みんながパソコン大王
自説展開<NO.9>

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総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

<表題一覧表>

NO 表題 起稿 起稿日
自説展開NO.10
29 実録・加速試験物語<条件・判定基準が重要> シバケン 12/08/08
28 実録・加速試験物語<加速係数><3> シバケン 12/08/04
27 実録・加速試験物語<加速係数><2> シバケン 12/08/01
26 ダイオード:ガラス封入タイプ参考写真 電右衛門 12/07/31
25 実録・加速試験物語<加速係数> シバケン 12/07/30
24 ThinkPad T60p補修部品 磯津千由紀 12/07/25
23 実録・加速試験物語<強制試験の目的><2> シバケン 12/07/23
自説展開NO.8

NO.23 実録・加速試験物語<強制試験の目的><2><起稿 シバケン>(12/07/23)


【シバケン】 2012/07/23 (Mon) 10:21

<参考=NO.20 実録・加速試験物語<強制試験の目的><1>>の続き。


副題=最低限、3点


イヤ、諸般、加速試験をするに、温度条件があるですが。
温度も、制限があるを前述したです。


結果、温度3種類とした場合、「75度」「125度」「175度」
或いは、「50度」「100度」「150度」と、50度間隔が一般的かと。

オッとの、「アレニウスの法則」は、「10度で、倍」なれどの、これは、理論的、計算値の話やわと。
<参考=「アレニウスの法則」(日経エレクトロニクス)>


での、
話飛ばさず、何で、3種類の条件を選定するかとなればの、一点、一種類の温度では、該当温度のみの結果しか分からんです。

二点、二種類の温度では、さての、二種類の間の温度での、不良発生等々、推測したい場合、単純に、案分で良いのか、アカンのかの、判断出来ませんでして。

最低限、三点ならば、推測可能と相成るです。

イヤ、「最低限、三点」なるは、温度だけに限らずの、諸般の試験、実験し、傾向を知る場合の条件として、「常識」です。

オッとの、加速試験なるは、そのデーターから、他の条件をも、推測するための、試験です。

一般的には、外部<顧客>に公表の試験条件下での、故障率をば、推測するためです。
或いは、新製品の故障率を早期予測、算出するためです。


【シバケン】 2012/07/24 (Tue) 01:55

で、
基本的なる話、ここだけの話を致すです。

まず、この手のデーターは、原則、<顧客から>要求されない限り、<わざわざの>出す事はありませんです。
顧客技術者がこの辺りを承知で、要求された場合のみです。
或いは、場合により、先様に承知して戴いた方がと、判断した時だけでして。

一般的には、「静特性」と称するの、諸般の特性は出すです。
「静特性」とは、所謂の、カタログに記載の程度の基本的データーです。

例えば、温度係数<温度による特性の変化>は重要でして。順方向、逆方向の温度による変動程度は出すかと。


信頼性試験については、この項目を実施してるの程度かと。
諸般、要求され、出すにしても、モデル・ケースの、不良個数ゼロ。
つまり、余程の大クレームで、先様が信頼性についての知識豊富で無い限り、門外不出かと。


【磯津千由紀】 2012/07/24 (Tue) 03:14

 シバケン様、こんばんは。


 成程、信頼性試験の“ノウハウ”は社外秘という訳ですね。
 我が身を振り返ってみれば、部品メーカから頂いた記憶もないです。部品の不良率が高かった時も。


【シバケン】 2012/07/24 (Tue) 08:12

磯津千由紀さん

ハイ、”社外秘”です。

データーを出すにしましても、相応に修正するです。相応とは、全くの、出鱈目の意ではありませんですが。
”社外”に、出せるデーターをと。


下記<参考>の、ガラスが破損するの、半田槽ドボ漬けの強制加速試験データーなるは、先様工程の問題でして。
ご参考にと、積極的に提示致すです。
<参考=「NO.20 実録・加速試験物語<強制試験の目的><1>」寄稿シバケン


【シバケン】 2012/07/24 (Tue) 09:18

「信頼性試験」なるは、当然にして、人手、設備と、時間が掛かるです。
加えての、一気に沢山のサンプルを試験出来ませぬ故、ン年、十ン年と、積み重ねたデーターを集計せねばなりませんです。

での、
何を隠そおの、隠す事も無いの、抵抗器製造部時代は、抵抗器の信頼性試験法を。
ダイオード製造部時代には、ダイオードの信頼性試験法を作成、集大成したです。
<注=社内規格>

オッとの、試験法程度は、Jis規格<日本>、Mil規格<米国>等々、細かく記載されてるですが。

これらの記載は、原則、「試験条件」でして。
実際に試験をする場合、電圧、電流、規格、具体的方法を提示しなければ、試験出来ず。良否の判定出来ませんです。

先の通りの、それ以外の、社内独自<社外秘>試験法もあるです。

当然の、次世代、次々世代になれば、相応の追記、修正等々する筈の、さもなくばの、進歩無いです。


【シバケン】 2012/07/25 (Wed) 09:53

とかとか、
実際にやるの場合、温度、電圧で、寿命<故障>試験をするに、例えば、120時間、250時間、500時間、1000時間、2000時間、5000時間、1万時間等々、所定の時間で、サンプルを取り出し、測定するですが。

試験条件なるは、
温度=70度、120度、170度
<注1=70度を起点に、50度毎にしただけです>
<注2=70度に特段の意味は無い>
<注3=起点は、管理試験をしてるの温度で宜しいかと>

逆方向電圧=35V、50V、80V
<注=品種、3種類の規格値を想定>

耐圧は、予め、100V以上のサンプルを選定。理由、最大80Vを負荷するためです。
尚、スイッチング・ダイオードの大凡の耐圧の実力値は、100から、150V程度。



での、
結果をプロットするに、実は、項目<パラメーター>4つもあったら、一枚の紙<グラフ>に図示出来ませんでして。

マ、順々にの、
例えば、試験時間を横軸<対数目盛>、縦軸、通常目盛としの、電圧を、第三のパラメーターにと。
要は、一枚の紙に、電圧毎、3本の線をと。

ホナラの、温度はとなれば、欲張らず、古くさいの表現なれどの、温度毎3枚の、「紙」にと。


【シバケン】 2012/07/26 (Thu) 08:57

とかとかと、実際のグラフの書き方をば、云々何ですが。

古い考えなれどの、自分で描くのクセをと。
要は、諸般、見易くするに工夫をと。

オッとの、この辺り、重要でして。データーの見方を体得するは重要ゾと。
当世、何でも自動でやってくれるですが。便利で、時間は省けるですが。タマには、自分で描かんとと。
描いてる内に分かるです。異常なデーター、傾向と対策がと。

それもあるし、プログラム解析するにしたって、描画するにしたって、勘所が分からんかと。


オトトの、での、
話簡単の、概ね、推測付くの、温度が高けりゃ、高い程に、不良発生頻度高率となり。
電圧も、高けりゃ、高い程に、不良発生頻度高率になるです。

時間の経過と共に、顕著となって、当たり前の、成らんかったら、別途の問題がと。

別途とは、試験をミスってるです。


【シバケン】 2012/07/27 (Fri) 01:10

ここで、云い忘れたの常識、前提をば、記載するです。

試験に供するのサンプル<供試品>なるは、同一ロットの材料、同一製造工程をば、同時通過の、同一ロットからの、サンプルであらねばならぬです。

これも、欲を云えば、3ロットなりを試験するが、理想なれどと。欲を云えばの事でして。


又、サンプル数もあったです。
当たり前に、1個、2個では無いの、50個、100個等々、可能な限り、多くの数をやらねばならぬです。
「不良率」を出すに、1個、2個ではナと。


での、曖昧記憶ならばの、不良率に影響、温度か、電圧かとなればの、ええ勝負<!>
気持ち、温度に軍配かと。

結果、強制加速試験するに、温度高く、電圧高くと。


シバケン】 2012/07/27 (Fri) 11:45

<副題=余談>

<参考=「NO.170 こんな学校に誰がした?」寄稿通りすがりでもないMr.Xシバケン>に基づく余談。


事、「信頼性」に関しましては、下記の状況ではと、超推測してるです。

<「信頼性」について>
@聞いた事はある=10人に1人
A中身多少承知=100人に1人
B中身可成り承知=ン千人に1人
C実務経験者=ン万人に1人

これは、社会人経験者を対象とした場合です。
Aの多少承知は、開発部門経験者を指すです。
Bの可成りは、品質管理部署と、一部勉強熱心なるの、開発経験者を指すです。


まあ、つまりは、殆どの面々には、参考にも、役にも立たんですねえ。私にとっても、最早の過去の話の、おとぎ話でして。
よって、むしろの、投稿しよかと<笑>

但し、表現が難しいです。余りの専門用語は、意味無く。さりとての、平たくも大変でして。
所詮は、私共で、常識化してるの文言多数ありまして。或いは、前提となってるの事柄も多数存在してまして。
途中で、ハタと。大あわてで、追記致しましたり。

とかとか、諸般あるですが。
個別の試験項目を解説投稿致しましても意味が無く。
イヤ、ボチボチの、この話は終焉に向こてるです。


【シバケン】 2012/07/27 (Fri) 18:20

での、
当たり前と云えば、当たり前のです。
温度高く、電圧高くは、分かったとしてです。

イヤ、実際に、加速試験をやらん事には、実証出来ませんでして。
やる事で、数値が分かり、グラフ化で、見て、影響度が分かるです。


で、
それがどしたと、なればです。

超簡単、一言にては、「加速係数」が分かるです。

「加速係数」とはと、理屈云い出せば、超難関、数式が出て来まして。こんな式をと、あや、こやと、解説するは、愚の骨頂。

されどの、参考のため、示すだけはしとこかと。
尚、質問一切の受理致しませんです<笑>

<参考=「温度による加速」(東芝)>
<消滅・削除・13/04/16>


とりあえず、ここでは、
「寿命試験」の、「<強制>加速試験」にて、「加速係数」が分かるんやと。
だけで、充分やと。

「寿命試験」だけの話とは、違うですが。


結果、仕様書で明記<公開>の、一般的試験条件<条件が甘い>での、故障発生状況の推測が出来るです。
これは、時間的なモノでして。一般的試験条件下<温度、電圧>では、1000時間や、2000時間で、そは易々の、不良は出ませんでして。
尚、通例、一般試験条件下での寿命試験の、試験時間は、1000時間。

出なければ、<推定>故障率も出せませんでして。
「加速試験」で故障を出す事で、<推定>故障率を算出出来るです。

又、新製品の早期評価が出来るです。

早期評価が出来れば、新製品開発を加速化出来るです。


【シバケン】 2012/07/28 (Sat) 02:03

<副題=「故障」と、「破壊」は違う。>


斯くなるでの、「加速試験」とは、兎に角、「故障」させる事が目的でして。
「故障」させるに、理論的にと。
温度、電圧、電流等々を設定条件<パラメーター>にするが一般的なれどの、原則、高けりゃ良いは事実も、先の通りの、常識的、理論的でありの、無茶してもと。


温度を高くしたなら、供試品以外の問題がと。正常に負荷供給<電流、電圧>さえ出来るなら、出来る範囲で、高い方が宜しく。

負荷供給については、「故障」の範囲であれば宜しいですが。
負荷が厳しく、「破壊」はアカンです。
「故障」させると、「破壊」するは違うです。

これは、別途の試験に相成るの、「破壊試験」でして。


【シバケン】 2012/07/28 (Sat) 08:57

副題=「加速試験」「破壊試験」明確に区分します。


<参考=「NO.20 実録・加速試験物語<強制試験の目的><1>」寄稿シバケン

上記で、寄稿の文言、

><副題=「不良を出す」=「壊す」>

としてまして。
此度、「破壊」では無いと記載しまして。
「壊す」は、「破壊」であっての、紛らわしい話をしてるですが。

>壊すための条件なれどの、案外に諸般、制限があるです。

壊すの程度の問題でして。

一部、下記に記載してるです。
<参考=「NO.20 実録・加速試験物語<強制試験の目的><1>」寄稿シバケン


尚、表現的、「加速試験」「強制加速試験」「破壊試験」と、紛らわしい使い方をしてまして。

「加速試験」「強制加速試験」は、同じ事を云うてるですが。
以降、「破壊試験」は明確に区分致すです。

正直には、次第、次第に思い出し。可笑しいなあと。
すみませんです。


NO.24 ThinkPad T60p補修部品<起稿 磯津千由紀>(12/07/25)


【磯津千由紀】 2012/07/25 (Wed) 01:56

 先ずは、CPU冷却Assy.である。

 受熱部、ヒートパイプ2本、電動ファンと冷却フィンから成る。
 CPU冷却Assy,の裏側である。

 受熱部が3つある。CPU、ノースブリッジ、サウスブリッジ用である。
 CPU冷却Assy.のCPU受熱部である。

 シリコングリスがエンボス状に塗布されている。
 ウルトラスリムベイ用の、DVDスーパーマルチドライブである。

 内部のベア・ドライブは、MATSHITA UJ-842の筈である。(MATUSHITAではない)

【磯津千由紀】 2012/07/25 (Wed) 02:12

 LCD用インバータも探しているのだが、中古を含め、見付かっていない。

 LCDパネルは、2048画素×1536画素のIPSパネルを入手済みなのだが、大掛かりな作業になるため、時間を取れずにいる。


【磯津千由紀】 2012/07/25 (Wed) 10:12

 CPU冷却Assy.発注の経緯は、下記にあります。

<参考=NO.38 同時故障って偶然?


NO.25 実録・加速試験物語<加速係数><起稿 シバケン>(12/07/30)


【シバケン】 2012/07/30 (Mon) 10:46

<参考=NO.23 実録・加速試験物語<強制試験の目的><2>>の続き。


「信頼性試験」「加速試験<強制試験>」

「信頼性試験」は公開<社外秘では無いの意>なれどの、あとは、原則、社外秘でして。

での、
下記<参考>には、「加速係数」が解説されてるですが。読んで、見て、分かるの通り、一般論。
資料として、使うに、一般論で、充分でして。

<参考=「温度による加速」(東芝)>
<消滅・削除・13/04/16>



<参考>に添付のグラフで、一番に解説し易いのは、添付図でして。
「MOS IC」「BipIC」についての温度によるの加速係数が示されてるです。

ででの、
「MOS IC」が、「BipIC」が何ぞやとなれば、超簡単には、ダイオードは、最も単純構造の半導体部品でして。IC<集積回路>では無いです。

単純構造となれば、ダイオードが一番に簡単でして。下記の如く、複雑になるです。
ダイオード<トランジスタ<BipIC<MOSIC

以降、この図で解説致すです。

<補足>
BipIC=バイポーラIC
MISIC=モスIC
<注>バイポーラ、モスについては、主旨が異なる故、説明致しません。


【シバケン】 2012/07/31 (Tue) 01:02

図に、「DIODE」の加速係数を加えてみたです。
但し、超推測のイメージです。

イメージとしては、当然の、「BipIC」よりは、勾配、なだらかになる筈と。
つまり、加速係数は、温度により、他と比較では、小さいです。

云うまでも無いの、ダイオードの素子なるは構造超単純。且つは、樹脂成形と、ガラス封止では耐熱性も異なるわと。



で、
横軸、実は、温度の逆数<1/T>となってまして。ソ云えば、そやったなあと<笑>
<注=Tは温度ですが、単位K(ケルビン)=摂氏+273.15>
<注=「摂氏−273.15度」は絶対零度>

但し、それでは、見難い<判断し難い>故、温度<摂氏>も併記してあるですが。

勾配がきついは、温度によるの、加速係数高く。
温度も、150度が最大なれどです。樹脂成形は、こんなモンかと。ガラス封止のダイオードなら、175度辺りまで、試験するですが。
オッとの、グラフを見れば、加速係数は概ね分かるです。

加速係数とは、時間に対するの加速でして。


【磯津千由紀】 2012/07/31 (Tue) 01:17

 シバケン様、こんばんは。

 個人的には、加速率のグラフを出す前に、横軸に温度を取って縦軸に故障率を取ったグラフを見せるほうが、理解が早いだろうと思います。


【シバケン】 2012/07/31 (Tue) 02:25

磯津千由紀さん

指摘、有り難う御座います。
修正致しました。<華氏、摂氏、絶対温度>

で、
>横軸に温度を取って縦軸に故障率を取ったグラフを見せるほうが、理解が早いだろうと思います。

同感です<笑>

なかなかに、適当なるグラフがありませんでして。
同資料<東芝>のは、ワイヤー・ボンディングの資料でして。


【磯津千由紀】 2012/07/31 (Tue) 05:01

 シバケン様、こんばんは。


 そうですか、温度横軸故障率縦軸の適当なグラフがなかったですか。
 単純なので、ペイント辺りででも作ったら如何でしょうか。


【シバケン】 2012/07/31 (Tue) 06:55

磯津千由紀さん


>単純なので、ペイント辺りででも作ったら如何でしょうか。

そおですねえ。
描画に慣れておらずが大きな理由で、見送ってたですが。検討してみますです。


<参考=NO.27 実録・加速試験物語<加速係数><2>>に続く。


NO.26 ダイオード:ガラス封入タイプ参考写真<起稿 電右衛門>(12/07/31)


【電右衛門】 2012/07/31 (Tue) 09:56

参考写真はシリコンダイオード
電右衛門にはメーカーや品番は解りません

ガラス封入タイプ
ダイオードの姿形を御理解戴ければと投稿しました
(エーッ そんな事は皆さん解ってるですってー 失礼しました)

尚 この投稿は直接書込みです


【シバケン】 2012/07/31 (Tue) 11:22

電右衛門さん

面白い資料を有り難う御座います。

で、
下手なイラストを作成してみましたです。
実は、ローム製とは構造が異なるです。

モ一発、本当に、素子は、シリコンかなあと。構造的、ゲルマニウム・ダイオードの特徴にも見えるです。


それは、別途の話故、置いといて。

でで、
この構造の違いについてのみ、解説させて戴くです。

電右衛門さんのは、素子に接触させるに、ジュメット部から、ピンを出してます。
ジュメット線と、ピンは溶接と思うですが。


ロームのは、単純構造で、そのピンがありません。
替わりに、素子<シリコン>には、銀の電極を生成してるです。
生成方法は、メッキです。
<注=素子の電極の件は、ここで、初めて、記載するです>

銀メッキで、プクリと、瘤<コブ>のよな感で、素子の上に、銀の突起物が生成されるです。

その突起物を介して、単純に、ジュメット線で、素子を挟むの形です。
突起物の無い方は、そのままですが。

オッとの、組立法からは、図を90度回転させた方が分かり易いですが。



<続く>


【シバケン】 2012/07/31 (Tue) 13:32

つまり、素子とリード部を接触させるに、ピンで行うか、素子の電極かと相成るですが。
電極があり、ピンで接触させるの箇所に、「PN接合部」があるです。

先刻、ゲルマニウムでは無いかと、しましたのは、ゲルマニウムは熱に弱いがため、なるべく、ジュメット部との距離を稼ぎ、点接触にしてるかと。


では、
シリコン素子とした場合、何が違うと考えられるのか<?>

これは、先様工程を知りませんので、超推測ですが、素子との接触不良であるの、オープン<断線>不良が少なくなるのでは無いかと。

との思いで、考案されたの製造法と思われるですが。
がしかしです。


これ又、超推測の、ソは易々の、オープン不良対策には成らずの、構造複雑な分、その他諸々をも含め、不良率高いかと。
この不良率とは、工程内は勿論の、製品出荷後の、市場不良率です。


あくまでもの、私の目からの話なれどの、組立作業工程が大変でして。
おそらくは、一個、一個の素子をピンの無い方のジュメット線の上に、方向を揃えて、置かねばなりませんです。
所謂の、ダイ・ボンディング方式かと。

ローム組立方式は、素子の方向を選びませぬ故、工数少なく、安価に製造出来るです。


【シバケン】 2012/07/31 (Tue) 16:36

<追伸>

画像は、ロームの製品です。

別途、製造技術の話も投稿予定です。


【磯津千由紀】 2012/07/31 (Tue) 17:41

 こんにちは。


 電右衛門様の写真、私にも、ゲルマニウム・ダイオードに見えるです。


【電右衛門】 2012/08/01 (Wed) 09:07

点接触型ゲルマニウムダイオード:1N60



コレを見てると少年の頃に帰り ゲルマニューム・ラジオを組立たいですねー
筒にエナメル線巻 100ピコのコンデンサー バリコンも考えないけませんねー
クリスタル・イヤーホンも入手せねば成りませんが・・・


【シバケン】 2012/08/01 (Wed) 10:05

電右衛門さん

ヒゲのですねえ。
ヒゲと、ジュメット線との、接続箇所<接続方法まで不明>が良く見えてるです。


にしても、上手な写真やなあと。
実体顕微鏡かと思うですが。モノが球体で、ガラスでして<笑>
要はピントが合わせ難く、光の状態がで、なかなかに、このよな写真は撮れませんです。


【シバケン】 2012/08/01 (Wed) 10:33

<追伸>

余計な話の、先程の写真は、出来過ぎの、もしかしての、組立不良ではないのかなあと。

<理由>
ピンの先が、どこかと。
素子の横手に行きの、肝心の、ジャンクション部に行ってないよに見えまして。


【電右衛門】 2012/08/01 (Wed) 10:50

点接触型ゲルマニウムダイオード:1N60P



シバケンさん 
もう一枚写真が掲載されていました参考にどうぞ
昔取った杵柄と申しますか プロの眼ですねーさすが

写真の撮り方は近接撮影にてマクロレンズ等を使い 深焦点でジックリ撮影されたのでしょうか?


【シバケン】 2012/08/01 (Wed) 11:16

電右衛門さん

イヤ、正直には、前回の写真の方が、内部構造良く見えてるです。
此度の方は、肝心なる箇所がボケてまして<笑>

で、
写真の撮り方は、目的により、異なるですが。又、人にもよりまして<笑>
要は、扱い慣れた機器、やりなれたの、手法で、案外に独自方式でして。

とは云え、概ね、一緒ですが<笑>

ダイオードの外観程度なら、先の通り、実体顕微鏡です。倍率が、5から10倍で充分でして。

実体顕微鏡はどんなモンかとなればの、病院で、医者が使うよなヤツです。
要は双眼鏡みたいなヤツで、写真機がセット出来るです。

<参考=「実体顕微鏡」(オリンパス)>


細かく見る<倍率を高くする>なら、金属顕微鏡でして。
更になら、電子顕微鏡と相成るです。

最近は、自動調整しますので、左程ではありませんですが。その昔は、シャッターを、1、2、3等々、秒数をカウントしたりしたですが<笑>

余計な話、当たり前の、白黒と、カラーでも秒数異なりまして。オッとの、ポラロイドです。
現在唯今は知りませんですが。


NO.27 実録・加速試験物語<加速係数><2><起稿 シバケン>(12/08/01)


【シバケン】 2012/08/01 (Wed) 01:34

<参考=NO.25 実録・加速試験物語<加速係数>>の続き。


諸般諸々、余りに理屈を云い出すと、分かり難くなるなあと。
よって、仕切り直しの、「実録・加速試験物語<加速係数><2>と致すです。


イヤ、グラフは正確が宜しく。
さりとての、単位が、片対数であるとか、温度の逆数等々、云い出せば、諸般あっての、本題に到達致しませぬ故、趣向変更。

その辺り、無視の、イメージとして、グラフを描きの、解説するかと。

での、最初は、
試験温度別の、試験時間<X軸>、故障率<Y軸>で、示せば、イメージ的には、添付図の如くに相成るです。


要は試験温度<Ta>なるが、低いと、故障発生頻度低く、故障に至るの時間を要するですが。
試験温度を高くする事で、故障する時間は短くなるです。

での、
イメージ図とは、概ねこんな傾向にあるを示すの図でして。実際には、斯様な綺麗な線は描けませんですが。

オッとの、さりとての、供試品を増やし、データーを積み重ねたならばの、限りなくの、イメージ図に接近致すです。


【磯津千由紀】 2012/08/01 (Wed) 01:47

 シバケン様、こんばんは。


 先ずは、Ta(周囲空気温度)別の試験時間と故障率のグラフから来ましたか。成程。
 次は、横軸が温度のグラフが登場するのではないかと想像しています。


シバケン】 2012/08/01 (Wed) 07:48

磯津千由紀さん

ハイ、難しい理屈よりは、なるべく、目で一発、分かるよにと。

私の場合、描画の練習からです<笑>


ででの、本題<!>

副題=試験時間1000hrの場合

まずは、見慣れたら、最初のブラフでも分かるですが。
その最初のグラフに、1000hr時点の、線を引いて見るです。




兎に角、強引にです。

例えば、Ta150度での、1000hrでは、故障率、200%になっても結構<!>
1000%でも結構やと。

要は理論値、計算値等々称するは、「数字の遊び」でして。


【シバケン】 2012/08/02 (Thu) 01:04

での、
先のグラフから、得られた値をそのまま、「試験温度vs故障率」グラフに打点で、添付図の如くになるです。



要は、試験温度上げれば、故障率は高くなるです。

ででの、
「加速係数」とすれば、特別な、「係数」みたいなれどの、基準さえ、決めれば、「加速係数」なるは、「故障率」グラフと同じでして。

例えば、「Ta25度」を基準とするなら、そこの故障率を、「1」として、「故障率」をば、「倍率」に書き直せば、そのままの、「加速係数」<!>


【シバケン】 2012/08/02 (Thu) 08:17

添付図は、前回の図と中身一緒。

縦軸=故障率→加速係数



Ta25度を基準、「1」とした場合の図示なれど。

これで、例えば、Taを150度での試験をした場合、常温<Ta25度>の、何倍<加速係数>の試験をする事になるかが、分かるです。


【シバケン】 2012/08/03 (Fri) 21:04

オッとの、これがため、出来る限り、直線にするの工夫が必要でして。
実際の、試験データーからは、ナカナカに直線には成らぬですが。
よって、理論的、温度を「T」の逆数にしの、故障率も対数目盛にすれば、本来なら、直線になりますよの意でして。

考え方さえ、分かれば、結構かと。

例えばの、Ta25度の、100倍が、Ta150度の時に該当であるとした場合。
25度の、加速係数、「100」倍が、150度であると。

つまり、150度で、1000時間の試験をしたなら、25度では、10万時間の試験に相当するとなるです。

くれぐれもの、実際値からの話に非ずの、考え方のみを示したですが。この方が、直感的、伝わり易いかと。


NO.28 実録・加速試験物語<加速係数><3><起稿 シバケン>(12/08/04)


【シバケン】 2012/08/04 (Sat) 11:57

副題=故障率10%の場合

前回、「試験時間1000時間」を基準にしたです。
<参考=「NO.27 実録・加速試験物語<加速係数><2>」寄稿シバケン


では、故障率を基準にしたらと。
イヤ、同じでして。
例えば、故障率10%で、考えるです。


【磯津千由紀】 2012/08/04 (Sat) 12:02

 シバケン様、こんにちは。


 10deg上がるごとに故障率は「2倍」とは限らないの姿が、「加速係数」を通して見え始めてきた気がします。
 今後の連載に期待します。


【シバケン】 2012/08/04 (Sat) 12:21

磯津千由紀さん

有り難う御座います。
連載と云う程は続きませんですが<笑>

で、
温度により、「放射線状」「等間隔」に線を引っ張ってるですが、数字は別として、こんな具合です。


【シバケン】 2012/08/06 (Mon) 01:30

あくまでもの、イメージ図なれどの、便宜上、X軸を逆目盛にしてるです。

温度高いと、10%の故障の、試験時間短くなり。
低いと、試験時間長くなって、当たり前。



ここで、何故、10%としてるかとなればの、極端例、100%ともなれば、時間、長過ぎの、摩耗故障での、現実的では無くなるです。

反対には、まさかの、0%では、信頼性試験の意味が無く。

10%程度ならば、温度を高くしの、発生するの妥当なる故障であり、一般的、10%としてるです。


【シバケン】 2012/08/06 (Mon) 09:34

での、
試験温度と、加速係数の関係なるはです。
基準温度<Ta25度>とした場合、原則、前回、試験時間のと、一緒の傾向に相成るです。
<参考=NO.27 実録・加速試験物語<加速係数><2>>



オッとの、ついでにならば、故障率20%なら、30%ならと、シュミレーション大いに結構の、多分ならばの、大差無し。
イヤ、確認するは、重要なる事でして。データーがさえあれば、何とでもなるです。

但し、故障率基準高くは、シュミレーションとしてなら、結構なるも、受け手の印象悪いかと<笑>


NO.29 実録・加速試験物語<条件・判定基準が重要><起稿 シバケン>(12/08/08)


【シバケン】 2012/08/08 (Wed) 07:24

データーとは。


同じデーターであっても、用いる人により、何とでもなるです。
故障率データーも、基準曖昧にされたら、さっぱりでして。

イヤ、試験時間=1000hrでありの、又は、故障率=10%を基準にしたです。

更には、Ta=25度を基準に加速係数を云々したです。
これを云わずして、加速係数は意味持たんです。

だけでは、さっぱりでして。何の試験<?>、寿命試験<?>

寿命試験と一口に云うても、種類は沢山有りまして。
逆方向に電圧を掛けての試験です。ならばの、電圧はと。電圧は、連続か、間歇(かんけつ)、パルスかと。
間歇等々なら、そのオン-オフ条件はと。


だけでは、まだ、分からんの、判定基準がありまして。
仕様書にうたうの基準で宜しいですが。
例えばの、Ir=0.5μA at Vr=50V

ここまで来て、初めて、概要分かったですが。ここまでは、常識の範囲。

での、サンプル数は何個かと。
10%を基準故に、最低でも10個<?>
アホ抜かせ<!>

そんなサンプル数で、故障率データーには成らんです。
ホナラの、100個かと。多けりゃ多い程に宜しいですが。100個でどかとなれば、「緊急的評価」なら、50個、100個でも宜しいですが。

当然にして、モノにもよるですが。
小さく安価なモノと、大きく、高価なモノでして。

小さく安価なモノ、試験をし易いモノなら、千個は最低でも欲しいですが。
延々の、データーの積み重ねと相成るです。
地道な努力でありまして。


【シバケン】 2012/08/09 (Thu) 01:41

イヤイヤ、
そんな事で、一口に、加速係数がと、云々されましても、加速係数の事は承知しててもです。
承知してれば、承知してる程に、情報乏しければ、さっぱりでして。
先の条件によりの、差が生ずるです。

だけでは無いの、まだまだあるです。
試験装置、恒温槽、負荷電源、配線等々、細かく云い出せば切りも無く。

簡単には、恒温槽一つ取っても、例えばの、当世のと、30年の昔の恒温槽の槽内温度分布、上下振れ幅からして、違うです。
違うなら、延々のデーターをば、蓄積しても、異なっては来るですが。
その他の条件が一緒故に、又、当然の、製造法も、材料も変遷してるですが。
承知の上での、蓄積をとしてるです。

そんな事で、
A社の云う加速係数と、B社の加速係数では、異なって、不思議では無いです。
例え、同じのサンプルを同時に加速試験をしてもです。

よって、原則、A社の加速係数なるは、A社の加速係数であっての、B社にとって、参考値にはなっても、同一視は出来ませんです。

そもそもが、推定値やわと。

ならばの、信頼出来ぬ。
かとなればの、A社では、A社の加速係数は信頼出来るです。


【シバケン】 2012/08/10 (Fri) 01:16

オッとの、そんな事で、
各社、各様、諸般の加速係数で以て、新製品の開発、評価に使うです。

既に、云うてるですが。
一刻も早く、正確なる、故障率を出せれば、開発が進むです。品質問題解消にて、市場に出せるです。

イヤ、はっきりとは、新製品に不具合品多いは、概ね、この辺りのノウハウ、数字がつかめてない証左でして。
或いは、全くの、手抜きしたかでして。

手抜きとは、他社との、競争、開発競争、市場に一刻でも早くの、評価を急ぎ過ぎたの結果もあるかと。

先の通りの、最低でも、1000時間。
単純計算なら、42日間なれどの、作業時間等々のため、原則、日に20時間と計算故、50日を要するです。

加速係数で、短い期間で、故障率が出せる<推測>なら、その方がと。
問題発生の、対応も早いかと。

但しの、基本的、寿命試験についての話でして。
その他、諸々の評価、工程評価等々あるですが。

全部を云い出せば、切りが無く。
この切りの無い、評価法が、多けりゃ、多い程に、開発力でありの、技術力でありまして。
モノにより、どれを評価に選択するかかと。


【シバケン】 2012/08/10 (Fri) 08:54

そんな事で、
加速試験なるはです。
自社でやって無いよでは、あきませんです。
データー<数字>の把握、根拠は重要でして。
数字に事実を語らせるです。

語らせるに、見方、慣れがいるですが<笑>
私得意の、早とちりは怪我の元<!>

開発の問題だけに非ず。

おのれを知って、他を知るです。
おのれを知らずして、他の事、分からんです。