関係ない話から致します。
私が中学生のときですが、1961年、ガガーリンがボストーク1号で宇宙飛行したとのニュースが飛び込みました。
これで唖然とした。遂にそこまで来たかではナイのです。まるで逆でありまして、
「まだそんな程度やったんか。」
どお考えても、おかしいのです。鉄腕アトムは月にも火星にも往ってます。
宇宙ステーションもありますし、ナンで今頃、「地球は青かった。」
もっともっと進んでまして、太陽系でもなく、銀河系以外の星にでも往ってる筈やと。
科学者は宇宙人とボクらの想像もつかん研究してるのにと、信じてた。
それがよおやくですが、最近になって宇宙船の船外作業にドッキングとか、宇宙ステーションを作る計画が少し具体化してきた程度です。
この宇宙計画でアメリカも凄い資金を使いまして、金喰い虫や、科学者の道楽や、秘密兵器のカモフラージュやとか。
果ては、商業ベースで宇宙旅行パックとかの話も出てますが、その宇宙計画とは何でやってるのかです。
これこそ、人類の生存を賭けた最大の課題であると思てます。
商業的にでも宇宙旅行が出来るようになりまして、やっと、宇宙計画がスタート台に立てた程度ではないかと。そおでないと、将来には人類消滅です。
地球は四十億年前に誕生したらしいのですが、誕生したからには消滅する運命です。
恐竜は二億年以上前に誕生して、六千五百万年前に死滅した。
人類なんかたったの数百万年前に出現しただけですから歴史の桁が違うのです。
桁が違いましても、人間は勝手にいらんことしまして、一生懸命、地球を汚し、自分の寿命を縮めてる。
宇宙ステーションのことやけど、地球もいつかダメになる。それまでに映画の世界やないけれど、他の天体にでも到着しまして生存せんとあかんがな。
それは、「生命」たる者の使命で、種の継承です。
自然環境、天災地変、SFX映画やないけれど、宇宙人に細菌も含め、勝利しなければ滅亡する運命で、それが大自然の摂理です。
宇宙空間でも人類、動物、植物、魚類が生存出来る条件を探し、異変のとき人類を何人かでも、生存させる。これが、宇宙計画の究極の目的や。と私は思てます。
そんなときになりまして、地球の全構成員を避難させられたら佳いけれど、無理難題。
まあ、云うたら、選ばれた人だけやろなあ。
(98/05/27)


2.ダイオキシン問題(2) 生存競争

生存競争のことですが、例えば風邪で新型ウイルスとか。
ウイルスにしてみれば、人間の体に入って生存し、種の存続をせんと、死滅する。
ウイルスそのものは、そんなことまで考えてないけれど、人間が開発したワクチンに抵抗できる種しか存続出来ません。
イタチゴッコであると云う人も居てますが、そのイタチゴッコをせんと人間がやられてしまい、負けたら、負けであります。
人間以外の地球上の生物にしてみれば、最大の外敵は人間である。
人間が生存するため、食べるために殺されうは、食べたら危険であると狂牛病みたいに淘汰されるはと、人間は勝手なもんです。
そしたら、人間の敵はナイのかい。人間の最大の敵は人間です。
科学の力で地球も人間もダメになる。そんな議論もある。
核兵器もありますし、オウムやないけれど毒ガスもある。知識の使い方がおかしいのでありますが、殆どは人間にとっては必要なものと私は信じてる。
それを否定するならば、原始生活をせんとしょうがないのです。事実、そお考えて生活してる人もあるけれど、私には出来ません。
ところが、自然界の原則を知らずに、アア便利。ドンドンやってしもて、結果、車の排気ガスで大気汚染。フロンでオゾン層破壊と、色んな副作用が出て来たのです。
残念乍ら、最初っから分かってたのとは違うわなあ。
最初には分かるだけの知識がなかったのです。分かっても、直ぐには止められんかっただけ。
よって、知恵を出し合いまして、解決していかんとしょうがないのです。
(98/05/28)


3.ダイオキシン問題(3) 淘汰のお神籤

ダイオキシンとは、
「人類が作った最悪の毒物で、ゴミ焼却施設からも排出される。」
新聞に書いてたのですが、殆どの食べ物に入り込み、生殖機能がやられ、癌に奇形が起こり易い。
ダイオキシンだけではなくて、環境ホルモンあるらしい。その種類も何百種類で、代表のダイオキシン。
食事して、一日数pg(ピコグラム)、息して、数百ng(ナノグラム)、水飲んで、数十fg(フェトグラム)。摂取してしまうのです。
許容量を人体実験するわけにもイカンがな。云い出せばこんなことになる。
食べたらあかん。息してもあかん。水を飲んでらあかん。仕舞いには、人間は存在したらあかん。したかったら原始生活に戻りなさいと云うことや。
そやけど、出来ませんしねえ。
焼却炉も温度を上げたら、少のおなるらしいから、そんな努力をせんとしょうがない。
これも自然の摂理と思います。人間の存在を人間が否定出来ませんしねえ。
一番、困るのが精子が少なくなったとの報道です。事実とは思うのですが、どの程度少のおなったんやろねえ。どれくらいの数を調べたんやろねえ。
どこの地域で、どんな年齢層で、どれくらいの期間の調査なんやろねえ。
いつもそおなんです。少のおなった、少のおなったと大合唱です。
テレビは見ました。実例での紹介ですから否定はしてません。精子が少のおなりまして、不妊症が増えてと。其の前に、結婚をしない若者が増えてます。
片方では人口増加で食料問題が深刻で、中国みたいに少子化政策もされてるのです。
ダイオキシン以外でもそんな兆候がありまして、牌の数は有限です。
自然の摂理はそんなこのであると思てます。ある程度以上になれば自然淘汰せんとあきませんのです。
ある程度なる表現では曖昧ですから、臨界点としなければなりませんが、そこを越す前に地球か宇宙か、大自然の神様がお神籤を人間に与えます。
悪いけど、それに当たって精子の少のおなった人や不妊症になった人。残念乍ら子孫は残せませんが、其れが自然界からの淘汰です。
癌もそおです。そうでもして、減ってもらわんことには地球の人口が減りません。
まだまだ、出て来る筈。次から次ぎに、出て来る筈です。逃げとおなるよおな、無理難題が。
そんな籤なんか私も引きとおないけれど、まだまだ、籤の種類は山程あるのです。
エイズ、酸性雨、トリハロメタン。神様もお神籤させるのが好きやしねえ。
最終的にですが、地球から脱出させてもらえるのは一握りの選ばれた人材です。イヤ、地球も有限の生命です。
その前に人類は神様から見放される可能性もアルのです。人類がイツまでも生存出来るかどおかも神様の胸三寸。
神様、仏様、キリスト様。ナンでも結構ですからと護摩擦って、せめて我が子孫だけでも生存出来ますよおにと。
(98/05/29)


4.ダイオキシン問題(4) 自然との共存

原始生活は開発途上国ではやったはります。
それはそこに任しておいて、先進国は今までどおり。そんな都合の佳いことはアカンのです。
先進国でのダイオキシンのばらまきが多く、環境破壊は先進国がやってます。
原始とまでは往かんでも、せめて江戸時代くらいに戻ればどおかと。そしたら、公害問題のかたはつく。
とは専門家が申してますが、詭弁です。
江戸時代の日本の人口は推定、四千万人。今一億二千万人ですから、三分の一の人口。
まずは、食糧の問題がある。当時の食糧はその人口を賄えますが、今の人口では三分の二が淘汰されるのです。
そやないと、食べられませんから食糧を作れば佳いとなりまして、災害に強く、害虫にも強く、寒冷地でも実ってと、そんなお米を開発です。お米だけと違います。肉も野菜も全部です。
そんなこと、今の日本では出来ませんから輸入でもしましょうと、それはダメ。
船みたいに燃料炊いて、公害を海に垂れ流したらアカンのです。自然との融合は自給自足が大原則で、化石燃料も有限です。
やっぱり、淘汰せんとアカンのです。人口が増えて、それを養うために食糧を調達ですが、出来んなら餓死して下さい。
電気もアカン。ガソリンもアカン。テレビとかパソコンなんか絶対にアカン。車なんかとんでもない。
どっちかの選択で、どっちにしても淘汰です。それも、「自然との共存」と表現すれば言葉の響きは佳いけれど、お神籤で、「オマエが淘汰」なる籤の当たる確立、実に三分の二。
極端な話ではありますが、大自然の原理原則の怖さを知るべきです。
ハイキングに往きまして、飯盒炊爨やりまして、自然は佳いナア。そのあとのゴミをどおしてるのか。
公園でも駅前でもです。空き缶だらけ、ゴミだらけ。畑にまで放ったはる。そんなんこそ、淘汰です。自然との共存を云う資格ナシ。簡単な道徳精神がないのです。
どこのどなたか知らんけど、太ってると勝手に思い込みまして減量です。それなら食べんかったら佳いのです。そしたら、拒食症がありまして。食べられん国もあるのに、ホンマに贅沢な人達です。
飽食の時代ですから贅沢です。
とは云うても、脱出するのも大変。みんなで知恵出して、協力して、チョッとでも被害を最小限に喰い止めましょう。
その手助けが科学で、そのための科学と思てます。
(98/05/30)


5.ダイオキシン問題(5) 自然の摂理

生存競争のことですが、人間にも自然界の摂理に対抗する力は備わってる筈。
違うとは思いつつですが、多少の風邪なら薬なんか使わんでも直ることがある。
変なビールスに感染してたら怖いし、お医者さんに看てもろて、
「単なる風邪や。」
それだけでも直ることがある。そのうえで、薬でも戴いたら、尚心強い。
風邪は人間とは長いおつきあいで、人間にもその耐性が備わってるからやろ。
風邪でも分からんことが多いし、風邪で死ぬ人も多いですから、馬鹿には出来ませんが。
次に男が多くなりまして、女が少ないということやけど、もともとは乳幼児のときに男の赤ちゃんの死亡率が高いのが自然でありました。
自然の摂理で出生率は男の方が高いのです。それで調和させてたのに医学の進歩で乳幼児の死亡率が格段に低なった。
結果、男の割合が多なったのですが、乳幼児のときに男が淘汰されんようになっただけです。
発展途上国なら、自然の摂理そのままですから、調和がとれてるのです。
日本もこの状態が続くなら、男の出生率は低くなって来る筈ですが、是正には百年、千年単位の年月を要するのやろ。
それが自然の調和でありまして、崩れそうになれば何世代も掛けて是正されることになるのですが、当面は男過多。結婚しとおても出来ん男が出現することになる。
これも、自然の摂理です。人間の力ではどおすることもできません。
昔なら、地域紛争での殺戮、飢饉、疫病、天災地変で自然淘汰された人口。今は先進国ほど、淘汰が少のおなりまして、交通事故、成人病で淘汰されるのですが、この程度では淘汰が追いつきません。
そんなことで、淘汰促進の一つとしてこんな問題が出て来たのやないかと。不謹慎なことですが、人口増加が自然の摂理に反してるのなら学者の主張する人口爆発は大自然に阻止される筈。
そうでないのなら、人間の体の方がそれに耐性を備えるか、或いは科学がそんな課題にも打ち勝つと考えてます。
要するに、自然の摂理の調整は人間の尺度で何世代も掛かるけど、人間の世界はその数倍、数十倍の早さで変化してるから、とてもやないけど自然の摂理が追いつかん。
追いつかん間にも、まだまだ人間は走る。自然も困ってるのやないかいなと。
結果、ダイオキシン、環境ホルモンに対する耐性は人間の体にはそお簡単に出来ませんし、何世代も掛かるのやろ。
(98/05/31)


6.犬と猫の話(1) 居候猫

子供の頃ですが、堀川に降りました。
仏光寺通りから高辻通り寄りの西側にマンホールがありまして、探検したんです。今、思えば危ない話やけど、目的は捨て犬がおったんです。
犬の泣き声が聞こえるし、探したらマンホールがありまして、片目が潰れてるとか、チンバの子犬が居たんです。
こんなんを見つけたら、もおあきません。ほっとけへんのです。
連れて帰ったら、親にエライ叱られて、ホカセと云われて。
可哀想やから犬を飼おてクレと泣いて頼みました。
明くる日になったら居てませんから、マンホールに探しに往ったりしまして。
そしたら、又別のが捨てられてて、又連れて帰って、明くる日、又おらへんでと。
親が夜のうちに捨てたんやけど、逃げたんと違うかとの返事で納得してました。
堀川ではヒルに血を吸われたこともありました。昔はそんな堀川でした。布も洗たはった。もともとが、そのための堀川やし。
最初に犬の話をしましたけど、その話は後で、先に猫のことです。
猫は中学生から高校時代に白いのを飼おてました。
叔父さんが二人同居してたけど、テレビを見てたとき、ソバで猫が寝てよったのですが、まあナンと天井からネズミが落ちてきた。
ネズミが猫の鼻先くらいの処に落ちたんですが、猫がビックリしてしもて、ネズミを追いかけるどころか、ギャッと叫んで逃げよった。
上の叔父が、「アカンタレヤナア。」と笑てました。
十姉妹も飼おてました。
高校生のときですが、その十姉妹にエサをやろとしてカゴの戸を開けたら逃げよった。
そのときのことですが、猫が見事に捕まえて、食べよったのです。見事としか云いよおのない早業でした。
この猫、ネズミはヨオ捕まえへんのに十姉妹のときは腹も立たんくらいの素早さでした。
以来、鳥を飼うのも止めました。猫もコイツがおらんようになったらやめとこかと。
ところが、私が大学生のときですが、狭い家の二階が私の部屋になってまして。部屋も隙間だらけというよりも、窓なんかあらへんし、雨でも降ったら大変なこと。
天井からは雨が漏って来るから、傘差して、金盥を置いたりと、そんなことで、何処のか知りませんが猫が入って来るのです。飼おてる奴とは違います。
お八つなどを食べてますとニャーニャー五月蠅いし、タマにはやったのですが、勝手に入ってきよっただけです。
冬なんか、朝起きたら布団の中に入ってまして一緒に寝てました。知らん間にです。
猫は足元に居てると暖かいです。炬燵がわりになって、丁度よかった。邪魔にはしてません。
夏は夏で私の枕元に寝てました。それは佳いのですが、ザラザラの舌で顔を舐められて起こされました。
それも結構ですが、時々えげつない臭いがしてました。何か喰いよったんやろと。
そのナニがナニやったらイヤやなあ。魚くらいやったら、マシですが。
そんな関係ですから名前も付けてません。アッチは私を勝手にご主人と思てた節がある。
私が勉強中でも五月蠅いので、アッチへ往けと。
怒鳴ったら、スゴスゴと何処かへ消えよった。猫は白黒の斑でした。
暫く音沙汰が無くなって、今度は真っ黒のが住み着きました。勝手知ったる我が家みたいな感じでナンにも警戒しませんでした。猫がです。
ところが、コイツも前のと同じ行動をしょるのです。勝手に布団の中に入るし、朝顔をザラザラ舐めよるのです。
たまにお八つでも食べてたら、サッと現れて、ニャーニャーと要求しよる。以降、白黒の猫は行方不明となりました。
行方不明の猫とは二つ思い出があるのです。
一つは夜戻って来まして、ニャーニャー泣くし、見ると耳を怪我してます。千切れ掛かってる状態です。
猫の世界では日常茶飯事のことで、要は喧嘩して負けただけ。
私はチキン・ラーメンのパリパリのを食べさせてやって、
「食べたら、仕返しに往って来い。」
暫くしたら、部屋の真上の屋根でやってました。
ギャーギャー、泣くわ、走るわ、転げまわるわ。五月蠅いこと。
静かになって、どおなったんかと思てたら、戻って来て、その雰囲気から勝ったんやなあと。
もお一回は夏で雷のときでした。次第に近づいて来ましたから、どんなんかなあと、二階の部屋から、表を見たら、家のマエの電柱のトランスにまともに当たって火花が飛んだ。
ビックリして尻餅付いたら、隣で猫も一緒に尻餅付いとおる。
ソバに居たんですが、知らんかったなあ。
猫でも尻餅を付くのかと、それだけの話です。
(98/06/10)


7.犬と猫の話(2) 愛犬フク

犬は中学三年の頃から約十年飼いました。当然、雑種です。
其の頃、「名犬ラッシー」が流行ってましたから、本当はコリーが欲しかったけど、そんな高級犬はとんでもないことです。
当世ならドッグフードなんかが有りまして、何処ゾのお国の人間様の食べ物より高価なモンを食べさせて戴いてます。
当時はそんな大層なこと。人間様の残飯を遣ってました。要するに残飯整理係。正直云えば、残飯もないことがある。
とりあえず、人間様が一番でありまして、その食事の結果次第で犬の食事が決まるのでありまして、犬用の餌なんか造りません。
ご飯にみそ汁掛けただけやとか、たまに肉屋で骨でも戴くクライなもんです。
人間様でも肉なんか、ナカナカ、口に入らへんのになあ。
すき焼きなんか年に何回かいな。肉が残る筈がない。セイゼイ、汁くらいなもんです。
それでも、犬は忠実で賢いので私は大好きです。
猫は手に餌を持って食べさせたら指を噛みよるのです。噛んでも、痛いことはないけれど、犬は絶対にそれはナイのです。
ご主人様の手の中なら、舌で舐めるか、ワンワンと請求するかです。どれだけ、腹が空いててもです。
散歩に連れてって、ご主人様の前を歩いたらいけません。前を往ったら、アカンぞと引っ張り返してやる。最近では、そんな躾をされるご主人様も少なくなりまして、下手したら、犬に引っ張られたはります。人間がお犬様に散歩させられてるのです。
こんなことが犬にとって幸せかです。可愛いだけで、お犬様のご機嫌を伺う人間。人間より先にお食事のお犬様。
健康管理はせんとアカンけど、犬の習性をどう思てるのやろなあ。
結局、ナンやカや云うても日本は金持ちが多い。犬をも甘やかしてしまう人ばかりです。
我が愛犬の雑種の名前は、「福よ来い」と云う意味で「フク」でした。
そのフクは寂しがり屋でして、私が学校から帰ると、大夫先からワンワンと吠える声が聞こえてました。
「帰ったで。」
と、相手してやったら、喜んでまといつくのです。
喜び過ぎて、ズボン、服、手にもオシッコをかけられました。
ところで、当家のボロ家を引っ越すことになりまして、
「ムコウの家は狭いし、もお犬も飼えへんやろなあ。」
母なんかとチラリと話をしてました。
ナンとまあ、引っ越しのその前日にフクは死にました。
そんなつもりで、話してたんの違うのに。
フクも歳ですし、死んだら、当分は飼わんとこ。そんなツモリやったのにねえ。
以来、犬は飼ってません。余計なことまで、察知しよるから。
(98/06/12)


8.MODchipとは

イロイロありまして、特異日かいなと。
昼間は、近所の会社に訪問。
ISO関係の打ち合わせして、帰宅したのが夜八時。
我がサイトの更新しまして、九時半に長男がアルバイトの家庭教師から帰ってきて、ナニかやり始めます。
TVゲーム器、プレイステーション(PS)の改造やて。
通信販売で、MODchip(エム.オー.ディー.チップ)を二千五百円で購入しまして、そのchipを取り付けるために半田付けの準備をして、ゲーム器を分解しています。
「お父さん、ちょっとパソコン貸してえな。
改造したいのやけど、取説がフロッピーなんやて。」
「フロッピーやったら、ノート(白黒)でも佳いやないか。」
「あかんのや。プラウザーやなかったら、開けへんのや。」
私のノートはMS−DOS機でありまして、インターネットは出来ません。
長男の話では、ゲームCDのコピーでもゲームが出来るよおに改造するらしいです。
「そおかいな。CDでもプロテクトが出来るんか。ゲームCDはコピー出来んよおにしてるのかいな。」
「違う、チガウ、プロテクトがゲーム機の方にしてあって、それを解除するchipを取り付けるのや。」
よお分からんけど、息子のダウンロードは完了しまして、私はパソコンに戻ったのですが、息子が悪戦苦闘しています。
そのchipの取り付け以外に基板のリード線の配線位置を変えんとアカンのですて。
リード線は外せたけど、取り付けのための、半田付けが旨いことイカンみたいです。
「付かへんわ。」
「リード線にも半田を付けたんか。」
「イイヤ、それに付かへんのや。」
「汚れてへんか。あんまりやり過ぎたら、酸化してしまうのやで。」
私は、そっちの方は見もせんと、話だけ聞きながら、パソコンです。
「フラックスあるんか。」
「フラックスて、ナニ。」
「知らんかったんか。今、使てる糸半田はヤニ入りやろな。
ヤニは、松ヤニ(ロジン)なんやけど、それがフラックス。松ヤニはフラックス性が弱いしなあ。
リード線は鉄で、鉄は錆易い。錆が付いたら半田が付き難うなる。
半田付けし易いように、錆止めと半田付け性をヨオするために、スズメッキがしてあるのや。
それでも、熱を加え過ぎたら、メッキが酸化してしもたり、溶けたりして、鉄線が酸化してしまうのや。そおなったら、半田は付かんよおになるから、半田付けの前に表面の酸化を取るのやなあ。
還元してやったら、金属の表面が綺麗になって半田が付き易うなる。そのためのフラックス。
それもあるし、ヤニの焦げがリード線にくっついたらアカンのやで。」
エライ小難しい話になったけど、長男は大学は違うけど、私とオナジ学科です。大学の授業で半田付けの実習はやりませんでしたけど。
「そやけど、フラックス、あらへんしなあ。」
「お父さんも、半田付けはド素人でもないけれど、以前何人かでM社に半田付けを手伝いに行ったことがあるのんや。
彼処の社長さん、大丈夫かいなて、エライ心配しやはって、監視やで。
云われたわ。そんなんではアカンやて。
変わってやるさかいに、他のことでもしててんかやて、笑われた。
M社のヒトはフラックスも使わんと、上手なんやなあ。サッサッサッと神技みたいなもんやで。」
「どないしょ。アカンわ。」
長男の方が私より器用なハズですが、そっちの方を見たら、半田鏝をターゲットから外すのも、リード線を動かすのも早過ぎるのです。
「アア、アカンなあ。
あんまり早かったら、半田も金属やし、半田が溶けんうちに鏝を外して、固まらんうちに動かしてるのと同じことなんや。
そんなことばっかりやってたら、肝心の基板のパッドがやられて剥がれてしまうで。」
と、交替です。
長男は喜色満面。待ってましたと席を譲り、コレをココえと説明です。
M社での一件以来、半田鏝は使たことはナイのです。
半田鏝の温度が低いのかなあと、頬の側に近付けたけど、そおでもナイ。
リード線も酸化してないから早さだけで、やってみたら一発で付いてホッとした。
「フウン。そおかいな。」
長男が感心してますから、私も気分上々。
「ついでに、他のも確認してんか。」
「エッ、ここだけと違うのかいな。」
まだ三ケ所もありました。
長男はゲーム器を元の状態に組直して、動作確認です。
「ヨシヨシ、ちゃんと動く。ところで、何で銀を半田に入れるのや。買おた半田の説明にイロイロ書いてあるんやけどなあ。」
「半田にも種類があるのやなあ。
普通は共晶半田。それ以外には高温半田に低温半田。その銀入りのは鏡面半田。
半田も金属やから高温で空気に触れたら、酸化してカスが出来るのや。
そのカスは半田付けの邪魔をする。半田に銀を入れたら半田が酸化し難うなるから、銀を微量混ぜて、酸化防止するのや。」
この話が終わったら、
「お父さん、MODchipてナンや。専門用語か。」
「エッ、そんなん聞いたことナイで。
MOSならあるけど、オマエ知って買おたんと違うのかいな。」
「知らん。」
「そしたら、何で買えたんや。」
「大学のインターネットで調べた。」
そんなアホみたいなことを大学でやらしてもらえるのかいな。
学生が何を調べてても分からんわなあ。
ナンで、MODの意味も知らんと、買えたのか分かりませんが蛇の道は蛇なんやろ。
私も気になって、インターネットで調べたら、「裏chip」やて。
現在は違法ではナイけれど、近々違法になる可能性もあるらしいです。
検索しますとビックリの世界。サイトは、有るわ、有るワ、ン万件も有るのです。
ところで、長男の質問の件ですが、MODとはModify(改造)です。
ナルホド、インターネットは便利な世界です。簡単に検索で分かるのです。
(98/07/06)


9.バッタリ、すれ違いの人

七月の連休中には色んなことがありました。
一番はノート・パソコンを手に入れて、インターネットの設定に悩んだこと。次は嫁はんと洛西ニュータウンの高島屋に行ったこと。目的は妹の嫁ぎ先の姑さんへのお中元の手配。
何にしよかなあ。嫁はんの意見は何点かの品物から希望のを選べるヤツ。
舅さんが存命のときはアルコールが好きとかで、それが候補。今は一人暮らしのため、食べ物にしても量のことがある。お好みで選んで戴くのが一番です。
それにしても、少し前まで連休なんか、駐車場は並んで待たされたのに、半分程度しか入ってないのです。
それなら店に近い方が宜しいと、前往けば生存競争が厳しいて、空いてない。
グルグル回って、中間くらいに停めました。他の人もグルグルですから、ダレでも考えることは一緒です。
空きがあり過ぎても困ったもんで、駐車場のガードマンも居てません。以前は指示されてましたが、ガラガラでは意味ないし、リストラされやはったのか。
お中元を申し込んで、ウロウロしてたら見も知らぬ中年の女性が、私の顔を見て、エッというよおな表情して、言葉でも掛けて来そおな気配です。
私も、エッ知ってる人かいな。ところが記憶にナイ。
困ったもので、失礼があってもイカンのですが、分かりません。中年女性は軽く会釈して、どっかへ消えました。私の方は会釈までされて、困ったことやなあ。考えたけど分からんもんは分からんのです。あの人の勘違いやで。
別の買い物をして、ブラブラしてたら、又その人がこっちを向こて歩いて来る。今度は私も顔をシッカリ確認しまして、見知らぬ他人様と確信。
先方もチラリと私を見て、それだけでした。先刻はあちら様の勘違いです。
それにしても、ここの高島屋さんですが、お客も少ないし、売り子さんも暇。お中元でも、以前なら、受付場所の争奪戦でしたが、そんな必要もない状態。
明くる日、嵯峨の方に用事がありまして、JR嵯峨嵐山駅でバッタリ会おたのです。
今度は確実に見覚えのある中年女性。
「こんにちわ。」
会釈しまして、先方も、
「こんにちわ。」
返事も帰って来ました。
それだけのことやけど、誰やったかいなあ。想い出さんのです。明らかに、何処かでお会いしてあすし、見覚えはある。
前の会社の人やったかなあ。社員食堂にでも居たはった人やろか。会社の保健室の看護婦さんかなあ。其処かの病院のでもナイなあ。お店の人でもナイなあ。
頭の中でイロイロ繰ったけど分かりません。そお云えば岡山の工場からの帰りでした。
里庄駅で列車を待ってたら、若い女性で三十歳前後の可愛い人が、
「マア、その折りはお世話になりまして。ありがとうございました。その後、如何ですか。」
そんな具合に声を掛けられた。
男のお子さん連れで、五歳前後。とりあえず、陽気で幸せそうなお母さん。
私の方は、お顔に見覚えが無い。そやけど、この人は確信を持ってます。
「ハイ、相も変わらずです。」
取りあえず、私も笑顔を造ってニコニコと。返事はしたけど分かりません。
その駅の近くには出張先とはベツに、配送センターがあるのです。その時(十年前)から、十年前(結局二十年程前になる)に実習で三人の女の子が京都に実習の来たので、教えたことはあります。そのときの一人かなあ。
「お懐かしいですねえ。」
その人は私の顔を懐かしそうに見上げてくれる。
「すみません、列車が来ましたので。」
「ハイ、お体をお大切に。」
そのことを、時々思い出す。誰やったんかなあ。話の内容からして、実習生やったのか。
実習生も当時新入社員で十八歳。それから十年経てば当時で二十八歳頃。年齢的にはそんなものです。
そして、今回のJR嵯峨嵐山駅でバッタリ出会った女性です。
明くる日、朝起きて外に出た。ナンとその中年女性を見たのです。近所の奥さんやがな。
違う場所で、普段ではない服装ですから分からんかっただけ。
(98/07/21)


10.嫁はんの里(1) お盆の里帰り

お盆には二泊三日の予定で里帰り。
そこからホーム・ページの発信とM社の資料もやる予定でノート・パソコンを車に積みました。
里は香川県の詫間町の比地木。
朝六時半に出て着いたのは昼一時頃。年々便利になります。以前は一日仕事。早くて夕方五時頃。
本州と四国の間には瀬戸内海がありまして、渡る手段は連絡船しか無かったから、盆正月には待ち時間だけでも三時間は当たり前。
瀬戸大橋が開通して、数段便利になりました。待ち時間が無くなって、その分運転手はシンドイけれど。
連絡船やったら、待ち時間と船に乗ってる時間は休憩時間となる。それが、無くなったのと、山陽自動車道も整備され、貫通しました。
おかげさんで、有料道路に入ったら一般道路を使うこともなく四国に行けてしまいます。費用も嵩むけど、時間的には数段早い。
里に着けば、夕食は義兄がバーベキューをしてくれまして、ビールもよばれ。強くもないし、疲れもあってフラフラです。
ホンマは夜十時頃からでも、ホーム・ページを更新しよかなあと計画してたのに九時半頃から眼を開けてられんよおになってしもて。
明くる日には朝からでもとパソコンを取り出したら、一緒に泊まってた義姉の子(姪で二男と同じ歳)に見つけられ。パソコンをです。
「おっちゃん、何やってんの。私なあ、フリーセール、好きなんや。」
この一言で姪にパソコンを取られ更新出来ず。
実家の直ぐ近くで、海水浴も出来ます。里は海のソバですから、昼一番からは子供達のお供で泳ぎに参加。保護者の要る年でもありませんが。
そして、外食に出て食べ終わったら、カラオケ。私は苦手。飲めもせんし、知ってる歌もあらへんし。聞いてるだけ。
歌えとお声が掛かっても、ダメなものはダメ。それで、気分が悪いと云うこともなし。好きな人が勝手に歌て、楽しまはったら宜しいのです。私に勧めるのだけは止めてくれ。
好きな人は、勧めんと悪いみたいに思たはりますが、そんなことはありません。無視してくれたら佳いのです。勧められる度に断らんならんし。時間も勿体ないやろな。
義姉の婿はんも、義兄も好き。それ以上に子供達は大好きで、歌も年代も違うから訳が分からん。
私の嫁はんは三人兄姉の末っ子で、義兄、義姉、その連れ合いも含めて、私より歳は下。
子供達の歌なんか聞いたこともナイ。誰の歌かも知りませんが、義兄の方は演歌やから、ホッとする。
私も小学生低学年のときは歌も好きやった。学校で流行歌を唱て担任の先生から叱られて。以来、唱わんようになっただけ。
曽根史郎の歌で、題名は忘れたけど、
「モーシ、モーシ、ベンチでささやく、お二人さん。早くお帰り、遅くなる。」
そんな歌詞でした。
夜は夜で息子等は従兄弟同士。嫁はんは親と姉妹で積もる話。所詮私は邪魔なだけ。そやから云うて、一人こっそり、パソコンやってるわけにもいかんから、寝てるしかしょうがない。
(98/08/16)


11.嫁はんの里(2) 風光明媚

嫁はんの里。
香川県の詫間(たくま)町比地木(ひじき)。初めて行ったときはビックリした。
私の車は中古のブルーバード。小高い山を越え、海を横目に見ながら、家並みが消え、又家があって、又消えて。まだ、その先に行くんかなあ。
何軒の家があるのか、比地木がどこからどこまでか、範囲は知らんけど、近辺だけなら五十軒か。
着いたところは四国独特の地形。前は海、後ろは小高い山で風光明媚。
親戚に知り合いばっかりやから、会う人皆が声を掛けてくれる。
顔がよお似てるし、誰が誰で、どういう関係か二十数年経った今でも分かりません。私は只々お辞儀してるだけ。
「イヤ、マア、京都の。よお来た。」
お辞儀です。
先方はこっちのことを知ってますが、私はそれがどこの誰かが区別がつかん。
嫁はんと義母に連れられ、今なら息子も連れて、お土産持って親戚廻り。
ここは本家。ここは妹(義母の)の。ここはお婆さん(他界してます。)とか云うて、又そこで親戚の人、近所の人がお盆で来たはります。行く処、行く処で、合うし、誰が其処の住人やら、家の人か。
家主が居てなかっても、近所の人が居たはるし、分からんよおになる。
もともと、人名、地名は苦手です。覚える気がないこともある。息子らは誰が誰かは大体は認識してるみたい。二十回は顔を合わせてるのですが、一年に一回やしなあ。
ここらは、漁村でした。船着き場があります。ちょっと内海になって、海水浴にはもって来いの場所。義父も漁師をやってたらしい。
義兄は左官屋さんで、義姉の婿さんは川崎重工業に勤めたはったけど、十年以上前にリストラされた。
義姉夫婦は仁尾(にお)町で、年齢は義兄、義姉も私よりは年下。
この辺りは、雨が少ないのです。特に義姉の仁尾町は日本一と云うことで、太陽博(1981年)がありまして、太陽光線で発電してました。
太陽光を沢山の鏡で集光して、発電したのです。仁尾の一部は賄えたのですが、採算が合わんので、太陽博としたらしい。
遠の昔に撤去され、その鏡を仁尾の住民に分けたのです。仁尾の義兄が自慢して、見せてくれました。
太陽は豊富でヨイけれど、反対に雨が少ないから水が大変。
水飢饉にはなってないのですが水圧が低い。お風呂に水を満たすには時間が掛かる。早よ、風呂に入れと云われても、浴槽の湯も少ないし、困ったもんです。
そのお風呂、以前は五右衛門風呂でした。初めてのときは火傷したら大変と、冷や冷ややったなあ。
嫁はんの旧姓は浜口ですが、ここらは浜口姓が多いので、お互いに下の名で呼んでます。
私は、「京都」と呼ばれてるみたい。多分、下の名前は知らんのやろ。もっと、ビックリしたのは新聞が無かったこと。今は配達されてます。
時間の流れがユックリになる。近所には何もナイ。夏は海水浴で、沢山の人が来やはりますが海水浴場とは違います。海水浴の施設はナニもナイ。以前ならこの漁村の子等、里帰りした家族がノンビリやってました。
人が少なく、穴場ですから、年々人が増えてます。それでも、空いてますし、何処かの海水浴場みたいに、芋を洗うよおなことはありません。クラゲも居るのです。
クラゲを見たら初めて見たときのことを思い出します。
大学時代のことですが、愛媛県の宇和島が出身地の友人が居てまして、夏休みに仲間と一緒に往きました。
当時は、宇高連絡船も列車がそのまま乗り込むやつで、連絡船のデッキで、ウドンを食べました。ブルー・コメッツのブルーシャトーが流行ってまして、唱たなあ。
その列車に乗って、暫くしたらトンネルで、煙が入ってきて、大騒ぎ。途中から汽車になってたのです。
宇和島に帰る渡辺文雄クンの故郷。同行者は北海道の中村と大阪の浦崎、野中、そして私。
渡辺クンのお父さんは学校の先生。お姉さんお二人が歓迎してくれやはりました。
そのお姉さんは宇和島では評判の美人姉妹とのことで、新聞にも載ったし、雑誌にも載ったと、渡辺から新聞と雑誌を見せられた。
お姉さんも加わって、皆でトランプして、夜遅くまで遊びました。
家も海辺でしたから、明くる日、ボートを出してもらって近くの島に行きました。
ボートに載ってたら、クラゲが居たのです。もの凄く沢山で、クラゲの中にボートがあって。
問題はそれからで、イザ帰ろとしたら、潮が逆流。
必死にボートを漕いで、なんとか戻りました。渡辺は笑てましたからそんなに心配することも無かったのかなあ。
渡辺は、卒業して、故郷に戻らず、イランで活躍してるみたいです。宇和島には電気関係の就職先は無かったらしい。
昔の話になったけど、嫁はんの里も、その四国です。渡辺の宇和島に佳く似た景色。
ここでも、クラゲが多いので思い出すのです。宇和島と渡辺、どおしてるかと。
(98/08/21)


12.嫁はんの里(3) 浦島太郎伝説

瀬戸内海には方々に浦島太郎伝説があります。この比地木(ひじき)にもあるのです。
嫁はんの実家の前は海。後ろは山。其の山は紫雲出山(しうんでさん)。
ある程度の年齢の人なら紫雲(しうん)という名称は記憶にあるかも知れません。
もともとは、死ぬとき紫色の雲か煙に包まれて極楽浄土に連れて往ってくれると云うありがたいもの。
それで縁起担ぎに、「紫雲」が佳く使われる。
宇高連絡船の名前にも「紫雲丸」がありました。それが第三宇高丸とぶつかり、沈没し、紫雲丸に乗船の修学旅行の小中学生百名が水死したのが1955年のこと。当時、私は小学二年でエライ騒ぎになってたのを覚えてます。
泳げる人は助かった。私が水泳をやり出したのもそんな背景がありまして、小学六年生になってからですが、岡崎の疎水(そすい)の踏水会(とうすいかい)に入会。
琵琶湖での遠泳もやりました。遠泳してるとき、バテそうやったのをボートで監視の先生から、チョコレートを一粒、口に入れてもろて、ホントに美味しかったのを今だに覚えてます。
陸に上がったら足がガタガタで立つことも出来んかったなあ。
疎水の欄干から飛び込みしたりして、ちょっと泳げるようになったら怖いもん知らず。欄干に立ったら、自分の身長もプラスされる。上から水面を見たら、想像してたよりも高さがあって、怖かった。それを、エイ、ヤーと飛び込んだら好き勝手なこと云うて。
「オーイ、次はオマエヤゾ。カンタン、カンタン。チョロイもんや。」
どないしょかとビビッてたくせに。
もっと、実力つけてきたら、疎水を逆流する。どれくらい、逆流出来るかが問題で。
疎水は、流れが早いのですが、黒線一本組やった。
踏水会は初心者は赤帽に白線六本で、上達したら線が減り、ゼロになれば遠泳に連れてもらえます。
次が、白帽に赤線三本で、その次は白帽に黒線三本。それが無くなったら、踏水会で先生にもなれる。とのことで、黒線一本とは踏水会での最上級者と云う意味や。
殆どが、高校生で、私は中学生。大学生にでもなったらアルバイトで先生出来るのですが、やってません。
黒線一本組でも、対岸にでも辿りつけたら佳い処です。
何で、そんなことしてるのか。そのクラスなら、先生も教えることがないので勝手にやってただけ。今では、そんな光景も見られません。危険やから。
高校生になって、水泳部に入ったら、疎水で早々にも水泳の練習です。
先輩の水泳部部長が、
「チョッとでも、早いこと水に慣れんとアカンのや。浸かるだけでもヨイで。」
正月にも、恒例の寒中水泳あるけれど、そこは水の流れがない場所。
疎水は川ですから水が流れてる。夏みたいに逆流百メートルは無理。手足が動かなくなるのです。対岸に渡るのも大変なこと。流に流されるだけ。岸から離れることも出来ません。手足が思うように動かせるのは、セイゼイ、数十秒。
水泳部のトキ、小学校区での水泳大会があって、個人戦では連戦連勝。
リレーは四人です。一人がツーちゃん(小倉ツトム)で泳ぎも達者。人数を揃えるために町内中を走りまわって、
「泳げへん。」云うてるのを、
「二十五メートルくらい、泳げるやろ。」
無理矢理引っ張り出して、メンバーを揃えて、参加です。
それは、タカッチャン(鷲山タカシ)で、ホンマに二十五メートルが泳げんかった。途中で、アップ、アップしよってなあ。
「アホ、バカタレ、イクジナシ、根性ナシのアカンタレ。」
無茶苦茶云うて、プールから引き上げたった。勿論、失格です。
引き上げたら、タカッチャン、鼻水垂らして、泣いてます。
「モオ、ヨイわ。泣くな。オマエのために負けてしもた。失格やないか。」
私はそんな性格で、自分がやりたいとなったら、無理を承知で手当たり次第。自分に出来ることなら誰にでも出来るくらいに思てました。
逆に、どんなことでも、自分が出来んことをやる奴は尊敬してました。そのタカっちゃんですが、可愛そうに高校を卒業してから、突然死。
横道に逸れてしもたけど、水泳の話のときにはタカっちゃんのアップアップした情けない表情と、鼻水垂らして泣きよったのが思い出されます。
紫雲出山(しうんでさん)と浦島太郎のことです。
その山も紫雲が出る山で、極楽浄土に行ける山。比地木を含めた一帯は、海の幸で生業を営んできた集落。その海の天国と云へば竜宮城。
紫雲出山の入り口には竜宮城を連想させる公衆トイレがある。山の上にも竜宮城のトイレがありました。
お祭りがあって、何代目かの浦島太郎さんが登場されるのですが、一度だけ義母に案内されて登りました。
そのときに、浦島太郎さんにお会いすることが出来ました。
(98/08/22)


13.半日人間ドック

国民健康保険での半日人間ドック。本人負担九千円也。
亀岡市は亀岡病院かあたご病院のどっちかでやってくれます。
交通の便からあたご病院にしました。あたご病院では長男の健太郎が保育園のとき夜中にお腹痛になりまして、飛び込んだことがある。
丁度小児科の先生が居たはりまして、お腹を触り、浣腸です。出るわ出るわ、よお貯め込んだなあ。出してしもたら、ケロッとした顔。便秘でした。
半日ドックの検査項目。
身長、体重、血圧、便、尿、血液検査、心電図、肺機能検査、眼底検査、腹部超音波、胸部X線、そしてバリウム飲んでの胃の検査。
胃の検査のため、前日夜九時から絶食。特に何処が悪い、心配であると、其れはない。
汚い話やけど便秘気味。バリュウムを飲めば下剤もくれます。
半日ドックもこれが二回目で、前回は胃の検査で、「萎縮性異尖」。血液検査で、「肝機能低下」。
超音波(エコー検査)で腎臓に泡状のものが見受けられるため再検査したほうが宜しい。
そんな所見を頂きましたが、再確認は南丹病院。
あたご病院にしませんでしたのは、設備の古さ。先生はそおでもないけど一部の技師さん、看護婦さんの質の悪さです。
精密検査で何かあって入院にでもなったら、ここはイヤやなあ。
所見を南丹病院の先生に見せて、検査を受けたけど特に問題ナシでした。そのとき初めて胃カメラを飲まされた。苦しいです。
串刺しされたようなもんでした。胃にセンサーがコンコン当たる感触。
看護婦さんと先生が、
「力を抜かんと、苦しいよ。」
云わはるけど、ガチガチ。大きな挿入口をくわえさせられて、唾は出てくるわ、飲み込めへんわ、息は苦しいわ。あの感触もイヤです。
眼の前にモニターがある。それも気になって。
それを看ながら、先生も、「ウンウン、センジョウや。」
「センジョウってナンやろなあ。何かあるのかなあ。」
そしたら、シュッシュッと何か吹き付けて胃の壁面を洗浄しやはった。
「ウーン、このことかなあ。洗浄や。」
今度は意味も分かりました。モニターで異物(食べカス)を吹き飛ばしです。
「胃壁が赤いですが、これは歳と共に薄くなりますので仕方ありません。」
私も歳なんかいな。
「ここが狭いんです。萎縮性異尖のことですが、変なものが出来て狭いという訳でもありません。大丈夫です。気の使いすぎとかそんなことかなあ。」
先生の解説は理解出来てます。
挿入口をくわえて、口は開けっ放しですから返事が出来ません。
初体験で胃カメラは大変やった。落ち着いて周囲の状況が把握出来た頃には終了でした。
先生の所見は胃カメラのモニターを看ながらの解説でした。肝機能については今回の再検査では問題無し。
「もしかしたら、この前は風邪薬とか飲んでたのと違いますか。」
とのことでしたが、飲んでませんでした。
さて、今回の半日ドックです。
朝九時、受付に行って別室に案内され、担当の看護婦さんに案内されての開始です。
あたご病院では担当の看護婦さんはベテランで、採血なんかをしてくれます。検査もドックが優先で事は順調に進行。
只、他の病院と比べると技師さんの地位が低いのか補助の人が居てナイのです。
胃の透視の技師さんも暇なのか前回と同じで、スポーツ新聞を読んでます。設備も整備されてません。
前回、検査台に載って取っ手を掴んだ途端に取っ手が外れました。
検査台が回転して天井を見たら埃だらけ。バリウムの容器も洗浄してるのやろなあ。心配になる。
担当の看護婦さんは私と同年輩で、さすがに化粧はしてません。若い看護婦さんは化粧して、三十、四十代は超厚化粧。看護婦さんのお化粧とは如何なものか。
女性やから看護婦さんであっても適度ならやればヨイのですが、口紅ベタベタで、眉毛も書いて、顔の皺も覆い隠すような厚化粧ではなあ。
ここは客商売ではあるけれど、病院です。バーやキャバレーの水商売ではないのです。
技師さんと看護婦さんの関係ですが、看護婦さんに次の人を呼んでくれと頼んでも、
「エッ、私に云うたんか。」
こんなこと他の病院では考えられません。余所では技師さんも、先生扱い。
技師さんもふてくされてしもて、スポーツ新聞で天井には埃。
胃の透視も終わり、下剤も飲まされて、これで便秘も解消かと。十一時には終わったのですが下剤の効き目が早い。
病院の玄関を出るまえに、来てしもた。戻ってトイレはどこやろか。
おかげさんで溜まりに貯まったもんが出てくれた。
この日一日、行ったり来たり。それで、オシマイのはずが、その二日目のこと。
「誰え、誰か変なもん流したか。トイレの流れがおかしいえ。」
嫁はんの声。朝からトイレの押し出しです。バリウムがまだ残ってました。
(98/08/24)


14.格好佳いことか

最近は下品さを売り物にした、CMやテレビ番組が氾濫してる。
世間がそおなってるからなのか、CMやテレビ番組の影響か。或いはその両方か。繁華街を歩くお二人さんも中年ご夫婦も下品。
例えばですが、ソフト・クリームも食べたら佳いけれど、何処かの社長さんか部長さん。それとも課長さんかまでは知らんけど、部下にどんな指示したはるのか。
ヨイ歳したオッサンと綺麗なお服をお召しになったお上品なるオバハンと。その利発で賢こそおなお子様が歩きながらソフト・クリームを食べたはる。
舌をペロペロ出しまして、上を向いたり下を向いたり。クリームが溶けるで。其の何処が佳い格好か。お父上様、お母上様がそんなことですから、さぞかしご立派なお子様にお育ちになります。
落ちたのを誰が掃除するのやろ。雨でも降って流してくれるのかなあ。建物の中なら掃除の小母さんが掃除してくれるのやなあ。
その残骸をどおするのやろ。ゴミ箱があれば佳いけれど。只の小さい紙一遍やし、そこらに捨てても、佳いのかなあ。
お幸せなそおな若きお二人様も同じこと。お互いの彼氏と彼女しか見てないのやろ。お若いだけに女性も綺麗です。お肌も輝いてます。男性もの表情もソフト・クリームそっくりで、甘い香りで満ちてます。
そやけど、ビッグかマックか知らんけど、頬張りながら腕組んで。キャベツにパンくずがボロボロ落ちてます。
恰好もシャツ出しルックとヘソ出しルック。やってることは無茶苦茶で、何処かへ飛んでます。
若いお方は仕方がナイとして、或る程度の年齢でそんなことやってるのに限って、近頃の若い者は行儀がナイし悪いと大きな顔して仰いますが、その親は其方さんと違うのかいな。勘違いも甚だしい。
佳い格好であると自信がある高級ホテルのロビーでやっクレ。
そのままブランド店にでも入ってクレ。ナンなら上司の前でもかってクレ。
(98/08/26)


15.嫁はんの里(4) 私の姪 

嫁はんの里。
そこに三日も居たら飽きてしまうけど、羨ましいものが沢山あります。それは人情。
嫁はんは誰からも「ちゃん」呼びされてます。
そこら中が知り合いとか親戚やし、何番地とかそんなん必要あらへん。
そこら中が知り合いとか親戚やし、里帰りしても楽しいことやろ。
私の里はありません。一家で引っ越しして、家も解体されてます。
私を、「タケ」とか、「タケチャン」、「タケヤン」と呼んでくれた、兄貴分、幼友達、どないしてるかなあ。どんな顔した二世が居てるのかなあ。あのバカタレもヨイお父さんやろなあ。お爺さんになってるかもしれんけど。
近所のオッチャン、オバチャンもまだ私のことを憶えてくれてるやろかなあ。それより、生きてるやろか。
風の便りでは、向かいの二つ上のリュウチャンは死んだらしい。何十年も前にです。
私に何かあったら、本気で心配してくれたり、羨ましがったり。新興住宅街ではそんなことあらへんしなあ。
運動会でも参加するのは義理にです。勝ったら嬉しいけど。
生まれ育ったとこやったら、真剣勝負。負けたりしたら、悔しいて、悔しいて。
ここでは隣のご主人って、何や知らん。賢かったんか、馬鹿やったんか。走りは早かったか、グズやったか。算数が出来たのか、国語がダメやったか。喧嘩はどおか、逃げ足だけは早かったのか何も知らんがな。
どこの学校の出身か、それが運悪くか運強くかも知らんなあ。
そんなことから考えても羨ましいことやないですか。そこら中の人が嫁はんの顔を見たら、
「おお、元気かい。いつまで居るんや。」
と、声を掛けてくれるやないですか。
新興住宅街も二十年になるけれど、新車を買おたさかいにいうて、誰も、
「おお、ヨイのん、買おたなあ。幾らやったんや。お金持ちやなあ。」
思てても、そんなん云わへんで。イヤ、買おてないです。例えばのことです。
新興住宅街ではどの子が何処の子なんかも、よお知らんのです。そこらで、ぐれてるようなんが近所の子でも知らんなあ。
こんな経験ないけれど、車がぶつかってお互いに住所云うたら近所やった。そんな可能性がある。
子供達はここで育ったからここの人。近辺の情報も詳しいけど親父の私はナニも知りません。基礎知識が乏しいし、知る気も乏しい。
育った近辺やったら、通学もしてたし、勝手に遊びにも往った。隣近所の家族構成から、家の構造、性格まで知ってた。
嫁はんの里でも、私だけが異端児。そやから寝てんとしょうがない。嫁はんは姉妹で、子供等は、従兄弟妹同士で深夜まで。羨ましいなあと思いながら。
こんなアホなこと、思てるのは私だけかいなあ。
仁尾の義兄に云うたんや。
「ここらやったら、仁尾の誰ソレゆうたら、アアあれかて分かるやろな。
そやから、どこかでアホなことやったら、直ぐ親父にバレる。」
「そうやで、仁尾の池田いうたら、オオ、アイツかて、直ぐ分かるで。
下手なこと出来んで。その代わり、窮屈やなあ。何かやってしもたら、居てられん。」
そおか、そおいうこともある。そやけど、ここらの子供は皆純粋や。ビックリするくらい。
恰好だけは雑誌にあるみたいなことやってます。この池田の娘もです。
手の爪十本に、花みたいな絵を描いて、胸も見えそうな服に短いスカートはいて、親父は心配やろ。
何とか云う雑誌に友達と載ったと見せてくれまして。軽自動車を買おて、スピード何キロ出したとか。尚更親父は心配やろ。
飾りか何か知らんけど、腕にスプリング付けて、私の二男もそれやってるし、見せ合おて。
情報みたいなもん、TVも雑誌も変わらへん。何も変わらんはずやけど違うのやなあ。
都会にこんな純粋な子居てるのかいな。今の仕事のことをイロイロ説明してくれて、あげくに、そこ辞めたいと云うし、
「あのなあ、人間関係がヨイのやったら、それが一番やで。新入社員の女の子に最初から一人前の仕事みたいなもん、誰もささへんで。」
云うたら、うっすら涙流しよってからに、こらイカン。
「イヤ、オッチャンは深い事情は知らんしな。そんなエラソウなこと云うてもオッチャンも会社辞めたんやしな。
やりたいことがあったら、お母さん、お父さんとよお相談してなっ。」
この子は、私みたいなモンにでも話をしてくれる。
この子の結婚式に出たら、池田の親父以上に私が泣いてしまうのと違うやろか。
今から心配で、これを称して叔父馬鹿かいな。
(98/08/31)


16.どおでもヨイ話(1) 変人について

時々、取り留めもないことを考えることがあります。其れは変人のことです。
勝手に考えて、勝手に困ってるだけですから、私が変人か。
何で、そんなことを考えるのか分かりませんので、私もケッタイな奴。そお自分で思いながらも、考え出したら止まりません。その変人は近所に居てます。
「あそこの奥さん、気分のヨイ時やったら、ニコニコして、愛想もヨイのになあ。悪いときやったら、こっちが挨拶しても、知らん顔。変な人やなあ。」
そんな類の変人です。
実際、そこらに居たはります。誰とは云わんけど、若干二名。そんな人に限って、佳く外に出てご近所の奧様と喋ってるのです。
ご近所の奥さん連中を捕まえては井戸端会議。これはご機嫌のヨイときで、こちらが挨拶したら、ニコニコと挨拶を返してくれます。
先方から先に挨拶してくれたりして、今日はご機嫌さんなんやなあ。
ところが、そおでないときもある。挨拶してもこっちを見もせんと。気がついてないのか、無視されてるのか。
とりあえず、近所の人やし、お辞儀程度の挨拶はします。そしたら、チラッとこっちを横目で見るけれど、それだけです。
「こんにちは。」
大きな声で、挨拶してやるのですが、やっぱり、無視されるから困るなあ。
嫌われてるのやろか。それとも、この奥さんにイランことでもしたことあるのかなあ。
眼の悪い人、近眼という意味ですが、そんなこともあるらしい。
眼鏡を掛けてる人でも、そんなことがある。眼鏡のフレームが邪魔するのやろ。
ではありますが、この人は多分見えてるはずです。眼鏡も掛けてないし、ご機嫌さんのときは向こうから挨拶云々やなしに、
「やあ、柴田さんやないの。」
と声掛けて話をしてくれるのです。今日は余程ヨイことあったんかいな。
此れを変わった人とでも云うのやろか。それとも、単にお天気屋さんというのやろか。
どおでもヨイことで、悩む私は変人なんやろか。
(98/09/02)


17.どおでもヨイ話(2) 人間、全て変人

人間、全て変人です。
あの人は変人やなあ。変わった人やなあ。そんな対象にされる人があります。
極端なら、キチガイ扱い。基準は何かということですが、そもそも、正常とはどんな人。
正常な人がこの世に存在するのかと、そんな疑問です。
誰でも、自分を基準にしてますし、自分は正常で、其れと比較して、あの人はおかしい。
もしかして、基準にしてる自分自身が可笑しい可能性がある。
基準が一定ではナイのです。そんなこと云い出したら、私も変人と誰かから思われてるかも分かりません。こんなことを話題にすること自体がおかしなヤツです。
自分の主張を曲げませんし、妥協がナイし、協調性もナイ。意地っ張りというのか、臍曲がりか。突然、怒りだしたり、笑いだしたり。余所のことばっかり気にして、自分のことは知らん顔。自分の世界に入っれば、出て来ぬ人。
その程度は誰でもあるのですが、
「アイツは、訳の分からん奴や。ちょっとも、ワシのいうことを聞かん。」
と、腹立てたりしてるのです。
ところが、変な趣味の、男が女装趣味やったり、女でヨイ歳してメルヘンチックな恰好したり、私の身近には居てませんが、考えただけでも薄気味悪い。
ではありますが、その人の勝手です。世間に迷惑かけてる訳でナシ。女装趣味の人が進化して、オカマになるのかなあ。
私らの小さいときには男女(おとこおんな)とか、シスターボーイと云うてました。本物の女性より綺麗な兄ちゃんも居てますし。
歳取ったオッサンとか、お爺ちゃんなら気持ち悪いし、お化け屋敷みたいです。
或いは、ペットの犬、猫は一般的ですし、十姉妹、ハムスターも流行ってます。金魚なんかも、あるよなあ。そしたら、ヘビはどおですか。幸いにも、知り合いに飼おてる奴は居てないので助かってます。
その人にはその人なりの基準がありまして、可愛いとされてるのです。かと云うて、逃げさせたら別ですが、世間に実害はない。
ここまでは趣味の範囲です。その人の責任でなら、どおにでもお好きにしたら佳し。お好みの基準が世間の大勢と違うだけ。
その趣味が窃盗癖の人がある。無性に万引きをしたいらしいのです。お金に不自由してないのにです。
一度、やってしもたら辞められんらしいですが、こおなって来たら、犯罪です。
これにも、基準があるのです。料理屋さん、旅館、ホテルで、コップ、灰皿なんか持って帰る人が多いみたい。
記念にでも、そこの宣伝になると勝手に云うて、理由をつけて。その範囲なら、先方も気にしてない節がありますし、それで窃盗犯として訴えられた話も聞いたことがない。
万引きも集団なら泥棒やで。幾らが基準か知らんけど、取った額が高ければ、泥棒かいな。買う振りして掠め取ったら万引きらしいですが、万引きの言葉の響きは安い物を失敬する感がある。
泥棒は泥棒と思うのですが、ナニが違うのか。
(98/09/04)


18.とんでもナイ話(1) 毒物混入事件続発

7月25日:和歌山、夏祭りの、砒素入りカレー事件で四名死亡。
8月10日:新潟、ザイエンス社で、お茶に青酸ナトリウム混入。
8月27日:東京、中学生に、ヤセ薬のクレゾール。
9月 1日:長野、スーパーの青酸カリ入りウーロン茶で一名死亡。
9月 2日:奈良、自販機の有機リン系の殺虫剤入りドリンク剤。
9月 3日:新潟、お寺のポットのお茶に殺虫剤。
9月 4日:大阪、スーパーの乳酸飲料水に次亜塩素酸(漂白剤)。

和歌山のカレー事件から類似の事件が六件発生。
新潟の事件ではヤッパリやりよったと思たけど、ここまで来たら猟奇犯罪。長野では死亡者が出ました。この類似事件の張本人を愉快犯。そんな表現が可笑しいのです。
愉快犯は面白そおやなあ。一遍ヤッタロカ。世間が騒ぎよるで。そんな感じです。
不特定多数を犠牲にするヤツが、こんな軽い表現ではイカンのです。生命に異常が無かった人でも体に変調を感じた瞬間からどおなるか。死線を彷徨う恐怖のはずで、家族もです。
和歌山の砒素、長野の青酸は明らかな殺人目的。
長野の毒物混入は愉快犯ではない。計画的不特定多数猟奇殺人犯。
新潟のシアン化ナトリウム(青酸ナトリウム)は特殊なものらしいです。特定の会社の人を狙い、特定の習慣を利用した。そしたら、捕まらんとアカンのです。マスコミも愉快犯と表現してるから、アホが真似しよる。
変人でも、奇人でもない。キチガイの範疇です。本当のキチガイはそういう認識はナイ。この犯人は、やった結果は分かってるから異常人格者。
砒素は殺人目的ですが、最初は青酸化合物としてました。あとから、
「青酸化合物は自然界にある程度の量。」
そんな、こと云うてましたで。
そしたら、分析では殆ど全ての元素が検出されてたと云うことや。計測手法の初歩の問題で、実習生程度の素人分析者にやらさせ、判断するのも、分析技術を知らぬド素人。
品質管理用語で、「あわて者のアヤマチ」(正式には、「第二種の誤り」)で、経験不足。
データーの見方さえ理解してない奴が、寄って集って素人の出した分析結果を、アア、そうかと、そのまま発表しただけのこと。一点だけのスペクトル分析で検出されても、エラーの範囲(痕跡程度)で判断し、分布も調べてない。最初から青酸であると先入観を持って判断したのです。
そんな、初歩的なミスしてるから捕まえられんのや。
オウムのサリン事件で、河野さんみたいなことになったらイカンけど、あれも、第一報はホンマかなあと思いました。
普通の民家で猛毒のサリンを作れるものではないやろに。ドラフトチャンバー等々、最低限の設備が無ければ造る途中で、本人があの世往き。
化学のことを、まるで知らんヤツが河野さんの逮捕を決定した。これも、「アワテ者のアヤマチ」です。
そんな失敗して、肝心な処で、「ノンビリ者のアヤマチ」(正式には「第1種のアヤマリ)をやってるのです。
最初、ノンビリ(この表現は失礼やから、「慎重に」の方が適当か。)と、大問題になってから、大慌て。慌てることはないけれど、迅速にやって欲しい。
そんなことやから、愉快犯と軽く称される計画的不特定多数猟奇殺人犯が横行する。
判断基準のズレた阿呆が真似しよる。モタモタしてたら、続く可能性がある。自販機、スーパーはそこらに一杯あるしなあ。
自己防衛として、缶の底に穴がないか確認するか、一気に飲まんとか。私なんか飲んでしもてから、アア、イカン、底の穴は大丈夫かなあ。
自販機で予定以上の数が出て来たら、要注意。云うても、予定外の数が出た経験がナイのです。お金を入れて、ボタン押しても、出て来ません。再度、お金を入れて、ボタンを押したら、二個出てきたことはありました。
お釣りはこっちが取り忘れてシモタなあ。そんなことがしょっちゅうです。予定以上のお釣りを戴いたこともナイ。
自販機犯罪は偶然が犯人の意図を成功させた。オナジ物を買う人が居た結果です。
何年か前、浮浪者の人が道端に置いあった、瓶入り清涼飲料水。蓋はあったけど中味が半分やったはず。飲んで倒れたのです。
このタクシーの運転手さんも、「そお云うたら、蓋が緩かったなあ。」
そんなんを飲んだらアカンがな。この手の事件が連発してる最中にです。
息子にも、云うておきましょう。自販機で、しょっちゅう、何やら買おてます故。
(98/09/05)


19.とんでもナイ話(2) 北朝鮮のミサイル問題

泥棒を変人とは申しません。詐欺師もです。
こおいうのは、用心せんとアカンと云う範疇です。そもそも、犯罪なんや。
詐欺師なんかは人を騙せるから、相手からは佳い人、信用出来ると人と思われた。つまり、見かけ上は極めて上等です。
泥棒も昔みたいに覆面して、唐草模様の風呂敷でも担いでたら、一発で怪しいとわかりますし、漫画記事になってしまう。
物を取ったらアカン。暴力を振るたらアカン。そんな自制心があるから、辛うじて人間社会。そおやなかったら、只の動物社会。
そしたら、団体生活というのか人間社会には馴染まんから、キチガイなのか。
キチガイは理性と判断基準が大幅にズレてます。イヤ、基準が分からんのです。この基準の問題が難しい。
分からんくらいのズレが有れば議論しても、噛合わんのです。
ところで、北朝鮮が八月三十一日、テポドン一号なる名称のミサイル。北朝鮮は人工衛星と発表してますが、発射した。日本にしてみたら、とんでもナイ話です。
判断基準がお互いに違うから、お互いに分からん奴と、やってますから議論になってナイ。
こんな具合に話を展開すると、いかにも北朝鮮をキチガイ扱いしてるみたいですが、そおでもない。
北朝鮮は、金正日のためにある国家。立場がはっきりしてるのです。金正日様のためには、国民は飢えてもしょおがない。
ミサイルでも人工衛星でも飛ばす資金がアルのなら、食料を買えと云いたいけど、
「アホヌカセ、金正日様のご希望や。」
其れだけのことで、キチガイとは違うのです。価値判断も基準も明確です。
カタや日本はどおなんや。得体の知れん国家です。
日本は、天皇陛下のためにある国家。ではないし、国民のためにある国家。でもないから、誰のためにある国家なんやろ。
北朝鮮から見た日本は得体の知れん国家で、分からん相手。分からんけど、出てくる態度は、予測のつく相手です。
マズ、前提は北朝鮮はミサイルを金正日様のために飛ばしただけ。日本は、エラソウに事前通告もナシにやりやがったと云うけれど、ならば、北朝鮮が事前にミサイルを発射するぞと日本政府に通告したら、どおなるかの答えは分かってます。
「絶対にやったらアカン。」
間違おても、コレコレの条件を満たすのなら宜しいとの回答はナイのです。
マスコミも政治家も、口では、「北朝鮮は何をバカなことを云う。絶対にアカン。」
やってしもたら、日本はどおするかです。何も、よおしませんやろ。せいぜい、「遺憾である。」
日本本土にでも落下して、被害が出たとか、領海内なら国際問題に発展してしまうこともあるけれど、そおでないなら佳いではないか。
日本がどのよおに出るかはお見通しです。ハッキリ云うて阿呆扱い。マスコミも怒ってるだけで、怒って何をする。何もよおしませんで。
日本の防衛体制は大丈夫かやて。自衛隊の装備を充実せよとでも云うのかです。自衛隊の予算がちょっとでも増えたら、そんなムダなもん、削れと云うてるやないですか。
日本政府は、もっと北朝鮮に抗議セヨ。其れでナニを抗議する。
事前通告セヨ。してもろて、どおするのかです。どっちみち、反対だけ。
実効性のあることは、その当日、そのコースの飛行機、漁船は注意セヨ。
北朝鮮にも、そお云うたら宜しい。安全性は大丈夫か。次回の発射は、その予定とコースを事前連絡してくれ。
そんな程度なら、マスコミは文句云うやろ。やめさせろ。弱腰外交め。
結果、又ワケの分からんうちに発射されて、飛行機、漁船が危ないだけ。そのコースの住人も危険です。
日本人妻の一時帰国のことも、拉致問題のことも、なめられ、ナメラレ、馬鹿にされ。相手は日本より歴史ある、自尊心高い民族です。金正日様は神様です。こんな相手にどおしたら佳いのか。
金正日様を讃え、自尊心をくすぐり、是非共お願い申し上げます。そんな具合にやるか、何処かの国みたいに、高圧に、ガタガタ抜かすな。調査団を送り込むぞのどっちかなんや。
そんな認識に立たねば只の訳の分からんだけの国。
彼方から見た日本のホウが、余程、態度が曖昧で、ケッタイな国なんや。
(98/09/06)


20.どおでも佳い話(3) 酒飲みの話

変人、奇人、キチガイとは。
明らかに基準のズレてる人と云うことなら、そこらに居たはります。
小学生の時ですが、円山公園に花見に往って、エライ光景を見てしもた。
綺麗なお姉ちゃん(当時二十歳程度)がハイヒールを履いたまま公園を流れてる川にドタドタと降りて、そこで、オシッコしやはったで。
そら、ビックリした。お酒とは怖いもんやなあと頭にこびりつきました。
これも、小学生当時のことやけど、近所にハブチさんと云う大工さんが居たはって、大酒飲みのアル中でした。
毎日のよおにお酒を飲んで、夜になったら町内を訳の分からん歌を大声でわめき散らしながら、歩き回ったはった。
家のウィンドウ(我が家は電気屋さんでした。)に、ション便を掛けられて、お父さんは何も文句云いませんし、私が怒って文句云うたった。子供やし、相手にナラズ、サレズです。
ハブチさんは仏光寺道りの堀川東北の角に住んだはりました。六畳一間にご夫婦と子供三人やったかなあ。子供と申しましても私より歳上のお兄ちゃんが居たはったはずです。
そのお兄ちゃんに右足を怪我させられた。怪我させられたのは、ション便の文句を云うたのかなあ。其処のお母さんに怪我させられたとマタ文句を云いに往って、赤チンで消毒と包帯してもろた。
私は包帯したまま放ってましたし、膿んでしもてなあ。今だに怪我の痕跡が残ってます。
その治療のときに家に上がったけど、私処も狭かったけど、そこも狭いなあと感心した。
大工さんでしたから、もっと内装が立派と思てましたけど、中も外もガタガタで。大工さんって、こんなもんやとダレかに聞いた気もします。
その子は賢いとの噂やったけど、同級生と違うしよお分からん。お酒飲みの子は賢いとは聞きますが。
私が中学生のときに気がつけば、ハブチさんは居たはらへんかった。家そのものが無くなってました。どおしたはるのかなあ。あのお兄ちゃんは。
イヤイヤ、脱線してます。
酒飲みを見たり、話題になったりしたら、このことが蘇ってしまう。
酒飲みのことやけど、酒飲んで、酔っぱろおて、クダまいて、知りもせん人に絡んでますけど、正常やろか。
電柱に向かって、何やらわめいてるのは、正常かなあ。あのハブチの小父さんみたいに、余所のウィンドウにション便かけて、正常かなあ。
素面のときは、佳い人なんやけど、酒飲むと人が変わる。人に暴力振るたり、暴言吐いたりも正常かなあ。お酒がそおさしてるからと言い訳してるだけと思うけど。
お酒を飲んで、朗らかになっり、急に笑たり、泣いたり、歌唱たうのは、どおなんやろ。きわどい処やろ。
普段から其れならキチガイやで。酒飲んでるし、しょおがないと云うことか。
いずれにしても、切れたんや。アルコールの力で理性が切れて、単なる動物になった。ハブチさんもそおやろな。
文句を云いに往ったとき、小父さんのことが怖かったけど、何も云わはらへんかった。静かで、気持ちが悪かったくらいです。
ということは、酒飲みが、好き勝手にやってるのは、その人の本来の姿です。普段は理性があるよおに振る舞おてるだけで、仮面の姿。
世間から気がふれたとか、キチガイ扱いされてる人は自分に正直で自然なだけかも分かりません。それとも、両方共本当の姿で人間には二面性があるのかなあ。
どっちでも佳い話やけど。
(98/09/07)



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