閻魔大王<NO.153>

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閻魔大王NO.154
372 続2<ウクライナ侵攻>ロシア軍戦車の欠陥<?>/「自動装填装置」とは<?>(乗りものニュース) 閻魔大王 22/06/12
371 続18<ロシアのウクライナ侵攻>武器は届き出した/数に勝るロシア軍/一進一退・混沌 閻魔大王 22/06/07
閻魔大王NO.152

NO.371 続18<ロシアのウクライナ侵攻>武器は届き出した/数に勝るロシア軍/一進一退・混沌<起稿 閻魔大王>(22/06/07)


【閻魔大王】 2022/06/07 (Tue) 20:24

<参考=NO.370 続17<ロシアのウクライナ侵攻>武器は届き出した/国土20%占領されてる<!>
(22/06/03)

副題=東部要衝で激しい市街戦 ロシア軍「数で勝る」―黒海の一部奪還とウクライナ(時事通信)


>ウクライナのゼレンスキー大統領は6日夜、ビデオを通じて演説し、東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクでロシア軍との激しい市街戦が続いていると明らかにした。一進一退が繰り返されているもようだが、大統領は同日の記者会見で「ロシア軍は数で勝り、より強力だ」と述べ、苦戦していることをにじませた。

>東部ドンバス地方の支配拡大を狙うロシア軍は当面の重点目標として、同地方を構成するルガンスク州全域の制圧を目指しているとされる。ゼレンスキー氏は、セベロドネツクや、川を挟んでその西方にあるリシチャンスクが砲撃などの猛攻にさらされており、両市とも「死の街」と化したと表現した。

>米シンクタンクの戦争研究所の6日の報告書によると、ロシア軍が同日時点でセベロドネツクの大半を押さえているもよう。ただ、「陣地の支配権が頻繁に入れ替わる」状況が続いているようだと報告書は指摘した。

>ゼレンスキー氏によると、ロシア軍はルガンスク州に隣接するドンバス地方ドネツク州でも主要都市スラビャンスクなどに激しい攻撃を加えている。

>一方、ウクライナの国営通信によると、同国海軍司令部は6日、黒海北西部に展開していたロシア艦隊をウクライナ南部沿岸から100キロ以上沖に後退させたと明らかにした。

>黒海北西部にはウクライナ最大の貿易港であるオデッサが面し、ロシア艦隊による海上封鎖の下に置かれている。海軍司令部はこの海域が依然として厳しい状況にあるとしつつ、ロシアによる「完全支配」の一部を奪還したと主張した。

<参考=「東部要衝で激しい市街戦 ロシア軍「数で勝る」―黒海の一部奪還とウクライナ」(時事通信)>
(22/06/07)
<消滅・23/06/09>


【閻魔大王】 2022/06/07 (Tue) 23:46

副題=ウクライナ軍、東部要衝で再び劣勢 ロシア軍が「焦土作戦」(AFP)

ロシア軍は、最初っから、ウクライナの焦土作戦展開してるです。

>ウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州のセルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は6日、同州の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)でウクライナ軍が再び劣勢に立たされていることを明らかにした。同国軍は同市の一部地域をロシア軍から奪還していたが、一進一退の攻防が続いている。

>ハイダイ氏はテレビ局オディン・プリュス・オディン(1+1)に対し、反撃に転じたウクライナ軍が市の半分を奪還したものの、現地では激戦が続いており、「状況はわれわれにとって悪化した」と説明。ロシア軍は、撤退時に街を破壊する焦土作戦に出ており、「守るべきものは何も残っていない」と語った。

<参考=「ウクライナ軍、東部要衝で再び劣勢 ロシア軍が「焦土作戦」」(AFP)>
(22/06/07)


【閻魔大王】 2022/06/09 (Thu) 18:04

副題=ロシア軍、要衝セベロドネツクの大部分掌握 ウクライナ軍の抵抗及ばず(REUTERS)

色んな数字が、出てるですが。
概ね、90%をロシア軍に、掌握されたと、されてるです。

>ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は8日、要衝セベロドネツクの大部分をロシア軍が押さえ、抵抗を続けてきたウクライナ軍が市周辺に撤退したと明らかにした。ウクライナ側は先週の反撃で市の一部を奪還していたが、再びロシア軍の手に落ちた。

>ガイダイ氏はニュースサイト「RBCウクライナ」に対し「ウクライナ軍は再び市周辺のみを制圧するに至った。ただ、戦闘はまだ続いている」と述べた。

>知事はまた、ウクライナ軍はドネツ川をはさんだ対岸の都市リシチャンスクを引き続き完全掌握しているが、ロシア軍は市内の住宅用建物を破壊しているとネット上に投稿した。

>ウクライナ国防省によると、セベロドネツクの一部でロシア軍はウクライナ側の10倍の装備を持っている。ウクライナは東部の防衛線がロシア軍により突破される可能性があるとして、西側諸国に武器の輸送を加速するよう求めている。

>ウクライナのゼレンスキー大統領は「われわれは拠点を防衛し、敵に重大な損害を与えている。非常に激しい戦闘で、恐らくこの戦争で最も厳しい戦いの1つだ」と述べた。

>その上で、ドネツク、ルガンスク両州から成るドンバス地方の命運はセベロドネツクにかかっていると語った。

>ロイターは地上戦の状況を独自に確認できていない。

>ロシア軍は、ドンバスにあるウクライナ軍拠点の包囲を狙って激しい地上戦を展開している。

>一方、ウクライナ第2の都市である東部ハリコフでは、住民が前日の砲撃による破片を清掃する姿が見られた。ウクライナ軍は先月、同市からロシア軍を撤退させたが、散発的な砲撃が続いている。

>中国中央テレビ(CCTV)は、7日遅くに同市内のショッピングモールがミサイル攻撃を受ける映像を報じた。ドローンで撮影された映像では、モールが入る大型ビルの屋根に大きな穴が開いているのが映された。

<参考=「ロシア軍、要衝セベロドネツクの大部分掌握 ウクライナ軍の抵抗及ばず」(REUTERS)>
(22/06/09)
<削除・23/12/10>


【閻魔大王】 2022/06/10 (Fri) 19:19

副題=ロシア、占領地から穀物輸送…ウクライナ「略奪して輸出」と非難(読売新聞)

当然にして、ロシアは否定してるですが。以前より、その手、疑惑<?>あるです。
要は、組織的犯罪国家ロシア。

<参考=「NO.365 続13<ロシアのウクライナ侵攻>マリウポリは、ロシアに落ちた<!>」寄稿閻魔大王 2022/05/20 (Fri) 18:53

<副題=ロシア、略奪疑惑で〝世界食糧危機〟 組織的にウクライナ産穀物の転売画策か 2月下旬以降40万トン盗難、小麦価格が急騰(夕刊フジ)>


<地図>



>タス通信によると、ロシア軍が占領するウクライナ南部メリトポリから穀物の第1便を積んだ11両の貨物列車が8日、南部クリミアに到着した。ロシア側は港湾都市マリウポリなどから穀物の海上輸送も可能になったと発表した。黒海を封鎖して穀物輸出を妨害する一方、自らは輸送に動くロシアの行為をウクライナ側は略奪だと非難している。

>貨物列車は、2014年にロシアが併合したクリミアの拠点都市セバストポリに到着した。露軍が一部を占領している南部の穀物生産拠点ヘルソン州の親露派幹部は9日、ロシア通信に対し、同州からクリミアに「鉄道で輸送する用意が整った」と述べた。

>セルゲイ・ショイグ露国防相は7日、黒海海域のアゾフ海に面したマリウポリとベルジャンシク両港周辺の機雷撤去作業が完了し、船舶での穀物輸送が可能になったと強調していた。

>5月末にはヘルソン州の親露派幹部がロシアへの輸出を開始したと明らかにしている。ロイター通信によると、ウクライナの在レバノン大使館は6月上旬、ロシアが侵攻開始以降に「約10万トンの穀物をウクライナから略奪してシリアに輸出した」と非難した。親露派を名義人とし、ウクライナ政府に無断の穀物取引が行われている可能性がある。

>ロシアとトルコは8日の外相会談で南部オデーサからの輸出再開などについて協議したが、具体的な進展はなかった。ウクライナのドミトロ・クレバ外相は8日の記者会見で「当事国の安全が考慮されなければならない」と述べ、ウクライナの輸送船の安全を保証するとしているロシアに、改めて不信感をにじませた。

<参考=「ロシア、占領地から穀物輸送…ウクライナ「略奪して輸出」と非難」(読売新聞)>
(22/06/09)


【閻魔大王】 2022/06/10 (Fri) 20:09

副題=〈独自〉ウクライナ穀物輸出、G7が代替ルート確保へ 露の封鎖回避(産経新聞)

現段階では、あくまでもの、検討してると、だけの話。


<地図>



>ロシアによる黒海の港湾封鎖に伴いウクライナの穀物輸出が滞っている問題を受け、今月下旬にドイツで開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、日本政府がG7とともにルーマニアを経由する代替輸出ルートの確保に向けた支援を検討していることが分かった。食料危機にひんしている中東・アフリカ諸国への支援も検討しており、成果文書に盛り込む方向で調整している。政府関係者が9日、明らかにした。

>ウクライナは小麦やトウモロコシなどの生産が盛んで、「欧州の穀物庫」と呼ばれる。ウクライナからの輸出は、南部オデッサ港からトルコのボスポラス海峡を通るのが主要ルートだが、ロシアによる海上封鎖や機雷敷設の影響で2000万トン以上の穀物がウクライナ国内に滞留、世界的な穀物不足と価格高騰につながっている。

>ロシアのプーチン大統領はウクライナの輸出円滑化に協力する考えを示すが、対露制裁の解除を条件としているため、欧米諸国は反発。海上封鎖が解除されたとしてもロシア軍が設置した機雷の除去に半年程度かかるとみられ、問題が長期化する可能性がある。

>世界食糧計画(WFP)は「ウクライナの穀物サイロ(貯蔵庫)が満杯だ。同時に、世界中で4400万人が餓死に近づいている」と強い懸念を示す。特に輸入小麦への依存度が高い中東・アフリカ諸国への打撃が大きく、供給不足が長引けば政情不安を引き起こす懸念もある。

>こうした事態を受け、今月下旬のG7サミットでは食料安全保障を主要テーマに設定。ウクライナ国内で破壊された関連インフラの復旧や貯蔵庫増設に向けた支援を打ち出す方向だ。「食料のための人道通行」の実現を提唱し、ロシアにも参加を呼び掛ける方針。

>また、欧州連合(EU)がウクライナ産穀物を鉄道などで隣国のルーマニアに運んで輸出する取り組みを加速させる中、G7としても円滑な輸送を可能にするための支援を行う。ウクライナの鉄道は線路幅がルーマニアなどのEU加盟国と異なるため、国境で車両を替えたり、荷物を積み換えたりする必要がある。

>日本政府は、中東・アフリカ諸国に対し、国連機関などを通じて食料支援を実施することも検討。岸田文雄首相は5月31日の参院予算委員会で「ヨーロッパや現地でのさまざまな取り組みを注視した上で、わが国の貢献の在り方を考えていきたい」と述べている。

<参考=「〈独自〉ウクライナ穀物輸出、G7が代替ルート確保へ 露の封鎖回避」(産経新聞)>
(22/06/09)


【閻魔大王】 2022/06/10 (Fri) 23:38

副題=ウクライナ東部要衝で市街戦激化「兵士毎日200人死亡」(日本経済新聞)

可成りの激戦かと。
ロシア兵の、消耗は、公表されてませんですが。

>ロシア軍が制圧を目指すウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクを巡り、ガイダイ州知事は10日、通信アプリ「テレグラム」で「激しい砲撃にさらされた。激しい市街戦が続いている」と投稿した。ウクライナ政府高官は兵士が「毎日最大200人死亡している」と語り、反攻のため米欧にさらなる武器供与を訴えた。

>英国防省は10日「ロシアはセベロドネツクの大部分を再び支配しているが、包囲の試みはほとんど進展していない」との分析を公表した。ウクライナのゼレンスキー大統領は9日夜のビデオ演説で「最前線の状況は大きな変化はない。セベロドネツクなどロシアが主要な目標としている都市は持ちこたえている」と語った。

>英BBCによるとウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は「ロシア軍との戦闘の最前線で毎日100~200人のウクライナ軍兵士が死亡している」と語った。ロシア軍が核兵器以外のあらゆる兵器を前線に投入しているとして、米欧にさらなる武器供与を訴えた。
死者数を巡ってはゼレンスキー氏がこれまで「1日60~100人」と説明しており、セベロドネツクなどでの戦闘激化で被害が拡大している可能性がある。

>一方、ロシアのタス通信などによると、ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派「ドネツク人民共和国」の裁判所は9日、ウクライナ側で兵士として戦っていた英国人2人とモロッコ人1人に死刑判決を言い渡した。

>ロイター通信によると、ロシアのラブロフ外相は「犯罪はドネツク人民共和国の領土で行われた」と主張した。親ロ派勢力による実効支配を既成事実化しようとしているとみられる。

>英国のトラス外相はツイッターで「(判決を)完全に非難する」と強く反発した。「彼らは戦争捕虜だ。正当性が全くないインチキの判決だ」として解放に手を尽くす考えを示した。英国はウクライナに軍事支援を続けており、ロシアや親ロ派は死刑判決で英国に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。

<参考=「ウクライナ東部要衝で市街戦激化「兵士毎日200人死亡」」(日本経済新聞)>
(22/06/10)


【閻魔大王】 2022/06/11 (Sat) 08:18

副題=なぜウクライナは多連装ロケットシステム(MLRS)を欲しがるのか?(週プレNEWS)


<写真>
ウクライナは米国にMLRSの供与を求めている。バイデン米大統領は当初拒否していたが、一転、48両の供与が決まった(写真/米国防省)



>いまだ終わりの見えないウクライナでの戦闘において、ウクライナ軍はアメリカから供与された155mmM777榴弾砲100門により、ロシア軍を国境付近まで押し戻し始めている。しかしウクライナ軍の苦戦は続き、東部戦線は依然ロシア軍有利の状況が続いている。


>そんな中、ウクライナはアメリカへ多連装ロケットシステム(MLRS)の供与を求めていたが、アメリカに続きイギリスもMLRSを供与すると発表した。

>このMLRSとはどんな兵器なのか? また、ウクライナにおいてどのような役割を果たすのか? 元・陸上自衛隊中央即応集団司令部幕僚長の二見龍元陸将補に解説してもらった。


>「今ロシア軍は東部戦線において、旧ソ連時代からの得意な戦い方に持ち込んでいます。それは『大砲と戦車の量が多い方が勝てる』という重戦力同士の戦いです。

>第2次世界大戦以降の重戦力同士の戦いは、徹底的に空爆と砲兵射撃をしてから戦車部隊を突進させるという方式で行われていました。しかし今回のウクライナ戦争では、両軍共に航空優勢を獲れない状態で、上空にはドローンが飛び交っています。戦場は砲兵が主役の状況になっています。

>ロシア軍はまず『ZSU23』対空戦車でウクライナ軍のドローンを撃墜し、それと同時に大量の火砲を使って攻撃準備射撃、攻撃支援射撃を開始します。その後、戦車部隊を進撃させ敵陣を蹂躙するという、第1次世界大戦的な戦闘の様相を呈しています。

>ロシア砲兵部隊は、長射程ロケット砲をウクライナ軍砲兵の射程外から使い、瞬間制圧力でウクライナ軍砲兵部隊陣地を徹底的に叩きます。さらに、その後方にいる兵站部隊も叩き、大きなダメージを与えています。ナチスドイツ軍が、その発射音から『スターリンのオルガン』と恐れた、世界最初の自走式多連装ロケット砲『カチューシャ』の一斉射撃と同じ戦法です。

>砲撃が終わると、ロシア戦車部隊は前に出ますが、そこをウクライナ軍が対戦車ミサイルで攻撃します。そうなるとロシア戦車部隊は一旦下がり、再び砲兵で砲撃して、また前に出る。その繰り返しなのです」

>ロシア軍が使うのはBM30スメルチなどの自走式のMLRS。BM30は300mmロケット弾を射程90キロで、40秒間に12発撃つことができる。

>「ロシアのMLRSの90キロという長射程が、ウクライナ軍を窮地に追いやっています。ボクシングでリーチが長いボクサーが有利に立つことと理論は同じです」

>前述したように、ウクライナ軍にはアメリカ軍供与の最新155mmM777榴弾砲(最大射程57キロ、命中誤差約2m)が100門ある。

>「今回は、M777の精密誘導弾と情報ネットワークシステムは供与されませんでした。さらに、これを最大射程で撃とうとすれば砲身がすぐに焼けてしまいますから、多くの砲弾を短時間で撃つことができません」

>M777の最速発射速度は毎分5発だが、それで最大射程で30発ほど連射すると、整備をしなければ不具合を起こしてしまうようだ。今、最前線でM777が撃てなくなるのは、ウクライナの危機となる。

>「現在は、射程25キロ程度で、持続射撃で30秒に1発ずつ撃っています。砲兵隊は18門で1個大隊ですから、全5個大隊で戦っています。そして、撃ったら直ちに陣地移動をしないと、ロシア軍のロケット弾が大量に撃ち込まれてしまいます」

>一方、ロシア軍の砲撃射程は90キロだ。

>「ロシア軍は3個大隊の砲兵の火力を並べ、陣地を固定して撃ち続けられます。その火力差はウクライナ軍の6、7倍になります」

>現状のM777だけでは、ウクライナ軍はロシア軍に撃ち負ける。ウクライナ軍が供与を求めたアメリカ陸軍M270MLRSは射程70キロ、12発の誘導ロケット弾を54秒で全弾発射可能だ。

>「即ち、MLRS1基で155mm砲兵隊1個大隊の2/3の射撃を瞬時に行うことができ、さらにけん引式ではなく自走式なので、すぐに移動できます」

>アメリカはウクライナへMLRSを48両供与する予定だが、それは155mmM777榴弾砲576門に匹敵する火力だ。

>「MLRSを撃つには、ウクライナ軍砲兵部隊ならば2週間も訓練すれば可能です。ただし、ターゲティング、通信、再装填、車両整備など全体の運用は、民間人と称する私服の技術指導員が行うはずです」

>それは、元アメリカ陸軍砲兵のベテランだ。

>「私だったら、MLRS部隊を訓練のために散発的な戦闘が行われている地域へ投入します。今ならば、ロシア軍部隊が損耗しており補充の無い南部ヘルソン辺りに投入し、長射程で撃つ練習をさせます。腕を上げれば、徐々に激戦区の東部戦線に投入していきます」

>東部戦線のロシア軍ロケット砲部隊は固定陣地だ。そこにウクライナ軍のMLRSが導入されれば、戦況は一気に動くかもしれない。

<参考=「なぜウクライナは多連装ロケットシステム(MLRS)を欲しがるのか?」(週プレNEWS)>
(22/06/10)


【閻魔大王】 2022/06/11 (Sat) 23:03

副題=ロシアの火砲15基に対し1基しか…」ウクライナ、重火器不足し東部で劣勢(読売新聞)

<参考=「NO.332 <ロシアvsウクライナ>侵攻の影響考。」寄稿閻魔大王 2022/03/01 (Tue) 23:55
<図>
兵力比較


元々が、概ねの、10倍、違うです。
ロシアは軍事大国故、えらそな顔してるです。顔だけでなく、口にし、行動してるです。

諸般、ウクライナ侵攻で、ロシア軍の苦戦は、言われてるですが。理由、ウクライナ軍の、士気の高さと、ロシア軍の低さの違い。

それでも、10倍の兵力、武力では、長期戦になれば、なるの程に、ウクライナは辛いです。


>ウクライナに侵攻しているロシア軍が全域制圧に向けて戦力を集中的に投入している東部ドンバス地方(ルハンスク、ドネツク両州)で、ウクライナ軍は重火器の不足から劣勢に立たされている模様だ。ロイター通信によると、ウクライナの大統領府顧問は、開戦以降のウクライナ軍の戦死者が1万人を超えたと認めた。

>ウクライナ国防省情報総局の幹部は、英紙ガーディアンが10日に報じたインタビューで、ドンバス地方の戦闘が「砲撃戦になっている」と分析し、「ロシアの火砲10~15基に対し、ウクライナは1基しかない」と劣勢を認めた。「すべては米欧が提供してくれるものにかかっている」とも語った。

>最大の激戦地ルハンスク州の要衝セベロドネツクの状況に関し、州知事は11日、SNSで抗戦継続を強調した。ただ、タス通信によると、露軍の後押しを受ける地元の親露派武装集団トップは11日、ウクライナ軍を化学工業地帯に追い込んだと主張した。一角にある化学工場の地下シェルターには住民約1000人が避難しているとされ、親露派側は退避に向けた協議が始まったとしている。

>ウクライナ大統領府は10日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が首都キーウ(キエフ)で英国のベン・ウォレス国防相と会談し、重火器を含む武器供与を加速するよう改めて要請したと発表した。

<参考=「「ロシアの火砲15基に対し1基しか…」ウクライナ、重火器不足し東部で劣勢」(読売新聞)>
(22/06/11)


【閻魔大王】 2022/06/11 (Sat) 23:39

副題=セベロドネツクの制圧 ロシアが目標日を延期か(テレビ朝日)

>ロシア軍との激しい攻防が続くウクライナ東部のセベロドネツクについて、地元当局はウクライナ軍の徹底抗戦を受け、ロシア軍が制圧の目標日を延期させたという見解を示しました。

>ルハンシク州のハイダイ知事は10日、激しい市街戦が続くセベロドネツクについて「ロシア軍は22日までの制圧を目指すことに変更した」と述べました。

>知事はロシア軍は当初、10日までの制圧を目指していたものの、ウクライナ軍は徹底抗戦を続け健闘していると強調しました。

>一方、ウクライナ軍は10日、ロシア軍が黒海に新たに潜水艦1隻を配備し、巡航ミサイル40発が発射できる状態にあると明らかにしました。

>ロシア軍が黒海の北西部を封鎖し、攻撃の恐れが高まっているとして、国民に警戒を呼び掛けています。

<参考=「セベロドネツクの制圧 ロシアが目標日を延期か」(テレビ朝日)>
(22/06/11)


【閻魔大王】 2022/06/12 (Sun) 21:42

副題=ウクライナ国防省「ロシアはあと1年戦争継続できる」(日本経済新聞)

ロシアと、するよりは、プーチン君が、の話で、国内で、又、自身に、何も無いなら、1年は戦争継続出来ると、思うですが。
1年もと、なれば、消耗戦故、ウクライナは保つのかと。

第二次世界大戦では、物量に勝るの、米軍には、精神力だけの日本国では、勝てませんでしたです。

ウクライナに対しては、世界各国が、支援してるですが。兵士以外について、でして。
且つは、ロシア本土には、攻撃すなと、奇妙なる、屁理屈申してるですが。米国大統領バイデン君が。

要は、ウクライナの国土に限定戦争では、時間と共にの、ウクライナは、焦土と、化すです。


>ウクライナ国防省は10日、ロシアは経済的にあと1年は戦争を継続できるとの見方を明らかにした。欧米諸国は制裁でロシアの侵攻継続を難しくする狙いだが、プーチン大統領の判断に影響を及ぼすまでには時間がかかると推測した。

>SNS(交流サイト)で表明した。ロシア軍は精度の低い巡航ミサイルを使うなど消耗の大きさを示す兆候もあるが、東部の制圧に向けて勢いを緩めていない。ロシア国内では制裁の影響で住宅ローンの利用件数や自動車販売台数が減少する一方、インフレには一服感がある。

>ウクライナ国防省幹部は「ロシア軍はウクライナ軍に比べて10~15倍の数の大砲を持っている。(今後の戦況は)欧米諸国がどれだけ武器を供与するかにかかっている」と述べた。東部ではロシア軍が規模で圧倒しており、ウクライナ軍は劣勢に立たされているとみられる。

>フランス大統領府は10日、ウクライナの穀物輸出をロシアが妨げていることに対し、黒海を経由した輸出に協力する用意があると表明した。ウクライナは、現状のままでは世界に食料危機を引き起こすとして、国連にも調整を依頼している。英国なども海軍の派遣を検討している。

>ただロシアは穀物輸出を認める代わりに対ロ制裁を解除させようとしており、輸出の見通しは立っていない。陸路での輸出は年単位の時間がかかるため、現実的ではないとされる。

>ロシアは10日、国連世界観光機関(UNWTO)からの脱退を正式に決めた。欧州メディアが伝えた。UNWTOは4月、ロシアが「経済発展、国際理解、平和に貢献しながら観光を促進、発展させる」と定めた規則に違反したとして、加盟資格を停止していた。国際会議やスポーツの世界大会からも排除されるなど、ロシアの孤立が進んでいる。

<参考=「ウクライナ国防省「ロシアはあと1年戦争継続できる」」(日本経済新聞)>
(22/06/11)


【閻魔大王】 2022/06/13 (Mon) 00:04

副題=ドイツ ウクライナ軍事支援、口先だけ? 「大型兵器届かず」と大使が不満(産経新聞)

以前より、ドイツも、兵器供与発表してるのに、ウクライナ政府は、ドイツは、非協力であると、非難してたです。
何故かと、思てたですが、言うだけで、実行されずが、原因かと。

>ドイツがウクライナに供与を約束した大型兵器が現地に届いていないとして、ウクライナ側が強い不満を示している。

>ウクライナのメルニク駐独大使は10日、民放ラジオのインタビューで、ドイツからの軍事支援について、「ミサイル発射装置、榴弾砲、歩兵戦闘車や戦車といった大型兵器は、ウクライナ側に全く引き渡されていない」と述べた。現地に届いたのは、携帯式の防空ミサイルや地雷、機関銃などだけだと明かし、「ドイツでは政治家の発言と、実際の行動には大きな格差がある」と批判した。

>ドイツは4月末、ウクライナへの軍事支援としてゲパルト自走砲50台の供与を決定。その後、自走榴弾砲「パンツァーハウビッツェ2000」7台の供与も発表した。しかし、独紙ウェルトは、5月末までにドイツからウクライナに武器が届いたのは2度で、いずれも対戦車地雷などの小型兵器だったと報じており、引き渡しの遅れがドイツ国内でも問題になっている。

<参考=「ドイツ ウクライナ軍事支援、口先だけ? 「大型兵器届かず」と大使が不満」(産経新聞)>
(22/06/12)


【閻魔大王】 2022/06/13 (Mon) 08:29

副題=露軍、東部要衝を徐々に掌握 英国防省分析(産経新聞)


>英国防省は12日、ロシア軍がウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクとその周辺を徐々に掌握しているとの戦況分析を明らかにした。

>ロシア軍は戦闘部隊の増派を模索し続けており、ここ数週間で複数の部隊から配備する準備を始めたようだと指摘した。(共同)

<参考=「露軍、東部要衝を徐々に掌握 英国防省分析」(産経新聞)>
(22/06/12)


【閻魔大王】 2022/06/13 (Mon) 18:49

副題=「ドイツはプーチンの戦争の“共犯者”である」エネルギーの“ロシア依存”をやめなかったメルケルの大失敗(文春)


<写真>
ドイツが直面した「ロシア頼み」のエネルギー問題 ©getty



>長年、ロシアとの協調を進めることでエネルギー問題を解決してきたドイツ。しかしウクライナ侵攻以降、この状況がドイツを窮地に追いやっている。

>なぜドイツは国際社会で「プーチンの共犯者」とまで批難されるようになったのか? ジャーナリストの船橋洋一氏の新刊『 国民安全保障国家論 』より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/ 前編 を読む)<省略>


>「ロシアからの化石燃料の輸入を止めていただきたい」
>2022年3月上旬。オンラインで開かれたG7エネルギー担当相会議に出席したウクライナのゲルマン・ガルシェンコ・エネルギー担当相は「世界は毎日、10億ドルのガス代金を私の国で人殺しをしている国の指導者に支払っているのです」と述べた後、懇請した。


>「ぜひ、ロシアからの化石燃料の輸入を止めていただきたい」
>一瞬の沈黙が流れた後、ドイツのロベルト・ハーベック副首相・経済・気候保護担当相が答えた。

>「私たちは、ロシアにエネルギーをこうまで依存してしまった。歴史的過ちだった。ただ、いま、これを言うのは胸が張り裂ける思いだが、ロシアからのエネルギーの輸入をいま、ここでストップすることはできない」

>苦渋に満ちた表情だった。ウクライナのゼレンスキー大統領は、その後、ドイツの連邦議会(ブンデスターク)でのビデオ演説で「ロシアに支払ったガス代金がこの戦争を賄っている」と言い、ドイツとロシアの二つ目の天然ガスパイプラインである「ノルド・ストリーム2」の放棄を訴えた。

>ウクライナを代表する気候変動学者のスヴィトラナ・クラコブスカは「(欧州は)化石燃料をロシアに依存してしまい、自由を奪われてしまった。この戦争は化石燃料戦争なのだ。ロシアの化石燃料に依存し続けるということはわれわれの文明を破壊することになる」と述べている。

>ロシアは輸出の47.5%を原油・石油製品と天然ガスで稼ぐ(石油22.5%、ガス14.7%、石油製品10.3%)。予算の40%、GDPの28%が化石燃料からの収入である。

>ロシアからエネルギーを最も多く買っているのは中国と欧州である。なかでも、欧州のロシアへの天然ガス依存度は、フィンランド(100%)、スロバキア(86%)、ブルガリア(80%)、オーストリア(80%)、スロベニア(80%)、ハンガリー(78%)、ドイツ(55%)、ポーランド(46%)、イタリア(39%)などの順で高い。ドイツの場合、石油と石炭のロシア依存度(輸入量における割合)はそれぞれ34%、45%である。

>ここにはウクライナは入っていない。ウクライナは2015年以降、ロシアからガスの輸入を完全に停止した。「マイダン革命」の後の2014年~2015年、ロシアがウクライナに対するガス供給を止めようとしたことが決定的だった。チェルノブイリ原発事故を経験したにもかかわらず、ロシアへのガス依存を減らすその一念で原発を推進してきた。発電量に占める原発比率は2020年には51%に上昇している(1990年は25%)。欧州ではフランス、スロバキアに次いで原発比率が高い。

>「ロシアのガス輸入停止」に抵抗する産業界
>ドイツは、ハーベック副首相が述べたようにロシアからのエネルギー輸入をストップすることはできない。ロシアからのガス輸入停止に関しては産業界を中心に抵抗が強い。ブチャの虐殺後の対ロ経済制裁強化の際もドイツはガス輸入に関しては思い切った決断ができない。これに対してはウクライナだけでなくバルト・東欧諸国からも厳しい批判が浴びせられている。

>ノーベル経済学者のポール・クルーグマンは「今回、(ガス輸入禁止で)ドイツが経験するほどほどの犠牲へのためらいとドイツが10年前の債務危機に当たってギリシャはじめ南欧の国々に要求した財政緊縮の無慈悲な犠牲の要求」を比べてみるがいい、と述べた上で、「経済政策を道徳のドラマにしたがるドイツのあの有名な情熱は他国に対してのみ適用されるもののようだ」と皮肉っている。

>ロシアのガスを遮断しない限りドイツはプーチンの戦争の「共犯者」であり、「恥ずかしいことに、侵略に対抗する民主主義国の対応の最も弱い環であり続けるだろう」と批判している。

>2014年のロシアのクリミア併合の際、オバマ政権はロシアへの経済制裁を主導したが、ドイツをはじめ欧州諸国はエネルギー供給への跳ね返りを恐れ、足並みはそろわなかった。「ノルド・ストリーム2」の建設はすでに始まっていた。しかし、トランプ政権はオバマ政権よりドイツに厳しく接した。「ノルド・ストリーム2」を運営する事業会社に対する制裁を課した。

>トランプ米大統領は「ことエネルギーについていえば、ドイツはロシアからしこたまもらっているので、ロシアの虜になっているようなものだ」とメルケルをなじった。メルケルは「ドイツにはドイツの政策があり、我々のことは我々が決める」と一蹴したいきさつがある。

>今回も、ドイツとイタリアはロシア最大の銀行であり、ロシア産エネルギー代金決済との関わりの深いズベルバンクのSWIFT排除には最後まで慎重だった。

>脱原発が「ロシア依存」を増大させた
>ドイツは福島原発事故の後、脱原発を進めたことがガスのロシア依存度の増大をもたらしたが、ロシアへの依存度の高さは長年にわたって政策として進めてきた「選択」でもあった。ロシアとの間の5000キロに及ぶ石油パイプラインが敷かれたのは1964年である。ドイツがソ連からガスの輸入を始めたのは1973年の石油危機の時である。それは70年代初頭にウィリー・ブラントSPD政権が、冷戦下の米ソ緊張緩和の動きに呼応して始めたソ連圏に対する「接近による変化」の東方政策(オストポリティーク)の一環でもあった。

>ドイツのロシア(および東独・東欧)政策は「経済相互依存は両国及び欧州の平和をもたらす」との前提(というより信念)に基づいていた。ロシアとドイツを1200キロの海底ガスパイプラインでつなぐ「ノルド・ストリーム」はその物理的象徴でもあった。

>2005年、シュレーダーSPD政権はロシアとの間で「ノルド・ストリーム1」建設の協定に署名した。ロシアはオレンジ革命の後、EUとNATOへの加盟を掲げて登場してきたユシチェンコ政権との間でガスをめぐる紛争が多発、ウクライナを外し欧州にガスを送るパイプラインの建設を進めようとしていた。

>ドイツはロシアとの間で紛争を抱えるウクライナの地政学的リスクを回避したかった。双方の“ウクライナ処分”の利害関心が重なったのである。ロシアは翌2006年1月、ウクライナ経由のガスパイプラインを3日間、止めた。

>2011年9月、プーチン首相(当時)はロシア北西部のウスチ・ルガで「ノルド・ストリーム2」の運転開始ボタンを押した。同年11月、メルケル首相はメドベージェフ・ロシア大統領などを招き、ドイツ北東部ルビミンで行った完成式典でこのパイプラインは「欧州とロシアの信頼あるパートナーシップの基礎となる」と宣言した。


>しかし、東欧諸国からはドイツのこのような“頭越し”の対ロ傾斜に批判的な声が上がった。ポーランドの国防相は、ノルド・ストリームはウクライナ系住民の住むポーランドを独ソが分割・処分した独ソ不可侵条約の再来だ、として非難した。

>ドイツは今回、この「ノルド・ストリーム2」の「承認手続き」を停止したが、廃棄することを決めたわけではない。東欧諸国の中からドイツに対する反発の声が改めて上がっている。


>「メルケル重商主義」への批判
>ロシアのウクライナ侵略の1カ月ほど前、英フィナンシャル・タイムズ紙のコラムニスト、エドワード・ルースは、ドイツのこうした「ロシアに対する贖罪の気持ちがないまぜになった商売優先という“メルカンティリズム”が、欧州の安定に役立つのか否かが問われている」と論評した。mercantilismならぬMerkantilism、つまり“メルケル(Merkel)重商主義”だという批判である。

>ドイツのグローバル企業、BASFのミハイル・ハインツ社長は「安価なロシアのエネルギーがドイツの産業競争力の基盤であり続けてきた」と述べたが、ドイツは今後、その基盤を失うことになるだろう。

>ロシアからのエネルギーの輸入と中国への自動車の輸出の二つは、ドイツの産業競争力を支える二本柱だったが、それぞれの依存度の高さが今、ドイツの最大のアキレス腱になりつつある。

>船橋 洋一/ノンフィクション出版

<参考=「「ドイツはプーチンの戦争の“共犯者”である」エネルギーの“ロシア依存”をやめなかったメルケルの大失敗」(文春)>
(22/06/13)


【閻魔大王】 2022/06/14 (Tue) 08:29

副題=ロシアの化石燃料輸出、ウクライナ侵攻後100日間で13兆円(AFP)

主たる輸入国
=中国、ドイツ、イタリア


>ロシアはウクライナ侵攻開始からの100日間で、化石燃料の輸出により930億ユーロ(約13兆1300億円)の収入を得たとする調査結果を、フィンランドの独立系研究機関エネルギー・クリーンエア研究センター(CREA)が13日公表した。うち61%、約570億ユーロ(約8兆400億円)相当は欧州連合(EU)向けだった。

>報告書によると、ロシア産燃料の最大の輸入国は中国で、金額では126億ユーロ(約1兆7800億円)。次いでドイツの121億ユーロ(約1兆7100億円)、イタリアの78億ユーロ(約1兆1000億円)となっている。

>品目別では原油が460億ユーロ(約6兆4900億円)で最も多く、パイプライン経由の天然ガス、石油製品、液化天然ガス(LNG)、石炭と続いている。

>ウクライナ侵攻を受けてロシア産燃料を敬遠する動きが各国・企業に広がり、輸出量は5月に激減したにもかかわらず、世界的な化石燃料価格の高騰を受けて輸出収入は過去最高を記録。CREAによれば、ロシアからの平均輸出価格は前年比で約60%上昇している。

>CREAはまた、中国、インド、アラブ首長国連邦(UAE)、フランスなど一部の国はロシアからの輸入量を増やしたと指摘。特にフランスは世界最大のロシア産LNGの輸入国となっており、ほとんどが長期契約ではなくスポット契約に基づく購入であることから、侵攻後も意図的にロシア産エネルギーへの依存を選択していると分析している。

>EU全体では、今月初めにロシアからの石油輸入の大半を禁止することで合意。天然ガスの輸入も年内に3分の2削減することを目指しているが、現時点では全面禁輸案は検討されていない。(c)AFP

<参考=「ロシアの化石燃料輸出、ウクライナ侵攻後100日間で13兆円」(AFP)>
(22/06/13)


<参考=NO.373 続19<ロシアのウクライナ侵攻>武器は届き出したが、全てに、数で勝るロシア軍<!>
(22/06/14)


NO.372 続2<ウクライナ侵攻>ロシア軍戦車の欠陥<?>/「自動装填装置」とは<?>(乗りものニュース)<起稿 閻魔大王>(22/06/12)


【閻魔大王】 2022/06/12 (Sun) 12:54

<参考=NO.366 続<ウクライナ侵攻>ロシア軍戦車/まるで「ビックリ箱」/設計上大欠陥<!>
(22/05/19)


<写真1>
1983年の十月革命記念パレードに参加するT-72戦車。



<写真2>
電子機器が並ぶ、フランスの「ルクレール戦車」砲手席。(乗りものニュース)



<写真3>
T-72戦車の車内配置。(1)操縦手(2)車長(3)砲手(4)自動装填装置の弾薬庫。(乗りものニュース)



>自動装填装置はロシア戦車の欠陥なのか

>2022年2月に始まった、ロシアによるウクライナ侵攻開始から3か月が経過しました。戦況以外にも様々な事柄が報道されていますが、その中に、損害が増えているといわれているロシア戦車の欠陥を指摘するものも見受けます。回転式砲塔の内部に多数の弾薬を搭載する「カルーセル式」と呼ばれる自動装填装置がその欠陥である、という内容ですが、そもそも「自動装填装置」とはどういったものなのでしょうか。

>自動装填装置とは、その文字で想像のつく通り、砲弾を人力以外の動力で装填する装置のことです。元々、戦車特有の装置ではなく、艦船の方が先に装備していました。

>なぜ戦車に採用されるようになったのかというと、まず人員削減という狙いがありました。同装置の登場以前、戦車は一般的に車長、砲手、操縦手、装填手の4人乗りでしたが、装填手が必要なくなり、3人乗りにすることができます。

>もうひとつの目的として、大口径化が進み、大型かつ重量も増大していた戦車砲の砲弾を、人力で装填する困難さを軽減し、装填速度を上げるという狙いもありました。実は第2次世界大戦中から、戦車砲弾の大型化は著しいものがあったのです。

>このような理由から、自動装填装置の試作が各国で試みられていました。本格的な導入は、旧東側ですと1960年代にソビエト連邦が開発したT-64戦車からで、西側では1980年代から1990年代に登場した第3世代主力戦車から装備されるようになります。日本の自衛隊では90式戦車がそれにあたります。

>ソ連式と西側の自動装填装置には構造的な違いがあり、ソ連式は砲塔下部(砲塔が車体に収まっている部分)にある円形の弾薬庫が回転しながら砲弾を供給する「カルーセル式」、西側のものは砲塔上部後方の「バスル」に収納している砲弾を、ベルトコンベヤーなどを利用して装填する方式となっています。


>自動装填装置 実は便利なことばかりではなく欠点も

>とはいっても、西側の戦車は2022年現在でも、すべての国の主力戦車が自動装填装置を採用しているわけではなく、自衛隊の90式戦車、10式戦車のほか、フランスの「ルクレール」、韓国のK2など一部の国に見られるだけです。なぜそうなっているかというと、自動装填装置はメリットばかりではないからです。

>まず、自動装填装置を備える車両は、備えないものに比べ携行弾数が少なくなる傾向にあります。自動装填装置のないイギリスの「チャレンジャー2」戦車の携行数は49発、10式戦車は、小型なこともありますが、40発程度といわれています。

>しかし、そもそも砲の大型化の影響で、以前の世代の戦車より、現在の戦車の携行弾数は減少傾向にあるので、この傾向に関し自動装填装置の有無の影響は限定的なものかもしれません。

>次に、携行弾数以上に大きな問題として、乗員をひとり減らすということそのものにデメリットがあります。

>戦車の乗員は、戦闘だけをするわけではありません。移動中の簡易的な整備、点検は自身たちでしなければならず、そして2022年現在は動力系や火器、弾薬のチェック以外に、射撃などを支援するコンピューター類の点検など、その手間も増えています。

>さらに、停車中のカモフラージュや陣地の構築も乗員の仕事です。一時的なカモフラージュならちょっと大変くらいで済むかもしれませんが、長期間滞在する陣地の構築となると、場合によっては戦車が収まるような大きな穴を掘る必要性も出てきます。この際、人手がひとり減るというのは結構な問題です。

>戦闘中についても、仮にひとりが負傷したとして、乗員が3人と4人とではかかってくる負担が大きく異なります。そのためイスラエル軍のように戦訓として「戦車が生き残るには最低4人の乗員が必要」と考える国もあり、あえて自動装填装置を採用していない国もあるのです。


>「ビックリ箱」は自動装填装置の欠陥ではなく運用法の問題か

>さて、冒頭でふれたように最近のニュースでは、ロシア戦車の自動装填装置の脆弱性が指摘されています。砲塔内部に多数の弾薬を円形搭載するため、「ジャベリン」など対戦車兵器のミサイルや砲弾が当たるとすぐに誘爆してビックリ箱のように吹き飛ぶというものです。

>ニュースの報じ方のせいで、普通に聞き流すと、被弾率の高い砲塔上部(砲塔が車体から露出している部分)に円形に弾薬が搭載されているような勘違いをしてしまいますが、前記したように、実はロシア戦車は弾薬を被弾率の低い砲塔下部、車両全体でいうと車体底部に設けています。

>対して西側戦車のベルトコンベア式の自動装填装置は、被弾率の高い砲塔上部の後方に弾薬庫を設けており、自動装填装置を持たない車両に関しても、同じく砲塔上部後方に弾薬庫を設けている車両がほとんどです。そのため、このタイプの砲塔は弾薬庫が被弾した場合、砲塔上部のパネルが吹き飛んで爆発のエネルギーを上に逃し乗員を守る「ブローオフパネル」が設けられた構造になっています。

>なお、乗員の安全確保を考えるイスラエル軍では、「被弾率の高い砲塔に砲弾を置かない」という方針から、主力戦車の「メルカバ Mk 4」では、車体後部ロータリーマガジンから供給された砲弾を、装填手が装填するという半自動装填式となっています。しかも、仮に誘爆した場合も損害を最小限にしようと、操舵室と戦闘室も分かれているという徹底ぶりです。

>ただ、巧妙に待ち伏せした状態の携行対戦車火器に戦車が弱いのは、第1次世界大戦に戦車が登場し、結束手榴弾で対抗した時代から共通していることなので、特段ロシア戦車の自動装填装置が脆弱というわけではないでしょう。むしろ運用面での問題の方が大きく、西側戦車もロシア戦車と同じ条件ならば、危険性は変わらないかもしれません。

>斎藤雅道(ライター/編集者)

<参考=「ロシア戦車の欠陥? 実は評価の割れる「自動装填装置」 そもそもどういうものなのか」(乗りものニュース)>
(22/06/12)