シバケンの天国
騒慌珍嬉ThailandNO.7
<at Thailand>

ThailandNO.4 ThailandNO.5 ThailandNO.6
ThailandNO.1 ThailandNO.2 ThailandNO.3

ThailandNO.8

<at Thailand>

NO.140 BKK空港の関所

NO.139 BKK空港の免税店

NO.138 BKK空港での税関の質問

NO.137 BKK空港到着

NO.136 Imperial Queen’s Park Hotelのチェック・アウト

NO.135 Thailand最後の朝食

NO.134 Thailand最後の夜(5)

NO.133 Thailand最後の夜(4)

NO.132 Thailand最後の夜(3)

NO.131 Thailand最後の夜(2)

NO.130 Thailand最後の夜(1)

NO.129 民族舞踊観賞兼の夕食(4)

NO.128 民族舞踊観賞兼の夕食(3)

NO.127 民族舞踊観賞兼の夕食(2)

NO.126 民族舞踊観賞兼の夕食(1)

NO.125 Imperial Queen’s Park Hotelの売店(4)

NO.124 Imperial Queen’s Park Hotelの売店(3)

NO.123 Imperial Queen’s Park Hotelの売店(2)

NO.122 Imperial Queen’s Park Hotelの売店(1)

NO.121 ホテルの部屋のカーテンの話

ThailandNO.6


NO.121 ホテルの部屋のカーテンの話

果てサテ、「騒慌珍嬉のThailand」です。
伊勢丹の小物売り場では女性陣の皆様適当に何か買おたみたい。
云うても小物入れとかハンカチに。嵩張らず、実用的で安くて、記念になるもので。お土産にでも上げられてや。
クリスマス関連商品は買おてないです。小さな子が居てたら電飾する材料、有るのか無いのか見てないけれど、取りそろえるカモ分かりませんが。ワザワザ、Thailandで揃える事もないやろな。
飲まずの喰わずの動きっぱなしで、座る事も無く。佳い加減に草臥れてしもたから、ボチボチ、帰ろかとなりまして。
タクシーを拾てImperial Queen’s Park Hotelに戻たんや。部屋に戻った頃には薄暮状態。
息子にチと横になたらと勧めたら、着の身着のまま私のベットにゴロリと寝転んでしもて。
夜勤明けのそのままでつき合おてるから大変やなあ。しんどいやろな、眠たいやろな。時間はあるから寝ても構まへんで。
納豆さんのお出迎え、民族舞踊観賞兼の夕食までには二時間ある。寝てたら佳いやんか。
云うてるのに返事がない。息子を見れば早くもグウスカ寝息を立てて。
此奴はすぐにも何処ででも寝られるのです。嫁はんと一緒で私とは正反対。
テレビでも見よかと想たけど、五月蠅いやろと遠慮して。私はドしょかと思案してる間にも忽ちにして外は真っ暗闇で、日が暮れるのが誠に早い。
寝てるのやからとカーテンを閉じて、小さな灯りだけにして。
外から覗かれる確率は少ないけれど、外が暗いのに明るくしてたら丸見えやんか。用心するに越した事はない。
イヤ、韓国のホテルで有ったんや。夜ではなくて朝やけどです。
SEOULのPacific Hotelと称するのですが、朝起きましてのカーテンを開けて、顔を洗いの髭を剃ったりしてや。
近くのスーパーで買おたパンと牛乳、早い話が工場に出勤前の朝食や。喰い乍らの韓国語の訳の分からんテレビを見てたら、人の気配がしたんやなあ。気配とするより、視野に入った。
テレビなんか真剣に見てないからやけど。窓の外に人が見えた。云うとくけど、窓の外やで。ビクリするで。
一応はSEOUL屈指の一流のホテルの筈。一階ではないです。五階か六階か定かに覚えてないけどや。中空に人が浮いてる。みたいに見えたんや。真夜中なら間違いなく、ビクリ仰天で卒倒する。悲鳴を上げて助けてクレと逃げまどう。韓国にもお化けに妖怪、幽霊が存在するのかと。
そやけど朝や。卒倒するまでもない。見たらすぐにも分かるがな。生きた人間が居てるのや。
部屋にベランダは有るのは知ってたけれど、外には間近に大きな建物は無し。有るには有るけど、見えてる範囲では高さが低かた。
処が隣接してホテルの施設があったのか、何とまあ、窓の外のベランダの向こう側が屋上で、人が歩いてやがる。
胡散の臭いオッサンが一人で興味津々の目つき風情で部屋々々を覗き込み乍ら歩いてるやがる。
誠にビクリした。そんな場所に人が歩いてるとは夢にも想てないやんか。ベランダのすぐ向こうで、渡ろと想えば渡れるよになてるのが瞬時に分かった。防災上は有効やけど、泥棒するのも簡単やんか。
窓の向こうの胡散の臭いオッサンを此の野郎と眼孔鋭く睨んでやたら、サッと横向きやがて、早足で掻き消えた。
云うたら何やけど、相手は男で私も男。部屋のナカやから、男の私がどんな格好してても平気やけれど、女性やたら大変やで。
時間帯が時間帯で、大抵なら出勤準備か観光に出掛けるための着替えでもしてたらモと大変やで。寝坊助であらぬ格好で寝てたらモとモと大変やで。私なら寝るときにはチャンと寝間着の服着て寝てるけど。人によては丸裸なんやて。風邪引くゾ。
寝てたらカーテンは開かへんけど、気のつかんのやたら閉め忘れもあるやろな。酒呑みで酔いつぶれてたら分からんで。私は呑まへんけれどや。
イヤイヤ、オソラクは、オソラクでなくてキッとです。其れが目的の覗き魔なんや。
以来、ホテルで窓を開放の際はベランダがあるのか、其の向こうには何があるのか、近くには何があるのか用心深く確認してるのや。
Imperial Queen’s Park Hotelの我が部屋の窓は開かずベランダ無し。窓の先の下は駐車場。周辺に高い建物は無いけれどや。落ちたら怖い事やなと。
望遠鏡でなら部屋の様子は観察出来る。
物好き、悪趣味の奴なら準備万端で覗くやろ。覗いて観察されても何事も無いけど、想ただけでも気に喰わん。
私なら望遠鏡処か双眼鏡も持ってない。用事がないからでして、顕微鏡なら実体顕微鏡は扱い慣れてるし、金属顕微鏡も電子顕微鏡も使た事はある。
天眼鏡は母が使てるし、ルーペなら私が持ってるし、老眼鏡も時々お世話になってます。
Thailandにまでは持参してないけれどや。
(03/10/03)


NO.122 Imperial Queen’s Park Hotelの売店(1)

この手の電話も掛からんよになての数ヶ月。
一時、イットキとお読み戴きたいのですが、一時には毎週、とまでは云わへんけれど、毎週程に掛かって来てた。
この手のは内容バラバラの様々やけど、四月、五月が一番に多かたのでないか。新入社員とかアルバイトと想う。
またもや、勧誘、押し売り電話が五月蠅くなた。一番に多かたのは、「E−バンク」株はどですかなる話。
「未公開株に興味ありますか。」
電話を取たらイキナリやで。無いです云うてるのに、一方的なる喋りが停まらん。
五月蠅いから、切るゾとだけ宣言してガチャリです。
何回も掛かるから、調べた事がある。そもそも、「E−バンク」なる銀行が存在するのかと。
更には、大切なる自社株を赤の他人の馬の骨に電話で勧誘して売る阿呆が居るのかと。
検索してみたら有ったなあ。ネット銀行ですて。屋号からして大凡の見当はついてたけれど、「当社株式に関するご注意」なるページがあた。
中身は上場がイツとか何にも決まってないし、譲渡制限もついてるから勧誘には一切無関係と明記してあった。
其れでも飽きずに電話で勧誘してるからには儲け話と勘違いして一口ならと、口車、詐欺電話に引っ掛かるのが居てるのヤロ。
そかと想えば、突然にです。
「柴田さん、ご無沙汰してます。何とかです。」
明るく勢い佳く、言語明瞭にです。
そやけど、何とかさんを知らんのヤ。イヤ、正確にはありふれた苗字過ぎて。知り合いにも多過ぎて。
但し、お声の主が若過ぎるし、声質、音色、口調に思い当たる何とかさんを知らんのヤ。
「何処の何とかさんなんですか。」
問おても、一切返事はセズに出て来る話は先物取引。何々が高騰してます。チャンスです。
「要りません。興味ありません。」
「何でですか。」
まともに、何でですかと問われたら返事に窮する。要らんとは要らんのや。興味が無いとは無いのや。とは云うてないけど切るゾと宣言して切てしもたった。
此れ又、オレオレ詐欺とやらが流行ってまして。オレオレでは名乗っても無いのに息子とか孫と勝手に判断してしもて、お年寄りからお金を騙し盗るのやて。
私も電話は苦手で喋りは下手やけど、声で相手が判別出来ひんものかと不思議です。歳喰て耳が悪くなたら、分からんけれど、私も此の歳で耳鳴りでして。チと聞こえ難いのやけど、相手が誰かは分かります。
サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
実は、部屋には嫁はんも妹も居てないのです。
此の妹が電話で名乗らへんのやなあ。イツも、「私や私。」で、私はアタシとお読み戴きたいのですが。
云われんでも大きなお声で分かるけど、電話して来て名乗らへんのが多いのです。
そんな話はドでも佳い。
部屋のよりも一階のトイレが綺麗やしと、往ったまま。
ワザワザ、二十二階の部屋から降りてまでは往かへんけれど、一階から上がる前、部屋から降りた際にはツイデにと。
私もどんなんかナとトイレを探索したけど、男子用なんか何処でも一緒で色気がない。トイレに色気も糞もないけれど。イヤイヤ、トイレに糞はつきものやけど、折角往って損した気分になりました。
さりとて、綺麗と云うてる女子用はどんなかとチとだけやと、覗きに往く訳にも往かへんし。
痴漢と間違われてBKKの警察に逮捕され、死刑になたら大変ヤ。
反対に女は男子トイレに闖入する事がある。
殊にはお婆ちゃん、其れに近い中年女性でありまして。妙齢の美女は間違おても無いけれどです。時々は子を連れてのお母さんには遭遇した事がある。
余りに堂々と入って来られても困るのや。彼方様も気を使たはると想うけど、此方のほがモと気を使てしもて、ギクリとした瞬間には出てるモノも途中でしょぼくれるのや。
其れでも、痴漢、痴女、出てけと大騒ぎにならへんのに、男が女子トイレに迷い込めば大騒ぎされる確率高し。
そんな話もドでも佳い。
当たり前に暫くしたら戻って来た。
戻って来ても寝てるのが居るから大騒ぎする訳にも往かず。元々大騒ぎなんかしてへんけれどです。
一階の売店にでも往かへんか。
一階には土産物屋二軒に服屋に煙草屋があるのです。煙草屋なら何処にでもあるみたいやけど、意外にもThailandでは少ないのです。
自動販売機も余り見てないし。見たのは中華料理屋やったかなあ。私なら免税店で買おたCasterMaildが一杯有るから用事はナカタ。
イヤイヤ、売店の話です。寝てる子、息子はそのまま寝かしといて。
往くとなれば、お隣様にも話は伝わり、全員総出。
(03/10/04)


NO.123 Imperial Queen’s Park Hotelの売店(2)

実は実は、此の息子。長男ですが。
十月四日に何とか電産の京都本社に戻って来た。
入社以来、峰山工場に赴任。京都本社には所属してないから、戻ったなる表現は可笑しいですが。
しかも、事もあろおに品質管理関係やて。私とは会社が異なる故、我が後輩になる訳でないけど、仕事内容は隅々まで分かる。
しかるに、事もあろおに故有てです。八月下旬に品質管理関係の本を買おてたんやなあ。
初歩の初歩の入門書と、私が入社時代に集合教育で勉強させられたる、「初等品質管理講座」なる日科技連(日本科学技術連盟)の本を買おたんや。
そんな古い本、昭和四十四年に使てた本が有るのかと。心配しつつ、京都八条口のアバンティに往ったらそのまんまのが有ったんやなあ。
専門書であるからにして、正直云うて安い本ではないわいな。二冊で五千円はしたんやで。
乏しいお小遣いから工面しての想い切って買おたのに、故有て要らんよになて、ホカスのも勿体ないけど、持ってても意味ないやんか。
初等と入門書やから中身なんか知ってるワイな。細かな事までは忘れてるけど、実践やたら細かな事は要らんのや。要らんとするより其の当時の本は後生大事に持ってますがな。
折角買おたのに、故有て不要になてしもて。
正直には、とあるお人に差し上げるつもりで買おたんやけど、諸般の事情で要らんよになったんや。
そもそも、古い本は私の宝やし。反対には使い古した本、変色して破れてバラバラになりそな本を人様に差し上げる訳には往かんやろな。そやから新しい本を買おたんや。
当たり前やけど、買おた時には息子がそんな事になるとは夢にも知るもんか。不要になた段階でも知るもんか。
トリアエズ、処分するのも勿体ないし、どないしょか。何れは役立つカモ分からんゾ。役立って欲しいなあとは想いつつ、保管だけはしてたんや。想いとしたら、この本を息子が使てくれたらナとも想いつつ。其の時は其の時で買おたろかいナとも想いつつ。
そやけど、マサカのマサカのこんなに早くも役立つとは神ならぬ此の身に予知出来る筈はないけど、役立つ事になてしもた。
話を知って早速にも事情を説明して渡してやた。
お前のために買おたんでもないけど、何かのご縁や。巡り合わせで、お前のために買おたみたいなモンや。役立ててクレ。
渡せたのは買おてタッタの二週間。ホンマに息子のために買おたみたいなモンでして。
ついでに、心掛けなどを懇々と。
品質管理業務は顧客と製造の橋渡しでもある。理論と理屈と実践の部署でもある。
実践とは製造の中身を知らねば事は運ばん。理論と理屈ばかりを押し出してては製造部門から疎まれるだけ。疎まれてしもたら、仕事は一歩も前には進まんでは、結果的にクレームばかりで忙しいばかりで、会社の信用も無くする。
どの部署でも一緒やけれど、殊に対人関係が重要な部署であり、約束事は必ず守る事。
新入社員、でもないけれど、新参者、若い者は工程から可愛がられんとアカンぞよ。
相手様には大先輩が多いし、理屈より実践が強い。やけど、負けて妥協ばかりではアカンのや。やらんならん事はやて貰う。頑として、座り込んでもやらせなアカンのや。
品質管理とはそんなヤヤコシイ部署なんや。
サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
私のベットで寝てしもた息子。
嫁はんも、Thailandに来てる面々全員ですが、マズはThailandで怪我セズ、事故、事件に巻き込まれず。無事に日本に帰りなさいと、多分ならそんな事しか考えてない時分です。
無事になら十二月の末には帰ったけれど、峰山にです。
さりとて、京都本社になたからと自宅通勤ではなくての会社のソバの寮に直行ですが、距離が違うからチとだけ安心かと。冬の真冬の道路が凍結しての雪道のです。車で峰山と亀岡やたら心配も数倍やで。そもそも普通の車では無理やんか。
イヤ、真冬の京都北部、亀岡から先がどんな具合か知らんけど、常夏のThailandとは雲泥の差やろと想てるだけ。
そんな話はドでも佳い。
当面の問題はホテルの一階の土産物屋を物色する事であて。
実は、嫁はんと二人で朝食を喰たアト、どんな物があるかと、チラリと数分覗いてた。
覗いたけど、ホンマの冷やかしであて、買う気はなかた。されど、今回は本気で買う気。
お土産も本格的に準備せんならんやんか。明日にはThailandをサイナラや。
(03/10/05)


NO.124 Imperial Queen’s Park Hotelの売店(3)

十月五日の日曜日です。
亀岡運動公園体育館のソバのコスモス園に往って参じました。
往ったのは事実なれど、本命は旧知の大先輩。会社でのですが、久し振りの十年になるのですが、遭うのが目的でして。コスモス園には二十分も居たやろか。
すぐにも出てしもてのAL・PLAZ、アル・プラザの三階のカレー屋で佳い歳したオッサン二人で三時間半も喋ってた。
イヤ、珈琲も一杯飲んで、先輩の驕りやけれどです。お店も超の大入り満員なら遠慮したけれどです。
珈琲一杯と云えばです。私の新入社員時代やけど、此の先輩と喫茶店に往っては珈琲一杯でダベリングなんかを延々とン時間。
週六日制で休日出勤もザラでの残業、ザンギョウやた時代ですから度々ではないけれど。先輩とは仕事上は何の関係も無いのに、何でやろ。
何でも無いです。昔は小さな会社で人数も四百人程度。全部までは知らんけど、殆どの人は知ってたで。
先輩も後輩に気楽にお声を掛けてくれたし、気を使う先輩でもなかた。誘ったり、誘われたり。
云うても先輩は先輩やから、畏敬の念は持ってるけれど、遠慮はしてなんだ。
遠慮するよな気性の先輩でも無し。中には居てますやんか。鬱なるのが。先輩面してエラソにしてるのがや。誰とは云わへんけれど、云えへんけどや。
喫茶店には二人だけではないです。女の子も、当たり前に会社のですが、混ざっての色を添え、豪華絢爛の美女の選り取り見取は大嘘やけど。
大嘘と云うたら失礼やし、小嘘で、色んな部署のが沢山居てたはホンマやで。
工程から総務から彼方此方でして。よって、二人っ切りで延々と喋ったのはもしかしての初めてではないかと。
イヤイヤ、女の子を誘たのか誘われたのかも定かでないけど、お喋りだけです。阿呆な話ばかりをしてたんや。
クレグレも喫茶店やんか。其処等の喫茶店やんか。カラオケ喫茶なんか出現の遙か昔の事やんか。至って、品行方正なもんなんや。
しかるにですが、人生相談もあたりしての、彼氏とのお惚気話から関係修復法までも聞かされたり、聞かれたりので。阿呆臭いとするのか、何とするのか。ついでに、先輩のお惚気話も聞かされての、阿呆の臭い事やんか。
ばかりでなくて、卓球もしたし。卓球は高校時代は卓球部やってたんやて。
知らなんだ。知らなんだ。云うたら悪いけど、卓球部にしたら下手やた。それなら私は卓球部でもないけど、水泳部やけど、勝ったかとなれば、佳く覚えてないです。都合の佳くの無い事はスカリと忘れてる。ン十年前の話故もあります。
先輩は熱烈なる社内恋愛で結婚された故、嫁はんも知ってますが、ヤパリ、ン十年前の話やから、相手さんは当時の面影しか覚えてないとするのか、そのまんまの残像があるだけやから、私の中では歳喰てないです。そのまんまなら失礼乍ら先輩には勿体ない程の可愛い子でありました。
実は、先輩は社内報の編集長でもありまして。何か無いか。何でも佳いで。出せ。
半場、命令と云う程の強い口調ではなくて、単にそんな企画が有るけどナと、お話をされてただけですが。
ならばと一発、原稿、手書きの読み難いのですが、ワープロもパソコンも無い時代でタイプライターはアタけれどもヨオ使わんから、手書きが当たり前で書きまして。
何を書いたか忘れてしもたけど、調べれば分かりますが、原稿に絵を添えて戴いた。要は絵も上手なのであります。
こんな調子で、昔の話なんかをしてたら止まる事が無い故、辞めてオク。
サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
昔は勿論、今でも女性はドも苦手は一緒です。
其れにしては昔には喫茶店に沢山で往ったり、男、先輩も一緒やたけれど、Thailandは私以外は全員が女性と往ったりで。
そんな事はドでも佳いです。土産物の調達もイヨイヨ本番。本気で考えねば、アトが無くなて来てる。
一階の土産物屋でなくての、洋服屋はあつらえので、テーラーで、オーダー・メードと称するやつで、仕立屋です。寸法計って二十四時間で完成します。
とは英語で書いてあたけれど、二十四時間も時間はないです。明日の朝にはホテルをサイナラするのです。
ホテルの仕立屋で一張羅の背広を調達する気はないし、韓国なら分かるけど、Thailandでも仕立屋があるのやナと。
韓国でも仕立ててもろた事はないけれど、社会人になる時には「洋服の青山」も「紳士服のはるやま」もナカタし、知り合いの仕立屋で一張羅を造たんや。
此の生地なら上等やし、英国製で丈夫で長持ち、一生は無理やけど、私のお歳が若かたからやけど、入社前やしなあ。二十年は軽く保ちます。
とは聞いたし、事実、生地は二十年は保った。体形が替わらんかたからやけど。いつまでも同じ背広で一着だけとは往かへんやんか。
さりとて高いから度々には造れへん。
よって、昔は親から子へ孫へと背広は引き継がれたもんやた。私も親父のダブダブとは云わへんけど、体形が似てたからやけど、ヨレヨレのお古も着てたんや。其れこそ、チと破れソな処もあたけれどです。裏地なら見えへんワと。
あくまでも結婚以前、「洋服の青山」も「紳士服はるやま」もナカタ頃の話やで。
トカトカ、店内をチラリと覗いたら、ガラスの扉の外からですが、紳士服ではなくての婦人服やたりして。
(03/10/06)


NO.125 Imperial Queen’s Park Hotelの売店(4)

勿論ですが、上等な服は形見分けの対象になてたし、仕立治しをして着たし。
子々孫々の継承なら日本の伝統、和服が本命。
此れゾ、寸法の許容範囲が広くて祖父の絣の着物、上等ではないけど、学生時代に祖母が着せてくれました。祇園祭と盆踊りです。
私なら何が残せるのか。上等な服は有らへんし、有ったとしても、今時息子も着てくれへんやろし。
あるとすれば、軽鴨、合鴨、フェラ鴨、巣鴨に鴨川の類のフェラガモの財布かナと。ハタマタ、Dunhillのです。
フェラガモ、Dunhillでなくとも、兎に角財布ならばです。
ボロボロ、ヨレヨレでも縁起が佳いとなれば、沢山のお金が入る財布ならばです。有り難過ぎての骨肉の争奪戦までは困るけど。是非にもと押し戴いてくれる程のが有たら佳いのに。
Thailandで買おたのは、マダマダ後生大事にし過ぎてまして、新品のママで使てないけど、秋に買う財布は実りの財布。財布にお金が残るの伝え有り。
往ったは十月の下旬で秋ならば、仕舞たままで飾ってても仕方がないから縁起に肖りまして、ボチボチ降ろしてしもたろかと。
想てはDunhillが健在ヤシと勿体無い病が頭を持ち上げて。そやけど、買おたんを使わん事には余計に勿体無い。
実りの財布の話、嫁はんにもしたら、同じくThailandの伊勢丹のGUCCIのを買おたのに、勿体無いしとそのままで使てないのやて。
ならば、吉日選定の上、ボチボチ使わさしてもらおかと。
サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
婦人服は私に用事はないし、二十四時間では間に合わんし。誰もが買う気も有らへんし。
土産物屋が二つあって、出たり入ったり又出たりの出てしもては買えへんしと入ったりの。迷いに迷て。
色んなモノを買おたのですが、家用として、嫁はんの提案で陶器製の象の親子の一対。
買い物の殆ど大多数は嫁はんの選定ですが、財布は嫁はんが握ってるからですが、飾り用の小さな物です。本棚の一隅にチョコンと置けるのです。
方々でも見掛けてました。佳いナとは想てたけれど、方々で見掛けてるから却って買わずに過ごしてしもた。
私にはお土産を差し上げるべき明確なる対象、相手が無い。せめて、嵯峨のマンションに来てくれた友人に渡せるハンカチ、三枚幾らの安いヤツですが。
此れだけです。私が選定した逸品、一品。柄は嫁はんの選定三種類全て。
流石に一年経たずに渡せ切れたけど。此処の売店で買おたんや。(「騒慌珍嬉のThailandNO.5」NO.82ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット寺院(5)トイレの話(2)参照)
いやまあ、買う気なら強いは姉御で値切り交渉はお手のもの。
Bahtは三倍したら日本円やのに、一々私に値段を聞きやがての高いナ、モと負けてオケ。モ一声、端数が気に要らんから削ってまえ。
言葉は日本語ですが、手真似、足真似まではしたはらへんけれど、口達者のまくしたて。其れでも十分に通じてるのが摩訶不思議。
イヤイヤ、真相、店主は日本語堪能ヤタ。処々値切りの部分を分からんフリしたり、首を横に振ったりの縁起で逃げつつ、妥協に妥協を重ね。
最後の手段、此れだけ沢山買おたんやからとダメの押しでモ一発と決めてモタ。
沢山とは姉御のダケでなくて、我が御一行六名様全員を指す。総額で日本円で一万円もは買おてないけど。確かに、Thailandの所得に物価水準からしたら可成りの額です。私等御一行様の所得水準、金銭的感覚的貨幣価値からしたら、惹けは取らん。
一応は土産物殆ど全部が揃て、想い残す事もナシ。
丁度佳い時間ともなて、部屋に上がり、民族舞踊観賞兼の夕食に出発の準備やけれど、私には準備は何も無いし、息子の起こし役でボチボチ起きヨ、時間ヤゾ。
スカリと寝てしもてたのですが、起き上がり。
ホテルのロビーに往くと丁度美味い具合に納豆さんも玄関口に到着でして。
此れが不思議な事に時間的概念双方揃ての真面目で品行方正なため、待たす、待たされるのが一回たりともです。一分とは無くて、殆ど同時にロビーに出現でした。
そのままイツものマイクロ・バスに乗ったは御一行六名に加える事の息子のみ。乗り込めば一路やけれど、東西南北、どっちの方角に向こてるのかも分からん。分かっても分からんでもドチでも佳い。
目的地にさえ到着して、無事に戻れれば佳いのです。
(03/10/07)


NO.126 民族舞踊観賞兼の夕食(1)

サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
ドレ程の時間か、マイクロ・バスで小一時間掛かってとある場所に着いたのが、民族舞踊の木造演芸場。
場所も名称も知りません。看板には何か書いてあるけど、タイ語やからサッパリ分からん。
通された場所には長椅子の席にお箸とナプキンが準備してあって。納豆さんが此処に座ってクレと指示した場所に陣取りまして。
周辺見渡してもガラガラで寂しい限りやけど、其のウチ一杯になるのやろ。指示された座席は最前列でも最後尾でもナシの中途半端な位置。全席予約席になてるのです。
トリアエズ、開演時間までには間があるから、七人揃って記念写真等、撮ってるに間には団体さんが方々から集結。気がつけば満員御礼状態は三百名程度の観客席です。
我が御一行様の前、舞台側には年寄りの外国人の一団、二十名が陣取った。
六十歳を年寄りとは失礼で、私も何年かで六十歳になるからですが、七十代の独逸人ご夫婦での一団と推測。
独逸人とは顔には書いてないけど、喋ったはる言葉で分かる。
しかるに、私と妹が向かい同士で、隣から先が独逸人で爺さんや。妹の隣の恰幅の佳いのが気さくな人で、私の隣は痩せで無愛想で。私と佳い勝負やけどです。下手に独逸語で喋られても困るから助かった。シドロモドロの汗ダクダクの恥を書かずにです。
気さくな爺さんは妹にニコニコして流暢なる英語で喋り掛けて来るのです。仲間同士では当たり前に独逸語やけれど。
クドイけど、独逸語と分かるだけで意味は分からん。大学で独逸語は取ったけれど、一回生では落としてしもたんや。
勉強してへんかたからやけど、タマタマですが、独逸語の教授が高校時代の同級生の親父さんヤタ。
後期試験のアトですが、其の教授と同級生が大学構内を一緒に歩いてるのを見たんやなあ。見たのはソバではなくて遠くからです。
ソ云うたら、同じ姓やで。名簿には親の職業、大学教授としてアタのは記憶してる。何処の大学教授とまでは書いてなかたけれど、ソか親子かと。
其奴に早速ですが電話した。
後期試験の直後やし。独逸語は二回生までの必須科目。合格せんと進級、三回生になれへんのや。
しかるに、しかるに試験の当たりは怪しかた。もしかしての落としてしもたら大変なんや。一年留年なんかになたら、デッチアゲではなくての正真正銘の極貧貧乏学生故、学資の問題で覚悟せにゃならぬ。
冗談ではないです。ホンマです。
それなら必死に頑張れば佳いのにソは出来ひんのが根が正真正銘の先天的楽天家故、土壇場になてから深刻、憂鬱、死にソになる。
その前に大学に合格したのが不思議なくらいの外国語が苦手。もっと摩訶不思議は入試問題の英語の試験が抜群に出来た。
此処一発には強いけど、独逸語は一回生で落としてるから二発目なんや。云い訳は別にしてです。
「久し振りやな。何とか君、元気かい。」
カクカク、シカジカで貴君の親父さんは独逸語の教授なんやなあ。実は親父さんの授業を受けててなあ。
云うとくけれど、割り増し得点でもして、裏から何とか合格出来るよにしてクレと頼むツモリではない。
重大問題を頼むツモリなら自宅に往ってます。久し振りやから訪問しても佳かったですが、まだ不合格とは決まってないやんか。
「悪いけれど、カクのシカで心配なんや。どんな具合かチと確認してクレ。」
勿論、すぐには不明なれど、折り返しの電話がアタ。
イヤイヤ、留年、途中で退却、撤退、頓死もセズ、無事に四年で卒業してるからには大丈夫やったんやけど。
安心セヨ、首の皮一枚もギリギリの六十点で可になてた。オメデトさんで進学出来たなあ。
イヤイヤのイヤ、心配は其れだけの科目でもないのやけれどです。その他諸々、厭と云う程あたけれど。兎にも角にも、何とかかとかの四年で卒業してます。
此れも、ツイデの正真正銘のホントの話。
そんな事はどでも佳くてのそんな具合の独逸語の独逸語となれば想い浮かぶ話であて、独逸語が分かってないのが分かて戴ければ充分の話。
覚えてるのは、Beethoven、ベートーベンの御身を愛すの、「Ich Liebe Dich」の一言だけ。
(03/10/08)


NO.127 民族舞踊観賞兼の夕食(2)

一応ですが、単位は余裕を持て卒業してます。
反対にはギリギリの単位取得での卒業は其れ以上に難しい。
教員資格の授業も受けたし、取ってるし。高校の教員資格なら取得してる。
但し、卒業は昭和の四十四年。学生運動、華やかなりし年やた。全共闘が何たらの民青がと、学生に主体性の自由を勝ち取れ。
訳の分からん話が一杯に溢れてたけれど、私等は学生運動には無関心。
自由、主体性と唸られても何の事やら珍文漢文のサッパリで。お金は無いだけで、結構自由、気儘にしてたしなあ。意味合いがチと違うみたいやけど。
要は自治会の主導権争いが絡んだ抗争と解釈してる。簡単には民青は共産党で全共闘は何やろなあ。佳く分からん
トリアエズ、理系では学生運動不活発の無風状態。独逸語だけではなくて、教授、助教授、講師に助手に貴様とかオノレとか、そんな汚い言葉をです。先達に向こて罵倒なんか夢にも考えてないです。もしかして、権威の崩壊はこの頃からかと。
私等なら直立不動の平身低頭。緊張の連続のご無理ご尤もで御座います。どおか、佳き点数を頂戴だけで一切逆らわず。
やのに、影響だけは受けました。騒動のために四回生後期の試験が無くなってしもて、レポート提出だけになりました。
お陰様で誰とは云わんけど、試験日程が重なってドしょ。単位が不足すると嘆いてた奴も、私もですが。イヤ、私は重なってへんけれど、大手を振って卒業出来た。
だけですめば、万歳三唱、申し分ないけれど、副作用もあて。卒業式まで流れてしもたのは大問題。
何処かの大学では入学試験まで阻止と学生がゲバ棒持ってやってましたが、そんな権利は誰にも無い。
理屈は兎に角、後輩の為に健全なる自治会活動の権利を得るがタメなんやて。ド阿呆丸出しの身勝手なる台詞。
顔を隠してやってましたが、正論で自信があるなら正々堂々、覆面を外せ。
とは当人に云うてないですが、そんなに厭で気に喰わん大学なら首謀者が率先垂範、ササと退学したら大学も静かにナテ勉強が出来る環境になる。
そもそもが、学生の自治会活動で最も活発で目立つのは学園祭だけやんか。
卒業式を出来んよにした責任は誰が執る。責任者出て来いと叫んでも出て来る奴なんか居てませんから、政治家と藤井治芳日本道路公団総裁と一緒です。
薩摩隼人は地位に連綿としないやて。
そしたら辞表を出せば佳いのに出さへんと。西郷隆盛がビクリして腰抜かす。
ではあるけれど、中身は別として、近頃の学生は大人しくなりました。イヤ、大人しくは表面ダケでありまして、内面では汚い事を企むのが多くナタ。
多くナタだけで、殆どの学生は健全とは信じてます。
サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
お隣に陣取った外国人の団体さんが独逸人でトンでも無い話になてしもて。
しかるに、私の隣の爺さん、痩せで無愛想で。背中を向けたままで一顧だにしてくれず。されても困るから丁度佳いのですが。
妹の隣の爺さん、恰幅がアテ。体形がですが、ニコニコして。爺さんにしたら、妹も超妙齢の美女となるのか、気さくに何かと英語で話掛けて来るのです。
感心な事に妹は流暢な英語で応答しやがて。コンチクショウめが。イツの間に喋れるよになりやがた。
何を云うてるのか聞き耳立ててないから知らんのですが、何処から来た。日本です。
日本の何処や。京都に滋賀に四国は香川ですと美味い事答えてた。
クレグレも私は聞き耳は立ててないです。妹の声が大きいから自然と聞こえてたダケで、此の程度なら分かるけれども、委細構わず勇気を持って喋れるかドかが大問題。
会話は聞こえてるだけ。適当にしか聞いてないのに、唐突にです。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、木琴の事を英語で何て云うのえ。」
民族舞踊で色んな打楽器を鳴らしてるのです。
音楽の成績、中学一年の一学期には群を抜いてやから、抜群ですが。ビリの私に音楽関係の事を聞いてくれるな。
歴史的作曲家ならバッハ、ベートーベン、ブラームスしか知らんのや。
楽器なら、笛、太鼓、笙。マンドリンにエレキ・ギターにエレクトーンにシンセサイザ。三味線、蛇三線に琴。ハーモニカ、カスタネット、トライアングルにアコーディオンにタンバリンにシロフォンなら知ってるけれど。
「木琴ねえ。シロフォンや。」
「シロフォンて木琴の事か。」
とは妹ですが。
「シロフォンて聞いた事ないなあ。木琴なら知ってる。」
妹の隣に居てた姉御さんですが、横から困った事を云う。
音楽、群の抜に悪かった私が云うてるのやから間違いは無い。質問者の爺さんも知らんのかいな。イヤ、適当なる話題を見つけて聞いてるダケやのに。
シロフォンはナカッタけれど、木琴ならあったの、アッタで、ナカッタと、内輪で大モメのモメ。
しかるに、Xylophone、シロフォンって何語や。独逸語やなくての仏蘭西語、英語かいな。
ヤヤコシイ話になたけれど、木琴は日本語です。
(03/10/09)


NO.128 民族舞踊観賞兼の夕食(3)

サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
民族舞踊が始まったと同時に配膳の夕食は日本で云えば茶碗蒸しと釜飯。
加える事の佳く分からん料理とメロン一切れはデザートです。
民族舞踊を見乍ら喰うのやけれど、正直には不味かった。喰わず嫌いの用心深さもあるけれど、ドッチも不味かった。ドッチものドッチは聞いてくれるな自然に分かる。
食事の合間、ドッチが合間か分からんけれど、隣組の独逸人と妹が話題を提供してくれて、ついでに姉御も参加でヤヤコシイ。
木琴、シロフォンの次に姉御が私に云うのです。何処から来たはるのか尋ねてクレやて。
喋れへん私に頼んでくれるな。そもそも、お国は独逸であるのは聞かんでも分かってる。
独逸の何処かを尋ねるにしても細かな事を云われても分からへんやんか。ベルリンの壁なら分かるけど、一度も往った事のない遠国なんか知りません。
独逸で知ってるのはヒットラーの「我が闘争」とフォルクス・ワーゲンだけ。
フォルクス・ワーゲンに乗ったと云う意味ではないです。余所さんが運転して走ったはるのを見てるだけ。
しかも隣の爺さんなんか横向いたまま。横は舞台と老妻のホでもありますが。私になんか見向きもしてくれへんし、してくれたら困る。姉御が聞け、聞けと五月蠅くなるし。
遂に一度も顔を向かんかたから助かった。そしたら、デブの爺さんにやけれど、爺さんは妹に任しとけ。
しかるに肝心の民族舞踊。納豆さんの講義、マイクロ・バスでの事ですが、日本で云えば歌舞伎なんやて。物語性があって、手の動作、首の動き全てに意味がある。
との事やけど、日本の歌舞伎も見てないのに。テレビではチラリと見てますが、私の眼には似ても似つかん。歌舞伎とするよりヤパリ民族舞踊は民族舞踊。
民族舞踊でも立派な物語性はあるし、動作の一つ一つにも意味がある。
トハ云うても舞台で何をやってるのか解説がないから分からんのや。解説するにも日本人に独逸人、周辺見渡せば、色も選り取り見取で世界各国やから出来ませんし、意味が分からんから、マトモには見てないです。
其の舞台から演者が手招きして、観客を舞台に上げて。上げる程の高い舞台でもないけれど、舞台は舞台。
何人かが引き揚げられて、度胸満点の姉御がご指名されて上がってもた。上がって演者と一緒に踊るのですが、担当者も流石は人を見る目があります。
万が一にも私が指名されたって、表情一変、怖い顔になて頑として動かず、姉御に往って来いと、代行を頼むけど。
余所のオッサン、オバハン、要は観客には中年が多いのですが、出たはっても面白い事はないけど、仲間が出てたら見てられる。演者が折角演じててもサッパリやけど、同じサッパリの演技でもチャンとやれよと冷やかしてるだけでも面白い。現金なモンです。身勝手です。
其れにしても、上がる人は呑み込みが早いとするより、雰囲気に溶け込むのが美味い。
上がってすぐには恥ずかしそにしてるけど、忽ちにして楽しんでる風情。私には其れが出来ひんのや。呑み込みも悪いし、観客にも指導の演者にも気の毒やんか。
ついでなら、カラオケも勧めてくれるな。ホットイテくれです。
私は私なりに聞いて楽しんでると、実際には居てるのも厭なんやけど、我慢してのつき合おてるだけで、歌わさせられるは断固拒否の拷問に近い。死んでも厭やと、曲目の本が来たら破ってしまいたい衝動に駆られてしまう。
音楽は苦手で音の痴や。群の抜に下手なんや云うても、お玉杓子は関係無いし、皆音痴やしと、心配スナと聞いてクレへん。心配なんかしてないのや厭なんや。
懐メロ、ブルー・シャトー、修学旅行、高校三年生に同期の桜はあらへやろ云うても有るし。若い人にはなあ云うても中年も居てるし、断るのに苦労させんといてクレ。
実際問題、歌いたい人が存分に歌えば佳いと想てます。私なんかに気を使う事はないです。
万事ホットかれるのが一番に平穏無事。
(03/10/10)


NO.129 民族舞踊観賞兼の夕食(4)

若い頃には左程気にもセズ、歌た事もありました。
観衆の面前で隠し芸に演説にと。緊張はしたけど、拒否反応はナカタ。
イツからこんな情けない事になたのかの経緯に特別なる事情の想い当たる節は無い。
しかるに、アンナ具合に呑めて歌えて、騒げての溶け込めたらストレスも発散出来て佳いやろナとは想てます。私なんか、余計にストレスが貯まって仕舞うのにです。
そんな事での、「騒慌珍嬉のThailand」です。
手振り、身振りの首振りは阿波踊りに似た感もあるけれど。
姉御さんが勝手に阿波踊り風に真似ただけです。徳島ではなくての香川ですが、同じ四国出身だけに器用なモンで様になてました。
しかるに、一つの団体さんから一名選んで舞台に押し上げてる感もした。
隣の独逸人御一行様からも一名、案の定、ニコニコ顔のデブの爺さんが押し上げられた。
私にしても私以上の無愛想爺さんも担当者からは一顧にもされずで、其れで結構で御座候で、遠くからその他大勢で拍手してるのが気楽で丁度佳い。
正直云うて本職の民族舞踊よりも観客参加の踊りが盛り上がり、場内総立ちになての拍手喝采の大爆笑。
観客参加のが終われば、演者が観客席に降りて来て、通路で演じるのです。何を演じてるか分からんけれど、又もや観客総立ちの拍手喝采。
此処等が私には理解出来ひんのです。何処で拍手するのか。何で拍手するのか。私はホカが拍手したはるからお付き合いで拍手してるだけ。
ドンドンと盛り上がった処で記念撮影やて。物語の主人公と思しき男女が団体さんと一緒に記念撮影の希望者には一枚幾ら。千Bahtやたかで高いのや。日本円なら三千円やで。ボッタクリやで。
ポラロイド・カメラでその場で担当者が装丁してしもて。三枚か四枚写されて、一番上手に写ってるのをチャカリと妹が買いました。
姉御さんが舞台で阿波踊りしたのも出来てまして。観客参加のもシカリと記念撮影されてたのです。一応、記念やし買おとこかと誰かと誰かが買おたけど。
ハワイでも同じよな事がありまして。ハワイに到着するや否や、全員一列に並ばされ。
順番にフラダンス・スタイルの若き男女と一緒に写真撮影。
嫁はんの隣には男の子で、私の隣に姉ちゃんで。チュッと接吻、残念ながらら頬っぺたにですが、してクレへんかたけど。
頬っぺたにでもされたら真っ赤っ赤になてしまうけど、四人で仲良く撮ったのですが、エライ歓迎してクレやはるのやなあ。
只で写真をくれるのかと想てたけれど、そんなに甘い世の中ではナカタ。
キチンと装丁されて十弗やた。勿論ですが、記念で買いました。イヤ、買わんとアカンよな雰囲気で、その気にさせられるのや。
イヤマア、最初は旅行会社からのオマケ、サービス程度に想てたし、そんな商売があるのを知らなんだ。
日本なら観光地には写真屋さんが居たはるし。写真を撮るのは希望者だけやんか。
今時、カメラ付き携帯電話がありますし、デジカメも有るしで写真屋さんも上がったり。お金を出してまで、ワザワザ頼む人が少なくなて。
京都祇園、円山公園の池のソバには居たはたのですが、最近見んよになりました。
そんな話はどでも佳い。
オワリですと宣言されたのでなくて。されたカモ分からんのですが、言葉が分からん。民族舞踊の始まりにしても、演者が出てきたから始まりなんやと想ただけ。
この段階では民族舞踊も終了してて、彼方様のお商売、記念撮影したはるだけや。
納豆さんが現れて、デハと出口に案内ですが、チョッと待ってクレ。
此れからマイクロ・バスで小一時間。其の前にトイレや、土産物やと。演芸場とするのか館内にも土産物屋がありまして。
「オッチャン、佳さそなんが有るで。」
姪が小物入れを見つけてクレて。
実は煙草と使い捨てライターが入れられるのを探してた。出来れば、Thailandでの自分の記念品が欲しかた。
フェラガモの財布は買おたけど、すぐに使う予定はナカタし、ハンカチは友達へのお土産用やし、象の置物は家の飾りやし。
姪が見つけてくれたは、丁度佳い大きさで。Thailandらしく、象の模様も入ってて。
造りもシカリとしてて、以来、現在唯今重宝してる。
(03/10/11)


NO.130 Thailand最後の夜(1)

衆議院の解散で政治屋さんは総選挙に突入。
小沢一郎党首の自由党が菅直人代表の民主党に吸収併合されて。政権を担える政党として出発。
与党の公明党の神崎武法代表曰くにバラバラの民主党に自由党が加わってのバラバラバラの政党となた。
そんな事云われたら、自民党なんか無茶苦茶の政党やんかいさ。其処にくっついてる公明党は無茶の苦茶の、クチャクチャの政党で、与党に参画するのが目的だけの理念のない政党やんかいさ。
何処の政党にも理念がないし、元々が政治屋に理念を求めるのが無理難題ですが。
イツもの台詞、政治屋曰くには政治家の言葉には責任がある。
与党は責任政党であるからにして、無茶の苦茶な、Manifesuto、マニフェストと発音するのですが。責任を持てない事は発表出来んとか、するべきであるとかの降って湧いたマニフェストなる意味は政策綱領ですの何じゃらホイ。
英国では一般的になてるのManifesutoを真似してるのですが、チャンとした日本語が存在するなら政策綱領、政策公約、政権公約でも何でも佳いやんか。日本語で云え。
要は政策と数値目標、期限に財源を明記するのやて。当たり前の事やんか。当たり前が出来てないから公約が膏薬になるのやワ。
膏薬やから、政治屋の発言は信用出来ひんのやワ。公約をマニフェストに言葉だけを変更してコピーを一杯配っても実行してナンボのモンなんや。
十も二十も細々と出されても、出来ひんやろな。
そんな事よりも、重点項目、絶対には何をするのか、タッタのでもない三大項目で結構。
出来なければ政権を自主返還の覚悟でもて、マニフェストなるもので宣言してクレ。其の瞬間にも与党三党、自民党、公明党、保守新党は公約違反となる。
今までから何にもしてないからや。そんな政党、政治屋を選挙で選んでる国民が阿呆なんやけど。
有料道路の無料化なんかドでも佳いです。議論云々以前に日本が異常に高くて、狂てるだけです。
私の最大の関心事は治安の確保と景気回復と将来の不安の年金問題。
ツイデで結構やから、加える事のSPAMのメールを何とかしてクレ。
サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
ソ云えば値段は知らんけど、Thailandの高速道路も有料やた。韓国も有料で、ハワイは無料やた。
ハワイでのガイドの当たり前に日本語堪能なるオバチャンの話に寄れば、日本は高速道路で、HighWayで。料金が高いの意のHighWayで。
ハワイではFreeWayと称し、無料で自由通行なんやて。ソラそおや。国道、一般道路で料金なんか取らへんがな。
そんな話はドでも佳い。
ホテルには高速道路で快調にです。雨が降り出し、大雨ではないです。チラリで潤い程度で、大の洪水になる程ではないです。
小一時間、マイクロ・バスが走って、Imperial Queen’s Park Hotelに着いたのは夜も遅くの十一時やて。
イヤ、私等は着いたら風呂にでも入って、寝るだけやから佳いけれど、息子がです。
夜勤明けのそのままつき合おての明日は朝から出勤の通常勤務。早い話が徹夜してると同じやで。民族舞踊に出る前にチラリとは寝たけど、我慢たまらず、マイクロ・バスに乗って暫くしたら意識朦朧、ウトウトで、ホテルに着いた頃には立ってるのがやっと。
云うたら何やけど、演劇場はもっと近くで早くに終わると想てたのが計算外の九時には無理やけど、十時頃には戻れるヤロと想てたのが十一時やし。
ホテルに着くや否や、納豆さんがタクシーを捕まえ。息子を乗せたら、何事かタクシーの運チャンに指示を与え、ホテルの玄関担当のボーイさんは掌に何事かを書き込み。何かと見れば、タクシーのナンバーを控えてるのです。
納豆さん曰くに、残念乍ら我が国のタクシーは信用がならんのです。下手に外国人が乗ったら何処に連れて往かれるか分からんので、此の程度、掌に控えてるゾと示すのは安全確保の常識です。
息子さんは言葉が堪能ですが、外国人は外国人ですし、タイ人でも危ないのです。
実際問題、タクシーに乗って、グタリとしてる。
全員一緒のマイクロ・バスではあるまいに。タクシー事情は理解してる筈やから、当人も用心するとは想うけど。
イヤ、此の瞬間より、納豆さんへの評価、信頼度、群の抜にグングンに急上昇の大感謝。
ホテルのボーイさんにも感謝感激感涙の雨霰の大洪水。
(03/10/12)


NO.131 Thailand最後の夜(2)

某月某日、何とか電化、近くの大型電器屋さんですが。
空気清浄機、煙草の煙用ので卓上ですが、朝からフィルターを買いに往ってたんです。
レイアウトが変更されてて困ったナと。何処になったんかとウロウロしてたら、ドスンと鈍い音がして。爆発音でもないからテロではないな。物が落ちたんやなと冗談抜きに考えた。
私の近くに居た中年の奥様、知らん人ですが、エライ事やなと独り言。
何がエライ事かと、音のした方向を見たら、レジの辺りの階段のソバですが、周辺の人、十人程が騒然としてる。
ソッチ方向をジクリと観察すれば、誰かが横になてるのが見えた。男の子です。小学校に往くか往かんかの年頃のがひっくり返ってる。
其の瞬間、ドキリです。中年、私も中年やけど、余所の奥様と同様、エライ事やなと独り言。
場所は階段のソバ、三階から二階に降りた辺りやから、階段から降りる途中ででも足を滑らして転げてしもたんかと。お年寄りなら大変やけど、子供やしと。
想てましたら、子供が動かへん。お母さんらしき人が心配顔で立ちすくんでる。お店の人が彼処からやナと指を指したのは階段ではなくて、真上の三階やんか。どんな具合に落下したのか知らんけど、悪くて単なる骨折程度。最悪の頭を打ってなければ佳いのにナ。
私が往っても役には立たんし、下手に往ったら野次馬やし。ジロジロ眺めてる訳にも往かへんし、フイルターを見つけて精算する頃には何事もナカッタよな状態で。
外に出たら、救急車が待機してますやんか。店内の何処かで応急的診断を受けてるのかと。
夕刊に掲載されてたら大変やなと。想てたら、当日祝日にて休刊ですて。
WEB新聞を見ても載ってないから大事にはナテないのやろ。
と安心してたら、北軽井沢のリゾート・マンションの十一階から母子が転落ではなくての無理心中。十一階では一桁高さが違うから無事では済まん。
頼むで。変な事件に事故なんか。
サテ果て、世の中一寸先には何が起こるか分かりません。起こっても笑い話、話の種になる程度なら結構。
大いに歓迎の、「騒慌珍嬉のThailand」です。
不幸な出来事一切なく、結果的にではありますが、無事に帰還しておりますが。
その場、その場では色々あったんや。
息子がタクシーに乗っても、現地の人にしか気配り出来ひん手法が有るからには、寮に着くまでは安心出来ひんやんか。誘拐だけでなくて、事故も有るやんか。さりとて、往ってしもたら待ってなしょがないです。
ホテルの部屋に着いて早速です。日本シリーズの結果はどなってるのかとテレビを付けたら映らへん。横縞、縦縞は出てないけれど、画面が横に流れてしもての故障の再発やんか。
嫁はんと妹が口を揃えて、何え此のテレビ。私に云われたって、知らんがな。
早速にもHelpに電話ですぐ来てクレ。とは云うてないけど来てクレた。
あの時の担当の女性ですが、今度は不具合が再現出来てるけれど、相手さんの云うてる言葉がサッパリ分からん。
困ったなと想てたら、其処に納豆さんが現れて、一つ忘れてましたです。明日の予定ですがどしますか。
十四時の飛行機に搭乗ですが、二時間前には手続きがしたいです。免税店で沢山の買い物もされてますしと。
沢山の買い物でなくてフェラガモの財布が一つだけやけど。私はですが、姪が二つ有るのですて。
隣の面々も出て来て、相談するマデもなく。早くにBKK空港に往ってしもて、免税店とかを見たいなあの、そしたら、九時頃にでも迎えに来ますで決着。
イヤイヤ、納豆さん、待ってクレ。別件があるのです。
カクのシカのカクシカで、テレビが映らへんのでホテルの人に来てもろたけど。部屋に妙齢かどかのタイ人女性、制服着たのが居てるから説明せんでも分かるけど。
一体全体、ホテルの人は何を云うてるか、通訳してクレ。
(03/10/14)


NO.132 Thailand最後の夜(3)

元々が鳴らへん携帯電話なれどです。時々は鳴るのですが。
ある日から、イツからかは分からんのですが、携帯電話の調子が可笑しくナタ。
着メロ、「踊る大捜査線」ですが、鳴らんよになったのです。曲目の設定が可笑しくなってるのかと確認したら、「踊る大捜査線」にはなってるのです。
そやのに、鳴らへんのです。バイブレーターになるのです。時たましか掛からへんのに掛かって来てもバイブレーターでは気が付かん。
こんな事では困ると、気が付いた時から治しに往かなアカンなとは想いつつ、ホッタラカシにしてのNTTDocomoの営業所のソバを通ったツイデにです。チと立ち寄って見てクレと。
順番待ちの番号札を取りましたら、番号札器のソバに居た妙齢の美女がニコリと微笑み、如何なるご用件で御座いますか。
カクカクシカジカのカクシカでして。故障ですから診て戴きに参じました。
チョッと見せて戴けますか。ハイ、スミマセンですと、何故かハイ、スミマセンと云うてしまうのですが、携帯電話を手渡せば、妙齢の美女、見るや否や。
「マナー・モードにされてますねえ。」
「マナー・モードてか。そんな事したかいな。」
と独白。
「此処にアイコンが表示されてます。此の場合はマナー・モードなんです。」
「マナー・モードではバイブレーターになるのですか。其れで、どしたら元に戻るのですか。」
「此処のボタンをですね。マナー・モードのボタンですが。」
云々の話を嫁はんにしたら、アナ、恥ずかしヤ。私に聞いてクレても分かるのに。私でなくとも誰に聞いても知ってるのにと。
チナミニ、心当たりとなれば、お正月に家族全員で映画、ハリソン・フォード主演の「K−19」を京極弥生座に見に往った時かいな。(「単なる雑談NO.22」423.正月から風邪引いてモテ参照)
此の話を嫁はんにしたのは亀岡サティに往く途中。何故か此の時期、九月十月はサティに用事が多いのです。
JTBではありません。そんなに度々旅行になんか。単なる野暮用であります。
サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
Thailandには携帯電話は持って往ってないけれど。携帯電話に無関係のテレビが映らん。映らんよになたのは何回目やな。二度目です。
一度目は来て戴いたのに再現出来んカタ。此の度は終始一貫、映らへん。シカと見てクレ。此の現象や。テレビが可笑しいのは明々白々也。
一流のホテルで何たる事。丁度佳い具合に納豆さんが来てるから、ホテルの人にチョッと云うてクレ。
カクカクシカジカのカクシカで。詳細説明するまでもなく、テレビが可笑しいのは一目超然の画像が流れてる。真面目に見てたら目を悪くするやんか。真面目に見てられるよな画像でなくて、横縞が流れて何にも映ってないのです。何処かのビジネス・ホテルでもあるまいにと。そんな事まで口走ってないですが。
納豆さんと妙齢でもないホテルの美女の暫しの珍文漢文の会話がアテ。納豆さん曰くに、
「雨でです。パラボラに雨が貯まって電波が乱れるのです。申し訳ありませんと。」
ソ云うたら横に流れるのは雨の日ばかり。
そやけど、お隣さんは何とも無いと云うてるやんか。至って順調、綺麗な画像。
一応は女性ばかりの部屋故、私は部屋に入って確認してないけれどです。
しかるにです。雨で一々、画像が乱れるならば、梅雨時に宿泊のお客はテレビが見られん事になるやんか。
Imperial Queen’s Park Hotelが建って何年か何十年か知らんけど、毎年々々苦情を抹殺してるのか。対策は何にもしてないのかと。
一応、イチオウですが私も一応は電気工学出身やけど、そんな話聞いた事ないゾ。
万が一にもホントやたら雨避けでも造ってオケ。とは云うてないですが、するのが常識ではないですか。
馬鹿にスナ。サアと尻をめくって、納得出来る説明セヨ。脅しを掛けても佳いけれど。根が大人しいモンでして。
ホテルのボーイさんに感謝感激雨霰の感涙した直後でもあります。息子が無事に戻るホが気掛かりでもありまして。気の弱いのもありますが。
「そおですか。しょおがないですね。」
とスンナリ返事してしもて。
してしもてから、マア、構へんか。ドチミチ、明日に帰りますと自分を納得させまして。
妙齢でもない美女にはお帰り戴きまして、納豆さんと雑談。特に此れと云う話はしてないですが、主題はサッキはスミマセンです。有り難う御座いますのお礼を何度も繰り返し。
では、明日、定刻にロビーでお待ちしますのでと退散されて。
気になるのは息子ですが、嫁はんが寮に着いたら電話セヨと云うてたのに電話が無い。
息子はMotorola製のプリペード式携帯電話を持ってるのです。
軽く三十分は経ってるし、可笑しいなあ。道の状況、交通渋滞は時間も時間でナカッタし。スキスキやからトックの昔に着いてなアカン。嫁はんが部屋から何回も電話を掛けてるのに出て来やへんのです。呼び出しはしてるラシイのですが。
もしかして、バイブレーター・モードにしてて、分からへんのと違うやろか。
(03/10/17)


NO.133 Thailand最後の夜(4)

イヤマア、凄い事です。
松井秀喜選手が所属のヤンキースがレッド・ソックスを破り、ワールド・シリーズに進出。
日本ではもっと凄い事があて。
日本道路公団の藤井治芳総裁(67歳)が「聴聞会」に出席。地位に連綿としない。我が輩は薩摩隼人でアル。
云い乍らも任命権者の石原伸晃国土交通大臣が首やと云うてるのにゴタゴタと。
時間潰しの穀潰しメが、ササと辞任したら佳いのに官僚は身の保全しか考えてないし、保全が出来るのは羨ましい。
其処等の会社で社長から首やと宣告されたら首なんや。社長からでなくとも首なんや。仕事を取り上げられたらお仕舞いなんや。替わりは幾らでも居てる。
総裁ともなれば、成り手は順番待ちの数珠繋ぎやのに、天狗猿かエロ河童みたいな面したオッサンの何処が怖いのか。
今時、労働基準法も糞も無いのに公務員は法律でシカリのガチリと守られてます。嗚呼、羨ましい限りであります。
尤も、小泉首相が切るのを遅らせたツケが廻って来てるダケですが、親方日の丸やから首やと宣告されれてもお抱え運転手付きの公用車を使い放題の乗り放題の勝手シ放題。
且つ、二人の辣腕弁護士を引き連れての堂々たるものでして。
流石は名門、お金持ちのお家系であります。地位に連綿。ついでに連綿と蓄えた公金のチョロマカシがガポリとあるのやろ。ご先祖様がお聞きになたら、さぞかし卒倒する程悦ばれるゾ。
よくぞ、頑張った。お手本、鏡である。官僚、政治屋の世界でのみやけど。
かと想たら阪神球団の星野仙一監督が引退ですて。華のあるウチに勇退が佳い。
そらそおや。野球の監督は解任が殆どでして。
オーナー様から首と云われたら二の五の六のと何処ゾの誰かみたいに、薩摩隼人が泣くよな台詞を吐かずに泣く泣くの号泣は沢山有るけれども、去ってますがな。
事程左様に野球界では勇退が少ない。最近ならば長嶋茂雄氏だけではないか。一度目は解任やたけれどです。
そやけど、星野監督は勇退してもフロントに残留で。一番に阿呆みたいなんは、田淵幸一コーチです。一生懸命に監督を補佐して強力打率を造って退団やて。親会社も残留させる気は無さそやし。
どちらにしても、税金泥棒とスポーツ・マンとでは棲息する世界が異なるのか。スポーツ・マンと違ても私等でも一緒ですが、官僚の思考回路は意味不明。マトモに治してたら、治すほが短絡、断線してしまう。
そんな話はどでも佳い。事も無いけれどです。
無芸小食、無知無能。オマケで無役小身、無財小心の私になんか縁の遠い話やワ。
サテ果ての、「騒慌珍嬉のThailand」です。
嫁はんが掛ける何度目かの電話でヤットコサです。息子の電話に繋がって。繋がったからには無事ですが。
「何回も電話してるのに何してたん。」
「何え、お風呂に入って寝てしもてたんか。」
佳お云うワ。着いたら真っ先に電話の一つもしてクレや。とは云え、無事なら万事丸く収まるのです。
妹は寝乍ら、佳かったなとベットから。嫁はんは安堵して、隣の部屋にお喋りに。
私のホは、そしたら、テレビもアカン事やし寝るゾと云うたら、妹にですが。
そしたら、寝てた妹がガバリと起き出しての可成りの興奮状態と化してまして。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、何か話をしやへんか。」
「何でやな。寝る。」
「何でやなて何でやな。勿体無いやんか。最後の夜やで。」
「お前と何の話をするのや。」
「何やな其の云い方は。エライ水臭いなあ。」
「水臭いのは昔っからや。知ってるヤロ。」
「そおか、そおか。そやけど、勿体ないと想わへんか。タイの最後の夜やんか。」
妹の声は佳く通るのです。ガンガンと鼓膜に響いて、耳鳴りが余計に酷くなるやんか。
「テレビもアカンし、このまま寝てしもたら勿体ないやんか。」
テレビが何の関係があるのか知れんけど、兎に角此奴は一度云い出すとヒツコイのです。
生まれ歳の干支が巳年。蛇やから、そのままにヒツコイ。私、戌年なんか睨まれたらお仕舞いでして。
何処ゾの天狗猿かエロ河童面はもしかしての子年の貯め込むの一手。
妹にチと睨ませてやてやろかいな。
(03/10/18)


NO.134 Thailand最後の夜(5)

干支と云えば私は亥と佳く間違えられるのです。
確かに産まれ年は亥ですが、節分までは前の年とするのが知られてない。
下手したら、占い師までが、俄の一夜漬けに決まってますが、間違えよる事がアタ。イヤイヤ、そんなに度々は診て戴きませんし、昔の話ですが、生年月日で戌年と一発で云い当てる人は珍しいです。
事程左様に知らん人が多いのですが、高嶋易断の暦にはチャンとソ書いてある。
其れはソと、突然ですが。
クァッ、クァッと奇妙なる鳴き声がして。我が家での事であります。
私が鎮座の窓の向こうから聞こえてるよな感がして。窓の向こうやから、外からですが。
何かいな、何者かいなと耳を澄まして様子を伺うにです。クァッ、クァッは絶え間なく聞こえて、猫の鳴き声のよな、蛙のよな。
蛙が此の時期、秋なんやで。似てはいるけど、猫にしても、こんな声ではないやろなと。
時々、野良の猫がガレージ付近に闖入してますが、声の主は猫であるよな無いよなで。蛙に極めて近いけど、秋やしなと。
泥棒、吸血鬼に妖怪変化が居てる訳でなしの夜の恐る恐るではなくての真っ昼間の事です。
正体つかんでやれとコッソリとです。逃げられても面白くないし、慎重に。窓ガラスを開けて周辺見渡すに何も居てないがな。
姿形は見えずの居てないのに鳴き声だけはシカリと途絶えずに聞こえてる。心臓が強いとするのか、なめられたのか。
鳴き声は一本調子です。可笑しいナと想た処でハタと気がついた。鳴き声は外ではなくて窓の内側の携帯電話辺りからしてるのや。
嫁はんからとある用事を頼まれて、何時に頼むと念には念で携帯電話の設定で、アラームが鳴るよにしやがて。
曲目が、「ドナルドダック」にしときよた。要はアヒルの電子音。其れがナカッタら頼まれてた用事をスカリと忘れてました。
サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
実際問題、妹から何か話をしよと催促されても誘われても、何の話をするのやな。
本日、雨天曇天、誠に鬱なるお天気でして。テレビも大の不調で御機嫌麗しく無く。日本シリーズの結果も分からへんなあ。などとお天気の話をしてもしょがないし。
話がしたいなら、話題を出せ。
云うても何かと云うだけでは何にも出て来やへんやんか。
むしろ、むしろです。そんな請求されたら改まって考えてしもて、却って出て来やへんのや。
などと愚痴、文句を並べ立ててるのも話題の一つでありました。
ソオソオ、ティッシュ・ペーパーは何処にある。部屋に一つ置いてあるのが即刻の行方不明になってるやんか。
「ティッシュは此処にある。私が独占してる。要るなら貸したげるえ。」
妹が示した方角、枕元にしかりとティッシュの箱が鎮座です。
「オイオイ、其れは部屋のやで。貸す貸さんのモノではないのやゾ。」
「鼻水がなあ。
大夫収まったけど、詰まってしもて、息苦しいて寝られへんし、安心のためやんか。
要るか。」
事程左様に我が妹は我が儘気儘で何でもが自分中心に地球が回ってるみたいなモンで。
其れこそ話をし出すと、クァッ、クァッではなくてのギヤギアと五月蠅いのです。停めるボタンがあたら押してやりたい。
「要らんけどや。」
「そしたら、構へんなあ。」
構う構わんの話でなくて、置いてある場所が分かれば佳いだけでして。ソ云えばホテルのティッシュは使た事が無い。風邪引きさんでないから用事は無いけれどです。
「ドリンク剤がなあ。
モオ一本。明日飲んだらお仕舞いやけど、何とか重症にならんと済んだワ。」
「そおか、そおか。
飲んでしもたら、寝られるで。多少は睡眠薬が入ってるのと違うか。」
そもそも、此奴、妹ですが、朝から水上マーケット。ホテルに戻ってからは中華料理に伊勢丹にと。店内ウロウロしてて、草臥れてないのが何で風邪引きなんや。何処が寝不足なんや。
其処までは覚えてるけど、気がつけば、明くる朝。
妹も、Thailand最後の夜やのに勿体ないと云いつつも一方的に喋るだけ喋って寝てしもたのでないかと。
(03/10/19)


NO.135 Thailand最後の朝食

果てサテ、「騒慌珍嬉のThailand」です。
人間誰しも地球は自分中心に回転せん事には生きてけません。
かと云うて気を使うばかりでは息苦しい。問題は度合いでありまして。
ドチラかと云えばの事なれど、我が御一行様では姉御と妹が地球は自分中心に廻ってると勘違いしてるほでありまして。
そんな話はどでも佳い。
私はハッキリ云うて夜型人間。夜更かしは気にもならんし、大抵なら一時頃まで起きてます。
妹は反対に夜はササと寝て、起きるのはユクリ。
にも関わらず、夜の遅くに興奮状態の妹のガナリ声も馬の耳に念仏の委細も構わず寝てしもて、気がつけば朝やた。
考えてみたら、タイ時間で午前様。日本との時間差が二時間やから、二時は廻ってた。
起きたのはタイ時間で六時です。マダ早いと寝直すにも、日本時間なら八時やんか。貧乏性故、其れを想たら寝てられへん。
しかるに、テレビは回復してて。お天気、快晴とはカーテンを開けけんでも分かって仕舞う。
Thailand最後の夜が過ぎれば、Thailand最後の朝であります。
予定なら納豆さんの車、マイクロ・バスでBKK空港まで連れてって戴きまして。免税店で買おた財布を受け取り、幾漠かの払い戻しを受けまして。
アトは時間の許すの限り、空港の免税店でお土産を物色。搭乗したら、日本に帰るだけ。
の筈なんです。
私にしたって、海外旅行が初めてで無し。仕事でなら韓国は厭と云う程往ってるけれど、言葉が問題。
韓国、ハワイなら或る程度の日本語が通じるし、英語は喋れへんにしても文字を見たら概略の検討はつくけれど、Thailandは珍文漢文。
とも云うてられん。女の子でさえ往来してるのです。度胸が有るとするのか、怖いモノ知らずとするのかです。
そんな話もどでも佳い。
人様は人様。我れは我。Thailand最後の朝食をと全員ウチ揃ての食堂にです。
イツものバイキング方式ですが、此処のコーヒーは濃くなく薄くもなく、口当たりが佳くての誠に飲み易い。何杯もお代わりしての其れにも増してのパンは実に美味である。
「ウマイなあ。」
とは私ですが。
「オイシイなあ。」
とは皆様ですが。
「こんなパンやたら幾つでも食べられるナ。」
とは私ですが。
「ソやナ。」
「持って往くか。」
「貰とこか。」
と暗黙の相談即成立。何の相談か決まってるやんか。パンを戴くのです。私は一人佳い子みたいやけど、そんなツモリで云うたんと違います。
バイキング方式やから食べ放題の取り放題。
此のパンが一番美味しいで。コッチも美味しいえと、我が御一行様のテーブルにはパンが一杯並べられ。
そやけど、どして食堂から持って出るかが大問題。幾ら何でも裸のママで両手に抱えて持ち出す訳にも往かんやろな。
さりとて、金粉で造ったパンでも無し。コソ泥めと、窃盗罪で捕まるとも想わへんけれどです。
不人気なパンよりお持ち帰り戴ける程の美味なるパンと認められた証拠です。パン職人さんもさぞかし、ご満悦の筈ですが。
「ウシロから見たはるえ。」
「こっちにも居たはるえ。」
見たはる、居たはるは、食堂の人ですが。空いた食器を片づけるために何人かが巡回してるのですが、監視役に見えたりして。実際、監視も兼ねてると想いますが。
「食器をチョロまかすのと違うし構へんやんか。」
「そおか。食器はアカンやろか。」
誰とは云わへんけど、記念にとスプーンを二本。ティッシュ・ペーパーに包んでるのが居たりして。
「二本くらいやたら構へんのと違うか。」
「ついでに、お砂糖も構へんやろか。」
「お砂糖なんか、二袋くらいやたら構へんで。」
何の基準か知らんけど、矢鱈に二が出て来るのです。パンだけは、二ではなくての出来るだけ沢山の一人当たりでニ個程度。
やっぱりティッシュ・ペーパーに包んで気持ちだけの偽装して。そおそお、バターとかジャムも要るナと。
「飛行機に乗るまでには時間が有るしなあ。」
「お昼に丁度佳いなあ。」
確かに丁度佳いのです。
帰りのTG626便は現地時間で十四時発。
(03/10/20)


NO.136 Imperial Queen’s Park Hotelのチェック・アウト

サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
聞く処に寄ればですが。極々一般的にはですが。日本の事情ですが。
ホテルの備品でお持ち帰りご自由は部屋の風呂場の石鹸にシャンプー程度。所謂消耗品でありまして。
がしかし、タオルに茶碗に灰皿はザラでして。花瓶に絵に机ともなれば、あんな大きいのをどして持って往ったかと不思議な程のを持ち去る人があるらしいです。
昔はビジネス・ホテルでも使い捨ての髭剃り、歯ブラシが置いてあたのにイツの間にか自動販売機で買えとなた。此れが結構高くて三百円とか五百円也の出張の際、忘れたら出費が嵩んで大変やた。
誰とは申しませんが、出張の度にバス・タオルをお持ち帰りした奴が居た。タオルにはホテルの名称が書いてあるからすぐ分かる。常宿のホテルのなら尚分かる。
果たして、バイキング方式の食堂のパンはお持ち帰りして佳いのか悪いのか。
判断の難しい処なれど、別途売ってるなら問題ですが、其の旨、構へんかとお断りして、アカンとは云われません。とは想てますが、日本ではなら可能ですが、タイ語は分からんから頼む術がない。
されど、壺に机は見つかったら咎めれる筈。コソ泥ではなくての泥棒ではないかと想うけど、どやろ。
余所様の事はどでも佳い。
Imperial Queen’s Park Hotelのはホントなら両手に抱えて持ち帰りたい程の美味しいパンで、流石はホテル特製のご自慢のパンと高く評価しております。加えて、コーヒーも美味かたのです。
出来れば、コーヒーもお持ち帰りしたかたけれど、容器、空いたペット・ボトルでも持って来てたら佳かったのにとも想たけど、冷めたホット・コーヒーなんか不味いしなあ。
しかるに、パンを両手に抱えてとはイカンから、各自ご持参のティシュ、ハンカチを入れた小物入れにお好みの食料品、パンのバターにジャム等々の昼食のための一食分ダケを詰め込みまして。一通りの戦利品を調達してしもたら、ホナ往こかと。
コソコソとはしてないですが、遠回りして土産物屋もチラリと覗き、部屋に戻って荷造りしたら丁度佳い時間です。
納豆さんがボチボチお出ましやから、ホナ往こかと一階に降りて。いつもの調子で納豆さんもドンのピシャリと玄関からご入場。
大きな荷物、旅行鞄は運転手さんとボーイさんに任せてクレ。ホテルの部屋の鍵、カード式のは預からさせて戴きます。
「暫く待ってください。チェック・アウトの手続きして来ますので。」
ソオソオ、ホテルやからチェック・アウトしなアカンのをスカリと忘れてた。
待つ場所は着いた時に座った場所で、御一行六名様で早速ですが内輪の相談話。パンの事ではないです。そんなんは遠の昔に無罪放免。
「ドオする。納豆さんと運転手さんにチップを上げへんか。
一人が五百やったら、三千Bahtになるやろな。
納豆さんに二千Bahtで運転手さんに千Bahtでどやろ。」
日本円にしたら、六千円と三千円。
物価と所得水準を考慮すれば可成りの額やし、勿論ですが、JTBからは不要です。仕事ですとは聞いてるけれど、気持ちや気持ちと全員納得。
佳く考えたら、着いた時にも渡したけれど、六百Bahtやたけれどです。気持ちや気持ちとモ一度納得。
私にしても諸般のご恩があります。イヤ、提案は私ではないです。姉御です。
姉御は所謂苦労人でありましての雑学豊富で気遣いも出来る。けれども、口から出任せも多々混じってるから、修正するにも断言して仕舞うから厄介なんや。
モノの見事な仕切屋さんでもありまして。仕切り過ぎて問題もありましたが、裸でお金は何やからとティシュ・ペーパーで包みまして。
まあ、佳いか。お金を戴くんやたら、どんな形、裸以外なら失礼にはならんヤロ。Thailandの習慣は知らんけど。
誰が渡すかですが、云い打しっぺにしたらと。渡すのも任せると全員一致の決議です。
相談が終わった頃に納豆さんが戻って来て。部屋の鍵ですが、カード式のを記念とするのか、お土産にと戴いた。
チェック・アウトされた段階で、部屋の鍵は変更するのです。よって、ホテルとしては不要故、お客様に記念にと。
云うたら何やけど、ビジネス・ホテルの鍵とは違う。アクリル樹脂の棒に鎖でくっつけた金属製の鍵。お土産にと渡してたら経費が大変。
其の時は戴けるのか、嗚呼有り難ヤと拝受したけど、何処に仕舞たか忘れてしもた。
(03/10/21)


NO.137 BKK空港到着

大正十二年に絶えてしもた皇族である「有栖川」家を詐称した詐欺師が逮捕された。
私は皇族、宮家であるとは詐称してない。相手さんが勝手に云うてるだけなんやて。
そんな詳細はどでも佳いですが、「有栖川」なる地名は京都にあて、「有栖川」でなくとも皇族の末裔、枝葉、ご落胤を名乗る詐欺は大昔からの常套手段。
「有栖川」が京都の何処かと云えば京福電鉄で四条大宮から嵐山に往く途中の嵯峨野有栖川町に有栖川駅がある。ツイデなら桂川の支流に有栖川なる川もある。大覚寺に流れてるのですが。
有栖川なる名称の料亭も芸名でも小説家のペン・ネーム、有栖川有栖なるのもあて。イヤ、失礼やけど、読んだ事はないですが。
京都には、「綾小路」に「油小路」に「仏光寺」。仏光寺の油小路には私が住んでたのですが、「綾小路」は、「仏光寺」通りの一つ上、カミとお読みして欲しいのですが、要は通りの名でありまして、更に一つ上が四条通り。
しかるに、「綾小路」ならばです。「綾小路きみまろ」さんが漫談で人気絶頂。
「綾小路」とは如何にもお公家さんみたいな苗字で、名の「きみまろ」も明らかに、ではなかろかと勝手に想像させるを狙ってる。
此れ又、実際の処は分からねど、其処が苗字、芸名の妙味です。
マダマダあって、「小路」の着く苗字は沢山ある。中小路さんなら同級生にも居てました。
そしたら、「中小路」なる通り名が京都の碁盤の目に有るかと云えば有らへんけれど、地名、町名としてなら調べてないので、どや知らん。
「中小路」も何代、何十代かを遡れば、公家の出かも分からんし。そしたら誰でも代を遡り、下りの横に縦にと縦横無尽に調べ上げれば、公家処か世界の偉人の一人や二人にはブチ当たるのでないかと。
そもそもですが、今時こんな初等教室詐欺に引っ掛かるほが阿呆なんや。
ついでにですが、「仏光寺」とは何かと云えば、そのまんまの、「仏光寺」なるお寺が有る。
仏光寺と云えば、先日ですが、室町時代の御伽草子、江戸時代の仮名草子、原板の版木が見事に残ってたのですて。しかもお堂の軒の下。
云うたら寺町通りのソバでして。寺町は其の名の通りにお寺さんが多くて、織田信長の本能寺が御池通りを下がった処にあります。
江戸時代には版元が沢山並んでたのですが、時代の変化、印刷技術の進歩と共に廃業が相次ぎ、仏光寺さんが預かったのでないかと。
現在の寺町は電器屋さん街となてますが私が度々お世話になた、古本屋さんも何とか存続してます。今時、古本もチェーン店化してて、寂しい限り。
話を戻してのツイデのツイデにですが、我が苗字なんかありふれてて、公家には間違われる筈がなくて、何処の馬の骨なんかと。
イヤ、もしかしての、柴田権六勝家の末裔ではないかとはチラリと想た時期もアタ。
サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
誰の末裔も無関係。目先の事が重大時。
帰国となれば、パスポートは持ったなあ。財布もあるなあ。忘れモンは無いやろなあ。
出しなに部屋のナカは何度も見渡してますが、口々に確認しあいの、小物入れにはシカリと食料品を確保しての。時間の余裕は有る。とは云うても用心の上にも用心で。
私は荷造りも嫁はんに任せてるから、小物入れの中身だけをモ一度見まして。パスポートと財布、その他ポケット・ティッシュにハンカチと、免税品の関係書類、「VAT払戻し申請書」と「税金請求書」ですが。パンは嫁はんに預けてまして。
アトはヒタスラにBKK空港に往くだけでして。
マイクロ・バスに乗り込めば、納豆さんがコンコンと注意事項のご説明。
着いたら一番に搭乗手続きをして戴きます。BKK空港では何時間前でも受け付けてクレますが、其の際、クレグレも空港税、タイ貨幣で五百Baht要りますから宜しくお願い致します。
荷物を預けまして、身軽になた状態で免税店で買おたモノの引き取りと払い戻しのための手続きで税関に往きます。
税関で判子を戴きましたら、チェック・インで、税金の七%の払い戻しと品物を受理すれば、アトは飛行機に乗るだけですが、時間はタプリあります故、免税店で充分にお買い物でもしてください。
買う買わんは別にして、免税店ともなれば、興味津々。姪はお化粧道具、口紅やとか何やとか、探すのですて。お好きにして頂戴。
そうこうしてるウチにも空港に着いて。着いたら、マイクロ・バスから旅行鞄を引っ張り出して。
ゴロゴロと引きずって空港内に入れば、納豆さんが彼に渡してくださいと。
旅行鞄をですが、相手さんはJTBの担当者なんですて。その程度なら私等でも出来ますが、折角やからと台車に乗せまして。
飛行機の券は御一行様全員のを嫁はんが預かってまして、無事にTG626の手続き完了で、重大責任を果たせてホっとしたと。
私と姪はパスポートと書類を持て、納豆さんに連れられての税関にです。
(03/10/22)


NO.138 BKK空港での税関の質問

サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
十月二十八日は帰国するダケですが、予期セヌ出来事が間々起こりまして。
飛行機に乗る前、乗ってからも起こってますが。
話には順番があて。マズは納豆さんに案内されて往った先は税関です。
扉をガラガラと開ければ、何人かの人が並んでまして。選り取り見取りの亜細亜系の人ばかり。日本人ではなかろかと、想われる妙齢の美女が一番に多い。
免税店で仰山買わはたのやろ。しかるに、私以外は全員が姪程の年格好のバカリの意な雰囲気でして。
当たり前に到着の順番通りの一列に並びまして。担当者は小父さん一人。
私よりチと歳上かと。されど、Thailandの人は日本人よりはヤヤもすれば老けて見えるから同じ歳カモ分かりませんが。
何をしてるのか、するのかと、ジクリと観察すれば、小父さんは大きな帳面、台帳ですが。
一覧表を何枚かを開けてまして。申請者は黙って書類を手渡し、小父さんも黙って受け取り、書類と台帳を照合させては台帳に印を付けての出された書類にポンと判子を押しまして。
黙って書類を戻してるダケの至って簡単な手続きであります。
しかるに、私の前には姪でして。書類は此れやなと、お互いに確認しつつの至って順調に手続き完了。
イヤ、先客の姪がです。
私も同様にして、黙って書類を提出すれば、台帳と照合されての印をつけての出した書類にポンと判子を戴いての受け取ってお仕舞い。
になる筈がです。
小父さん、台帳と照合しつつ、何事かを囁いた。囁かれても、私にか、単なる独り言かが分からんのや。
言葉が日本語に非ずの英語にも非ずの、多分ならタイ語で珍文漢文の珍聞漢聞。
意味不明の分からんからにして、多分私にでは無いやろと。単なる独白やろと勝手に判断、黙ってたら、モ一度何事かを囁きまして、ンと確認するが如くに私の顔を覗きやがる。
要は私に対して何か云うてるのが分かったけれど、私にしても突然の事やし何か聞かれるとは予期してないし。聞かれても言葉が分からんかたら、答えよおがないやんか。
ビクリしてしもて、同じく、ンと小父さんの顔を見つめかえして、何云うてるのかと。
覗かれても、睨まれても、怒鳴られよが、どつかれよが、蹴飛ばされよが、何を云うてるのか、意味が珍文漢文の珍聞漢聞ではどしょもないやんか。
必死で何語か探ろとしたけれど、ヤパリ、日本語でも英語でも無しの、勿論独逸語でも韓国語でもないけれど。
何語か分かった処で日本語以外は分からんけれど、タイ語に決まってる。
日本語で何ですかと聞き返しまして、聞き返してから、相手は外国人やなと。イヤ、此の国、タイ人やなと。
タイ人であろがなかろが、意味が分からんでも単なる世間話されよが、書類にさえ判子を戴ければ結構なんですが、私の返事を待ってるのか、一歩も先に進まんのや。
私のウシロには順番待ちの妙齢の美女、日本女性ラシキのが居てるから、振り向いての、
「何を云うたはるか分かりますか。」
「スミマセンけど、分からしませんねえ。」
などと京都弁での返事がアタから、此の子は京女かと。京女であろが、なかろがこんな場では意味ないけれどや。
イヤイヤ、姪は前例どおりの黙って書類を渡して黙って判子を戴きまして。
同じ調子で私もアトに続くものと信じ込んでますから、ササと外に出てしもて。呼び戻した処でタイ語は知らんから意味ないけれどや。
困った小父さん。イヤ、オッサンやな。自分で云うのも何やけど、こんな紅顔に非ずの蒼白の、美少年に非ずの醜中年ならば、日本人に決まってるやろな。
タイ語なんかで喋るな。せめて、英語で云うてクレ。英語なら私が分からんでも京女が分かるカモ分からん。
私も京女も分からんでも、何人もの日本人らしき、妙齢の美女が居てるからには、一人くらい英語が解読出来るのも居てるやろナ。
オッサンに文句を云うても意味ないし、文句云う台詞も分からんし。困った事になたぞと当惑してましたら、救いの神が現れた。
納豆さんが税関の部屋に入って来まして、どしましたか。姪のスグにも私が出て来る筈が遅い故、心配して見に来てくれたんや。
行列が出来る税関です。アトの人を待たせる訳にもイカンから、カクのシカと手短に。要は何か云うたはるのですが、分からへんのですと。
斯くなる次第で、何とかかとかの珍文漢文の珍聞漢聞と、一言二言、納豆さんとオッサンの会話が有りましての、納豆さんの発する言葉が、TGの何たらかたら。
TGだけが分かったのですが、要は乗る予定の便名を尋ねられてたダケで、小父様納得されましてのポンと判子を押してくれて。
しかるにですが、ナンで私だけに便名を尋ねられたかは永遠の謎。
(03/10/23)


NO.139 BKK空港の免税店

サテ果て、延々と、「騒慌珍嬉のThailand」です。
一年前の十月二十四日はThailandに出発した日でありました。
遂に一年が経つのにマダ掲載してます。とは云うてもThailand最後の日。
其の日には大慌てさせられる事ばかりがありまして。しかも、私ばかりが標的にされた。とは語弊があるけど、二度三度と矢面に立たされた。
手始めは税関でエライ目に遭遇したのですが、納豆さんが居てなんだらモと大変。アトに並ぶ妙齢の美女軍団はモとモと大変。
広い部屋でもないから聞こえてるし、見えてる。とも想うけど、意味不明の外国語やから何がどなってるのか分かってないやろし。何をモタモタ、ドン臭いオッサンと顰蹙を買おてるのでないかと。
美女軍団の一人くらい通訳出来るのが居てても佳さソやのにソもイカンかた。皆様、言葉も分からんと佳くぞ海外旅行してるナと。斯く申す私も同類ですが。
モ暫く意味不明の問い質しで責められてタラですが、納豆さんを引っ張って来て、何を云うてるのかと応援を求めてますが、言葉が分からんのは誠に辛い。先方さんの単なる気紛れとも想うけど、言葉の通じぬ相手にあれこれ聞いてもしょがないのに。あれこれではなくて一言でしたが、納豆さんが居てなんだらどなってたかと。
気紛れによりまして、時々は私みたいな犠牲者も出てると想うのですが、税関での斯様な手続き、判子を貰わさせられるのは初めてでもあるし、面食ろた。
そもそもが、Thailandでまともにタイ語で話掛けられたのが初めてやたけれど、判子さえ戴ければ重要なる用件一件落着。一同、納豆さんにチェック・インと出国手続きの入り口まで誘導して戴いてのお礼とお別れの挨拶です。
姉御は是非共日本に来てクレ。泊めたるゾ。六人やけど、家は四軒で四泊出来る。四国はチと遠いから、京都と滋賀の観光なら三泊出来るけど、ドやと。
義姉は、四国に来られたら是非共と。
妙齢でも無い美女、中年の日本女性から口々に口説かれ、納豆さんも苦笑い。私には迷惑してる表情にも見えたけど、無下にお断りするのも何やからと、ニタニタと日本に往く際にはお願い致します。
京都には何回か往ってますと全員に名刺をくれた。
イヤ、納豆さんの表情はつかみ難いのです。笑てるのか、泣いてるのか佳く分からん。泣く用事はないけれどです。
イヤイヤ、実際助かりました。納豆さんが居てなんだら何にも出来ズ。
息子の件もホントに有り難う御座いました。ではと感謝の握手。
サヨナラですと手を振りまして。名残惜しげにお別れすれば、仕切の向こうは別世界。
そんなに人が入ってるよには見えてなんだのに、チェック・イン手続きが済めば、出国手続きですが、どっちも沢山並んでるのや。
アッチが空いてるで。コッチが早そやでとウロウロしまして。何をさせても騒がしい。此の場では私が一番に騒がしかた。
二つの関門を無事に通過すれば、再びです。姪と二人して品物の受け取りと税金の払い戻しを受けねばならぬ。
場所の方向、入ってスグに右手に真っ直ぐとは納豆さんに聞いてるから、二人して一目散の早足で。
勿論ですが、初めての場所故、待ち合わせ場所は決めてます。さもなくば、迷子になりソな広い場所。云うても長細いだけですが、長細いとは歩き回ったから分かっただけで、延々と免税店街でありまして。
色々有るなと気を取られ乍らの雑談し乍らですが、矢鱈に遠い。書類に書かれたマークの場所を探しつつ、相当歩いてヤッとで見つけて、書類とパスポートを黙って提示で黙って現品を受け取りまして。ダケでもホッとして。
マダマダ先に税金の払い戻しの場所がある筈やと。
再び、一目散に早足で。姪が先に見つけて、
「オッチャン、彼処。」
ソか、彼処か。ヤッとで見つけたナと、書類とパスポートを黙って提示で黙って幾漠かのBahtを頂戴しまて。重大用件は無事に完了。
振り向けば、嫁はんも一緒に追い掛けて来てました。
イヤ、Bahtはタイ国内でしか使えへんし、私のBahtは全額嫁はんに手渡しまして。姪は結構な額やからナと免税店で化粧品等々を調達の資金にするのやて。
結果、硬貨で数十Bahtしか残さず、お札は綺麗サッパリ免税店で使い果たしてしもた。
にしても、関空とはエライ違いです。関空の免税店は役人商売。お店の数も少ないし、品数も少なく、見るべきモノがない。簡単にはありふれた化粧品、煙草と酒類、本屋だけ。
もっともと、日本の工芸品にアクセサリーにと、目を輝かせて物色させるモノでなければアカンやないか。
云うたら悪いけど、鳴り物入りで強引に大々的に資金を投入して、造ったのにです。
引き替えてのBKK空港の免税店は商売っ気タプリで熱気ムンムン。呼び込みが凄いし、品数、店の数も沢山やし。何があるのかと、見るために歩いてるダケでも草臥れた。其れ程に規模がデカイし、関空の免税店とはエライ違い。
そやけど、お金が有ったらの話で、還付のBahtは日本円にして二千円程度。勿論、日本円でも買い物したけれど。
結局は煙草一カートン、私用ですが、Thailand旅行記念としての洋酒、飾っとくだけですが、お土産用の補充としてのチョコレートだけ。
(03/10/24)


NO.140 BKK空港の関所

サテ果て、「騒慌珍嬉のThailand」です。
BKK空港の免税店で一通りのお買い物が終わった頃には相当に草臥れてしもて。
一番に時間を喰たのは宝石店。
ルビーにダイヤモンド、サファイアなんかは見てません。見ても、買える値段でないからで、其の隣の誕生石をあしらおたブレスレット売り場はジクリと見た。
伊勢丹の出店にもアタのですが、此処のは大振りの大玉ので、場所が場所だけに出店よりは信用も確かでなかろかと。
云うても値段が一万円見当でチと高い。そしたら幾らなら買う気かと問われたら困る。
此れが佳いナ。此れはどおえ。どおやろと店員さんを捕まえての物色ですが、買い物も財布の中身と相談やし。見てたら欲しくはなるし。値段が微妙で冷やかしただけ。
流石に店員さんは日本語堪能で、税関のオッサンとは大違い。
免税店街から飛行機の乗り場に往く場所に長椅子、座る場所のある一角、休憩所があるからホテルから黙って戴いた昼食用のパンを喰て。
その他諸々、荷物の点検等々してしもたら、
次にThailandに来られるのは何時になるかの予定は皆無で名残は惜しいけど、居ててもしょがないし、ボチボチ往こか。
一同、重い腰を上げて搭乗口に向かって出発ですが、途中に関所がありまして。
様子を伺うにパスポートと搭乗券の確認をしてるみたいです。
順々に提示しまして、何事も無く通過。
してるのに、私ダケが又捕まった。早い話が二度目の騒動勃発。
担当の妙齢でもない美女にパスポートと搭乗券を差し出せば、ペラペラとパスポートを確認して、ウンと頷いた。筈やのにチョッと待てと呼び停められて。
イヤ、正確には呼ばれてないです。スグにも返してクレる筈のパスポートと搭乗券を戻してクレへんのや。
其れどころか私に向かって何事かを喋る。勿論ですが、タイ語の珍文漢文の珍聞漢聞。
表情からして、誘惑してるのでないのは確かです。
何しろ、云うてる意味が分からん。納豆さんは居てないし、我が御一行様の女性陣は同じ調子で私も続いてるものと信じ込み。先をササと早足で、次第に遠離り。
私だけが取り残されたらエライ事やんか。はぐれたら一人ボッチになるやんか。嗚呼、はぐれて仕舞うやんかいさ。
直線の通路故、迷子になる確率は少ないですが、極めて心細い心理状態となた。
担当の女性は何か書類が無いと云うてるよな感がして。ならば、出国カードかと。出国カードは正解でして、見本を見せてくれた。
そんなモン、どもしてないで。
パスポートに挟んでるやないかと、妙齢でもない美女の持つ私のパスポートを取り戻そとしたら、拒否されて。
勿論ですが、会話にはなてないです。アキマセンと出した手を払い除けやがる。
もしかしてと、我が手元には小物入れと紙袋。紙袋には免税店で買おた煙草なんかを入れてるだけで、重要書類は無い筈やし。小物入れを探すにもポケット・ティッシュにハンカチに。財布と煙草とライターだけやんか。
肝心の煙草も吸う場所が無いから禁断症状のイライラやけど、そんな事はどでも佳い。
我が身に迫った無理難題の緊迫状態。出したのはチェック・インと出国手続きに免税品の受け取りと税金の払い戻しの時の都合四回。
ではあるけれど、チェック・インと出国手続きでは先方様が色々確認して通過して。アトはパスポートを提示しただけでして。
シカリと小物入れに入れてるし、道々でも落とす筈が無いやろな。
念のため、紙袋のナカを確認しつつ、消え往く面々、女性陣に声も大々の大声を掛け。
「オイオイ、チョッと待ってクレ。捕まってるのや。」
義姉と嫁はんが飛んで来まして。
「どしたん。」
カクのシカで探してるけど、見つからへんのや。
「パスポートはあの人に盗られてしもて、返してクレへんし。通してもクレへんし。」
二度目の騒動はキツイです。
このまま見つからんかたらドなるのかと。私一人が出国出来ずに監禁されたらどないする。
日本円なら多少は財布にあるし、一泊、二泊なら何とかなるけど、代替えの飛行機はどするのや。
キャンセルになるのか。払い戻しはどするのか。
言葉が分からんから、納豆さんに電話でもしたろかとは頭の片隅でチラリと考えた。されど、其処等に公衆電話はあらへんし。携帯電話は持って来てないし。
ソラ、慌てた。慌てた。ソラ、慌てたで。
名実共に、「騒慌珍嬉のThailand」です。
(03/10/25)



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