不可思議の世界NO.6

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目次

不可思議NO.7

NO.90 叔母の話(13) 葬式のハシゴの話(2)

NO.89 叔母の話(12) 葬式のハシゴの話(1)

NO.88 叔母の話(11) 葬儀形態の話

NO.87 叔母の話(10) 光圓寺さんお迎えの話

NO.86 叔母の話(9) 形態も様々の話

NO.85 叔母の話(8) 諸々の話

NO.84 叔母の話(7) お寺さんの話(2)

NO.83 叔母の話(6) お寺さんの話(1)

NO.82 叔母の話(5) 一転の超現実なる話

NO.81 叔母の話(4) 臨終に立ち会い出来ずの不思議

不可思議NO.5


NO.81 叔母の話(4) 臨終に立ち会い出来ずの不思議

結果、家を出られたが、何時か忘れたですが。
即刻、出るツモリが、結果的には、外出してた、嫁はんが戻るまで、一寸、待てと、足止め喰た感じでねえ。

足止めなるは、母の妹の婿はんの、RI叔父の葬式がと。母方の、親族であるの、従兄弟に連絡宜しくと。
やって、終わって、サアと、出掛けるかと。準備万端してる間にも、電話機から異音がと。イヤ、母方の従兄弟への連絡なるは、電話機からでは無くの、ケータイでしてるですが。触ったは、葬式の連絡受理の際かと。
されどの、変な事はしてへんわと。単純には、場所等、メモした程度の、メモは、メモ用紙やしと。電源を切ったり、着信するかと、ケータイから、電話してみたりしたですが。
チャンと、電話は掛かるし、原則、正常でと。コレ以上、構てられへんしと。家を出るにしたですがと。
母には、こんな次第で、何時に帰るか、分からんでと。

兎に角、電話があった際は、明るかったのが、外は、スッカリ、暗(くら)なっててねえ。軽くの、5時は回ってたかと。叔父の話からなら、私がスグに出ても、間に合わんかと。
まあなあ、前日、意識が無い状態で、面会してるしと。

変な話、重なったら、どするかと。
重なる可能性大の、重なったら、悪いけれどの、柴田を優先でと。重なり具合もあるけれどや。具合があっても、柴田を優先でと。
イヤ、重なり具合で、母方、拝みに行けるか、行けへんの問題かと。
云うたら、母方のは、月曜の朝9時やしで。実は、日曜日は、友引でと。よって、月曜日になってるけれどや。
イヤイヤ、叔母は、マダ、危篤であって、逝ったの話と違うです。要は確定してへんけれどや。

とかとか、想定し乍らの、男山病院にと。
今度はなあ。昨日の今日の話でと。容態より、そんなに長く無いのも承知の、再度の、地図検索にて、探索してるです。一号線の、何処の、幾つ目の信号をと。右にで、真っ直ぐか、手前ならばの、一つ目の信号を左にと。
云うたら、二人なら、安心感もありましてと。此度、一発にて、到着出来たです。距離、約40キロ・メートルで、所用、約一時間半。

イヤ、変な話の、変な話で、私は何故か、ご臨終には、立ち会おた経験あらへんしで。持ち直してるか、遅かったかの、二つに一つと。持ち直すの判断基準も難しいけれどや。
基本的には、ここ暫くは、その繰り返しでと。叔父が、間に合わんかもナと、云うてるからには、そんな状態なんやろと。そんな状態とは、限り無くの、ご臨終に接近でと。
イヤイヤ、どんな具合かと。病院に入り、病室に行く途中の廊下で、察知したです。

何人もの人が、叔母の病室の外で、待機でと。雰囲気がと。看護師さんも居たはってと。
我がS叔父(他界)の妻、T子叔母、娘の、K子も来てましてと。云うたら、黙礼のみ。こんな場やしと。
ヤヤコシイけれどの、入院のF子叔母の子である、S君の嫁はん、子供達。表現的なら、従兄弟甥、姪も来てましてと。泣いてましてと。
多分ならばの、F子叔母のお兄さんも来たはりましてと。マダ、挨拶してへんしで、知らんですがと。年齢からして、ソなんやろと。

イヤイヤ、その他、諸々の、馴染みの無い人も居たはるしと。
こんな場で、挨拶とするのか、自己紹介等々、してられへんです。兎に角の、兎に角、近(ちか)しい人が居たはるのやと。
とは、瞬時の事で、病室に入ったら、亡骸があったです。既に、綺麗に化粧しててと。今でも、目をパッチリの、ニコリとしそな感あったです。
矢っ張りなあと。こんなモンやと。何の因果か、臨終の場には、居合わせる事が無いのやなあと。
そらなあ、絶対にと、居合わせたいとも、思てえへんけれどや。どっちが、ええのか、分からんけれどや。折角なら、場に居合わせた方がと。
更なる、反対には、死に神も、愛想尽かして、遠ざかるのかと。ならばの、復活の神ゾと。されどの、先の通り、足止め喰たです。

予想外の事態でと。
別途の、葬式の連絡に、電話の異音。
電話の異音なんか、時たまならあるけれどや。大抵ならばの、子機の、充電器への置き方が悪いとかで、当然に確認してるです。何にも無いしと、電話機に触れば、確かに、振動してましてと。
原因、サッパリ、分からずと。

イヤ、当日、帰ってから、落ち着いて、嫁はんと二人、一点一点、モノを移動させたりと、確認したなら、電話機は白やったです。
電話機を置いてる、台の下にあった、嫁はんの化粧箱の中のです。何に使うモノかは、知らんですが。そのモノが振動してたです。その振動が、電話機にも伝わってと。
但しの、原則、そのモノは、触らん事には、振動なんかと。
されどの、そもそもがの、化粧箱なんか、私が触るの用事は無いやんかと。ましてやの、開けたりはしいひんわと。話簡単の、化粧箱を使わずともの、移動さえも、した覚えが無いんやわと。
モっと、云うたら、嫁はんも外出中でと。最初っから、鳴ってたで無しと。詮索したって、分からんわと。摩訶不思議のと。

イヤイヤ、デデデの、斯くなる次第の、此度の、父の弟の嫁はん、F子。母の妹、R叔母の夫、RI叔父。双方、私からしたらの、血の繋がり無いけれどや。
加えての、母の妹、R叔母なら、近しいけれどや。その夫、RI叔父ともなれば、会おたは、何回やと。冠婚葬祭、年会の時くらいかと。全て、来たはったで無しと。
そんな意味なら、父の弟の方の、F子叔母なら、何回もと。ソラ、原則、冠婚葬祭でと。必ず、夫婦揃いましてと。ソレ以外にも、年始で、行ったりしてたしと。
会おてるの回数での比較ならばの、此度の母方のよりは、軽くの、一桁多いかと。

デデデの、結果、病院から、しかるべくの、斎場へ運ばんならんです。
既に、当日、墓参の帰りの道中、円山公園を歩いてた時、ケータイにて、叔父から、聞いてたですが。場所まで知らんけれどや。聞いたって、分からんしと。

イヤイヤ、いつまでも置いとけへんしで、早速にも、セレマの車が到着にての、病室から、叔母を出しましてと。
オッとの、病室を目隠しするが如くに、廊下に衝立がと。成る程なあと。第三者に余りにジロジロもと。時間も時間とするのか、既に7時を回っててねえ。
廊下をウロウロ、行き交う人も無いけれどや。私等、夫婦が着いた時には、無かったよおなと。あったら、衝立で察知してた筈が、部屋の外に居た人の雰囲気にて、只ならぬ状況、分かったのやしと。

しかるにの、叔母臨終、5時半頃でと。軽くの間には、合おてえへんですがと。但しの、叔父からの、電話があって、即の、家を出られてたら、ギリギリでも、間に合おてたかと。
ホントに不思議やねえ。何の加減か、巡り合わせかと。
葬式の連絡受理の、更なる連絡まで、頼まれてと。掛けた先の相手が、娘さんやったりで、話が通じいひんかったりと。話中やったりと。何回も掛け直しの、場所、時間等々、念には、念を押したりと。たったの、二軒やのにと。結構、時間喰てと。

イヤ、構わへんけれどや。葬式なんか、待った無しでと。されどの、こんな事の、話が重なるのかと。取引先等が沢山の場合、あるかも分からんけれどや。
されどの、その時には、マダ、叔母の件、確定でも無いけれどや。連絡が、終わって、頼まれ事、完遂と思たら、電話機辺りからの、異音でと。
結果、足止め、喰ろてねえと。
イヤイヤ、別途の電話が、10分、20分、ズレててみい。家を出てしもてるの可能性あるです。

ソラなあ、前日には、お見舞いにと。病院に、来てたです。只ならぬ、H叔父の様子にて、それこその、即にと。着いて、様子を見て、正直、長くは無いなあと、感じたけれどや。
その日であっても、不思議は無いけれどの、人間、ソは簡単に死ねへんゾと。
思てたのになあと。
イヤ、苦しんで、逝くよりはと。
(08/12/10)


NO.82 叔母の話(5) 一転の超現実的なる話

この差が大きいゾと。
回復の見込み無く、意識無く。
ではあっても、生きてるならば、出来る限り、長く、生きて欲しいし、少しの欲を加えるならばの、傷みを感じず。出来れば、喋る事が、出来る程に回復をと。
更なる欲を云うたら、歩けるよおに等々。

とりあえずは、生きてたら、幾ばくかの希望はあるけれどや。死んでしもたら、そこまででと。オシマイでと。
ソラナア、生きてたら、驚異的、奇跡的、医療の技術、薬品でもが、世に出る可能性があるけれどや。このカラダで、実験でも何でも結構のと。やってみてクレと。アカンで元々でと。
又、反面では、回復の見込み無くの、延々伸びたでは、周囲が大変でと。

兎に角、色んな思いが去来して。されどの、現実回帰。その時が来たんやと。来てしもたんやと。起死回生はあらへんです。
ホナラの、しかるべくの、斎場にと。場所を知らんし、聞けばの、病院を出て、真っ直ぐにと。国道一号線を左で、其処やと。ハイ、承知でと。
ホナラの、ホナラで、T子叔母と、K子を、一緒にと。車に乗せて、四人、云うてる先の斎場に着けば、何時や。8時頃かと。
案内されるがまま、皆が行くままにと、二階の一室に着けば、既に、叔母は飾られてましてと。綺麗にねえ。今にも、目を見開きそおなで。
イヤ、そんなに時間差無かった筈の、流石に、プロと。手際がと。但しの、あくまでも、仮の安置でと。

しかるにの、一寸、落ち着いたら、K子に、アレは誰や。コレはと。K子は、よお知っててねえ。
イヤイヤ、小声で、他界のF子叔母との関係をと。ソラナア、原則、柴田のなら、承知やけれどや。アチラ様となればの、原則の原則、叔父の結婚式以来やでと。その子となれば、全然、知らんしと。

イヤ、正直、聞いても、右から左の、忘れたけれどや。年配のは、お兄さんとは知ったけれどや。他がなあ、全然の、サッパリのと。されどの、早めに、挨拶、自己紹介もしとかんとと。云うたら、夜伽、葬式にて、顔を合わせてて、知らん顔も出来ませんですと。
兎に角の、変な話の、柴田の親族であるを、示しとかんとと。
叔父の立場もあるやんかと。関係をば説明致しましてと。宜しく、お願い致しますと。
その段階より、気楽に喋る機会も出来ましてと。さもなくばの、親族は親族でもナと。自己紹介してからは、相応にと。会釈も、世間話も出来るけれどやと。
挨拶するまでは、大変ゾと。多分ならばの、双方、何者かと。こんな場故、親族に決まってるけれどや。私は、出来る限りの、自分から、先に名乗るにしてるです。其の前に、予備知識を得ましてと。

ホンマやでと。
実は、F子叔母の兄弟姉妹多いです。上に兄貴に、姉貴が、4人で、下に妹1人でと。その、姉と妹さんが、先日、お見舞いの際に、来たはってと。
その日に、挨拶したけれどや。以降、楽でしてと。相手を認知した上での、若干なりともの、挨拶出来るです。
云うても、この日には、何人居たのかと。私の知らん人が二人だけかと。
アトは、柴田のが四人で、F叔父一家。落ち着いて、よ考えたら、そんなモンかと。知らんかったは、十一人で、二人だけ。

さての、今後の予定、手筈がと。
云うたら、着いて来たはええけれどや。来いと云うから、ハイ、承知と、来たけれどや。私にしたら、本日、何用があるかと。夜伽でも無いしと。
されどの、こんな場で、ホナラ、サイナラも、冷たいしと。
イヤイヤ、葬儀一式の打ち合わせがありましてと。どんな形で、費用はと。

イヤイヤ、大変やねえ。臨終で、即の超現実的話が待ち受けててねえ。
そやけど、実際問題、重要なるでと。良きに計らえでは、進まんです。進むにしたって、下手したらの、費用膨大の、想定、狂てばっかりでと。
一旦、安置された部屋も、安置だけの部屋でしてと。仮置き場的なるの、狭い部屋でして。狭い云うても、十畳の間程度はあるのかと。其処にご遺体安置で、椅子でも並べて、座ったり、立ったりの、待機でと。スル事があらへんです。

時折の、F叔父とS君と、斎場担当者との、会話が漏れ聞こえ。
ソラ、そんな部屋の其処でやってるしで。聞くツモリは無くとも、聞こえてましてと。聞こえても、興味津々の、耳を欹(そばだ)ててもいてへんしと。断片的に聞こえる金額の様子で、へえと、費用も高いなあと。
下手に死ねへんなあと。

結果的、私等に一番に肝心なるの、日程決まったです。
夜伽、明日で、夜の七時からと。葬式、8日、月曜日の11時からと。
嗚呼、良かったと。母方の妹の連れ合いの葬式に顔だけでも出せるなあと。あっちは、朝9時でしてと。2時間あればと。
イヤ、あっちは、国道24号線沿い、向島の辺りでと。こっちは、国道1号線のと。方向音痴で大変なれどの、兎に角の、葬式のハシゴが出来るなあと。変な話の、ホと安堵。

そらなあ、こっちが優先とは決めてても、出来るなら、顔だけでも出すが筋、人情でと。久しぶりに、叔母の顔もと。連絡したの、従兄弟達の顔だけでもと。
居てたら、一言、二言でも、話をするけれどや。面と向かいの、諸般の事情、葬式が重なったと。伝えて、お暇するべきと。時間がズレたしと。
これが、時間差、一時間であったり、あっちが遅い時間ならばの、微妙とするのか、断念するけれどや。
ホンマになあ。上手い具合にと。其の代わり、朝の早くに家を出発なれどです。9時とならばの、7時には家を出ませんとと。ましてやの、通勤時間帯に重なってるしと。

母方の故、母が顔を出せたらええのやけれどと。ディー・サービスに通てるのにと。変な話の、下手に連れ回してみい。こっちも、あっちも大変ゾと。
ホンマやでと。F子叔母の葬式だけにしたって、周囲が気を使わんならんです。
当人も、行かへんのが前提でと。
ソラナア、云い出せば、夫婦が手分けしてと、なるけれどや。そこまではと。政治家やあるまいにと。そんな事ならばの、電報だけでもと、なるけれどや。
そんな事なら、夜伽と分かれてたら、そっちにでも、出るにしてと、なるけれどや。葬式だけやしと。

そんな事は、結構の、兎に角、叔父にしたって、嫁はん他界の寂しいと、感じてるの暇が無く。
超の現実的なる話にと。
オッとの、タケちゃん、東京には連絡してくれたかと。オッとの、オッとで、忘却の彼方。とするよりも、してくれと、頼まれてたかなあと。

イヤ、どの段階での、電話か、忘れたけれどの、何処には連絡しといたしと。何処其処の電話番号知ってるかと。叔父の従兄弟の連絡先なれどの、一寸、待っての、パソコン起動で、「筆まめ」でと。
何番やと。ソレで合おてるかの、話中ばっかりでと。その時に、東京の我が叔母(他界)の、我が従兄弟にと。聞いたよなのと。聞いてえへんよなのと。まあ、聞いてえへんなあと。
されどの、我が従兄弟やし、こっちからの、電話も結構かと。

イヤイヤ、もしかしての、当日、四度の電話があったのかと。
一度目、円山公園にてで。二度目は、帰宅してからの、電話番号の確認の、三度目、更なる、電話結果の件、電話番号確認、及びの、東京を頼むので、四度目が、危篤の連絡かと。
云うたら、其の直後に、別途の葬式の連絡飛び込みのと。バタバタ、してしもてと。

イヤ、経過なんか、どでも結構の、ご心配無用の、東京の従兄弟のは、ケータイには、シッカリとと。登録だけはしてて、ケータイからの電話は過去一度もしてへんけれどや。
万が一を思いの、承知の限りはと。

電話したら、女性の声でと。奥様かと、思いきやの、ども、娘さんかと。親父さん居たはりますかと。居てませんで、奥様の、Y子さんはと。
云うてる間にも、Y子さんと替わってくれての、再度の、お久しぶりですの、斯くの、然でと。要は連絡つきましてと。
但しの、東京ですしねえと。とりあえずは、連絡だけしときますと。無理しんでもと。
結構ですよと、叔父は申してますのでと。
とは、聞いてえへんけれどや。同じ気持ちの筈でしてと。
(08/12/11)


NO.83 叔母の話(6) お寺さんの話(1)

しかるにの、H叔父、私に尋ねるに、お寺さんの事やけどと。
セレマで頼むもええけれどの、墓地は確保してるしと。セレマは、こっちに心当たりあるなら、こっちで、頼まれた方がと。
電話で聞いた話を再度しまして。

そんな事なら、今後の事もあるしの、原則、そのお寺さんに頼むが筋やしと。諸般の事情にての、読経、葬儀等々、やったはらへんなら、松原の光圓寺さんにと。
光圓寺さんなるは、最後の最後で結構のと。切り札でと。
同じ、返答、繰り返したです。
要は宗派が異なりの、五月蠅い事があっては困るしと。予めの了解を取っとかんとと。

ソラなあ、その墓地のお寺さんの宗派、形式、分からんしと。筋を通さずの、変に出しゃばりの、面倒あっても困るしと。
言語明瞭の、お寺さんとするよりは、単なるの、墓守さんなら、こっちの好きで、ええけれどと。兎に角の、筋としたら、先様、墓地の管理人さんを立てるとするのか、話を通さんとと。
ホンマやでと。独断、偏見、思い込み、先行にて、揉めてみい。大変ゾと。

そんな意味なら、お寺さん、墓地の形式、千差万別。
お寺さんに墓地のあるのもありましてと。墓地を管理されてるのお寺さんは、離れてる場合もありましてと。単なるの、墓地だけの管理、墓守の場合もありましてと。
只なあ、イツ電話しても、出て来やはらへんのやと。
へえの、変やなあと。おかしいなあと。

ソラナア、云うたら、コノ手、葬式なんか、今日云うて、明日、明後日のと。加えての、段取り、日取り、時間が決まってからの、宜しくのモンでと。お寺さんの都合に合わせるで無しと。
連絡付かへんのは、困るんやと。

割り切っての、申せば、葬儀、重なっても、お寺さんで、何とかするべきでと。
ホンマやでと。そのための、お寺さんでありの、檀家でと。
ホンマに、ホンマやでと。イザの時の安全のためと、お寺さんを何カ所もの確保しとくの家なんか、あらへんわと。一箇所やと。
話簡単の、檀家の葬儀なるは、お寺さんの責任で以て、東本願寺派総動員、知り合い等々、何でも結構の、しかるべくの、お坊様をば、調達をと。
イヤイヤ、東本願寺には沢山居たはるですと。何とでもなるですと。
それがため。
とは、云わへんけれどの、ソレもあっての、お盆には、読経して戴いてと。疎遠、粗略にせずの、「柴田」で、分かるよにしてるんやと。

さもなくばの、格好付かへんわと。葬儀一式、お坊様が取り仕切りの、進行でと。主人公様でと。
都合が付かんしの、葬儀一式、延期してクレなんか、聞いた事、あらへんわと。
もっと、割り切りの表現ならばの、結果、お布施もはずむんやと。何が何でも、来てクレと。戒名、法名なるを、クレと。葬儀一式、格好付けてくださいねと。
と、までは、こんな場故、云うてえへんけれどや。アトで云うたですがと。

ホナラの、H叔父、ここが終わってからでも、直接に頼みに行ってみるわと。
ホナラの、ホナラで、安全を見て、光圓寺さんの電話番号書いとくしと。叔父のメモ帳に、チョイ、チョイと。矢っ張り、ケータイに登録してましてと。
イツでも、云うてくれやはったら、光圓寺さんには、こっちからでも、連絡するしと。いきなりの、H叔父からでは、話がと。
ソラ、待った無しの、本日、ご臨終の、明日が夜伽の、明後日、葬式でと。お寺さんは、H叔父の結果次第でありましてと。

デデデの、セレマとの、打ち合わせも終了のと。本日解散の、明日の夜伽、七時からやしナと。本番、葬式なるは、十一時でと。
ホナラの、サイナラの、T叔母と、K子を、家まで送って行くはと。ソラナア、T叔母は家からで、K子は、急遽の職場からの、直行みたいでと。
要は、田辺の方でしての、正直、一度か、二度は、あっちから、こっちに来てる筈なれどの、最早の、十ン年。道の状況、変貌にての、正直、分からんしと。ましてやの、夜道は怖いし、分からんしと。
夜道で無くとも、方向音痴で、全然の自信が無いしと。
K子に道案内、あっち、行け、こっちと、指図、ナビゲーターをやってクレと。

その道中、K子のケータイに電話があっての、云々のと。
イヤ、墓地に、行ったけれどの、電気も消えててなあと。ダアレも居たはるの気配が無いと。よって、光圓寺さんを、宜しくと。ハイ、承知と。
云うたら、H叔父の云う、お寺さんも困ったモンやと。形式がサッパリでと。されどの、コレ以上は待てへんしと。今日の明日やしと。しかも、夜の何時やと。既に、9時過ぎかと。

兎に角の、二人をば、無事に届けてからです。
適当なるに車を止めて、嫁はんに電話一発、して頂戴と。斯くの、然での、了解のと。但しの、場所が分からんしの、FAXででも、地図をと。
FAXなるは、電話番号と一緒でと。ハイ、承知でと。

嫁はんから、H叔父に、こんな次第で、来て戴けるしの、斎場の地図をと。連絡宜しくと。加えての、電話一本宜しくと。当日の手筈もあるやろしと。
何の事かとなればの、最寄りの駅まで、お迎えするのか、例えばの、若坊さんが一緒で、車で来られるのかもありましてと。
電車ならばの、出られる時間でも連絡して戴けるよにと。

イヤイヤ、当家には、年に一度、お盆に来て戴いてるけれどや。
原則、午前中にと、だけでして。駅に着かれてから、電話を戴きの、車で、お迎えにと。
してるけれどや。お盆なら、時間的にキッチリで無くともの、ええけれどの、夜伽、葬式なるは、時間が決まってましてと。最寄りの駅に到着での、お迎えに出てたでは、間に合わん場合もあるやんかと。交通状況もありましてと。
イヤイヤ、デデデの、決まったら、決まったで、諸般の事情承知故に、微に渡りの、細に渡りの、細々とと。気を使うです。責任上もと。

ホンマやでと。
この辺り、チャンとしとかへんかったらナと。
お寺さんにしても、承知としても、交通状況までは、計算外でと。私自身が、方向音痴の、この辺りの最寄りの駅までの、距離感さえを、全然、知らんしと。少なくともの、歩いて云々の距離では無いしと。
ましてやの、夜伽、日曜日やでと。国道一号線なんか、大渋滞でと。
心配で、シンパイでと。

兎に角、その辺り、連絡密にと。しといてやと。お坊様、お歳でと。お迎え、何ならの、私がしても構わへんしと。但しの、先の通りの方向音痴の、土地不案内。
自信を持って、自信が無いと。よって、誰か、道案内をと。頼むと。
兎に角の、兎に角の、間違いあったら、困るしと。間違いとは、時間的なるのと。

ホンマやでと。
今時、お盆ともなればの、お坊様、バイクで、自動車でと。縦横無尽の走り回ったはるですがの、我がお坊様、兎に角の、お歳もあっての、先の通りの電車でと。最寄りの駅まで、お迎えも結構の、着いてからの電話故に、正確なるの、時間が分からんしと。
この電車やろか。次ぎのやろかと。そんな調子でありましてと。

イヤ、お盆のは、構わへんけれどの、クレグレもの、此度なるはの、お寺をお出になる際、ご一報をと。
何方様に来て戴けるかも、あるですがと。
(08/12/12)


NO.84 叔母の話(7) お寺さんの話(2)

マア云うたら、場数(ばかず)がと。
我が親父、余り動かん人で、お寺さんの事、冠婚葬祭、その他諸々、原則、父方のは、祖母が私を連れ回したです。母方のは、母がと。

そんな意味ならばの、親父さんが、動く人なら、其処の長男坊、出番少なくてと。さりとての、一家、一族総出も、大層でと。
本来的、理想論ならばの、両親と、長男がとなるけれどや。小さい頃なら、一家全員でもええけれどや。子も大きいなったら、難しい面ありましてと。就職してたら、仕事の関係、住処の具合、距離等々ありましてと。

実際問題、例えばのF叔母ので、息子を伴うと仮定したって、我が従兄弟達とでは、年代がと。話が出来る関係にあらへんです。云うたら、息子共の従兄弟が居てるの関係ならばの、伴うですがと。
私の場合、そんな次第で、従兄弟が居てよが、居てまいがと。嫌も、応も無くの、問答無用で、連れ回されたですがと。

祖母、他界で、お寺さん関係なるは、一時、疎遠になってしもての、結婚してからは、嫁はんが、やってくれてと。
疎遠とは、京都から、宇治に引っ越しもしたしと。松原の光圓寺さんが遠(とお)なって。
更に、亀岡に引っ越し、益々の遠なって。近所でと、お願いして、お盆に来て戴いた事もあったですがと。正直、シックリ、ピッタリ来いひんでねえ。簡単表現、値打ちがなあと。
あらへんのや。失礼乍らの、軽い感してねえ。
矢っ張り、光圓寺さんでと。一回で、止めたですがと。

イヤイヤ、一応は、光圓寺さんとも、相談したですがと。この近所、亀岡で、紹介して戴ければと。ソラ、先祖代々とするのか、大したモノで無くともの、過去帳の件もありましてと。他にするにしたって、円満にと。
問おたならばの、浄土真宗なら、何処でも結構ですよと、云われてねえ。何処でもと云われたら、又、困るんやと。
結果、従来通りの、光圓寺さんに落ち着いたですがと。余所では、馴染みもあらへんしと。

さりとての、光圓寺のお坊様は、無口でと。
お愛想、世間話するに、話が続かず、気を使うです。大抵ならばの、お盆、年会ならばの、読経が済めば、説教あるけれどの、先代様はされたですが。このお坊様はして戴けませんです。
イヤ、説教なんか、して戴かんでも、結構なれどです。小さい頃、先代様の説教始まったら、早(は)よ、終わってクレと。心の中で、強くの、懇願してたですがと。意味も分からんしと。

デデデの、しかるにの、変な話、葬儀に、余りに大人数で、参列するのもなあで、通常ならばの、二人、三人までかと。
イヤ、その家族は総出で当然でと。
但しの、一家、一族の構成もありましてと。兄弟姉妹が少ないならばの、こんな機会にと。賑わしでと。大いに結構の、熱烈歓迎の、要は、家族構成、距離等々にもよりましてと。
加えての、葬式なんか、何回も出さへんわと。原則、祖父母、両親までかと。そして、順送りでと。

私の場合ならばの、祖父既に他界で、祖母の時には、親が主体やしと。されどの、私も社会人やったしで、相応に自覚、観察してたです。
云うたら、我が両親の場合、自分が喪主となる可能性もあるのやしと。親父の時には、母当然の如くに逃げまくりの、私が喪主になったですがと。
ソレは私が長男故でと。

方々の葬式も見てるしと。余所なら、気楽の、されどの、自分がやる時にはと、或る意味、真剣に観察してるです。実際には、やらんと分からん事が多いけれど、此度の、F叔母を加えるならばの、火葬場までの、骨拾いにまで、何回、同行したかと。10回はと。
結果、色んな葬儀形式、火葬場、墓地をも承知でと。

イヤ、悪い経験でもあらへんですがと。
云うても、火葬場の場数がとなれば、それだけ、近(ちか)しい親族を亡くしてるになるけれどや。
初回の、祖母の時には、ショックやったですがと。我が家での正式なるの、葬儀そのものが、初めてもあるけれどや。腰骨辺りを骨折してての、焼かれたアトに、鉄片が出て来てねえ。こんなんが、カラダに入ってたかと。泣けて、泣けてと。コレでは、歩けへんなあと。
イヤイヤ、その骨折が原因にて、歩けんよになりましてと。昔はそやったです。年寄りが、足腰、骨折したら、オシマイでと。

精算等々、実際には、手を出してえへんけれどや。親父、叔父達がやってたを横目で見てるです。約40年前で、死に金(しにがね)の、語呂合わせの、42(しに)万円やったかと。あくまでもの、総額なれどです。総額とは、香典返し、初七日等々、含めての、一切合切の話かと。
大卒初任給33500円の時代やでと。当世でなら、ザッとで、250万円に該当かと。

そやけどなあの、そやけどで、香典なるも、互助の精神でと。
凄い金額と、当時、思たけれどの、結果的、トントンやったかと。若干は、出費してるに決まってるですが。詳細、よお知らんです。無関係故で。
云うたら、親父の時もと。結構、掛かったけれどの、香典にて、正直、助かってるです。
ツイデになら、親父も腰骨辺りを骨折してて、矢っ張り、焼き場で、金具が出て来たです。へえと。
実は、私も足をば、骨折にて、金具を入れられたですが。若さもあって、取れたですが。祖母、父、私も、奇しくも、同じの、左足側。

イヤイヤ、デデデの、超現実的なるの、話ならばの、自宅でする方がと。
旧知の面々、沢山、訪れてくれましてと。但しの、家の者は大変でと。当然にして、ご近所さんにも、お手間を取らせるになるけれどや。
例えばの、トイレ一つ、お借りしんならんです。着替え等々も、家では人で、一杯でと。

云うたら、祖母は、当然にして、京都の自宅でと。自宅が圧倒的主流故でと。
親父は、亀岡に引っ越してからではあるけれどの、斎場、メモリアル・センター、シティ・ホール等々なんかで、やる気、毛頭のと。頭っから、自宅でやる気でと。

結果、正直、我が町内会、アトにも、先にも、我が家での、この一回だけになったですが。次回、どするかとなればの、悩ましく。
ソラナア、先の通りの、家でやるは、隣り近所から、町内会の、役員さんも、大変でと。ソレを考えたら、しかるべくの、斎場かと。されどの、我が感覚からは、味気無く。

イヤ、変な話の、私には、昔通りの、向かい三軒両隣の、町内会的感覚ありましてと。さもなくばの、町の活性化はあらへんゾと。されどの、されどで、手間隙、迷惑掛かるも事実でと。
迷惑なる、表現正しいか、どかは別として。ここら、辺りの考え方が難しく。
イヤイヤ、我が親族、結果、祖母、親父の葬儀は、自宅でと。義父も自宅でと。母方の、一部は、自宅やったかなあと。その他、親族、斎場でと。
ソレ以外の、会社関係、友人関係のは、数も数えてえへんけれどや。圧倒的多数で、斎場でと。
云うたら、年々、斎場での、葬儀が圧倒的多数になってるかと。マア、云うたら、埒が明いてええのかと。

デデデの、考え方、様々なれどの、「互助会」なるのがありましてと。
考え方とは、マダ、生きてるのにと。死ぬを想定はと。葬儀の準備はと。
イヤ、当家の場合、祖母の代から、何口か、掛けてるです。会員になってたら、話も早いしと。実際には、割安になるのか、どかは、知らんけれどの、割引もありましてと。

別段の、葬祭に限らずの、婚礼にも使えるしと。云うたら、葬祭、二度。婚礼、二度使たかと。
特には、葬祭なんか、突然でと。急には、お金はあらへんわと。
(08/12/13)


NO.85 叔母の話(8) 諸々の話

斯くなる次第の、斯くなるでと。
国道1号線、洞ヶ峠のシティ・ホールから、事故せず、迷子にならずの、無事に田辺の、T叔母、K子を送り届けの、光圓寺さんにも連絡取れてと。
当面の我が目標、課題達成にて、ホと安堵。
した、途端、グと腹減ってねえ。

オッとの、晩飯喰てへんのやなあと。シモタなあと。二人にも、一声、掛けたら良かったなあと。嫁はんと二人で、大の付く、反省会。
まあなあ、仕方が無いなあと。云うたら、全然に気が付かんかったです。オマケで、道中、あったかなあと。所謂の府道、間道、脇道でもあってと。空腹感無くの、眼中に無しの、只、ひたすらに、道順、教えてもらい乍らの、走ってたもあるけれどや。

ソレはソレの、とりあえずは、国道24号線にと。
ここから、亀岡まで、如何なる経路となるけれどや。オッとの、この際にと。折角やしと。
8日の当日、葬式なるが、二件が重なりのハシゴになったしと。24号線沿いにあるの、「京都文教大学」、昔は、家政短期大学なる、女子短大やったですがの、お向かいさんのと。斎場の場所をば、確認しとこかと。大体の場所なら、承知やけれどや。
斎場なんか、用事が無ければ、分からんわと。
分からんとからに、会場に行くに、モタモタしてて、時間喰たら、何してる事かと。

とは、云え、時間がなあと。遅いんやと。飯や。飯屋はんはと。
ラーメンでもええとは、思いツツの、時間も時間で、夜で、久しぶりに走るの国道24号線でと。道中、あったと、思た時には、通過のと。
加えての、ラーメンではなあの、思いもありましてと。さりとての、こんな時間、既に、9時も回っての、10時頃やでと。外からチラと見える範囲でも、店内閑散でと。入るの気がしいひんしの、灯りがあったら、飲み屋でと。
とも、云うてられへんけれどの、ソレでも、飲み屋に用事は無いしと。

出来たら、ファミリー・レストランにて、ご飯が喰いたいなあと。
イヤイヤ、斎場も、モ、そこと云う場所には、「ロイヤル・ホスト」<エラー・削除・13/01/07>があったしで、一旦、入ったけれどや。駐車場がや。迷惑駐車阻止の、下から、ストッパーが上がるの方式でと。イヤらしいなあと、止めよかと。イヤらしいのもあるし、満車でと。探せば、一台や、二台の空きはあるけれどや。
まあ云うたら、ここまで来たら、焦る事もあらへんわと。何なら、亀岡の、「さと」でもええかと。駐車場をば、出てしもてと。

イヤ、それこその、駐車場から、出た途端、夜故、斎場、「宇治ブライト・ホール」なるは、看板の灯りにての、一発、分かったです。嗚呼、ここかいナと。
こんな場所に斎場あったかと。確かに、国道24号線沿いで、「京都文教大学」のお向かいさんでと。分かったと。

イヤイヤ、三十年近く前までの7年間、この近くに住んでたですが。但しの、出て、三十年やしで、周辺、相当なる変貌してましてと。変貌してても、概略一緒でと。
場所さえ、分かれば、ホと安堵の、更に、腹減ったなあと。
ここまで来たら、道の状況も、可成り見えて来てましてと。ソラなあ、7年間、居た場所でと。されどの、道も、店も、何もかもがと。云うたら、国道24号線なんか、車で走るも、何年ブリかと。

24号線から、「御幸宮」さんの処で、進路変更の、赤池方面へと。赤池から、東土川へと。ここらも、スッカリ、変貌のと。大体が、油小路通りに高速道路の高架がと。ええのかと。
云うたら、油小路通りを真っ直ぐにて、京都の我が家に着くですがと。イヤ、正確には、住んでた場所にと。借家やったしナと。現在では、焼き肉屋はんになってるですがと。

オッとの、東土川の信号の、国道117号線を突破の、其処で、適当なる店、「夢庵」<エラー・削除・11/07/17>なるを発見。嫁はんと、顔見合わせの、嗚呼、ええのがあるなあ。ここにしよかと。
駐車場も適当でと。空きは沢山の、迷惑駐車対策してへんしと。気楽やしと。入るにしたです。

店内に入れば、妙齢の姉ちゃん、煙草は吸われますかと。
オッとの、煙草も吸うてえへんかったなあと。ハイ、吸いますと。席に案内されての、オッとの、オッとで、忘れてならじの、我が妹に、F叔母の葬儀の日程をと。
詳細をば、連絡しといたらんとと。ケータイ・メールを、チョイ、チョイと。既に、11時前かと。ソラ、腹も減るですと。
息子共には、明日にでもと。訃報のみをと。神戸や、富山、高岡から、来んでも宜しいしと。

しかるにの、何で、ラーメンでもと思いツツの避けたかとなればの、話簡単の前日には、関西医大附属男山病院に見舞いにで、昼食、向かいのラーメン屋で、H叔父と二人して、喰うたしと。
イヤ、ラーメン屋に入ったら、F叔母のお見舞いに来たはったの、お姉さん、妹さんと、バッタリとと。
イヤイヤ、妹さんとは、病室にて、挨拶したけれどや。挨拶とするよりは、入れ替わりでと。お姉さんとは、ここでお会いしての、多分ならばの、叔父の結婚式以来でと。
或いは、従兄弟の結婚式以来かと。良くは覚えてえへんです。只ナ、流石に姉妹でと。F叔母とは、何となくの、面影あってと。

イヤイヤ、ラーメン屋で、自己紹介、方々の、挨拶致しまして。
柴田と申しますの、オッとの、H叔父の兄の息子ですと。タケちゃんですねえ。F子から、良く聞いてます。へえと。

しかるにの、変な話で、私等が、F叔母のお見舞いしたってなあ。単なるの、お見舞いの、顔出し以上のモノでは無いです。何のお役にも立たんです。立てへんです。反って、邪魔になるかと、思う程。
云うたら、お姉さん、妹さん達の方が、数段、役に立つです。遠慮が要らんですと。

そらそおや。
私等が居てて、変な話の、変な話で、オムツ交換にしたって、居てたら、邪魔でと。看護師さんから、追い出されるしと。
姉妹さんにしたって、追い出されるけれどや。F叔母の面倒なんか、私になんか、何にも出来ませんですと。精々が、先の通りの、オニギリ、お茶の差し入れ程度かと。
H叔父、従兄弟の話相手かと。

ホンマやでと。私等にしたって、姉妹さんにしたって、双方、気を使いましての、個室と云えどの、狭いしなあと。
姉妹が来やはったら、私等が部屋を出て。談話室とするのか、適当に時間潰しして。病室に戻れば、姉妹が、気を使いの、出やはってと。
ソラナア、双方、身内、内々の話もあるやんかと。場が場だけに、冗談云うて、ケラケラ、大声出して、笑てられへんしと。姉妹さんが居たはったら、話の内容にも、相応の気も使うしと。

さりとての、私にしたって、イツ、帰るかと。
談話室にて、椅子に座った、H叔父、ウトウトとと。介護疲れもありましてと。ソラ、ここ数日、付きっ切りでと。
従兄弟が、親父、H叔父に、一寸、家に帰って、寝て来たらと。お風呂にでもと、なった故に、ホナラの、ホナラで、私が送って行っての、そのまま帰るにするわと。
姉妹さんは、当日の夜、付き添いをさせて欲しいと、H叔父に云うて来やはってと。結果、どされたかは知らんですがと。姉妹は有り難いなあと。

イヤイヤ、その明くるの、この日、当日。
加えての、朝からの、墓参の帰り、9号線沿い、洛西の、「丸亀製麺」で、うどんやしと。結果、麺類、二日も続いててと。
以来の、飲まず、喰わずで、今やしナと。更に、ラーメンでもなるは、言葉上での、最悪の場合でと。やっとで、「夢庵」にて、暖かいお茶と、煙草一服、二服の、ご飯も喰えての、人心地がと。
喰てしもたら、最早の11時やでと。長い、長いの一日でと。マダ、帰らんならんですがと。

変な話の、ホンマに死んだのかと。
云うたら、マダ、70代に入ったバッカリにての、当世の基準からは、早いんやと。ツイデになら、H叔父、来年80歳。
にしては、若く見えるナと。
(08/12/14)


NO.86 叔母の話(9) 形態も様々の話

マアナア、夜伽なんかはなあ。
私等は何時頃に家を出るかだけが問題でと。云うたら、夜の7時であっての、最悪、ソレに間に合えばと。
アトは出来る限り、早めにと。
H叔父一家は、朝から行くと、云うてたですがと。私等は、諸般の事情にての、朝からは、難しいしと。諸般とは、母の件での、食事の準備万端しとかんならんです。するは、嫁はんなれどです。

特には、土曜日、ディー・サービスの日でありましてと。
送り出しは出来ても、迎え入れが出来ませんです。そんな時間に、帰れてえへんしと。大体は、朝の9時頃に出て、夕方4時でしてと。
時間が時間故に、夜伽が、終わってからは、一寸した、食事も出るとかでと。私等は食事の心配が無くとも、母のがあっての、晩飯分までの、準備でと。
矢っ張り、嫁はんがと。
加えての、施設のお方に、居てませんのでと。戸締まり万端、諸々、宜しくお願い致しますと。戸締まりなんかは、母がする筈なれどです。念には、念をと。
幸いにしての、タマタマなれどの、町内会に担当のお方がお住みでと。お伝えにと。嫁はんがと。
ホンマやでと。そんな意味では、前夜も、出るに、母には、コレコレでと。説明方々、晩飯の手筈もと。私等のは、遅なったですがと。

斯くしての、昼一番、遅くとも、二番に出るツモリのと。
されどの、朝から、東京在住の従兄弟から、電話があっての、再確認のと。
イヤ、何とかするしと。場所の詳細、教えてクレと。大体で結構の、アトはネットで調べるしと。ソかと。暫し、待てと。こっちは、正確なる地名、電話番号まで知らんしと。云うたら、斎場名称もええ加減でと。ネットで調べるしと。
安全を見て、ケータイの番号もと。

電話を切ったら、H叔父からの電話で、お花の件やけどと。
あのなあと。先方、F叔母方は、兄弟姉妹さん多いしと。ン対にと。こっちは、どするやと。原則、変な話の、言語明瞭の、叔父の格好付くよにと。イヤ、考えてもらわんでもええでと。
ソラナア、現実的なる話の、お花一対をば、何人かで、組めば、費用も其の分、安く済むですしと。「親族」として、一対、別途、出すけれどや。

オッとの、東京はどするやと。
聞いとかんとなあと。こっちの状況説明方々、調整しとかんとと。イヤイヤ、来るみたいやでと。ソかと。
しかるにの、朝から、あっち、斎場に行くつもりが、祭壇のお飾りを組み立ててクレとの事で、マダ、出てえへんしと。ソかと。こっちは、昼一番、二番になるしと。
とは、前日にも、云うてるけれどや。

結果、東京からは、二男が来るになったみたいでと。
私が連絡は、当然にしての、長男でと。
イヤイヤ、我が親父の時にも、夜伽には、マズは、二男が来てくれて。兄貴は明日になってと。バトン・タッチで、帰るしと。来てくれてたです。
云うたら、東京のは、我が親父の妹の子でと。男三兄弟で、私とも、年齢が近く。その昔は、大阪、梅田に在住でと。小学生時代までは、行き来してての、良く喧嘩のと。東京に引っ越してからは、遠いしなあと。

されどの、小さい時に喧嘩してた分、仲が良く。
そんな意味なら、こっちでの、柴田の従兄弟なるは、一寸、年齢がと。離れててと。云うたら、四十代でと。軽くの一回り以上、離れててと。それでも、従兄弟は従兄弟やしと。私は、タケちゃんでしてと。ソレで、結構なれどです。
そんな次第で、東京の従兄弟との、連絡窓口にもなりましての、実際にも、ナカナカに出られへんでねえ。
出たは、何時や。昼飯喰ての、一時は軽く、過ぎてたかと。

マアナア、斎場なるは、国道一号線沿いにあって、スグにも分かるしと。
着けば、案内嬢、どちら様ですかと。柴田ですと。案内致しましょうか。イヤ、承知でと。昨日の場所、二階の部屋にツタツタと。入れば、ダアレも居てへんでねえ。
オッとの、ご遺体もあらへんゾと。

ツタツタと、一階に降りて、すみませんがと。何処ですかと。
ホナラの、再度の二階にと。此方ですと、案内された部屋、前日のお向かいやったですがの。入れば、様子がと。
イヤ、F叔母のご遺体はあったけれどや。オッとの、棺桶に収納以前の飾り付けの、作業途中でありましての、「ご遺族のお方は、まだ、ご遠慮下さい。」と、追い出され。
案内嬢も勘違いされたかと。私等は、単なるの、親族の集まるの場所にと思てたですがと。

イヤイヤ、結構の、ホナラの一階でと。奥の部屋ですと。
行けば、H叔父一家、T叔母、K子も居てましてと。話簡単の、柴田は全員、揃たです。強いてなら、東京からのが、マダやけどと。何分の遠いしなあと。一時に出るとかでと。

斯くなる次第の、斯くなるでと。
葬儀の形態、様々なれどの、ここも其の一つかと。
イヤイヤ、「柴田家」としてあるの、控え室も分かりの、皆さん、葬儀会場に居てるみたいでの、入りましたら、「お久しぶりです。」と、立ち上がった男性一人。
オッとの、瞬時の、S叔父がと。
イヤ、S叔父は他界のと。其の息子、我が従兄弟、T坊(ぼん)かと。ン十ン歳にもなって、坊も可笑しいけれどや。嗚呼、ビックリした。ホンマに久しぶりやねえ。来てくれたんかと。

イヤ、こっちには居てへんです。九州、大分でと。この前はとなればの、S叔父の葬式以来かと。17年は経つのかと。
しかるにの、昨日、T叔母、K子とも、T坊の話はしてたですが。来るとは、一言も聞いてえへんしと。オッとの、T叔母、K子もソレ以来かと。
イヤイヤ、当人も、行くとは云わずに、来たですて。へえと。連絡受けて、急遽ですて。車は別府に置いて、フェリーで来たですて。半日、12時間掛かったですて。但しの、往復の旅費が一番に安いですて。へえと。

とかとか、控え室にて、適当なるの、雑談してたなら、先ほどの、案内嬢が来ましてと。納棺致しますのでと。
云うたら、先ほどの、間違いで入ってしもたの部屋に案内されましてと。変な話、部屋の状況承知でと。納棺ねえと。変な話の従来ならばの、納棺なるは、業者がやってくれたはったですがと。
一体、何をするのかと。納棺の立ち会いかなあと。

思てましたら、先の男性、宣うに、納棺致しますので、皆様、ご一緒にと。へえと。親族も一緒に納棺するのかと。
正直には、こんな作業するは、初めてでと。助手の女性、叔母のご遺体をば、台車とするのか、コロ付きの台で、運んで来まして。男性、さあ、皆様、ご一緒にと。重たいですしと。
イヤイヤ、死後硬直始まってるかと思いきやの、首なんか、ブラブラの、柔らかそでねえ。化粧も一段と綺麗にされてましての、今にも、目を見開きそでと。
イヤイヤ、何人や。親族9名。先方さん2名で、納棺でと。イヤイヤ、感触、柔らかく。

で、オシマイかと、思いきやの、最後ですので、触ってあげて下さいと。当たり前に衣服は着てる故に、顔と、手しか触れる場所は無いけれどや。
順々にと、私も触ったけれどの、マタモヤの、正直、ビックリしたです。手を握りしめれば、弾力性がありましてと。ソラ、冷たいけれどや。こんなにも弾力性があるのかと。

ホンマになあ。過去、こんな作業したは、初めてでしてと。
にしても、上手い具合に、この作業、儀式とするのかに、間に合おて良かったなあと。もっと、遅くに着いてたら、間に合わんかったです。イヤ、10分、20分の差かと。

オマケで、変な話の間違いにて、一度入ってたし、部屋の様子も承知してたですがと。
何にも、知らんかったら、ビックリしてるです。まさかの、ご遺体を一緒に納棺するとはと。
イヤ、一向に構わへんけれどや。従兄弟の息子、娘にしてみたらの、貴重なる体験でと。小学生の娘曰くに、手が冷たいなあと。私は、冷たさは、感ぜずの、兎に角の、弾力性あっての、柔らかいなあと。下手したら、握り返されるよなと。
モっと、云うたら、何かの弾みでなら、知らんけれどや。F叔母の手をば、意図して、握るは、コレが最初で、最後かと。
兎にも、角にも、斯様な儀式、させられたは、初体験。
(08/12/15)


NO.87 叔母の話(10) 光圓寺さんお迎えの話

マアナア、大抵なら、親戚縁者、こんな時にしか、会えへんなあと。
もっと、ええ事で、会えたらなあと。
確かに、S叔父一家とは、H叔父の、S君の結婚式以来かと。
H叔父なら、F叔母も元気な時、昨年には入院前に年会で会おてるですがと。其の際には、こんな事、夢にもで。

イヤイヤ、デデデの、光圓寺さんのお迎えに樟葉駅まで、行って欲しいとの事でと。お寺を出られる際、電話して戴けるですて。
ソかと。イヤ、ソレくらいにしとかんと、手違いあらば、大変でと。
お迎えなるは、一向に構わへんけれどの、容易い御用の、されどの、兎に角の、方向音痴の、土地不案内故、誰か、一緒に来てクレと。話簡単の、カー・ナビも装備してへんしと。仮にもの、装備してても、使い方が分からんの、ええ加減やのにと。右と左の区別が今一、自信がと。
イヤ、ホンマやでと。今一なら、可愛らしいけれどの、見事なまでの、全然やと。自慢や無いけれどの、一々、考えては、運転してへんしと。下手したら、何処へ行くかと。

ソレもあるし、改札口にお迎えするに、車を誰かが、見て欲しいのもあってと。
イヤ、樟葉駅の状況知らんけれどや。特急、快速が止まるならばの、相応の規模の駅やろしと。其処等に適当に置いとけへんのもありましてと。
加えての、こんな場面で、駐車監視員にでも、捕まってみいと。目も当てられへんしと。
と、までは、云うてえへんけれどの、安全を考慮しとかんとと。

結果、T坊が、一緒に来てくれるになりましてと。ホと安堵。
頼り無い話なれどの、私にしたら、真剣、真面目なる話でと。任しといてと、安直に請け負いの、道でも間違おててみい。迷子になってみい。大変ゾと。
よって、自信の無い事については、沽券も一切の無関係。案内役をば、懇願でと。

ソラナア、お坊様は、一目瞭然の、その格好で、来られるけれどや。
モっと、云うたら、ホットイテも、駅から、タクシーで、来られるけれどや。その方が、本来的、無難で、安心やけれどや。お迎えに行って、事故でも起こしたら、大変でと。
下世話なる話の、「お車代」も包んでる筈やけれどや。

ソレはソレ。コレはコレのと。
タクシー待ちの行列出来ててみい。時間によっては、大変ゾと。お通夜に間に合わんかってみいと。
そんな事、無いとは思うけれどや。兎に角、お盆と違うしと。ましてやの、初めての駅やってみい。右も左も、公衆電話の場所さえを探すに一苦労の、何年前の話をしてるかの如くでと。自分と一緒にするは、失礼なれどの、私も、仲介での、お願いしたの、責任もありましてと。予測出来てる事は、対応しとかんとと。

デデデの、電話があったしと。S君からの連絡受理にての、祇園四条駅から、京阪電車に乗られるらしくの、計算的、特急、快速でなら、樟葉駅まで、20分強なんですて。よって、概略の30分前にはと。
ホナラの、T坊と二人して、行こかはええけれどの。煙草一本、吸わせてナと。殆ど、吸うてえへんかったんやと。

吸うてる最中、オッとの、大変のと。
車のキーは何処やったと。礼服の上着、ズボンのポケット、カッター・シャツまで、全部、探しまくってあらへんのや。
オッとの、オッとで、アト、一箇所、心当たりなるは、コートのポケットかと。車で来て、駐車場所にて、ネクタイ締めたり、着替えたりと。コートも着て、建物に入ったですがの、控え室で、脱いだナと。置いたナと。其処やと。

大急ぎで、控え室に戻りの、コートのポケット、探しまくりの、ホと安堵。あった、あったと、大騒ぎ。
所要時間、一分、二分なれどのです。焦ったなあ。何してる事かと。安請け合いしてからにと。聞いた時に、即の、確認しとけよなあと、とは、自分にでと。

ホナラ、出発の、ここから、駅までの、所要時間どれくらいかと。T坊に尋ねたらの、何も無ければ、信号次第の、5分、10分かと。されどの、この時間帯、日曜日でもあっての、倍は掛かるかと。へえと。今から出て、丁度かと。
成る程の、交通渋滞にての、進み具合がと。されどの、ご心配無用の、余裕時間充分でと。乗って、20分強掛かる筈でと。20分掛かっても、間に合うですと。ソやなあと。

兎に角、次ぎの信号を真っ直ぐとか。どっちに曲がって等々、T坊のご指示には、素直に、ハイと。さもなくばの、着かへんしと。
諸々の冗談、雑談、無駄口適当にし乍らの、樟葉駅に着きましてと。着いたはええけれどの、駅前ロータリーには、車が適当に一杯のと。僅かな間隙見つけての、強引にでも、止めましてと。ここには、バスも入って来るしで、下手な場所に止められへんです。
加えての、私等なんか、問題外の、無茶な止め方してるの、田舎者も居てましてと。

ホンマやでと。
皆様、他の車の通行の邪魔にならぬよに止めたはるのにと。横着なるのも居てましてと。こんなヤツ、何処にでも居てるですがと。自分さえよければの、規範無視のがと。
私等なんかは、強引であっても、運転の技術力で、カバーしてるです。余所様には、断じての、ご迷惑掛けぬよにと。ホンマやでと。田舎者とは違うわと。止めても、前後のが、出られるよにの、通行の邪魔にもならぬの、はみ出さぬよにと。急がずの、精一杯の出来るの努力はしてるわと。配慮せずの、無視なんか、してへんわと。

そんな事は、結構の、私が迎えに行くしで、T坊、車で待っててなあ。しかるにの、改札口は、どっち方向かいなあの、あっちですの、あっちかと。
私にしたって、樟葉駅なんか、初めてでと。加えての、夜の6時過ぎともなればの、暗いしなあ。暗いは結構の、駅から、改札口に出て来るの乗客をば、監視しましてと。

イヤイヤ、多いけれどの、らしき姿のがナカナカに現れずの、時刻表からは、イヨイヨのコレやろなあの、人の波が収まっても、マダ、出て来ずのと。このアトかなあと、諦めかけた時、光圓寺さんが見えましてと。
嗚呼、良かったと。
イヤ、最早の、6時半でしてと。アト、三十分で、お通夜が始まるですと。
とは、云わずの、お持ちの鞄を預かりましての、車はアチラですのでと、ご案内致しまして。

イヤイヤ、時間も時間で、ロータリーには、車も多いし、タクシーも、有るにはあるけれどの、列もありましての、こんな処で、タクシー待ちなんか、されててみい。軽くの、遅刻やゾと。
私等のなら、列を待たずの、車に乗れば、何にも云わんでも、目的地に着くけれどや。但しの、案内役が居てるしと。

マア云うたら、人の状況、亀岡駅と、ええ勝負かと。亀岡駅なら、タクシー乗り場もありましてと。されどの、並河駅ならばの、ロータリーはあっても、タクシーなんか、あらへんです。
考えてみたら、樟葉駅は、特急、快速も止まるの駅なんやと。

イヤイヤ、デデデの、無事に斎場に着きましてと。玄関に横付けの、光圓寺さんは、T坊に任せてのと。
車を置くに、場所が無く。
云うたら、モ一件、お通夜の先様ありましてと。多分ならばの、時間が重なってるかと。駐車場の誘導係さんに、お願いの、場所を確保して戴きましてと。

柴田家の斎場にと。向かえば、東京からの、Y雄が来てましてと。
嗚呼、久しぶりの、来てくれて、おおきにと。イツ、着いたんや。今やと。
イヤイヤ、彼は、飛行機にてで、大阪方面からなれどです。知ってたら、捕まえたのにと。お坊様を迎えに行ってたしと。されどの、探してたは、お坊様だけでしてと。
同じ頃に着くならばの、一緒に探して、乗せたのにと。そっちからでも、分かる筈でと。こっちは、礼服着てるしと。
されどの、予測してへんかったら、分からんなあと。既に、タクシー乗り場に居た可能性大でと。
(08/12/16)


NO.88 叔母の話(11) 葬儀形態の話

ソラナア、何と云うても、単なるの親族、気楽でと。
一番に大変なるは、H叔父でと。丸々の当事者故でと。S君には、母親でありの、その息子、娘には、良い経験かと。

とまあ、葬儀の詳細をば、掲載しててもナと。
されどの、参列する度、形式も替わっててと。もしかしての、葬儀社によって、違うのかと。
イヤ、参列者に立礼(りつれい)役6名。粗供養をば、お配りするの役、2名をと。出してクレと。斎場の担当者から、あったらしく。

イヤイヤ、粗供養を配るは、斎場の方がされる場合が、殆どでと。こっちから、出して欲しいの要望、初めてかと。
誤解無きよにの、どっちでもええ話なれどです。お通夜では、K子と、叔母方の二人でしてたですがと。葬式では、K子一人。相棒来てへんしと。

立礼は、何度もやらされてるです。
やらされてるとするのか、自発的かと。此度、6名との事で、若手で構成ですて。私は、年寄り組でと。話はチラと横手で聞いてたですが。要請無くて。無ければ、出しゃばるの必要無くて。
イヤ、一向に構わへんです。

お通夜では、叔母方の兄弟姉妹のお子様が数人居たですが。叔母の兄弟姉妹のお子様ともなれば、ええ歳の、四十代でと。明くるの、葬式当日、平日故で、叔母方親族激減にての、立礼に動員されて。
イヤイヤ、至って、自発的行動でと。空き席の数を見たらの、一目瞭然のと。若手が二人減ったら、二人補充の、容易い御用の、東京の従兄弟と、私が加わりましてと。

これも、葬儀社から色んな指示あっての、喪主、息子、娘は当然にしても、嫁、婿、孫を含めるの、家族で立礼の場合もありましてと。どれが良いのか、分からんですがと。強いてなら、家族が立礼かと。
家族でとなってたら、私等、遠慮するですがと。何でも結構の、人数出せとなればの、相応にと。格好付けんとアカンやろしと。

この粗供養にも、清めの塩がある場合、無い場合がありましてと。
尤も、清めの塩なるは、お祓い、清めの類の、神道でと。取り仕切るは、仏教故に、要らんと云えば、要らんですがと。無ければ、無いで、モノ足らず。
事程左様に、よく分からんです。何が正解で、不正解かと。結果的、正解も、不正解もあらへんかと。要は、故人を偲びの、お坊様が主導にての、一連の儀式が滞り無くの進行にての、原則、灰にしてしもたら、オシマイでと。
そんな具合に考えたら、味気無いけれどの、事実でと。
死んでしもたら、オシマイなんやと。

ソラナア、手を握って、柔らかくと。握り返されそおでの、今にも、目を見開きの、起きそでと。
云うててもなあ。実際問題、握った手をば、握り返されてみい。目を見開きの、起きられてみい。パニックになるゾと。怪談、お化け、ホラー映画やあるまいにと。
まあ云うたら、血の繋がり無くともの、身内なればこその、触るし、触れるのであってと。知らんの、他人さんやってみい。気色が悪いわと。

ホンマやでと。
F叔母を、納棺の際、ご遺体処理担当の助手やろかの、女性が、叔母の手をば、合掌の形に組み合わせてたですが。仕事とは云えどの、大変な仕事やなあと。
云うたら、叔母なんか、マトモ故にええけれどや。マトモで無いのもあるやろしと。私なんか、卒倒してしまうかと。

デデデの、順送りならばの、我が母、そして、私ならと。
どんな葬儀をとなればの、迷うなあと。
当然にして、豪華絢爛の、金掛ける必要も、気も無いけれどや。先立つの、モノもあらへんしと。そんな事では無くの、家でするのか、しかるべくの、斎場かと。
私なら、原則、家でと、考えてるけれどの、既に、主流がと。殆どが斎場かと。

イヤ、先の通りの、家でなら、隣近所にもお手数掛けるになるです。町内会の役員さんにもと。
役員さんなら、どっちにしたって、お世話にならんとなと。此度も、多分ならばの、受付なるは、叔父の町内会の役員さんかと。少なくともの、承知の範囲の、親戚筋では無かったしと。

我が町内会でも同様の、原則、区長が受付担当したはるかと。幸いにしての、我が期には、葬儀無かったですがと。
そんな意味なら、ここ数年あらへんなあと。後期高齢者世帯、10軒もあるのにと。
そんな事は結構の、家でなら、その他の役員さんにまで、ご足労でと。少なくともの、ホットケへんです。加えての、車の置き場もと。マアナア、ここら、亀岡の田舎やしと。一寸、離れた場所ならばの、止めたはるけれどや。一応は、住宅街故に、そこらに適当とは、出来ませんです。

結局は、出来れば、家でと。
どちみちの、葬儀は大変なれどです。狭い家で、葬儀をしてたら、尚大変でと。マアナア、どっちが安いかもあるけれどや。施設を使わへん分、家の方が安いみたいには、思うけれどや。
親族には、不便を掛けるになるしで、総合的ならばの、場所を借りた方がと、思たりも。

そやけどなあと。変な話の、こんな時だけやでと。家に一杯の人が集まるのがと。
親父の時には、そのままの、家でしたですがの、叔父二人も来てくれてと。結果的、S叔父、半年後に他界で、最後になったかなあと。
イヤイヤ、京都の家なら、一緒に暮らしてたですがの、宇治、亀岡には、叔父達、馴染みが無くて。或る意味、良かったなあと。

此度、F叔母の葬儀ならばの、叔父宅に行くの用事が無いです。
当人曰くに、引っ繰り返ってると。ソラナア、其処の主婦が病(やまい)にて、動けてえへんです。ましてやの、入院してて、叔父も行ったり、来たりで、家では、寝るだけの、臨終にての、その段階より、葬儀の打ち合わせに、関係者に連絡にと。
下世話な話の、葬儀費用の金策、目算、諸般の手続きもあるやろしと。周囲が大変なんやと。

斯くなる次第の、斯くなるでと。
誰もが、一度は、死ぬですがと。如何なる葬儀にするのかと。葬儀をしてもらえるのかと。
モっと、云うたら、葬式の費用だけでも、残しとかんならんなあと。只でさえ、周囲に迷惑掛けるのにと。葬式費用まで、出させたでは、目も当てられへんですがと。
そのためにも、互助センター、セレマの会員にもなってるしと。ソレだけでは、知れてるしと。

云うたら、葬儀なるは、故人のためがあるけれどや。残された、家族の、自尊心もあるのかと。
ソラナア、幾ら、質素でと。身内だけでええでと、云われててもや。ホントの家族、一部、親族だけで出来ますかと。身内とは、どの範囲もありましてと。
知らせる親族、知らせへん親族があったではナと。後日、何を云われるかと。

イヤイヤ、F叔母のにしたって、質素にと。
H叔父、口にはしてたけれどや。アソコの電話番号知ってるかとか。問い合わせなんか、して来たりと。近所で、付き合いも、少ないしと。
口には、してたですがの、近所の人も、来たはったしと。イヤ、叔父が、紹介してくれたりと。

イヤイヤ、斯くなるでの、事前には、質素に、質素にと、口にはしてても、結果的、恥ずかしく無いの、葬儀をと。誰にとなればの、故人と、残された、家族にとってかと。
故人は、モノ云わへんしと。結果、世間並みになるのかと。その世間並みが難しく。
但しの、斎場が、相応の綺麗で、豪華絢爛なる建物ならばの、上等の葬儀には見えるかと。その分、矢っ張り、金掛かるのかと。
(08/12/17)


NO.89 叔母の話(12) 葬式のハシゴの話(1)

斯くなる次第の、斯くなるでと。
時代の変遷、何よりもの、一番の変化なるは、お香典返しかと。
別段に、お香典返しに限らずの、冠婚葬祭等々、何でもでと。

イヤ、一昔、二昔ならばの、当たり前にです。相応の百貨店、老舗にての、大丸、高島屋なんかで、お返し、何にするかと。品定めなんかを致しましてと。
遠くならばの、宅配なり、持参なりと、したモンでと。コレ又、持参ならばの、親戚付き合い、近所付き合いを兼ねてたかと。
マアナア、同じの町内会ならばの、歩いて、一分、二分の、歩こが、走ろが、自転車でもの、ご自由にの、持って行った方がと。運送代、掛からんだけでも、安上がりと。
町内会の重鎮ならばの、その折りにはと。当たり前に、御礼方々要りましてと。皆がしたはるかなんか、知らんけど。

当世、ギフト・カタログでと。戴いたら、その範囲で、適当なるを選択の方法でと。
イヤイヤ、ええも悪いもあらへんです。お返しをば、戴いても、重なったり、趣味に合わへんかったりと。反面では、原則、送り主の主観と独断、趣味、選定にての、コレは、あの時の、アノ人のと。思い出すの一品になるですがと。
反面の反面ならばの、カタログやしナ。荷物になっての、重たくはあらへんです。さりとての、当世、大抵ならばの、車やしと。重さ、嵩(かさ)は、考慮して戴かんでも結構のと。

ホンマやでと。
その昔ならばの、徒歩なり、公共交通機関で、出向いたですがと。考えて見たら、宅配なんか、考えてえへんかったかと。当世の如くに、日通のペリカン便、クロネコヤマト、佐川急便もあらへんしの、運送網、充実してへんしと。
あって、郵便局の小包かと。
網羅で、誠に便利になったですがの、反面では、親戚付き合いも希薄化しましてと。

イヤ、ホンマやでと。
その昔ならばの、風呂敷に包みましてと。当世ならばの、しかるべくの、紙袋に入れましての。そのままでも、結構の、ハイと、手渡しましてと。
そんな意味なら、風呂敷も絶滅かと。見る事が無いなあと。
モっと、云うたら、買い物籠まで、スーパーには、置いてありましてと。レジ袋に入れてましての、エコが、エコがと、エコロジーがと。環境保護がと。叫ばれてるですがと。昔の姿に戻ればの、間違い無くの、エコなんやと。

ホンマやでと。
レジ袋なんか、夢想だにと。されどの、便利は確かの、便利に慣れて、エコが難しくなったかと。一々、持ち運びもせずに済むですと。
イヤイヤ、ギフト・カタログならばの、便利は便利で、埒があくです。効率的なるは確かでと。

ソラなあ、夜伽、お通夜が終わったら、ギフト・カタログ戴きましてと。
変な話の、オッとの、トットの、幾ら包んだかの、中身、見られたかと。早いなあと。香典返し、半額かと。ハッキリしてて、結構かと。
ホンマに、ホンマやでと。良いも悪いもあらへんです。どんなモノをお返しにと、考える事も、調達に出掛けるの必要性も無くなってと。話簡単の、出た分だけ、精算でと。
受ける方にしたらの、好きなモノをとなるですが。実際問題ならばの、一冊の本やしナと。余程で無ければ、コレと云うのが無いとするのか、目移りし過ぎましてと。困るんやと。

イヤイヤ、デデデの、お通夜の読経も終わりの、光圓寺さんをば、T坊と、一緒に、樟葉の駅にお送りしまして。
イヤ、改札口まではと、鞄を手にすればの、イヤイヤ、お構い無くの、ここで結構ですと、拒否されて。断られたら、強いての、お送りするのも失礼故に、ハイ、分かりましたと。
明日も宜しくお願い致しますと、お暇したですがと。云うたら、ご高齢にも関わらずの、シッカリされてましてと。されどの、ホットク訳にもナと。

戻れば、サテのと、食べてやと。握り寿司、巻寿司なんかが出てまして。
云うてもなあ。お通夜なんやと。パクパク、パクつけへんです。食べてるツモリでも、知れてましてと。ましてやの、車やしで、明日が葬式のハシゴ故で、帰らんならんしの、ビールも飲めへんしと。
飲める、飲めへんも、ドチミチの、大して飲めへんけれどや。飲めへんとなればの、辛いなあと。
イヤ、一応はお役目、全うにての、ホと安堵してるですが。飲めへんでも、ビールならばの、コップに一杯程度あれば、充分の、口にしたら、問題となるのが、辛いナと。

ホンマやでと。
従来ならばの、こんな場合、一口くらいはと。ホントに一口だけを、口にしまして。アトは、事実、飲まずに居たですがと。飲酒運転も厳しくなっての、安全のためには、ソレも遠慮致しましてと。
イヤイヤ、東京からの、従兄弟も含めての、何人かは、夜伽とするのか、控え室にて、一泊するになったですがと。
ソラ、遠いお方は、その方がと。

以て、お通夜の日は、お暇のと。ソレでも、帰宅したらの、ホボの午前様かと。
明日は、兎に角の、朝の7時には、出発しませんとと。母方の、R叔母の、婿はん、RIさんの葬式なるが、9時からやしでの、9時前には着かんとナと。本番始まってたら、大変ゾと。
そんな時に、ご免ナとかの、挨拶なんか、してられへんわと。してもええけれどや。事情が事情の、ハシゴでと。予めは、伝えてるにしたって、矢っ張りなあ。一言も無しの、黙っての、お焼香もしてられへんです。さりとての、お坊様の読経の、一時間を待ってたら、あっちが間に合うかと。

イヤイヤ、H叔父には、もしかしたらと、伝えてるけれどや。遅刻の可能性もあると。
叔父からしたら、あっちを、簡単に済ませて、ええのかと。私にしたら、我が姓、「柴田」なんやと。最優先やと。タマタマに重なったから、こんな事になるだけでと。
ソレも、あっちが先やしで、助かったけれどと。逆ならばの、葬儀に行くは、ご遠慮の、後日にでも、家にお邪魔しての、拝ませて戴くになるのかと。

イヤイヤ、デデデの、当日、朝から、大変でと。
云うたら、連日の午前様。
でも、無いけれどや。慣れぬ道、夜道を車で走って、帰って、スとは、寝られへんわと。事故せず、無事に帰還で、ホと安堵なれどの、云うたら、興奮状態でと。お腹の空き加減も中途半端でと。喰てるは事実でも、腹は空いててねえ。されどの、喰う気がしいひんのやと。パンでも、一切れで充分でと。

イヤイヤ、斯くなる次第の、斯くなるでと。明くる日の出発、予定よりは、若干遅くになったけれどや。
起きられへんかったんやと。正確には、早くに目が覚めての、寝付かれず。ハタと気が付いたら、寝過ごしててねえ。ソレで、遅刻の時間でも無いけれどや。二時間前に出るツモリが、二時間をヤヤ切った程度でと。

道の状況なるは、ヤヤ、渋滞程度でと。
思てたら、東土川の交差点を突破が、異常に遅く。突破したら、したで、赤池の手前、名神高速道路の下の辺りで、ピタリと止まってしもてと。
車が一歩も動かんしと。一歩は大袈裟にしたって、困ったも、何も、前が動かん事には、手も足もの、事態を見守ってな仕方が無いなあと。

結果、車同士が、追突でもして、事故してたかと。二台が片脇に止まって、何やらしてたです。
こんな時に、迷惑ナと。イヤ、原因分かれば、ホと安堵の、何とか、間に合うのか、合わへんの、微妙なるの、20分前に、目的地に到着の、駐車場と思(おぼ)しきに、サと、乗り入れれば、管理人さん、曰くに、ここは、焼き場へのタクシーの駐車場でと。
へえと。どっちでも、ええけれどの、ホナラの何処に止めたらと。

ホンマやでと。止められへんの理由なんか、百万遍、聞いたって意味無くてと。何処に行けとさえ、一言、聞けば済むんやわと。
とは、云うてえへんけれどや。
ホナラのどすれば宜しいですかと。向かい側に回ってクレと。向かいねえと。エライ事云うなあと。ここは仮にもの、国道24号線ゾと。ソ簡単に向かい側に行けるのかと。
思てたら、お向かいの駐車場の担当のお方との連携にての、両側の車を遮断で、サと行けて。思わずの、有り難う御座いますと、大感謝。

ソラソオや。
斎場には到着してての、こんな場所、門前、面前、駐車するだけにての、時間喰てられへんわと。建物に入ったって、構造も知らんし、某家のが、何処かも、知らんのにと。
さりとての、迷路でもあるまいにの、加えての、トイレにも行きたいしと。焦る、焦るの、焦りまくりのと。
されどの、ええ時間やなあと。時間前に、無事に着いたなあと。お焼香して、拝みも、R叔母に挨拶も出来るナと。
(08/12/18)


NO.90 叔母の話(13) 葬式のハシゴの話(2)

其の、お香典一つも、様々でと。
イヤ、ご辞退致します。
との、話があったりでと。
ご辞退致しますと、されたら、素直に、ソかと。助かったと。準備は要らんのやと。
成るのか、一応は、準備の、持参で、一度は、手渡してと。或いは、強引にと。

イヤイヤ、実はの、母方、R叔母の、連れ合い、RI叔父の葬式の場合、従兄妹からは、質素にと。葬儀も、身内だけの家族葬にての、お香典もご辞退致しますのでと。
電話で、通告されたです。
よって、連絡を頼まれたるの、従兄弟連中、云うても二人だけなれどの、我が立場からは、そのままの、一言一句、正確に伝えたです。一言一句は大袈裟の、文言、主旨、そのままにと。
ソレが、我が立場であっての、余計な尾鰭は付けられへんです。アトは、当事者に任せとかんとと。

私等夫婦はどしょかなあと。相談の上の、強引にと、決めたです。
名目何でも結構の、されどの、香典故、そのままの、お線香代にと。渡してしまえと。イヤ、挨拶だけで、退散の事情もあるけれどの、最後まで、居てても、強引には、してるかと。
其の上で、徹底的に拒否されたらの、失礼にならぬ範囲で、撤回するかと。ソラ、血相替えられたり、喧嘩になってはナと。

イヤ、我が基本的考えなるは、お香典の類(たぐい)なるは、互助の精神のと。
幾ら、質素に、家族葬のと、されたって、親族なるは、ソはナと。額面通りにはと。
云うたら、過去、何回か、香典ご辞退とされてるのは承知の、香典をば、差し出しの、辞退された憶えは無くてと。他の親族にしたって、差し出してましてと。

されどの、辞退するとされてたならばの、本来的、親族としての、ン万円するべきを、一万円に抑えるけれどや。
イヤイヤ、正直、ショウジキ、現実的なるの、出費が減らせて、助かるですと。
ホンマやでと。待った無しのが、二件も連発されてみい。尚更でと。変な話の、分割払い、不可でと。無理して、相応の義理を果たす必要性もあらへんけれどや。果たせる時には、無理してでもが、我が思想。
とは、大袈裟でも、誰もに共通の、事実かと。

イヤイヤ、原則、家族葬、質素にと。香典辞退とされてる場合、香典返しは致しませんの意志表示と、解釈のと。
されどの、家族葬の範囲も様々での、矢っ張り、親戚縁者には、最低限のとなりましてと。そんな意味から、R叔母と、RI叔父の、兄弟姉妹の、範囲となったのかと。
ホナラの、友人知人には連絡せずになってるのかと。
加えての、質素もナと。相応の、斎場を借りてとなればの、費用もと。イヤ、知らんけれどや。樟葉のとは、豪華さ異なるけれどのと。

イヤイヤ、デデデの、某家のは、二階らしく。嫁はんと、二人、マズは、現場確認にと。上がったら、其処でと。
イヤ、受付なるが、真正面のと。オッとの、トイレを探してるの余裕も無くて。探す、探さへんも、先に用事とするのか、するべきをしてからの、落ち着いてからでも結構と。

ツタツタと入室とするのか、受付で、芳名録にと。嫁はんが書けば、ええのかと、思いきやの、全員ですと、云われてねえ。
住所、氏名を、下手な字でと。

さてと、式場見渡せばの、R叔母一家の集まってるの席の一隅見つけましての、更に、ツタツタと。
叔母さんと。一声掛けましてと。電話をして来たの、従兄妹には、頼まれたの、二軒、電話連絡しといたしと。しかるにの、悪いけれどの、葬式重なってと。柴田の方がと。
申し訳無いけれどの、お線香上げたら、拝んだらと。お暇するしと、伝えまして。
嫁はんは、香典をば、お線香代として、手渡しましてと。イヤ、揉める事も無くの、受け取ってくれたですがと。

オッとの、二人は来てるかと。我が連絡の二人の事なれどの、N雄さんは、アソコにと。Yさんは、マダですと。
そっちを見たら、N雄が一人、ポツンと座ってましてと。一人も何も、別の一隅には、他に、何人か居たはるけれどや。知らん人バッカリでと。即、そっちにと。スマンなあと。電話の通りの、重なってと。こんな場所故、小声で、挨拶だけ致しましての、嫁はんには、ホナラの拝ませて戴こかと。
目配せにて、合図して。

イヤイヤ、助かってるです。
僅かでもの、遅刻で、お坊様の読経が始まってたら、こんな事、してられへんけれどや。
相応に順番待ちになるけれどや。そんな意味では、焼香台もありましての、勝手に出来る状態でと。
イヤイヤ、焼香台無くとも、真似事で、済ませるけれどや。数珠は持って来てるしの、格好付くですがと。
云うたら、電話での、従兄妹の頼み、要望事項、出来れば、父を拝んでやって戴ければ嬉しいですの、そのままをば、実行しただけでと。

等々、掲載してたならばの、R叔母一家の事を詳しく知ってるみたいなれどの、ソラ、一応は知ってるけれどや。
此度、他界で、葬式の、RI叔父なるは、何回、会おてるかと。数える程でと。母方の親戚の葬儀に顔出ししたは、何回かと。大抵は、R叔母一人で来てるです。年会も含めての、本当に最近ではなかろかと。夫婦で、顔出したはです。

加えての従兄妹が、何人居てるのかと。四人やったかなあと。只でさえの、人名音痴で、コレ又、会う機会が乏しくのと。電話をして来た、従兄妹にしたって、電話そのものが、初めてかと。
事程左様に、馴染みが無いです。矢っ張り、しかるべくの、冠婚葬祭、年会にでも、顔出ししてくれてたら、分かるですがと。
但しの、従兄弟では、男が多過ぎての、女の子では、話が合わんかったのもあるですがと。

そんな事は結構の、R叔母には、再度の、悪いけれどと。お暇の挨拶しに行ったら、立ととするし、ええで。結構やでと。イヤ、足が悪いとするのか、杖でしてと。そのままにしててナと。
更には、電話連絡した、N男にも、ホナラと。悪いけれどの、重なってと。お暇するしと。
その場を出よとしたら、受付の男性二人、お供養を二個、持って来まして。受け取れと。へえと。全員かと。
オッとの、N男が、エレベーターにと、促してくれて。ホナラと、嫁はんと三人して、エレベーターに乗りましての、二階から、一階やしナ。スグにも一階に到着の、オッとの、トイレに行くしと。駆け込みまして。ここで、やっとかへんかったら、樟葉まで、あらへんしと。

用足して、出て来たら、マダ、N男が居てましての、ホナラの、ホナラで、煙草でも、一服するかと。する程度の時間ならあるですしと。
云うたら、モ一人の従兄弟がマダでしてと。一人、ポツリの、見知らぬ面々の処に居たってなあと。ホンマやなあと。
イヤイヤ、オッとの、煙草を席に置いたままでと。容易(たやす)い御用の、ハイ、どうぞと、一本差し出し、一服してる間にも、モ一人の、従兄弟、Yが車にて、夫婦で到着。
イヤ、休憩してたら、窓越しに見えたんやと。目の前にと。

丁度宜しいですと。外に出て、車の従兄弟夫婦に、あのなあと。娘さんには、伝えたけれどのと。葬式が重なってと。お暇するしと。
会おて、即の申し訳無いけれどと。嗚呼、聞いてるでと。重なって、ハシゴみたいでと。そおなんやと。しかるにの、ここは、駐車が出来ずの、向かい側なんやと。
云うてる矢先、管理人さんが、来られましてと。あっちにと。

斯くなる次第の、斯くなるでと。
煙草一本、一服にて、モ一人の従兄弟にも会えましてと。上手い具合に、バトン・タッチで、斎場をば、アトにしての、今度は、一目散に、樟葉の斎場にと。丁度、9時かと。

ホナラの、Yはチと遅刻かと。
されどの、お坊様が読経をされ出しての話でと。ソレでも、罰金、取られるで無し。全然、気にする必要性あらへんです。
親戚付き合い、友達付き合い、近所付き合い、義理と人情、万事、兎に角の、顔出すに価値あってと。
顔出すに、出せへん時もあるけれどや。
(08/12/19)