不可思議の世界NO.7

京都・亀岡の良く当たる占い師の話

京都でよく当たる占い師は?
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題目一覧表 お問い合わせ状況 三栖神社・炬火祭

目次

不可思議NO.8

NO.100 如何に解釈するかの話(1) 連日の厭な話

NO.99 叔母の話(22) 余談・精神世界の話

NO.98 叔母の話(21) 余談・お寺さんの話(3)

NO.97 叔母の話(20) 余談・お寺さんの話(2)

NO.96 叔母の話(19) 余談・お寺さんの話(1)

NO.95 叔母の話(18) 余談・相談事の話

NO.94 叔母の話(17) 死に方なるは、日頃の精進の話

NO.93 叔母の話(16) 山科の焼き場への話

NO.92 叔母の話(15) ケータイの、「非通知設定」の話

NO.91 叔母の話(14) 嫁はん次第の話

不可思議NO.6


NO.91 叔母の話(14) 嫁はん次第の話

そお云う事なんやと。
痩せても、枯れても、デブ、メタボ、拒食症、貧乏、金持ち、無関係のと。
変な死に方されてみい。変とは、自殺、水死、焼死、殺害、車で、引き摺られたりと。自殺も種々あるけれどや。引き摺られるも、殺害されるも、自分の責任と違うですがと。違う場合もあるですがと。
幸いにして、親戚縁者の範囲で、異常なる、死に方、無いが、誇りかと。少なくとも、話の出来んよな。憚(はばか)るよなのは、あらへんわと。

云うたら、誰にでも、親戚縁者が有りましてと。名実共の、天涯孤独はあらへんです。
あったとしたら、余程の不運か、自業自得もあってと。
自業自得なるは、斯様な、お付き合いをしてへんだけでしてと。当人が、してへんでも、その家族がしてる場合がありましてと。
ソラナア、親族、家族との、ご縁、一切の拒否してるのもありましてと。我が親族にはあらへんけれどや。親族も、どこまでかがありましてと。
例えばの、親父の従兄弟ともなれば、どするやと。親(ちか)しさ、お付き合いの程度もありましてと。

従兄弟でも、結婚式に呼ばれるの関係、お付き合いがあったり、無かったりと。知らん間に、結婚してたり、子が居てたりと。
お付き合いがあっても、その多寡によりの、声掛けるに遠慮する場合もありましてと。例えばの、遠いとかでと。
この辺り、誠に以て、難しい面、あるけれどや。

私にしたって、仮にの、そんなお方が親戚縁者にあったとしての、そんなとは、無縁状態になってる人でと。
されどの、冠婚葬祭の連絡あって、出向かん事は出来ませんです。その人の為では無くの、その家族のためでと。強いては、我が一家眷族(けんぞく)のためもありましてと。
イヤイヤ、母方のRIさんが変な死に方では無いです。至って普通でと。云うてる意味なるは、馴染みは無くとも、数回はお会いしてるけれどの、マズは、R叔母のための、比重が圧倒的かと。
そもそもの、大体がの、冠婚葬祭にお声が掛かって、拒否の理由はあらへんわと。仲が悪いとか、諸般の事情の無い限りと。

云うたら、この季節、年末故にの、年賀状を出す、出さんの虚礼廃止論程度は極めての可愛らしい思想信条なれどです。所詮は、自分一人の問題でと。日頃、実際のお付き合いしてる方が重要でと。
加えての、虚礼とは、何を以てもあるけれどや。

私なら、単純故に、年賀状一枚でも、戴ければ嬉しいしと。多分ならばの、出せば、先様も嬉しいやろと。双方にての、消息が分かるです。突然にも、届かんよになれば、何かあったかと。
あって、どする事も出来ませんですがと。何かの、折りにでも、確認も出来るです。
反対に、一枚も届かへんかってみい。惨めやゾと。

とりあえずの、親戚付き合いせぬは、自分の都合勝手の、単純明快の、臍曲がりと理解、解釈してるです。
ソラソオや。派手な葬式不要の、結婚式も、要らんわと。儀式なんか、どでも結構と。
云うも、思うも、有言実行も、当人様のご勝手なれどの、家族はどんな具合にと。

イヤイヤ、大方の場合、嫁はんが、シッカリしたはってと。旦那が、呆けっとしてても、近所付き合い、親戚付き合い、したはるですが。
嫁はんが、無関心なら、最悪でと。断絶するは、目に見えてましてと。
ホンマやでと。旦那が義理と人情に熱心でも、嫁はんの協力あっての事でしてと。我が家でも、母と二人で冠婚葬祭、出掛けてたですが。嫁はんが、諸事万端の、金封一つから、中身から準備してくれてるしで、出来てるです。
ソラナア、記録が無くては、大変でと。アソコから、幾ら戴いてるし、幾らにしとく等々、前例、家計、我が立場との微妙なるの、天秤も要りましてと。
闇雲にやってられへんです。恥かくも、かかせるも、問題でと。

此度にしたって、某さんの電話番号知ってるかと。H叔父からの、問い合わせがあっての、回答出来てるですが。
其処の当人、呆けが出て。嫁はん、無関心ならばの、其の先の電話番号さえ、分からんです。イヤ、そのお方がダメでも、兄弟さんがありましてと。
話簡単の、兄弟付き合いも希薄ではナと。嫁はんがです。万事休すの、その方に何かあっても、こちに、連絡もされへんかと。
されどの、嫁はんの考えにての、こっちがとやかく申せずの、割り切ればの、埒があいて結構かと。寂しいけれどと。
ホンマに、ホンマやでと。嫁はん次第やでと。
ではあっても、子がシッカリしてたら、ええのやけれどと。ナカナカなあ。ソはならんかと。あくまでもの、其の親の、祖父母の、教育、躾があっての事でしてと。習慣でと。核家族化ではナと。

とかとか、こんな場面で、痛感するです。
我が息子共ならばの、一応は、ケータイ・メールでの、両家の件、連絡にての、どしたらええのかと、問おて来たですがと。イヤ、遠いし、何にもしんでも結構でと。
お父さんと、お母さんが、参列にて、充分やしと。知っといてもらわんとと、連絡しただけでと。
ホナラの遠くからでも、拝んどくと。

事程左様に、母方のR叔母の連れ合いのRI叔父には、余り馴染みが無いですがと。
その娘である、従兄妹達にもと。
私が電話連絡した、二人の従兄弟、N男も、Yも、同様かと。されどの、R叔母のために、出向いてるかと。
イヤ、従兄弟達の、親父さん、お袋さんも、既に他界で、代行も何もあらへんです。N男は長男、Yは二男なれどの、Yの場合、長男他界でと。此度、初めて、彼の家族、一家を代表での参列でと。

正直、親が他界でも、兄貴のアトに付いてたらええだけやと。
云うてたですが。そんな意味では、兄弟二人で、或いは、Yは嫁はん同伴にての、顔出ししてたですが、此度、兄貴抜きでは、初めてのと。
されどの、其の他界の嫁に連絡したってなあ。R叔母を知ってるのかと。RI叔父なんか、尚の事、知らんやろと。葬儀、年会等々、一度も出て来てえへんしと。一度もとは、云い過ぎでもや。一度では、分からんわと。連絡したって、可哀想なだけでしてと。
するならばの、Yからでと。話簡単の、私からしたって、馴染みが無くて。

デデデの、R叔母の方ならばの、当家からしたらの、本来的、母方の葬儀故に、母が主体の、連れてとなるけれどや。
ソラ、妹の婿の葬儀やでと。
云うたら、ドチミチの、自分だけでは、参列には行かへんしと。必ず、私が同行させられてと。同行とするよりは、保護者兼の、車が運転出来ての、足替わりでと。
一向に構わへんけれどや。

そんなお付き合い大事の、嫁はんの里、義母からは、両家にお香典をば、宜しくと、頼まれましてと。当方、有り難くと。
全ては、個々人の考え方の問題にてのと。何が、常識か、世間の非常識か、日本国の慣習かは、クドクドなる説明するまでも無く。
されどの、どちらかとなれば、地方の方が日本的慣習をば、大切にされてましてと。日本的慣習なるは、義理と人情、お付き合いの理念、大事にされてましてと。
当世、希薄になる傾向にあるがため、日本人も原点に戻ったらと。ホンマやでと。理屈抜きでと。正真正銘の、犯罪も減るです。
ソラ、悪い事してたら、親戚もマトモに付き合おてくれへんわと。敬遠されるです。
ソラナア、親を、親戚縁者を大切にする人に悪人居てへんわと。口先、表面的には、出来てもや。言外、実質、ナカナカに出来ませんです。一発、スケスケに分かるわと。当人、やってるツモリでも、明々白々でと。

此度は、母も、ディー・サービスに週三回、通てて、出られるモンですかと。ディー・サービスとは、要介護認定なり、要支援認定されたから、通えるのであってと。
正直には、行くと云わへんしで、助かるです。一緒ならばの、強行なる、行動してられへんしと。
ホンマやでと。
年寄りと一緒に暮らしてへん人には、この辺りの事情は理解不可なれどの、万事、行動なるは制限されるです。
出るに、ガス関係、一切、ロックをしましてと。下手に使われでもしたら、怖いしで。火災でも起こされてみい。大変ゾと。大変では済まへんゾと。その分、ガスを使わずとも、食事が出来るよにと。嫁はんが大変なんやと。
電子レンジで、チンで済むよにと。

電話の子機も、母の部屋に置いて、出てるですがと。モ一寸、遅くなるしと、電話を掛けたって、出えへんしと。
イヤ、呆けは出てえへんけれどの、使い方が分からんのか、寝てるのかと。使い方なら、何度も教えてるけれどや。教えたら、分かってると、拒否されてと。
ホンマやでと。年寄りの実態、そんなモンでと。
デデデの、RI叔父の葬式にて、従兄妹からは、伯母チャンはと。
ソラ、自分等の母の、姉故でと。こんな場で、ディー・サービス云々のと、細々なる説明してられへんしで、足がなあと。歩けへんしと。悪いけどと。超簡単、分かり易いの説明で、誤魔化したりと。イヤ、足の事も、事実は事実でと。

ホンマやでと。
昨日の夜伽での、控え室での、夜食とするのかの際にも、F叔母方のお方が、私は、姑に三十年、仕えて来ましたと。マア、云うたら、苦労談議でと。
私等を若いと思ての事かなあと。現代的、別居と思ての事かなあと。
適当なる解釈してな仕方が無いけれどや。余りに何回も、仰る故に、当方、同居で、嫁はん、三十二年で、現在進行形の現役ですと。
イヤイヤ、この手の話、相手の内実も聞くなりしてからにしとかんとと。一方的、解釈ではナと。
オッとの、話がズレてしもてと。
(08/12/20)


NO.92 叔母の話(15) ケータイの、「非通知設定」の話

事程左様にの、こんな時くらいかと。
家族の、自分の、葬儀等々、真剣に考えるのがです。イヤ、あった場合の話でと。何れは、迎えるしと。
或いはの、こんな場合の、連絡先で、ケータイの電話帳への登録も抜けが無いかいなあと。
イヤ、その辺り、充実してるツモリなれどです。光圓寺さんのまで、登録してましてと。使用は、此度初めてでと。大体は、家の電話からしてるしと。

ホントに当世、便利やなあと。従来ならばの、手帳なんかを、持ち歩いてまして。其処に、しかるべくの、住所録なるを、入れてましてと。イザの時、取り出してと。
されどの、其の肝心の、イザの時には、手帳をば、家に忘れてしもてたりと。
ケータイなるは、電話機やしなあと。電話番号あっての、有効なる道具でと。其の変わりに、個人情報満載の、落としたりしたら、大変でと。

イヤイヤ、話、横道に逸れるですがの、最近、ケータイにワン切りが増えてまして。
其の昔にも、あったけれどや。ワン切りにて、誰かと、リダイヤルしたら、金融関係、出会い系やったりと。ケータイ・メールにも、同様の処から、ワンサカとと。
一度もリダイヤルなんか、してへんけれどや。概略、訳ありと分かってるしと。
其のワン切りなるは、無くなりの、メータイ・メールのが主流になりの、メール・アドレスをば、チョイチョイの、息子が変更してくれての、以来の、ン年間、迷惑メールは絶滅でと。

イヤイヤ、最近のは、「非通知設定」でありましての、何の目的かと。「非通知」故に、リダイヤル出来ませんです。リダイヤルなんか、しいひんけれどや。
丁度の、この一連の葬儀の、ドタバタの辺りから、極端に増え出して。日に何発も着弾でと。
インターネットで調べた範囲ならばの、ケータイの種類なるが、Docomoの、Fomaか否かを、調べてるですて。へえと。
調べて、どするかとなればの、Fomaならばの、映像を送るですて。へぇの、何でやなと。
ケータイの電話番号で、映像が送れるのか、どかは知らんけれどや。やった事があらへんしと。大体が、ケータイで写真を撮るのでさえが、億劫(おっくう)の、慣れてえへんのにと。

イヤ、映像なるを送ってたら、時間が掛かってと。ホナラの単純にの、有効なる電話番号リストの作成かと。
作成して、何の役に立つのかの、当然にして、迷惑メールの送信のためかと。ホナラの最初っから、電話番号での、メールを送信したらと思うですがと。非効率的なる話やなあと。
ホットケと。

イヤ、ホットケへんです。
着信音で、ビクリの、ギクリの、ドキリ、ドキドキの、慣れてえへんしで、心臓に悪いんやと。ケータイの表示をば、見ましての、「非通知設定」やってみい。当初、悩んだです。
登録忘れで、我がケータイの番号をば、連絡の人があるのかと。誰かいなあと。
よ考えたら、登録忘れでもあらへんです。先様、「非通知設定」故に、表示がされへんだけでしてと。ハタマタの、悪戯か、掛け間違いかと。何のためかと、沈思黙考のと。

悩みに悩みの、こんな場合、インターネットにての、検索一発、回答も種々雑多なれどの、先の通りの、一番に多い回答例なるは、Fomaの識別目的で、映像送信となってるけれどや。ホンマかいな。嘘やろと。
話超簡単の、FOMAは、FOMAでも、生きてる電話番号に、メール送信出来るの、SMSやろと。しかるべくの、訳有りサイトにバカなヤツをば、誘導してナンボでと。バカバカしいわと。くたばれと。

概略の目的判明の、対策ならばの、「非通知設定」電話を遮断の手段が、あるですと。
「非通知設定」の相手さんには、電話番号をば、「通知」にせよの、警告のと。さもなくばの、受け取らへんわと。以て、生きてる電話番号となるけれどや。
一向に構わへんです。

イヤ、警告当然の、こっちを、知った人なら、非通知解除してくれるです。大体が、知り合いならばの、家の電話も承知の筈の、ケータイで無ければ、ならぬは無いんやわと。
以て、チョイ、チョイの、「非通知設定」の場合の、警告の、無料サービスなるを設定にて、以来、皆無となったですと。
現在唯今までは、「SMS」にも、何の受信もあらへんしと。大体が、「SMS」なんか、使うのかと。何なら、「SMS」そのものを、受信拒否設定してやろかと。使う用事があらへんわと。

イヤイヤ、実はの、従兄弟の、Yのケータイに、葬儀連絡一発、現在唯今、出られませんのでと。しかるべくの、伝言をと。
なった故に、斯くの、然と、葬式の話を伝言したですがと。
云うたら、仕方が無くの、家に電話で、娘さんに詳細、承知の範囲で、伝えたですがと。結果、折り返しの、「非通知設定」にて、ケータイに電話がリンの、ギクリのと。
イヤ、この当時は、「非通知設定」でのワン切り電話なるは、極少数にての、此度、ワン切りでも無くの、出たら、女性の声で、番号間違いですよと。へえと。スミマセンですと。

何の事か分からずの、兎に角の、マズは、謝罪の、実はと、先様仰るに、伝言内容が内容だけに、間違いの旨、連絡したですと。へえと。再度の申し訳ありませんですと。
ソラ、内容なるは、葬式の話やしと。場所、時間の、香典の話から、我が柴田の葬式と重なるの可能性の話まで、入れたです。その時には、未確定の話なれどです。
従兄弟から聞いてた、ケータイ番号が違うかったんやと。入力ミスと思うけどと。当時、実はの、其の兄貴の葬儀にて、聞いたです。安全のため、今後のためと、教えといてクレと。

ン年経って、初めてのケータイへの電話で、間違い判明でと。
先に来てた、従兄弟のN男と、煙草一服中にバッタリのと。されどの、こんな場で、ケータイ番号云々の。
とは、やってられへんわと。そっちに長居してたら、状況説明の、修正してるですがと。
以て、変な話の、登録してても、先方様、「非通知設定」ならばの、名前は表示されへんのやなあと。反対には、表示されてたら、ビックリ仰天してるかと。
Yの名前が表示で、何で、女性がと。
イヤ、即刻の番号、削除したですがと。

イヤイヤ、デデデの、出来れば、光圓寺さんのお出迎えもと、思いツツの、一路、一号線、樟葉の斎場へと、車を走らせたですがの、案外に時間も掛かるです。着けば、10時やったかと。話簡単の所要時間、一時間でと。
微妙なる時刻の、従兄弟の、S君からは、さっき、T坊は出たと。姉のK子と一緒にと。成る程の、ええ組み合わせやなあと。
マアナア、昨日から、予めの、状況説明してるしと。待って戴くの必要性あらへんです。先様より、電話があって、私が居てへんかったら、即のお出迎えで結構でと。大した、要領でもあらへんしと。単純に、丁重にと、だけでしてと。

斯くなる次第の、斯くなるでと。
今度は、我が妹がと。体調崩してての、されどの、葬式には出るしと。連絡あってと。されどの、遠いしなあと。滋賀県からやしと。
イヤ、出迎えの面々も戻りの、妹はマダかと。
思てる矢先に婿はんと一緒に到着での、その後ろからは、装束完了の、光圓寺さんが、歩いて来たはってと。話簡単の間に合いましてと。

デデデの、本番始まりましての、アトは、光圓寺さんと、斎場の担当の面々の進行にて、滞り無くのと。
喪主からのご指名によりの、息子の、SY君が、挨拶しまして。
イヤ、ナカナカにご立派なる挨拶にての、上手やなあと。私には、正直、真似出来ませんです。云うべき、伝えるべきの、死に至るの過程と共にの、母との会話の一端をば披露の、自分の事よりも、息子である、自分の事を心配してくれてと、誠に以て、情感に溢れの、お涙頂戴のと。

ホンマやでと。
兄弟姉妹の中では、一番に早くなれどの、其の沢山の兄と姉妹に見守られてと。母は幸せですと。
この文言、段落、下りにての、成る程のと、たまらずの、涙したですと。現実問題、沢山の兄弟姉妹が居て、自分が最後の一人も寂しいかと。

イヤ、我が叔父、Hが、そなんやと。兄弟の中では、最後の一人でと。一番の若年故、仕方が無いとするのか、原則、順送りでと。
正確には、順送りに非ずの、産まれた順ならばの、長男、長女、二男、三男、四男であるのが、他界の順なるは、二男満州にて戦死で、断突の一番手。
二番が、長女で、三番が、長男であるの、我が親父で、三男の順となったですがと。
(08/12/21)


NO.93 叔母の話(16) 山科の焼き場への話

片方では、世界経済、奈落を目指しての真っ逆さまでと。
其の奈落が、何処なんかの、ドン底さえが見えず。

日本経済も、当然にして、巻き込まれてるのに、自民党と、民主党は、経済、雇用対策にて、日本国民無視の、どっちが、オバカか、ドアホウかと。競い合いの、貶(けな)し合いの、上げ足取りの、低能ブリの、自慢大会してましてと。
参議院では、民主党が、自党の案をば、論戦もせずに、反対の理由が無いと、数の論理にての、強行採決。
当然にして、衆議院では、多数党、与党の、自民党、公明党の数の論理にての、否決されるですがと。自民党からの、造反議員が無いならばと。
この事態について、共産党は、どっちも、どっちと、民主党の論戦せずの、強行採決方針には、苦言を呈しましての、当世、一番に良識ある政党なるは、共産党かと。
その他、有象無象の政党も、共産党をば、一寸は見習えよと。

官僚は、この間にも、もっけの幸いと、知らぬ顔の半兵衛、決め込みの、天下りも、ドンドンとと。予算もガッポリ確保しましての、この日本国の税金で飯喰う連中は、害虫、吸血鬼集団かと。
駆除しんならんゾと。

野党、与党の議論を聞いてても、上げ足取り合戦してまして。当世の日本国民の最大の不幸なるは、こんな時期、こんな低能の議員を選挙にて、選出した事かと。
コイズミ、アベ、フクダ、アソウと、詐欺師と能無しが、首相になった事かと。自民党のオバカ、ドアホウが選出した事かと。
その議員を国民が選択した結果であってと。
さりとての、立候補者以外に投票出来ひんし。立候補者は、全員がこの程度の知能やしと。

とまあ、政治の話までしてたら、アホらしいのと、切りが無いのとで、本題にと。
どっちにしたって、同じの斎場には行った事が無いですがと。但しの、亀岡以外でありましてと。
云うても、亀岡なんか、範囲も狭いし、人口もで、私にも、知り合い少なくて、「洛王セレモニー亀岡」<リンク解除>に、何回かなあと。一、二の、三回もあったかなあと。
回数多いも、自慢にならずの、ソラ、少ない方が結構かと。ソレだけ、知り合いをば、無くした回数、少ないとなるですが。
とは云うても、「洛王セレモニー亀岡」では、現在までは、幸いにして、知り合いの親族にて、直接的には、知らん人でしてと。正直、義理での、お焼香にと。

デデデの、要は、斎場によっても、進行方法、異なりましてと。イヤ、大体、大筋なるは、仏式にての、一緒やけれどや。
そんな意味では、キリスト教、イスラム教等々、異教での、葬儀なるに、参列の経験無いですがと。参列とならばの、数珠は要らんのかなあと。お焼香も無いやろなあと。

棺を霊柩車に入れるに、6名出てください。運んでください。
との、アナウンスで、瞬時、6名集まったし、モええかと、一歩、二歩、後退したなら、いち早く、6名の一員となったの、東京のY雄から、オイオイと、手招きされての、要は、中に入れと、催促されて。
ホナラと、棺の運び役に加わったら、頭の方でねえ。そっちは、重たいですよと。ハイ、承知と。実際、重たかったですがと。落とす訳にもいかへんしと。必死でと。

結果、棺は霊柩車にと。乗せたら、私等は、焼き場なれどの、コレも話がヤヤコシク。
そもそもが、この辺りならば、火葬場は宇治なんですて。されどの、前日友引故に、日がズレての、二日分とするのか、宇治が満杯でと。京都山科の焼き場に行かんならんですて。へえと。

ココから、山科かと。山科のなら、何回も行ってるですがと。一番最初は、祖母でして。要は、京都市の焼き場でと。
更には、何故か、お骨拾いの人数がと。狭い場所故、10名以内にして欲しいとかで。そんな話、聞いた事が無いですがの、斎場の担当者が云うのやしで、ソなんやろと。

私なら、話簡単の、単なるの、運転手でも、何でも結構の、来いと云うなら行くし。帰れとなるなら、帰るし。待機なら、待機でも、何とでもと。全面的、ご指示に従うですと。
処遇、不満で、臍曲げたりは致しませんですと。
万事、一切、ご指示に従いますと、お好きに決めて頂戴と、お伝えしましてと。イヤ、年寄り組とされたのかの、若手の、従兄弟達が雁首揃えて、相談してましてと。
イヤ、大いに結構のと。足し算、引き算、マトリクス計算、私は苦手でと。決まった事だけ、知らせて戴ければと。

イヤイヤ、更には、更にの、タクシーは二台でと。要は、その他、F叔母の兄弟姉妹さんが、出来ればなれどの、焼き場には、同伴致したしと、申し出で、されてましての、ソラ、そおやと。兄弟姉妹やでと。
私等よりは、遙かに、ご縁、血縁、濃いですと。私なんか、血の繋がり皆無でと。一々、ご説明不要の、十二分の、納得してるですと。

問題は、運転出来ずの人バッカリなんですて。
要は、何人か、乗せて、焼き場にと。
ウン、承知の、先の通りの、何とでも、決めてクレ。云うてクレと。ご指示通りに従うですと。但しの、法令遵守の、定員以内ならばと。

ソラナア、万事、斎場担当者との、打ち合わせ、指示に従いの、行動しな、仕方が無いです。私等が、反対するの理由は何にも無いですと。10人以内との話が、ホンマかなあと、思ただけの、内々以外、口外せずと。
結果、何人でもとなったらしくの、矢っ張りなあと。
イヤイヤ、デデデの、しかるべくの、霊柩車に、タクシー二台。その他の車が三台となりての、私のには、嫁はんと、F叔母方の三人をば、乗せてクレと。
イヤイヤ、何でも構わへんでと。一切の異論、口出しせずの、ご指示に従うですと。

斯くなる次第の、斯くなるでと。
霊柩車が先頭にての、タクシーがと。私の車、T坊の運転のと、F叔母の兄弟さんのお子様のが続いて、最後がタクシーとなりまして。計の6台が車列を組みましての、何人が乗ったか知らんけれどの、一路、山科の焼き場なれどの、ココから先、どんな具合にと、興味津々のと。
イヤ、第二京阪道路経由で、向かうですて。へえと。初めてでと。ソラ、第二京阪道路なんかに、用事があらへんしと。

云うたら、マズは、はぐれたらアカンです。二番目も、一番目も同様、同等、断じて、事故ったら、アカンです。無事に往復の、樟葉の斎場に戻るが、最大の使命でと。一旦、帰着し、無事に降ろしたアトならばの、冷たくもの、何があっても、知った事では、あらへんわと。我が責任の範囲外でと。
云うたら、言語明瞭の他人さんを乗せて、変な運転、出来ませんですと。するツモリは無いけれどや。
行きは、そんな事なれどの、光圓寺さんは、読経を済ませたら、先に、樟葉の斎場に帰られましての、私等が持ち帰りのお骨で、初七日もするですと。

そんな詳細結構の、イザ、出発の、第二京阪道路なるは、勿体ない程のええ道で、車の数も少のおてと。
先頭車両なり、タクシーが、有料道路代をば、支払うのかと、思いきやの、個別みたいでねえ。イヤ、一向に構わへんけれどや。云うといてくれんとと。
ツモリがあるやんかと。大慌てで、嫁はんに小銭を準備してくれと。

イヤイヤ、デデデの、最後尾にタクシー一台、回った意味合い、承知したです。云うたら、私等にしたって、安心感あるですが、有料道路から、出た等々、拠点、拠点にて、全台、揃った処で、パッシング致しましての、出発OKの合図のためでと。
そんな事も結構の、第二京阪道路なるは、油小路の高架を走ってるんやと。やっとで、理解したです。
にしても、勿体ない道路やなあと。ガラガラやと。僅かの距離で、750円やてえ。こんな時には、利用価値大いにあるけれどや。
もしかしたらの、「京都縦貫道路」と同等程度かと。されどの、あっちの方が、利用されてるの頻度高いかと。さえどの、されどで、利用区間によるですがと。

イヤイヤ、我が車内、大賑わいにての、騒がしい事。
嗚呼、桃山城が見えてるなあ。オッとの、京セラが見えるなあ。アソコかと。ここを走ってるかと。降りて、何処経由で走るんかなあトカトカとと。
どっちにしたって、高速道路を降りてからは、神経使うです。先導車が、ウインカーを出せば、出しましてと。そっち方向に移動しましてと。
どっちにしたっての、七条通りから、日赤経由の、東山通りにと。焼き場には、どしても、五条通りに入らんならんですがと。どこから、入るんやろなあと。下からやろか。上やろかと。
思てたら、良く知らんの細い道をば、通過の、へえの、へえのと。こんな道を使うかの、流石にタクシー会社や、よお知ってるなあと。上の道路にと。

しかるにの、一般道路走行の際には、霊柩車、タクシー二台が、道路二車線をば、完全占拠致しましてと。
ホンマやでと。私ら、ド素人をガッチリ、守るが如くに、ジグザグに停車されましてと。何でやろと、疑問を投げかけたら、同乗のオッサンの一人、我等が車列に、余所のを一切、絶対にの、割り込みさせずの目的のと。ホオの、へえの、ソ云うたら、ソやなあと。

しかるにの、しかるにで、内のオッサン、お一人さん、私を、兄さん、兄さんと。
私と、故人、F叔母の関係をば、尋ねられましての、H叔父の兄の長男ですと、自己紹介したりのと。
デデデの、オッサン連中、私を何歳と、思たはったかと。多分なら、還暦過ぎたの爺さんとは、見てへんかったのと、違うかなあと。
イヤ、オッサン連中なるは、当然にしての、私よりは、年配者での、F叔母の、兄弟姉妹の配偶者も居たはってと。されどの、誰が、誰か、知らんけれどや。年齢も知らんけれどや。多分ならばの、後期高齢者辺りかと。
とか、正確なるを知ってもナと。次回なるは、もしかしてのと。
(08/12/22)


NO.94 叔母の話(17) 死ぬる時の状態なるは、日頃の精進の話

斯くなる次第の、斯くなるでと。
前回、イツやったかなあと。多分ならばの、順番的、母方の伯父やったかなあと。山科の焼き場(京都市中央斎場)に来るのがやと。
ここの、ホーム・ページに細々と、人数、10人以内等々、掲載されてたですがと。樟葉の斎場担当者も、余り来てへんしで、そのまま、まともに解釈してたかと。

イヤイヤ、デデデの、バタバタとと。
要は、霊柩車に棺を乗せたら、あっちに、こっちにと、車に分乗のと。ここに乗せて貰えるのかなあ等々の、ええ、兎に角、定員までは、結構ですと。
しかるにの、東京の従兄弟は、ホナラと、ここでサイナラするしと。嗚呼、ワザワザ、ホントに有り難うなあと。兄貴に宜しく、云うといてと。
結果、妹の婿はんの車で、樟葉駅まで、送ってもろたみたいでねえ。よかったなあと。
私は、こんな次第で、一路、火葬場やしと。ソレ以外の事なんか、何にも、出来ひんしと。

デデデの、何でも結構の、しかるべくの、先導車のタクシーが行くアトを、只、ヒタスラにの、火葬場内に突入の、駐車場に入りましての、訳の分からんがままに、駐車しまして。
タクシーの運ちゃん、車から、出て来て、曰くに、指示するにです。このまま、暫く待っててくださいねと。

指示、聞くがため、車の窓を開けたならばの、何と形容かの、凄い匂い。私にしたら、息の詰まるよな、悪臭がと。思わず、閉めたですが。
後部座席のオッサン連中曰くに、どしてもなあと。風向きによってと。場所が場所だけにの、何せの、本日、二日分にて、件数も多いやろしの、商売繁盛でと。
オッとの、その匂いかと。気色のええ筈無くての、大きな息も出来ひんなあと。
にしても、凄いなあと。
一説では、この煙を臭えば、肺結核が治る等々、その昔には、云われてたですて。へえの、嘘やろと。ツイデになら、万病に効く。頭が賢くなる。受験生ならばの、合格祈願かと。
モっと、ツイデになら、宝くじの特等賞が当たるならばの、必死に嗅ぐですがと。年末ジャンボ宝くじも買おたですと。

イヤイヤ、ホンマにねえと。
匂いに鈍感、蓄膿症、洟垂れ爺の私の鼻がネジ曲がるかと。洟垂れなるは、風邪のせいの、洟まで、垂れてえへんけれどや。咳やコンコン、だけなれどの、どっちにしたって、しかるべくの、車からは出んならんしと、再度の窓を開けての匂いに挑戦してみたですが、アカンなあ。
困ったなあと。
後ろからは、心配しやはらんでも、スグに慣れまっせと。でないと、吐きそおでと。困るしなあと。
トカトカ、雑談の間にも、余所様の車が次々にの、誠に以ての、大入り満員。商売繁盛でと。余程にこの二日、三日で、さぞかしと。遺族が増えたんやと。

兎に角の、しかるべくの、駐車場が満杯にてのと。ここも駐車場なれどです。
マイクロ・バスで来たはる一団もあったですが。日が、時間が重なってましての、マイクロ・バスも調達出来ずでと。タクシーにしたって、総動員でと。まさかの、派手、派手ので、来られへんしと。
ソラナア、出来れば、一発、マイクロ・バス一台にて、来る方が、安全でと。運転手、プロやしと。

斯くなる次第の、斯くなるでと。どれ程待ったのか、先頭の運ちゃんから、ホナラと、移動しますしと。連絡受理にて、アトをヒタスラにの、ヒタスラも何も、スグの其処の駐車場に移動しまして。要は、正面玄関の駐車場が満杯故、手前に待機してたかと。
イヤ、知らんけれどや。状況からして、ソなんかナと。

デデデの、車から、降りても、最早の、匂いせず。風向きが違うのか、慣れたのかと。
とりあえずは、ゾロゾロと、誘導されるがままに、行った先の部屋には、既に、F叔母の棺がありまして。光圓寺さんも居られましての、読経、お焼香でと。

諸事、済ませましての、更なる先に移動で、イヨイヨのと。
本番、釜なんかと。
担当の方から、デハと。収められてしもたら、オシマイでと。
車に同乗してたる、オッサン曰くに、一度だけしか、入れへんしと。ソやなあと。二度は焼かれへんなあと。特段に意味の無い雑談でと。
ホンマやでと。車で、こっちに来る間の小一時間にて、オッサン連中とも、スッカリ、馴染みになりましてと。
ソラなあ、H叔母を通じての、原則、親族でと。

ホナラと、更に、先導されての、待機場所とするのか、待合所なれどの、表現、迷うの、されどの、事実の、焼き上がるまでの待機時間、上も、下もの、一階、二階が大入り満員のと。
ソラマア、正面玄関の、駐車場に入るに待たされた程でしてと。ここで、待つ事の、本来ならばの、一時間ですて。その間、柴田の親族、一角に集まりのと。雑談のと。

私は何故か。喉が渇いてねえ。珍しくもの、紙コップで、お茶をば、ン杯、四杯かと。
イヤ、大体は、喉が渇いても、一杯程度なんやけれどの、何故か、飲んでも、飲んでも、喉が渇いてねえ。置いてあったの、余ったのが、四杯でと。全部飲み干してしもたです。
イヤイヤ、珍しいです。こんなに喉が渇くのがと。変な話の、F叔母が焼かれてる間、喉が渇いてたかと。イヤ、ホンマやでと。そんな事、意識なんか、してへんけれどや。

ソ云うたら、見舞いの日にも、喉が渇いてねえ。差し入れで、持って行った、ペット・ボトルのお茶をば、一本、戴き、飲み干したです。
イヤ、クドイけれどの、家でも、食事で、湯飲みに一杯、飲むのがやっとなんやと。コーヒーなら、カップに一杯、飲むけれどや。大体が水分取らへん人でしてと。私がでと。
何でかなあと。自問自答したって、分からんですと。
真夏の汗ダラダラの時にでも、ペット・ボトルに一本もは、飲まんですがと。
しかるにの、一時間では、済まずの、待ち時間、一時間とン十分、担当が現れての、行きましょかと。ツイデやと、最後の紙コップも飲み干しましてと。

デデデの、初七日も一気、その日に済ませましての、御膳が出まして。
オッとの、食事前、光圓寺さんは、諸事万端、お役目ご免で、T坊と一緒に樟葉の駅まで、お送りにと。
改札口まではと、我が申し出に対し、ここで結構ですと、仰る故に、ホナラと、有り難う御座いましたと、お別れしまして。

イヤイヤ、デデデの、F叔母が、相当に私を宣伝してたのかの、お姉さん達が、タケちゃんやねえ。知ってるえと。妹さんの、何とかちゃんはどしたはりますかと。
イヤ、本日来てたですが、体調崩してましてと。早くにお暇したですがと。へえ、そおですかと。
にしても、私の名前なんかをよお憶えたはるなあと。二人の結婚式以来、会いもしてえんのにと。嬉しい事でしてと。

そんな次第の、私等が解散も、何時頃かと。当然にして、F叔母の親族が退散されてからでしてと。
ソラ、柴田家の葬儀やしと。とりあえず、家に戻ったは、10時過ぎかと。

斯くなる次第の、斯くなるでと。
情感に浸ってる暇は無いです。焼かれてしもたら、オシマイでと。如何なるでも、生と死の差は格段のと。話簡単の土曜日、夕方、日没にと。其の二日後の昼には、灰にと。
何と云うか、生き物から、モノになったんやと。モノになって、そのまま、置いとけへんしと。

そんな意味なら、縁者に見守られての、昇天、幸せでと。
只なあ、当世の基準からは、70代になったばかりで、一寸、早いなあと。されどの、変な話、生きてる限りは、一寸でも、長生きがと。思う反面の、惜しまれての方がと、私は考えてるです。
ソラ、同じに生きるにしたってなあと。寝た切りとか、呆けが出てたでは、周囲が大変でと。健康で、動けてこその意味あってと。
ホンマやでと。人生、死ぬる時、死に方なるが、最大の問題、課題かと。
されどの、ソ簡単には、選択出来ませんです。幸せであるかどかは、日頃の精進のみでと。
(08/12/23)


NO.95 叔母の話(18) 余談・相談事の話

斯くしての、斯くして、一連の葬儀は終了。
云うても、叔父一家では、マダマダ、続くけれどや。
しかるにの、誰しも、男の場合、冠婚葬祭、諸々のお付き合いとするのか、手筈万端、準備万端、嫁はんに任せっ切りでありましてと。
イヤイヤ、当然にして、私もやと。無関心との表現、云い過ぎでの、安心して、任せてましてと。
イヤ、実際には、知ってるツモリでも、イザ、自分がと。行動して、準備するとなれば、お見事、何にも知らんに気が付くゾと。概ね、間違い無ければ、結構なれどです。
祝儀、不祝儀、熨斗袋戴いての、文句は云われへんです。云われても、喧嘩にならんです。

イヤ、私の場合でも、嫁はんとは、冠婚葬祭、原則、一緒に行動してるけれどや。私だけが行動の場合でも、嫁はんが準備万端のと。
嫁はんに任せといたら、大丈夫と。正直、私にしたって、余り、考えてえへんです。
話簡単の祝儀袋、不祝儀袋、熨斗袋の選定等々でと。中身を幾らにする等々でと。

イヤイヤ、その選定一つ、嫁はんがやってくれてて、単純には、何処様でも、ご主人参加なるは、金額幾らにしよかの、相談だけではなかろかと。金額によったら、袋の豪華さ加減も替わるですが。
替わる、替わらへんも、基準不明確やけどです。
不明確であれどの、余りに豪華な袋、原則、ン十万円を入れるよな袋に、中身、失礼乍らの、チョロリの、ン千円では詐欺みたいやしと。ソラ、外装にての、概略の見当、付けてるですと。

笑い事ではあらへんです。常識の筈でも、知らん人が多いんやと。異常なまでに、多いんやと。
ソラなあ、長男であっても、親が健在、やってくれてたら、知らんで済むです。女の子にしたって、自分の服装、お化粧、ファッションには、敏感でも、飯の準備から、何から、何まで、親がしてくれててみい。知らんで済むです。

過保護で育てられたんやと。
されどの、日本的感覚をも学ばささんとと。されどの、教えずのまま、成長では仕方が無いです。知らん事は、聞きまくれと。さもなくばの、恥かくです。
ソレさえしいひんかったら、最悪でと。イヤ、ダアレも教えてくれへんです。教え易いの関係なら別としての、大抵ならばの、アと、気が付いても、教えへんです。表現変更ならばの、教え難いですと。
云うたら、絶対的間違いに非ずでと。されどの、世の一般的常識からはと。

ホンマやでと。何が、どんなと、具体的に。
とは、示さんですが。されどの、一寸は示さんとと。
私がとあるの、役員時代、とある行事の準備万端、下準備をしてしもてと。要は、行事のための、トラックを借りんならんしで、借りるの先様には、話は付けてしもての、話とは、こんな次第で、当日、宜しくと。予約とするのか、しといたですがと。

とあるの、役員には、そこから先を頼むですと。お礼も渡さんならんしと。
ところがや、詳細省略の、勝手に、ご祝儀袋を別途の役員に指示しましてと。別途の役員も、ご祝儀袋までは、マア、結構にしても、中程度のを調達しまして。中程度とは、相場、ン万円単位のを入れるが標準かと。
イヤイヤ、私は知らんかったんやと。突然、一緒に来てくれと。三人でとなっての、正直には、先様の住所を知らんかったみたいでねえ。
打ち合わせしたて場所から、いの一番の、一目散に出て、行くべき方向、反対にで、イヤ、こっちやでと。

までは、結構の、別途の役員から、ご祝儀袋を受け取ってと。正直、何をするのかと、思いきやの、聞く暇も無くの、相手様の場所が分かれば、ツタツタと、いち早くの、先様にご祝儀袋を手渡しましてと。へえと。
原則、中身とのバランス、合致してへんでも、儀礼に反するでも無くてと。只なあ、入れる中身、ン千円なんやと。予算がン千円故でと。ソラ、トラック一台、個人的に借りるに、ン万円もは、出さんですがと。出すならばの、レンタル会社のにしてるですと。

私から、云わせて戴ければの、三人で、お邪魔しまして、挨拶しまして。お礼も手渡すが、予定の行動ならばの、一寸は、話をしてくれよと。
アンタ一人が、恥とまでは、何やけれどの、勝手なれどの、ええ歳したオッサン、三人でと。お一人様は若手なれどの、道連れかと。
一寸、常識知った人なら、へえと、感心するですと。
イヤ、ご祝儀袋での手渡しは結構なれどです。むき出しで、手渡されたら、ソレ以上に、目も当てられへんけれどや。中身と、外装のバランスがと。

仮に私が先様なればの、へえと。
今期、大奮発かと、ビックリするですと。中身見て、例年通りかと。大層やなあと。袋だけでも、高いのにと。
となるのか、エライ、ご丁寧なと、されるのかは、分からんですと。
よって、全くの間違いでも無くの、兎角に、何かと、物議の、ええ歳したオッサンには、聞かれん限りは、教え難くの、どっちにしたって、このオッサン、私が電気工学専攻にも関わらずの、配電盤の講義を延々してくれてと。エライ迷惑やったですがと。私がでと。
ソレこその、聞きもしてへんのにと。何を勘違いされたかと。しかも、内容、出鱈目でと。指摘するも、アホらしいてねえ。

一寸、イヤ、可成りの何です、扱い難いの存在でと。
云うたら、教える、教えへんは、先様の性格にもよりましてと。変に教えて、逆恨みされる場合もあるんやわと。
二度と、このオッサンに関わり持たんにしてるですがと。面倒でと。揉めさせられるだけの、足引っ張るが得意やしと。

話簡単には、こんな場合、無地の熨斗袋でが、適当なんやと。失礼にも、大袈裟にもならへんしと。ソラ、ご祝儀では無いしで、御礼故と。
とは、我が感覚にての、余所様の習慣までは、知らんわと。
そんな事で、モ一人の若手には、後日、御礼等々の費用出費の際、伝えたですがと。こんな場合なら、無地の熨斗袋でええのやでと。ご祝儀とは違うしと。
ソラ、お若いしで、彼の今後のタメでしてと。

イヤイヤ、デデデの、余談でと。
H叔父も相談するの相手がナと。ソラ、嫁はん他界でと。私辺りが適当かと。
私にしたって、勘違い、思い過ごしの傾向あるけれどや。嘗(かつ)ては同居で、良い面、悪い面、特性、性格面、熟知されてましてと。
云うたら、変にご近所さんに相談、聞くに、聞けへん問題もありましてと。
親しく思てても、先様の、人間の中身までは、分からんしと。

ホンマやでと。
私も正直、町内会のお役をやって、初めて、余所様の怖さを知ったです。人間には、見えてる部分と、見えてえへん部分がありましてと。大抵ならばの、見えてるけれどや。
見えてるみたいに、勘違いしてるだけの、場合によりの、本性、知れば、信じられへん程の、奇人、変人が居てましてと。本当に怖いんやと。

我がH叔父なるは、私が云うのも何やけれどの、私と異なりの、温厚でありの、善人であり過ぎましてと。余所様の悪口なんか、云うた事があらへんです。
誰でもソやけれどの、余所様をば、自分と一緒に考えてまして。
私なら、喜怒哀楽、スグに顔に出るですがと。瞬間湯沸かし器でと。されどの、叔父の怒った顔も、喧嘩も見た事、無いなあと。
イツも、優しい、叔父でしてと。そんな意味なら、F叔母もと。夫婦二人が温厚、善人でと。

陰では、分からんゾと、云う無かれと。
中学生卒業まで、同居してたし、分かるわと。そんな意味なら、我が父方の系統、祖母以外、まともに怒った顔を知らんナと。母方のならばの、どちらかとなればの、喜怒哀楽出るですがと。
実際にも、H叔父を悪く云う人は無いです。東京の、Y雄も、時々、泊まりに行く程でと。柴田の従兄弟連中からも、好かれてましてと。我が息子共も好感抱いててと。

イヤイヤ、H叔父の相談事なるは、祝儀、不祝儀、熨斗袋の話とは違うですと。そんな程度の常識なんか、知ってるわと。
単純明快の、此度の、一連の、お寺さん、光圓寺さんに関するの話でと。
(08/12/24)


NO.96 叔母の話(19) 余談・お寺さんの話(1)

斯くなる次第の、斯くなるでと。
葬儀一式、お通夜、葬式、初七日の件に関しては、その場、その場で、H叔父から、質問されましてと。
云うたら、初七日もしてもらえるやろかと。

こっちからしたら、聞かれんと、返答しよもあらへんしと。何が疑問で、何を承知か、知らんしと。
しかるにの、初七日も、してもらえるも、何も、頼めばと。嫌は無い筈でと。当世、焼いてスグの、初七日、一般的でと。
加えての、ブチ開けた話、一番の問題、お布施はと。幾らしたらええのかと。要は、お布施は、初七日は、初七日で、別途にかと。一緒でもええのかと。

オッとの、成る程の、そんな考え方もあるのやなあと。H叔父は、マジメやなあと。確かにの、本来ならばの、初七日は、初七日での、別途にするべきなれどのと。
よって、お布施一式、別途にするの考えもあるなあと。
されどの、一緒の日にして、其の分、余計にの、配慮不要の、まとめて、ナンボで結構かと。
私にしたって、親父のしか、知らんけれどや。祖母のなら、H叔父の方が詳しい筈でと。但しの、四十年もの昔の話やしと。
云い出したら、お通夜、葬式、初七日と、三つに分散も考えられん事も無いですがと。先様、お寺様、拒否もされへんですがと。不正解でもあらへんしと。
そやけど、一括にてが、埒あいてと。

デデデの、お布施は幾らの、ン十万円に、お車代、ン万円に、御膳代をと。明記しての、別々に包んだでと。但しの、金額、コレが正解かどかは分からんしと。理由は簡単の、当時の相場で、我が立場もあってと。
我が立場とは、我が立場、ダケでは無くての、我が親父、長男故でと。喪主たるの、私も其の長男でと。
されどの、別段にと。深く考える程の事でもあらへんしと。其の時の、懐具合もあるやんかと。

ソレが又、相場を正しく把握してるかどかは、分からんしと。ソラなあ、上限も下限もあらへんしと。有名人、資産家なればの、遠慮は無用の、ン十万などと、ケチな話で無くの、ン百万円。
かも、分からんしと。
ツマリは、多い方がお寺様は、喜ばれましても、こっち、生き仏の甲斐性とするのか、懐具合もありましてと。私等なんか、生き仏大事(だいじ)の、散財なんか、出来ひんわと。

とまでは、云うてえへんですがの、この際の、或る程度の予備知識を持っての、親父の弟、三男の、S叔父の場合がどれ程かとは、遠慮せずの聞いたらええのやでと。
ソレがための、親戚やと。他家と違うんやと。
モっと、云うたら、一切、遠慮は無用の、二つの目安を念頭のと。しかるべくの、斎場担当者に聞くべきでと。最新情報やと。事例を沢山知ったはる筈でと。相談もされたはるしと。

ホンマやでと。
お布施なんか、相場があって、あらへんしの、少ないからと、アンタの葬儀になんか、行かへんわの、話には成らへんしと。
さりとての、故人に対し、自分に対し、恥ずかしい金額もと。そやからと、生き仏が窮したでは、何にもならへんしと。
幾ら包んで、其の分、十分、二十分の、読経時間をば、長(な)ごされてみい。迷惑でと。短かされてみいと。手抜きされてみいと。喜ぶも、何も、お経を知らんし、分からんわと。
とは、冗談なれどの、冗談でも、本気の、超の真面目の、ホントの話でと。
では、あっても、そんな話も、してへんですがと。

モっと、冗談。ホントの話の、お布施等々、最初になんか、出すもんかと。
イヤイヤ、こんな話もしてへんけれどや。したは、お布施の金額だけでと。
兎に角の、お布施をお渡しするは、一切合切、終わってからが、常識かと。事前に、幾らお渡しするかなんか、お伝えするもんかと。或る意味、失礼千万のと。

只ナ、日本で、その土地での、有名人、資産家、相応の立場、名誉のある方ならばの、お寺さんも知ったはるしで、目算、皮算用したはるかと。
されどの、亀岡の有名人を、京都市の光圓寺さんが、知る筈無いです。樟葉や、男山のも、知らんやろと。F叔母が、有名人では無いけれどや。
私にしたって、町内会では、多少は知られててもや。そんな事、光圓寺さんの知った事かと。「シバケン」にしたって、インターネットもやったあはらへんのにと。ケータイさえも、お持ちになってるのかなあの、ご年配のお坊様やのにと。

知って居られると、したならばの、相当なる有名人で、テレビ中継なんかで、放映のと。
レポーターと称するのが、この戒名ならばの、ン百万円とか、訳知り顔、モノ知り口調で、云うてるですがと。確かに、宗派によりの、金額にての、戒名の長さが違うのかも知らんけれどと。
私には、ホンマかなあの、嘘やろナの世界でと。

ソラナア、ナンボ出すし、しかるべくの、装備で、体勢にての、お坊様の数を、ン名。位(くらい)、地位の高い導師が来て頂戴の、戒名をば相応のを、付けてクレと。
そんなバカな交渉、注文なんか、イツするかと。出来るかと。するとしたらの、マネージャーやろかと。家族には、出来ませんですと。そんなに落ち着けてたら、大したモンでと。
落ち着いて、交渉したとしたら、非常識に過ぎましてと。唖然、呆然の世界かと。須(すべから)くの、万事、アチラ様任せで結構かと。

ホンマやでと。
此度にしたって、お通夜に来て戴きの、斎場に到着の、即の、ご位牌に、戒名が記載されてたです。私からしたらの、ンの、コレが欲しかったナと。格好付けて戴けたと。叔母の名の一文字、付いてましてと。
理屈、屁理屈なんか、無関係のと。間違い無しの、F叔母も、無事に、冥土にと。成仏出来るナと。

只なあ、テレビ中継されるよな、有名人ならばの、私等みたいな、規模の小さい、葬儀は出来ひんしと。規模がデカイ分、費用も掛かってる筈での、お寺さんの分、ダケをケチるは、詐欺行為かと。
云うたら、簡単明瞭の、お布施の費用があっての、戒名とは違うのではと。
世に高名なるお方の場合、相応の戒名にと。ダケと違うかと。
とは、我が、考えでと。有名人、資産家の親戚縁者もあらへんしで、知らんわと。我が一族郎党、単純なるの、浄土真宗東大谷派だけの、「南無阿弥陀仏」でありましてと。別段の、憶え難い、長ったらしい、戒名なんか、要らんけれどと。
とは、もらえへんしで、云うてるだけの、死んだら、一緒と思てるですと。

こんな話、し出したら、幾らでもと。
ソラ、御膳代なんか、昼食出せば、名目上なら、不要でと。此度、諸般の事情にての、お昼を跨(また)いだしで、当然にして、昼食出すになればの、ン万円要らんです。
ン万円もの、高い昼食代になるけれどの、仕方が無いなあと。云うたって、お布施がデカイですと。
イヤイヤ、其の分、省いたか、どかなんか、知らんです。そんな事まで、干渉も、聞きもしてへんしの、原則、理屈的には、要らんナと、ダケでしてと。

モっと、モと、云うたら、お車代にしたって、ン万円も掛からんです。光圓寺さんから、タクシーで来られたら、ン万円掛かるけれどや。京阪電車なんやでと。
駅からは、送迎させて戴いてるのやしと。
但しの、細かく云えばの話でと。細かく云えば、云う程に何となくの、汚い話になりましてと。好まんですと。先様にも、失礼千万でと。

イヤイヤ、この考えが全てで無かろかと。原則、失礼にならぬよにの、気持ちや、気持ちが大切でと。されどの、出来る限りの、無駄な出費は避けましてと。
云うたら、お坊様は、ご身分高いんやと。学者なんやと。知識階級でありましてと。イヤ、事実なんやと。尊崇の念で、お迎えするが、常識でありの、前提でと。
其の上での、現実問題としての、細々では無くの、相当なる費用がと。無視出来ませんですと。

当世、クドイけれどの、お坊様が、自家用車で、縦横無尽でも、お越し戴くならばの、お車代は要るんやわと。あくまでもの、「お車代」であっての、まさかの、「ガソリン代」とは、書けへんわと。距離幾らで、該当の車種、排気量ならばの、リッター当たり、ナンボ走れるかとなんか、計算すなよと。
反対には、こっちから、お寺さんに出向くならばの、当然にしての、お車代なんか、要らんしと。
とは、クレグレもの、考え方の一つの、事実、要らんけれどや。出すは勝手なれどの、名目的には、おかしいなあと。出向いてて、何で、お車代を出すのかと。されどの、本来的には、こっちから、お寺さんに出向くが本当でと。ご足労願うなんかと。

ソラナア、お葬式にしたって、お寺さんで、やっても構わへんのやでと。頼めば、嫌とは、返事しやはらへんですと。現に、何件か、お寺さんでの葬儀に参列もしたですと。
とかとか、細々、云い出したならばの、切り無くて。そもそもが、ホントに、御膳代、お車代を別途、出さんならんのかとなればの、気持ちや、気持ちの世界でと。
但しの、クドイけれどの、こっちから、出向いての、お車代は不要で、お昼に無関係の、時間的、短かければの、御膳代も要らんなあと。お布施の一発かと。

話簡単の、ン百万円ものお布施を出せるよな、金満、豪傑ならばの、細々の名目、要らんやろなあと。
我々、極貧のと。
マデは、卑下不要の、極の、一般庶民ならばの、大抵ならばの、ン十万円もは、大変なる出費であっての、ではあっても、先様、お坊様に失礼あってはと、思うが故の、別途のと。
よって、別立てなるは、少額ではありますがと。多少なりとも、見せ掛けでもの、包み紙の数だけでも、豪華絢爛のと。
ホンマやでと。冗談や無いです。格好付けるの手法でと。
先様、お坊様が、ナンボと、請求されるで無しと。

とか、云い出したら、当世、相場はと、暗(あん)では無くの、公然の、幾ら、幾らは欲しいナと。請求のナマクラ、修行不足の坊主が居てるですて。
マトモに、真剣に聞く必要性あらへんわと。先の通りの、ナマクラ、修行不足の坊主と、評価で間違いあらへんわと。
さりとての、金額幾らと、暗に出されて、高いし、負けてクレも、云い難いかと。云い難ければ、黙ってて、値切ればと。

イヤイヤ、ご心配、御無用の、我が、光圓寺さんなるは、そんな話、一度も無いですと。話が無い処か、ええのか、悪いのかの、説教さえもあらへんのにと。
よって、我が、「柴田」家ならばの、ホイの、承知のと、仲介出来るですと。説明も簡単の、我が親父の弟の嫁はんですと。
イヤイヤ、田辺の、S叔父の時にも、光圓寺さんに来て戴いたんやと。
イヤ、何を隠そおの、隠す事も無いの、色々云うてるですがの、本当に、エライのお坊様なんやでと。高僧でありましての、「大谷大学」の先生まで、したはったんやでと。

にしては、兎に角の、無口でと。お説教もあらへんしと。無口で、お説教あらへんでも、どて事、無いけれどや。
イヤイヤ、私なら、お盆等々での、送迎の車中、家にお越し戴いての、世間話等々、何の話題をと、四苦八苦でと。話を投げ掛けても、話が続かへんのや。
ここ数日、暑いですねえ。雨も降りませんねえ。そおですなあの、一言で、チョンの、アト、何を云おかと。
(08/12/25)


NO.97 叔母の話(20) 余談・お寺さんの話(2)

正解、不正解は無い。
気持ちや、気持ちの世界やで。
とは、云えたって、ある種、世の慣習、常識の範疇ありましてと。その慣習、常識も、地方、地方、宗派、場合によりの、葬儀社によっても違うしと。
よって、お寺さん関係、葬儀一式、複雑怪奇、難しくしてるかと。ましてやの、人生で、そんなに度々は経験しやへんです。家族の葬儀をでと。してたら、困ると、云う意味ゾと。

私の場合のお寺さんとなればの、考える必要あらへんです。事、あらばの、松原の光圓寺さんでと。
お墓となればの、「東大谷祖廟」でと。納骨、年会、その他読経が要るならばの、現地、祖廟でと。幾らでも、お坊様居たはるしと。或いはの、光圓寺さんからお越し戴いてもの、どちらでもと。同じ宗派で、祖廟は本家でと。
当然にして、光圓寺さんにも、尋ねてるです。どちらでも宜しいのですかと。結構ですとの、返答戴いてるです。

ホナラで、正直になら、現地での方が経済的でと。読経だけなら、相場、5000円かと。寺務所に申し込めばの、スグに来て戴けるしと。
その代わりに、若年、学生風、アルバイト風故の、値打ちは無いけれどや。形だけ、格好だけで、結構でと。但しの、納骨の場合、経験者が来て戴けてと。
イヤイヤ、仏教、宗教の世界なるは、心の世界での、形、格好、儀式を執り行う事が重要でと。金掛けて、良いでは無いです。無視せずの、しかるべくの、心掛け、精進がと。故人をば、弔うの手立てをと。形式に則りましてと。

ホンマやでと。
云い出したら、自分がお経を憶えて、丸暗記しての、墓前、仏前にて、読経出来たら、一番でと。されどの、悲しい哉、無学浅学、無知蒙昧故に、しかるべくの、修行僧に手助けお願いの、手間賃をと。
汚い話なれどの、タッタの、十数分で、5000円ゾと。三十分も、墓地でやられたら、大変なれどです。
よって、短いのは、大いに有り難くの、共存共栄と、云うてしもたら、このバチ当たりめがと。
なるけれどや。事実やしと。誰もが、ソ思てるですと。

モっと、云うたら、私なんか、念仏全然、知らんです。お坊様が、チンと鳴らされたならばの、起きなさいの合図かと。
チンで、パと目を見開きの、数珠を構えの、「南無阿弥陀仏」の、ウニャムニャでと。念仏なるを、一言一句、聞いてても、意味サッパリやと。

モっと、云うたら、京都で無くての、地方やってみい。お寺さんを呼べるかと。
お呼びしても、ええけれどや。嫌とは、仰らへんけれどや。相応のと。費用がと。金満家は、お好きにして頂戴ナと。
マアナア、京都でも、東大谷祖廟の近くのお寺さんなら、お呼びするが、ええのかなあと。単純には、思てるですがと。余所事でと。

モっと、モと、云うたら、過酷、残酷、理不尽なる話やでと。
ソラナア、家族が、今さっき、他界で、即の、葬儀一式の打ち合わせやでと。金銭絡むの問題ゾと。上中下、松竹梅の、どのクラスにするのか、予算はと。
イヤ、心ツモリはしてての、避けては通れえへん問題なれどのと。詳細なる打ち合わせは絶対に必要なれどの、同情するです。当事者、気が動転の、表面的、冷静保ってるの、フリしてるだけでも、大変ゾと。
その点、私ら、親族でも、第三者なるは、気楽でと。

イヤ、喪主誰にで、H叔父、タケちゃんと。やってくれへんかと。
オッとの、絶対におかしいとは云えへんの、私が受けるに名誉、光栄なれどのと。ご指名、名前が出ただけでも、ソラ、嬉しいけれどのと。
とは、云うてえへんけれどの、ソラなあ、H叔父やでと。絶対にかとなれば、その息子の、SY君でもええけれどや。
原則、家族内にての、年功序列にて、選ぶが、一般的かと。実質的には、若手が頑張っても結構のと。実働部隊として、頑張るべきでと。喪主なるは、象徴故でと。実際には、ナカナカにソは出来ませんですがと。
イヤイヤ、ホンマやでと。家族の、誰かがやれば、良いのであってと。但しの、絶対に、この人とは、決まってえへんですがと。

イヤイヤ、H叔父も動転してるナと、察知の、続いては、オイ、タケちゃんよ、柴田の家紋、何やったと。
オッとの、咄嗟に問われてもの、「丸に横木瓜(よこもっこう)」やったかなあと、私も嫁はんに、確認したりと。ソ云うたら、葬儀には、家紋も要るのやなあと。

ホンマやでと。
遂の、二日前までは、喋れてたのにと。前日からは、意識も無くともの、遂の、ツイの、さっきまで、生きてた、ご遺体をば、一時安置の部屋に置いての、其の部屋にての、斎場担当者との、打ち合わせなるは、ハタ目にも、可哀想にと。
されどの、代行にて、第三者が決める訳にもナと。金銭絡む故でと。相談には、乗れてもやと。アトの、関係者諸々の連絡ならばの、頼まれたの範囲、問われた範囲で、可能なれどのと。

イヤイヤ、実際には、お寺さんの事、等々なるは、斎場担当者に聞けば、或る程度は分かるです。細々、諸般の注意事項等々、教えてくれるです。
只ナ、一寸、お若いお方でありましてと。年齢、精々が、三十代かと。H叔父、79歳やしナと。SY君にしたって、四十代かと。
にしたって、新入社員でもあるまいにと。私からしたらの、経験がと。

イヤイヤ、我が親父の時ならばの、私も若かったしと。当然にして、今よりはと。先様、担当者なるは、年配者でと。私が、四十代の半ばで、アチラ様、五十代やったかなあと。
基本線のみの、打ち合わせで済みましての、要は、上中下、松竹梅の、何にしよかで、中の上かと。ホナラの三種類以上やったかなあと。
云うたら、先様、担当者が、ここまでは、不要の、コレは一寸の等々のと。一番にコレが無難ですがと、助言方々、話を進めてクレましてと。
粗供養にしたって、何個、準備致しましょうかで、ご心配ご無用の、要った分だけの精算ですと。残った分なるは、引き取りますしと。云われた故、適当の、ン百個をと。返答出来るけれどや。

此度の担当者、何個準備致しましょうかと、H叔父に問いましてと。H叔父にしたって、分かるかと。結果、オイ、タケちゃん、幾ら準備したらと、尋ねる故に、そんなモン、蓋を開けんと、分からんしと。
されどの、少なく見積もりの、不足したでは、失礼やしと。要は、百個以上か、以内かと。ドチミチの、余っても、引き取ってもらえるしで、多い目にと。

ホンマに、ホンマやでと。
葬儀の申し込みの、顧客なんか、何にも知らんのやと。知ってたら、不幸続きになるやんかと。しかるべくの、専門家の立場から、誘導してやらんとと。適切なるの、助言で、時間も短時間にと。
ソレを、ン時間も掛けてからにと。
イヤ、シッカリと、手落ち無くの打ち合わせは必要なれどです。返答し易いよに、決め易いよにの、配慮で以ての、質問してやらんとと。
とは、我が考えでと。

デデデの、親父の時の担当者なるは、金勘定は別途の、細々との、注意事項等々、教えてくれたです。
実際には、金銭に絡むの話は、全然憶えてえへんです。正直、私も気が動転でと。計算なんか、出来るモンですかと。単位が、ン百万円ゾと。むしろの、アト、どするやと。
当時、会員ならばの、残金なるは、会員特典とするのか、精算不可の分なるは、会費を払い続けるで、賄(まかな)えたかと。
イヤ、分割払い的話なれどの、相当額精算の上での事でしてと。ソラ、お香典を頂戴にて、相当に助けて戴いたですと。無ければ、大変ゾと。

イヤイヤ、デデデの、注意事項なるは、何を隠そお、タクシーの運ちゃんには、コノ程度、包んでやってクレと。当然にしての、正規料金とは、別途のと。
当時の話の、今のは知らんけれどの、火葬場の釜なるは、古いの旧式でと。
担当者には、コレくらいをと。お願いですと。

理由なるは、半分冗談、本気かの、生焼きにされたら、困るしと。一旦、火を点けたら、チャンと最後まで、焼き切ってくれませんとと。
脅されたりと。
イヤイヤ、脅しとは、大袈裟なれどの、聞かされてる方には、脅し同然かと。

イヤ、火葬場での話なるは、当時の、亀岡での、慣習みたいでと、仰せの通りに従おたですが。正直、簡単なる金額では無かったですがと。ええ仕事とするのか、臨時収入、実入りがええなあと。(参考;2008年末の人口、京都市約150万人、亀岡市10万人弱。)
されどの、実際問題、生焼きにされたでは困るしと。前例、あったか、無かったかまでは、知らんですがと。
しかる後の、私を始めの、斎場担当、係のモノ、数名、諸々には、一切の心付け不要の、ソレ以外の、応援諸々の皆様には、相応にと。云われて、納得のと。

実際問題、助言を戴いてこその、気も付くのであっての、そのままに、葬儀に突入なんかしたら、ドタバタしてしもての、気分的、余裕あらへんです。
事程左様に、家でやってたら、確かに、落ち着かへんです。
斎場が楽は楽なれどと。当世、ソレが標準かと。私(わたし)的には、チと不満。
(08/12/26)


NO.98 叔母の話(21) 余談・お寺さんの話(3)

朝、降雪でと。初雪でと。
云うても、積もるよなでは無いです。

斯くしての、母のお薬をば、頂戴にと。年末年始のが、不足故。母ご指定の町医者に、いつもの薬をと。代行でと。
待たされる事、ン十分の、時期が時期だけに、インフルエンザの予防注射のも、沢山でと。ホンマやでと。処方箋を戴くだけで、ン十分は辛いです。
戴いて、料金支払いの、院外薬局に、提示で、ここでは、数分なれどです。

アトから来やはったの、60代半ばの女性。嗚呼、雪が止みましたねえ。
とは、暇そな、私にでして。さっきまでは、「キツネの嫁入り」でしたねえと。ツイデにの、オッとの、お宅なんかは、「キツネの嫁入り」なんか、知らはらへんねえと。オイオイと。
とは、口にはせずの、知ってますよと。解説までは、してへんけれどや。
返答したなら、不機嫌なる表情されて。プイと、横向かれてねえ。イヤ、我が顔見て欲しくも無いけれどや。さりとての、知りませんとも、返答出来ずの、相手が、学生風ならばの、知らんも、分かるけれどと。
とは、クレグレもの、口にはしてへんけれどの、相手見てから云うてクレと。単純なる、世間話のツモリは承知やけれどと。
とも、口にせずの、思ただけ。

斯くなる次第の、斯くなるでと。
私なりにの観点にての、方々の葬儀を或る意味観察してるですが。焼き場の担当者に心付けをされてるの光景、知らんなあと。
京都や、宇治のなんか、無理でしてと。そんな間が無いですと。
四国、詫間のは、義父ので、亀岡のよりも、一段と古いけれどの、場所が狭くの、矢っ張り、無理でしてと。ソラなあ、衆目のある場面で、手渡しなんか、出来ませんです。

そんな意味なら、亀岡でも衆目あるけれどや。嫁はん、別働隊で、動いてくれたですが。よ考えたら、焼き上がるまでは、時間が掛かるしと、一旦、帰ったよなのと。待合室も無かったしと。
余程の旧式やったかと。

イヤイヤ、そんな話を承知と、知らずは違うやろナと。
特段の喪主一家の動きをば、終始の、監視もしてへんですが。単純明快の、喪主一家、最前列で、斎場担当者の誘導にての行動故、してへんし、出来ひんわと。
私等の方が、アトをゾロゾロ、付いてくだけでと。スルの機会があらへんしと。
ソラナア、誰かが、別方向にでも、動いて、トイレかと。トイレなんか、あらへんのにと。
の程度の、知らんかったら、ソレさえも、気が付かんかと。

イヤイヤ、私にとっては、話を聞いて、へえと。
亀岡には、そんな習慣がと。記憶鮮明のと。さりとての、亀岡の知り合いに、聞くも、何も、そんな話題にならへんしと。常に念頭にあるで無しのと。
しかるにの、誰とは云うの苦労人、電右衛門さん曰くに、あるですて。
イヤ、話簡単の、納得の、場合によりの、副葬品。
とは、何やけれどの、金歯、銀は知らんの、白金もあるやろしの、指輪もと。ツイデになら、まともに、旧式となればの、重油でと。当世ならばの、天然ガスでと。極の、近代的とならばの、電気炉かの、へえと。積年の疑問、氷解でと。
副葬品をば、臨時収入にされても、別段に構わへんと云えば、構わへんけれどや。生焼きダケは困るナと。遺族の立場で無くとも、想像するだに、猟奇的でと。そんな趣味なんか、あらへんわと。

要は、諸般も、金次第かと。寂しいなあと。されどの、仕方の無い面もと。
されどの、されどで、我が親父、歯は沢山は無かったけれどの、単なるの入れ歯でと。指輪にも無縁のと。
ホナラで、心付け、正直には、ン万円ゾと。ンも、一や、二でも、三でも無いゾと。四は避けての、ン万円ゾと。17回忌もやったんゾと。其の当時、金額もさる事乍らの、そんなモン、嘘やろと、なめて、ケチってたら、ホントに、生焼きにされて、我が一生の、慙愧(ざんき)、後悔してるかと。
疑念挟まずの、素直に従い、良かったなあと。ソラ、「亀岡では。」の、一言あったしと。郷には、郷に従えとと。
にしても、亀岡なるは、相当なる時代遅れかと。設備がと。現在唯今のは、知らんですがと。マダ、用事が無いしで、以来、無縁でと。

デデデの、その点、タクシーの運ちゃんには、予めの手渡し可能の、そんなに高額でもあらへんしと。
気持ちや、気持ちで、コソリと手渡せるしで、分からんですがと。分かるも何も、気持ちや、気持ちの世界故の、絶対にではあらへんわと。
心付けが無くての、無愛想の、事故ったろかは、あらへんしと。戴いて、嗚呼、有り難いとなっても、瞬時で、忘却のと。
では、無いかと。勝手に想像のと。されどの、一向に構わへんですと。斎場担当者のご指示には、素直にと。

云うたら、そんな積み重ねかと。経験かと。
お寺さんの件ならばの、諸般の用事で、祖母と同行したとするのか、させられたけれどや。行く度、遠回りの、松原とかや。四条通りにと。
イヤ、光圓寺さんは、松原通りなんやけどの、和菓子をチョイと、買い求めましてと。
お寺さんに、供養、お供えとして、手渡してたですがと。

ホナラの、私にしたら、問答無用の、お寺さんにお邪魔の際には、和菓子かと。要るのかとなりましてと。
反対には、まさかの洋菓子はアカンぞと。
実際問題、お寺さんに訪問にての、こっちが、客人となればの、茶と茶菓子、当然にしての和菓子を出して戴きましての、単純には、めったにお口に入らんの、上等の饅頭等々、戴けての、嬉しいなあと。早々に戴けへん時代故の、楽しみで、楽しみでの、にしても、矢っ張り、まさかの、ショート・ケーキは見た事、無いなあと。
云うたら、和菓子でも、伊勢の名物、「赤福」もと。不適切かと。家族や、一族でも、親友でもあらへんしと。

モっと、云うたら、お寺さんへの、お供えなんかに、日持ちのしいひん和菓子は持って行かへんです。持って行かへんが、無難でと。加えての、一応は老舗のでと。間違おてもの、コンビニの、スーパーの、パックに入ってるの和菓子ではナと。
されどの、お盆の読経等々、原則、その場で、出すのは、生菓子で、日持ちのしいひんのでも、結構かと。但しの、矢っ張り、お寺さんには、洋菓子はと。不適切かと。種類にもよるけれどや。避けるが無難かと。

話簡単の、「お茶でもするか。」の、お茶なるは、飲み物、何でも結構の幅が広いけれどや。茶菓子の茶は、コーヒー、紅茶と違うです。日本茶を意味するんやわと。
日本茶には、原則、和菓子が合うんやわと。

事程左様にの、折角のお供えするの、お寺さんに持参するに、気持ちや、気持ちの世界なれどの、何もワザワザの、相応しく無いのを持って行く必要なんか、あらへんわと。無難なのを、選択が賢明かと。
とりあえずは、お寺さんには、持って行かへんよりは、持って行く方がの、話でもあらへんわと。お寺さんに限らずの、原則、年会等々の、仏事では、ソなんやと。

では、あっても、年会なるは、身内故の、ショート・ケーキは論外としての、されどの、その場で戴くならば、美味しければ、結構のと。
クレグレも、身内故での、例えばの、バウム・クーヘン等々、日持ちするの、洋菓子ならば、歓迎されるの範囲かと。
されどの、キリスト教、イスラム教の事まで、知らんわと。浄土真宗だけで、手一杯。

加えての、例えばの、お盆に来て戴くに、和菓子を準備で、特別の、上等のと。専用茶器でと。ウヤウヤしくと。座布団も、同様にして、特別の、上等ので、専用のと。
普段は出てへんのをと。ソレに触るさえも、憚(はばか)られてと。遠慮してと。幼いなりにも、巫山戯ての、座りもしいひんかったですと。

イヤイヤ、お坊様のお説教なるは、嫌で、嫌での、早よ終わってクレと。私等には、意味も理解難しくと。されどの、どちらかとなればの、私が標的やったみたいな、印象でと。
正直には、次第に分かって来たは、因果応報の、地獄、極楽の話が多かったかと。盗んだり、ちょろまかしたり、騙したりは、ご先祖様、子孫に申し訳無いゾのと。
善行を積めと。さすれば、極楽にと。閻魔大王様に正々堂々のと。
一発でも、当世の、政治家、お役人様、お代官様に、聞かせてやりたいなあと。

イヤイヤ、デデデの、ソラなあの、同じ儀式でも、結婚式なるは、準備期間もありましてと。
基本的なるは、新郎、新婦のお二人さんで、お好きに相談して頂戴の世界でと。他にするならばの、親、兄弟、親戚、友人も居てるやろしと。結婚式会場の担当者とも、色々相談あるやろしと。出来るやろしと。アトは、矢っ張り、懐具合の、金勘定。

イヤイヤ、こんな話、し出したら、切り無いの、ソラ、お盆の読経程度ならばの、こっちも、気は使わへんけれどや。葬儀はナと。時間厳守なんやと。
先様、慣れてるとは云えどの、電車で来られて、タクシーなるが、安全なれどです。事故の面からでと。
そやからと、タクシーの運チャン、聞き間違いの、勘違いの、坊様、云い間違いので、別の斎場にでも、連れてかれてみい。目も当てられへんですと、大笑いのと。

そんな笑い話にされたでは、困るんやと。余所様の事なら、腹抱えての、抱腹絶倒、噴飯、大笑いで、結構なれどと。私は絶対に困るんやと。立場的にもと。余所の知らん、お寺様にお越し戴くならなれどと。
知らんしの、するにも、助言も、何も、出来ひんけれどや。
少なくともの、何処の、どんなお坊様かを承知してての、仲介のみの、アトは良きに計らえの、ホッタラカシには出来ひんわと。習慣に則りのと。しかるべくの、手違い無きよにと。思て当然のと。

H叔父家の葬儀にての、ホッタラカシでの、万々が一でもの、手違いあってみいと。我が終生の恥じでしてと。
イヤ、そんな手違い、無いとは思うけれどや。私は心配症でと。以て、更なる手違いあってもナと。
例えばの、降りる駅を間違われるの、其処までは、想定外の、ソレ以上はお寺様に失礼千万のと。
(08/12/27)


NO.99 叔母の話(22) 余談・精神世界の話

イヤイヤ、斯くなるでの、考え方は様々での、正解、不正解、あらへんですと。
気持ちや、気持ちの世界での、多少の間違いなんかで、仏罰下らへんわと。
お経、仏典には書いて無いし、法律にて、規定、定めもあらへんしと。礼儀作法の、小笠原流、裏の、表の千家の如くに、習い事で、月謝を支払うもあらへんわと。

この関連にて、法律的、手続き的に、あるとしたら、医者からの、死亡診断書を戴きのと。
アトは、しかるべくの、所管の市町村に、手続きをと。火葬手続きをと。手順が狂たならばの、火葬も、何も、事が進まへんしと。
されどの、ご心配無用の、ソレこその、病院、斎場担当者等々が、手続き上の件をば、指導してくれるですと。誰も、早々に経験あらへんしと。云うたら、市町村の担当窓口で、諸般の質問したらと。
さもなくばの、火葬も、納骨も出来ひんしと。

されどの、余談での、F叔母の場合、本来、宇治の筈が、火葬場が山科やったしなあ。イヤ、満員御礼にて、そっちに回されただけなれどです。変な話、葬式のハシゴした状態でと。結果、市外の住人となりましての、火葬代が高いんやと。仕方が無いけれどの、実際には、どされるか、知らんですと。

イヤイヤ、デデデの、只なあと。
手続きの話は別としての、一般的慣習についての話なれどの、敢えて、反抗の理由は無くての、無難にと、するが我が考えでと。
但しの、但しで、原則、お寺さん、お坊様に合わせるべきの、例えばの、お越し戴きの、お茶では無くの、コヒー所望ならばの、アカンとは云えへんしと。甘党と、違うならばの、相応にと。されどの、酒はナと。
ハッキリとは、お好みに合わせたらと。常識の範囲でと。
要は、歓待の精神でと。さりとての、来て戴く度、好みが違うは困るの、生臭(なまぐさ)かと。修行が足らんゾと。

しかるにの、こんな場合の金額なるは、原則、奇数でと。ソレを、名目の別途ので、調整したりと。話簡単の、例えばの、御膳代、一万円ならばの、奇数でと。大物、お布施と、足せば、割り切れへんの数字にと。
どっちが、どっちでも、結構の、お車代を二万円にしたって、合計で、別物、三万円となりにけりと。
云い出せばの、戴く方は、細々考えたあらへんかも分からんけれどや。出す方がさえ、日本の慣習に習いの、失礼が無きよにとの、配慮で、納得さえ出来たら、させたら、結構かと。相手さんがある事でと。

イヤイヤ、この辺り、金銭に絡むの話なるは、バカには出来ませんです。最重要の件でしてと。
出す限りは、金額の多寡、多い少ないは別としての、納得してと。納得させてと。
当然にして、葬儀一式、値が張ってと。ン十万円となるけれどや。アトの、忌明け等ならばの、一桁違うのかと。更には、お盆で、年一回のも、気持ちや、気持ちの世界でと。思想信条にて、出せるならばの、遠慮は無用の、多けりゃ、お寺さんは、喜ばはるですと。

結果、H叔父は、当家のも、S叔父の葬儀のも、斎場担当者にも、尋ねてましての、ン十万円でと、お車代、御膳代、幾ら、幾らにしたと。ウン、ソレで、結構でと。相場以上に出す必要なんか、あらへんわと。
云うたら、他にも出費が幾らでもと。掛かるですと。細々、ジャン、ジャンとと。
加えての、よ聞けば、墓地は確保の、墓本体はマダですて。へえと。そっちも、ピンからキリまでのと。どんな墓地かは知らんけれどの、安いモノではあらへんしと。

その際のと。お墓に納骨なるは、光圓寺さんには、来て戴けるのかと。
ソレは、居たはる間に、来てクレと、頼めば、結構かと。その際の、お布施はと。
なれば、先の通りの、ン万円かと。葬儀一式からは、一桁、下げてと。余りに少ないかと、思うならばの、一万円なりを加算するとか、奇数で、お車代等々で、調整をと。御膳代までは、知らんけれどと。ソラ、お昼を跨がへんなら、気持ち的には不要でと。例えの、時刻的、常識的になら、要るにしてもと。
ソラ、遠路遙々のお越し戴きの、ソの読経が、12時頃に終わってみいの、即のお昼でと。

イヤイヤ、云い出せば、昼食、相応の御膳を出しての、ヤル場合ならばの、お寺さんも、我が親族と、ご一緒にと。
してもええけれどの、余りなあ。知らんなあと。経験無いなあと。明言ならばの、前例、一度も無いなあと。
モっと、云い出せばの、御膳代、そのものも、お車代にしたって、単なるの名目での、名目も付けてる家もあったり、無かったりの、適当でと。全ては、気持ちや、気持ちの世界の、教典、仏典、刑罰、賞罰、法律にもあらへんわと。要は、只で、お越し戴くはアカンでと。例えの、ン千円でもと。
イヤ、そんな意味なら、地方によりの、ン千円の場合もありましての、失礼でもあらへんわと。
何度でも、申すの、気持ちや、気持ちの精神世界、儀式の世界でありましてと。よって、難しいのもあるけれどや。あって無いよな、金銭の話の、金銭故、難しいかと。

返答したならばの、イヤ、何にも知らんしなあと。ソかと。成る程のと。H叔父一家にとっては、初体験なんやと。度々の経験する必要性無いけれどや。
モっと、云うたら、単刀直入の、H叔父の立場からしたらの、自分が先にと、頭っから、考えてたかと。連れ合いが先は想定外やったかと。
ソラナア、最早の治らへんとは、承知でもの、イザと成らんと、こんな事まで、考えへんです。墓地だけでも、準備で大したモンでと。
私なら、墓地、墓石はあったしと。墓石は、我が代にて、新調したけれどや。しといて、良かったですがと。
今なら、手も足もと。

こんなモンでと。
とは、失礼の、顰蹙(ひんしゅく)なれどの、東大谷祖廟の墓地なんか、昭和の末期で、ン百万円でと。借地権がと。十年、管理費未納で、没収やでと。
墓石にしたって、当家の場合なれどの、約の、二百万円掛かったしで、ソ簡単に買えへんわと。

イヤイヤ、先の、S叔父の時、T叔母から、尋ねられたし、墓地代をば、調べてみたです。興味もあったしで。調べて、ビックリしたですがと。されどの、そんなモンかなあと。安けりゃ、悩まへんなあと。
しかるにの、没収等々された、空き地が有ればの話の、空き地も、次第に増えて来てましてと。如何なる事情か知らんけれどの、私からしたらの、ン百万円ゾと。値を知ったら、ソ簡単にはナと。必死で、お守りされるかと。
売れるか、どかまでは、知らんけどと。あくまでもの、借地権故と、現在唯今、売る気は無いしと。

イヤ、墓地の話なんか、東大谷祖廟以外は知らんですがと。言語明瞭の、生き仏様が最優先かと。生き仏様が生活出来ひんのに、墓石なんかと。
イヤイヤ、ご先祖様があって、子孫があるとは、理屈的に正解なれどの、されどの、生き仏が存在しての、先祖供養が出来るです。
墓石、お仏壇なんかは、単なるの、象徴でと。気持ちや、気持ちの世界での、ソラ、あるが一番は前提のと。

但しの、私から云わせて戴ければの、ご先祖様の存在価値なるは、子孫が居ての話であってと。
子孫が途絶えたらの、即の忘却の彼方の、存在してたの事実さえが、消え去るですと。何も、過去の、存在の意義も無いけれどや。
とりあえずは、自分の死後、供養して欲しければ、子孫繁栄、招福万来の、守護霊として、子孫を守るが、ご先祖様の使命なるゾと。

イヤイヤ、屁理屈云いは、精神世界は否定をするですがと。死んだら、オシマイは事実で、私も否定はしやへんですがと。精神世界も、何処まで信じてるかとなればの、皆無に限り無くの近いけれどや。
若くて、元気な時にこそ、精神世界なんかと、先祖供養が云々のと、好き勝手云えるですが。自分自身が歳喰い、限り無くの、お墓に接近して来てみい。寿命を真剣に考えるの年齢に達してみいと。

よって、今までは、無視、無関心でも、精神世界、気持ちや、気持ちの世界をば、考えるよになるんやわと。私の場合ならばの、既載の通りの、すんなりとと。
結果、無視、無関心でもの、ツイには、永代供養でもとなっての、先様、商売になるんやわと。生前に予約の人があるんやわと。生前にしか、予約は出来ひんしと。死後はここにと、親戚縁者、知人の誰かに伝えとかんとと。
ソレさえ、居てへんかったらと。困るゾと。

よって、先祖供養云々の出来るの、一族郎党、子孫があっての、ご先祖様ゾと。
ならばと、守護霊と化して、子孫をば、守れよ、加護せよと。余所見してたら、アカンぞと。生きてる間には、善行積みと、守護霊様となれるよに、精進せよと。
他人様を騙すな。殺傷すなと。後ろ指、指されるよな、醜態演じるなよと。マア、云うたら、政治家、官僚の如くのと。騙すよりは、騙されてる方がと。されどの、騙されるも程度問題なれどです。

デデデの、閻魔大王様に、謁見にての、サア、何でも云うてみて頂戴と。指摘して頂戴と。多少のやましい事なら、あるけれどと。
ソラナア、気の付かん処で、ご迷惑掛けてる事も、失敗もと。
あるかと、思うですがと。世の常識的なる範疇での、無謀、他人様を殺傷等々、断罪に該当のは、してへんですと。してへん、ツモリですと。

ソラ、意図せず、承知してへんの、別次元にての、あるかも、分からんしと。
道端に放置のバナナの皮をば、蹴飛ばしましてと。何処かの、誰かが、ソレを踏んでしもての、転倒、骨折されててみいと。ソレが原因にて、死に至ってみいと。知らんゾと。
知らん話までは、知らんけどの、知って、意図して、そっち方面に蹴飛ばしの、目の前で、転けられ、手助けせず、逃げたら、アカンけれどと。何処かの、誰かみたいにと。
されどの、どっちが悪いのかと。道端にバナナの皮をホカシタやつが本来的、道徳心がと。チャンとゴミ箱にと。ソレ以前の、根本的の、立ち喰いすなと。
兎にも角にもの、結果、世に云うの、閻魔大王様とは、どんなお姿、顔形かと。興味津々の、ご尊顔をば、真正面に、拝謁出来るよにと。

されどの、人類も永遠に非ずと。
されどの、されどで、存続の限りはと。人類、永遠の命題でと。
(08/12/28)


NO.100 如何に解釈するかの話(1) 連日の厭な話

イヤナア、昨日金曜日(9月11日)から、奇妙なる事。
腹の立つ事が連発しまして。
連発としてるからには、一発では無いです。
但しの、全てが関係してるのか、してへんのかは、分からんですがと。

イヤイヤ、マズは、母の部屋の整理で、箪笥一棹、余りまして。長男宅に要るならと。保管してたですがと。
母退院5月で、その5月には、部屋は整理で、箪笥も居間に移動させてたですが。当然にしての、孫、とは、長男の事でしての、使てくれるならと、母も了解での、やっとの、今になって、取りに来ると。
ソラ、箪笥を置くの場所も確保しんならんしと。

デの、昨夜、孫娘と二人で来たです。
孫娘も、行く、行くと、自分で準備したりで、ホナラと、NOAHに乗せて、連れて来たですが。着いたのが、夜の10時半頃かと。

結構な事でしての、孫娘も相応に成長したかと。
ソラ、今までなら、考えられへん事でして。お母さんと離れて過ごす事がです。一分、一秒でも、見えへんかってみい。途端に渋面造りましてと。
ソレが、マア云うたら、お盆の里帰り辺りから、様相変貌のと。

とまあ、其の話があって、要は、NOAHは、我が家の前とするのか、道路の向こう側に置いてたです。
いつもの事でありましての、我が家の向かい側は、段差があっての駐車場でして。誰にも迷惑掛けてえへんです。

迷惑ならばの、掛けられてる方でしてと。
周辺の状況からして、停め易いし、近在に用事のある面々が停めるし、駐車場からは、夜の遅く、朝の早くに、エンジンを掛けられたり、カー・ステレオの大音響に、女の子の嬌声がと。はしゃぎ声がと。
下手したら、真夜中に、クラクッションを鳴らすのアホウに、ドアをガタン、ドシャンと、開けたり、閉めたりと。
とまあ、夏場に特に酷い話も、9月に入って、小休止かと。

そんな事で、マズは、一つめの、へえがと。
とりあえずは、長男と、孫娘が着いたが、夜の、10時半。
孫娘が、ホタえる、ホタえる、ホタえて、元気で、結構なれどと。エライ、替わりよやなあと。
とまあ、だけで終われば結構の、11時半やろかなあ。家の前に車が停まるの気配の、呼び鈴、リンと。軽くの一発。

果たしての、車の気配ならばの、向かいが駐車場でもあっての、家の前にも、良く停まられるしで、気にもしてへんですがの、呼び鈴、リンが、一寸ナと。
何が一寸ナかとなればの、夜の12時やでと。零時やでと。
余程の非常識人か、イタズラか、緊急の用事かでの、嫁はんが、応答に出たですがの、話が、長男の車の件みたいな様子でと。

何用かと、私も出たら、オッとの、警察官が二人。
ンの、何事かの、実は、数日前に、何処か知らんですがの、消防車が走ってたです。極近所にボヤか、火事かが、あったみたいで、その件やろかと。

されどの、消防車が極近所にまで来たは知ってても、ソレ以外の事は知らんしと。そもそも、何処さんかも、知らんのにと。野次馬根性発揮で、見にも行ってえへんしと。
よって、もしかしての、不審者情報をと、やろかなあと。
にしても、こんな夜も遅くにと。非常識やでと。

とは、私が勝手に連想の、家から出たら、家の前には、軽のパトカーが停まってまして。話は違いましての、警察官曰くに通報がありましてと。
要は、消火栓のソバに、車を停めてると。
この車はお宅のですかと。へえ、左様でと。
通報がありましたので、来たですが、この辺りは駐車禁止でもあらへんし、消火栓からは、離れてるし。道幅からも、問題はありませんねえと。へえと。

イヤイヤ、そんな通報を誰がしたのか、知らんですが。
我が家の方が迷惑を掛けられてる方でしてと。家の真ん前に停められたり。車を出せへん事もシバシバでの、されどの、グと我慢の、通報なんか、した事がありませんですがと。
云うたら、お互い様でありましてと。
そんな意味なら、一寸、配慮の、車が出せるの状態にと、文句云いたい事があっても、グと、グと、我慢をと。

とは、云うたです。
要は、こっちは通報魔となりての、一寸でも停められたら、迷惑也と、余所様から恨み、辛みを買うよな覚えは無いですと。ググのグと、我慢の、至って、大人しくしてるですと。

とまあ、そんな事で、通報がありましたので、確認に来たですがの、特に、指導は致しませんと。
云い残して、警察官二人は帰ったですが。
されどの、こっちは、気になってねえ。

ソラ、誰が、そんな事を通報したかと。長男が家の前に停めるも、数ヶ月に一回やでと。ご近所の面々なら、承知の、邪魔なら、云うてくれたら、退けるですがと。
邪魔になるよな場所でも無いしと。
強いてなら、我が車を出すに、邪魔なだけ。
デデデの、そんな事で、誰やろかの、停めて、一時間半で、来たのやしと。お節介の、消火栓が云々で、道(とお)りすがり、道(みち)すがらのが、通報かとも、考えたりと。例えばの、酔おた勢いでと。
されどの、こんな話、ここに来て、約30年で、初めてやでと。

イツもなら、遠の昔、朝も6時過ぎには、起きてるですが。何分の、孫娘が、一緒に寝ると、云うてくれて。
とまでは、日本語をば、喋れへんけれどの、一緒に寝るかで、ンと。
処がの、イヨイヨになればの、ママ、ママと。ママは一緒に来てへんわと。云うたら、ママを離れての、初めての外泊でしてと。嫁はんが、寝かしつけるに大変のと。
されどの、ママ、ママだけで、大泣きはしてへんしで、相当なる進歩、成長でと。
<一部修正>
(09/09/13)